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7章
9話 戦術というほどのものでもないですが
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リア多忙で更新遅れました。m(_ _)m
いつもと違う時間に更新です。
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案内のセイルさんの後をギルマスを先頭に【ドーナの疾風】はクリフリンディアを連れ、私達もレイディとミニアを連れて坑道に入る。
主道は運搬用トロッコのレールが引かれてていてかなり広い。高さ3メートル、幅5メートルはある。壁には魔道具の明かりが点々と灯されそれなりに明るいが、前を行くロンディさんが《ライト》の魔法で進行方向を照らし出す。
ダンジョンではないのでトラップの心配もせず10分も進むと第1採掘場に出る。
ここから第2と第3に続く主道がに分かれるが私達はそのまま第3に向かう。
鉱夫達は一旦退避して誰もいない鉱山は廃墟のようだ。
主道を進むと先が右にカーブして入る為第3掘削場が見えない。だが、ガシン、ガシンと岩をぶつけ合うような音が響いてきた。
第3掘削場が覗ける位置にきた時々、ギルマスが私達に下がるように合図をする。
セイルさんは一番後ろに下がらせた。
ギルマスが壁に身を沿わせて覗き込む。
「ストーンゴーレムが3、4、見えるだけでも6体はいる。だが動いてねえ。この音は……奥の壁を殴ってる奴がいる。ありゃジャイアントストーンゴーレムか……」
「ジャイアント…単体でBランクじゃあないの」
ギルマスの言葉にケイケイさんが呟くように言った。
「正確には12体のストーンゴーレムと1体のジャイアントストーンゴーレムですね。ジャイアントは第4採掘場に戻ろうとしてるんじゃないですかね、でもますます通路を崩しているだけみたいですけど」
私の 《領域検索》&《地形探索》も随分範囲が拡大したなあ、なんて思いながら《サーチ》の結果を公表する。鑑定師のレベルが上がりそこにいるモンスターの種族なんかも識別できます。
アレクス君とウリュ君以外が一斉に私の方を向く。
「……判るのか」
訝しげに訊いてくるギルマス。
「一応鑑定師のジョブも持ってますし複合《サーチ》で大体は。あ、距離的に第3採掘場が限度ですよ、その向こうの第4とかは届きませんから」
立てこもり中の方々の様子まではわからないと釘刺しておく。
「そうか、一旦引き返しすか、後発隊を待つか」
「そうですね、この人数で相手は無理です、特にジャイアントは…」
ギルマスとカードさんが話し合う。袖をツンツンと惹かれ振り向くとアレクス君だった。
「ジャイアントストーンゴーレムとジャイアントシルバーゴーレムってどっちが強い?」
「シルバーの方だね。ストーンゴーレムには魔法が効くから。と言っても石だから硬いし痛覚ないから気持ち程度だけど」
「だったら同じ方法で倒ちぇまちゅ?」
「できると思うけど、セイルさん、第3採掘場の下って何かあります?」
後ろで控えていたセインさんに構造について質問する。
「第3採掘場の下は硬い岩盤があって掘り進めていない。何もないな」
「う~ん、ならできないこともないか」
「お前ら、何の話をしてる」
私達の会話にギルマスが割り込んできた。
「ジャイアントちゅトーンゴーレムを倒ちゅ方法でちゅ」
「ジャイアントシルバーゴーレムを殺った方法使えないかなぁって」
「「「「「「「ジャイアントシルバーゴーレムを殺ったぁ?」」」」」」」
全員声を揃えて言ってから自分たちの口を手で塞ぐ。ゴーレム達の気配を探るがこっちに向かってくる様子はない。
「ええ、クロード領にある【四季ダンジョン】10階層のボスで遭遇しました。メンバーは他にもう一人とヒッポグリフがいましたし、単体でしたし」
「どうやって倒した?」
「え~、頭だけ出る深さまで足元を魔法で掘って」
「みじゅで埋めて」
「凍らせて動けなくなったところをみんなでボコった」
「「「「「「「………」」」」」」」
ゴーレムの弱点はひたい部分の魔石。あれを砕くなり取り出すなりすれば動かなくなる。普通のゴーレムは身長2メートルほどなので武器が届くが【ジャイアントゴーレム】種は身長5メートル以上、通常武器は届かない。
ただ魔法が効かないシルバーと違いストーンは魔法が効くので倒しやすくはある。
「ならジャイアントを埋めて身動きできないうちにストーンゴーレムを倒せば」
「12体といっても広い採掘場に散らばっている。足の遅いゴーレムだし」
「近い順から各個撃破すれば」
「「「「「「倒せるか」」」」」
後発隊待たずに突っ込むことになりました。
