132 / 140
7章
5話 情報収集しましょう
しおりを挟む中はイチニよりも小さめか。カウンター2つと買取用の広めで高さの低いカウンターが一つ。
夕方なのでポツポツと帰ってきた冒険者が依頼達成の手続きをしているようだ。
二組並んでいるカウンターの列の後ろにつく。
「冒険者ギルドホマ支部、バウトンです。見かけない顔ですね、こちらは初めてですか」
自分のギルドカードを渡して職員に話しかける。
「ええ、エオカからきました。砂漠地帯に行きたいので何か情報いただけませんか」
職員がギルドカードを返してきたので受け取る。
「ワンサウ砂漠ですか、でしたら二階の資料室に簡単な地図がありますよ。他にも出現モンスターの資料も。閲覧はお一人100メルですが今からご利用されますか?」
宿をとって夕食にしたいから明日ゆっくり見て回るか。振り向いてウリュ君たちに確認する。
「明日にしようか」
「うん、今日は時間がちゅくないでちゅ」
「オレ、腹減った」
「明日改めて出直します」
職員に礼を言って冒険者ギルドをでて、隣の商業ギルドへ行った。
「宿は商業ギルドでオススメ教えてもらおうか」
扉を開けると小さなエントランスに小さな受付があり職員の男性が1人。
「ようこそ。商業ギルド、ホマ支部へ。どういったご用ですか」
今度は商業ギルドカードを受付の男性に渡す。
「エオカからきました。砂漠地帯を経由して北方連合国に向かおうと思っているのですが、この辺りも砂漠地帯も初めてなので何か情報があれば教えていただきたいのですが」
「資料の閲覧は所長の許可がいるのですが、あいにく所長は今鉱山の方に買取契約の件で出払っていまして」
タイミング悪く留守でした。それじゃあやっぱり明日冒険者ギルドの方で資料室を探すか。
「わかりました、ありがとうございます。ところでこの村で大型従魔の厩舎のあるおすすめ宿ってありますか?」
「大型従魔の厩舎なら商業ギルドが空いてますよ。エルドール商会さんは3級ですから宿も割引料金で宿舎をご利用できますが」
「シルバーウルフの子供は部屋に連れて入っても構いませんか?」
アレクス君がミニミニアを抱き上げてみせる。檻はごめんだ。
「床を粗相で汚さなければ…「ミニアはそんなことしねーよ」…なら構いません。個室、二人部屋、四人部屋がありますが」
「じゃあ4人部屋を1泊で、グリフォンの厩舎もお願いします」
「しばらくお待ちを」
職員はベルのようなものをチリチリンと鳴らした。
すると後ろのドアから男の子が出てきて職員は何かを伝える。
「彼が厩舎に案内します」
私たちは少年について一旦外に出た。
「うわー、本当にグリフォンだ。いろんな従魔見たけどグリフォンは初めてだ」
表につないでいたレイディを見て少年は感嘆の声をあげる。
「こっち、ついてきて」
そう言って建物をぐるりと回り込む。ギルド長屋の横に結構大きい厩舎があった。
中にマウンテンバッファローが2頭ほどいた。少し離れたところに少年は私達を案内する。
「ちょっと離した方がいいでしょ、ここ使って。餌はどうする、別料金で餌とか毛繕いとかできるけど」
「それはいいわ」
「そっか」
ちょっと残念そうな少年。もしかして毛繕いとかは彼の手間賃なのかな。インベントリから角熊の肉を取り出し少年に渡す。
「これを夕と明日の朝に半分づつあげてくれる?それとお水も。これは手間賃」
そう言って小銀貨を1枚渡す。
「えっ、こんなにいいの?」
「この子はレイディってゆうの、お願いね。レイディいい子にしててね」
『あたち、オネーさんなのヨ、いい子なのヨ』
「じゃあよろしくね」
「うん、任せて」
そして少年を残し商業ギルドに戻る。後ろから「短い間だだけどよろしくな、レイディ」「Gyua!」っと聞こえてきた。
戻ると別の少年が待っていた。3階の4人部屋に案内され鍵を渡される。
「トイレは一階、受けつけカウンターの横の廊下の突き当たりです。そこを右に曲がった先のドアを出れば洗い場に井戸があります。洗い場は自由に使ってください。食事は出せませんが洗い場の左にキッチンがあるので使うなら受付のものにお金を払ってください」
そう説明すると少年は去っていった。部屋は壁に作り付けの小さなクローゼットが二つとベッドが4台あり、他のスペースはほとんどない。
「ちぇまいでちゅね」
「んーベッド一台片付けよう、帰るときに戻せばいいし」
備え付けのベッドを一つインベントリにしまい、代わりにテーブルセットを出す。食事は作り置きのものでいいか。
「ご飯食べたら洗い場観に行こう。狭くて風呂桶出せないならテーブル片付けて出せばいいしね」