第3ー第4間の主道を崩したせいで第4採掘場の支えが脆くなっている可能性があるとのことで、急ぐことになった。
手順はこう。
1、レイディに私とウリュ君が乗って奥のジャイアントストーンゴーレムを目指す。
2、他のメンバーでストーンゴーレム達を引き寄せつつ撃破。
3、ジャイアントストーンゴーレムを埋めて動けなくする。
4、私達もストーンゴーレム殲滅に参加。
5、ストーンゴーレム殲滅後、全員でジャイアントストーンゴーレムをボコる。
以上です。
問題は第3採掘場の下の岩盤が硬すぎて掘れなかった場合。
サイズ的にジャイアントストーンゴーレムは主道を通れないので、ストーンゴーレムを主道にトレインして後発隊が来るまで地道に倒す。その後後発隊と合流してジャイアントストーンゴーレム戦に入る。
という作戦です。
セインさんは一旦引き返して後発隊を引き連れて来ることになりました。
ではゴーレム戦の開始です。
いつもと違う時間に更新です。
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案内のセイルさんの後をギルマスを先頭に【ドーナの疾風】はクリフリンディアを連れ、私達もレイディとミニアを連れて坑道に入る。
主道は運搬用トロッコのレールが引かれてていてかなり広い。高さ3メートル、幅5メートルはある。壁には魔道具の明かりが点々と灯されそれなりに明るいが、前を行くロンディさんが《ライト》の魔法で進行方向を照らし出す。
ダンジョンではないのでトラップの心配もせず10分も進むと第1採掘場に出る。
ここから第2と第3に続く主道がに分かれるが私達はそのまま第3に向かう。
鉱夫達は一旦退避して誰もいない鉱山は廃墟のようだ。
主道を進むと先が右にカーブして入る為第3掘削場が見えない。だが、ガシン、ガシンと岩をぶつけ合うような音が響いてきた。
第3掘削場が覗ける位置にきた時々、ギルマスが私達に下がるように合図をする。
セイルさんは一番後ろに下がらせた。
ギルマスが壁に身を沿わせて覗き込む。
「ストーンゴーレムが3、4、見えるだけでも6体はいる。だが動いてねえ。この音は……奥の壁を殴ってる奴がいる。ありゃジャイアントストーンゴーレムか……」
「ジャイアント…単体でBランクじゃあないの」
ギルマスの言葉にケイケイさんが呟くように言った。
「正確には12体のストーンゴーレムと1体のジャイアントストーンゴーレムですね。ジャイアントは第4採掘場に戻ろうとしてるんじゃないですかね、でもますます通路を崩しているだけみたいですけど」
私の 《領域検索》&《地形探索》も随分範囲が拡大したなあ、なんて思いながら《サーチ》の結果を公表する。鑑定師のレベルが上がりそこにいるモンスターの種族なんかも識別できます。
アレクス君とウリュ君以外が一斉に私の方を向く。
「……判るのか」
訝しげに訊いてくるギルマス。
「一応鑑定師のジョブも持ってますし複合《サーチ》で大体は。あ、距離的に第3採掘場が限度ですよ、その向こうの第4とかは届きませんから」
立てこもり中の方々の様子まではわからないと釘刺しておく。
「そうか、一旦引き返しすか、後発隊を待つか」
「そうですね、この人数で相手は無理です、特にジャイアントは…」
ギルマスとカードさんが話し合う。袖をツンツンと惹かれ振り向くとアレクス君だった。
「ジャイアントストーンゴーレムとジャイアントシルバーゴーレムってどっちが強い?」
「シルバーの方だね。ストーンゴーレムには魔法が効くから。と言っても石だから硬いし痛覚ないから気持ち程度だけど」
「だったら同じ方法で倒ちぇまちゅ?」
「できると思うけど、セイルさん、第3採掘場の下って何かあります?」
後ろで控えていたセインさんに構造について質問する。
「第3採掘場の下は硬い岩盤があって掘り進めていない。何もないな」
「う~ん、ならできないこともないか」
「お前ら、何の話をしてる」
私達の会話にギルマスが割り込んできた。
「ジャイアントちゅトーンゴーレムを倒ちゅ方法でちゅ」
「ジャイアントシルバーゴーレムを殺った方法使えないかなぁって」
「「「「「「「ジャイアントシルバーゴーレムを殺ったぁ?」」」」」」」
全員声を揃えて言ってから自分たちの口を手で塞ぐ。ゴーレム達の気配を探るがこっちに向かってくる様子はない。
「ええ、クロード領にある【四季ダンジョン】10階層のボスで遭遇しました。メンバーは他にもう一人とヒッポグリフがいましたし、単体でしたし」
「どうやって倒した?」
「え~、頭だけ出る深さまで足元を魔法で掘って」
「みじゅで埋めて」
「凍らせて動けなくなったところをみんなでボコった」
「「「「「「「………」」」」」」」
ゴーレムの弱点はひたい部分の魔石。あれを