洗い場は風呂桶が出せそうになかったので、さらにベッドを一つインベントリに収納してスペース作りました。
排水設備がないので入浴後のお湯を凍らせてインベントリに収納です。砂漠に行ったときにでも捨てよう。
床が多少濡れたって魔法でどうとでもなるし。
順番にお風呂に入っている間にウリュ君はお勉強、アレクス君は《魔力操作》の訓練です。
私はちょっと確認したいことがあった。最近魔物倒しまくっているので色々レベルアップしている気がする。
そんな訳で自分を《鑑定》してみました。
以前ウリュ君を鑑定したときよく解らない説明文でしたが今回鑑定具と同じようにできましたよ。
HP:★★★★★★★★★★
MP:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SP:★★★★★★★★★★★★
筋力:★★★★★★
魔力:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
体力:★★★★★★★★★★★
知力:★★★★★★★★★★★★★★★
敏捷:★★★★★★★
抵抗:★★★★★★
幸運:★★★★★★★★
職業ジョブ
貴族令嬢 Lv.MAX 王妃(仮) Lv.★★★★★
剣士 Lv.★★★★★★ 騎士 Lv.★★
拳士 Lv.★★ 戦士 Lv.★★
槍士 Lv.★★★★★★★★
弓士 Lv.★★★★★★ 狩人 Lv.★★★★★
シーフ Lv.★★★ レンジャーLv.★★★
獣使い Lv.★★★★★★★ 召喚師 Lv.★★★★★★
魔術師 Lv.MAX 魔導師 Lv.★★★★★★★★
薬師 Lv.MAX 魔法薬師 Lv.★★★★★
治療師 Lv.★★★★★★
錬金術師 Lv.★★★★★★ 魔導技師 Lv.★★
付与術師 Lv.★★★★★ 鑑定師 Lv.★★★★
釣り師 Lv.★★★★ 料理人 Lv.★★★★★★★★
お針子 Lv.★★★ 機織師 Lv.★★★
細工師 Lv.★
行商人 Lv.★★★
魔法属性(上位属性):全属性
光:Lv.MAX(回復:Lv.★★★★★★★)
闇:Lv.MAX( 時 :Lv.★★★★★★★★★)
風:Lv.MAX(空間:Lv.★★★★★★★★★)
火:Lv.MAX( 炎 :Lv.★★★★★★)
水:Lv.MAX( 氷 :Lv.★★★★★★★)
土:Lv.MAX( 木 :Lv.★★★★★)
雷:Lv.MAX(重力:Lv.★★★★)
加護
$#?`@*<
!=¥*>
&%#?&
はい、色々上がってます。鑑定士の上昇がやっぱりこの鑑定ができるようになったってことかな。
そして加護がやっぱりバグってます。
0
あなたにおすすめの小説
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したけど何もしなかったらヒロインがイジメを自演し始めたのでお望み通りにしてあげました。魔法で(°∀°)
ラララキヲ
ファンタジー
乙女ゲームのラスボスになって死ぬ悪役令嬢に転生したけれど、中身が転生者な時点で既に乙女ゲームは破綻していると思うの。だからわたくしはわたくしのままに生きるわ。
……それなのにヒロインさんがイジメを自演し始めた。ゲームのストーリーを展開したいと言う事はヒロインさんはわたくしが死ぬ事をお望みね?なら、わたくしも戦いますわ。
でも、わたくしも暇じゃないので魔法でね。
ヒロイン「私はホラー映画の主人公か?!」
『見えない何か』に襲われるヒロインは────
※作中『イジメ』という表現が出てきますがこの作品はイジメを肯定するものではありません※
※作中、『イジメ』は、していません。生死をかけた戦いです※
◇テンプレ乙女ゲーム舞台転生。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げてます。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
悪役令息の継母に転生したからには、息子を悪役になんてさせません!
水都(みなと)
ファンタジー
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。
ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。
しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。
★ファンタジー小説大賞エントリー中です。
※完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる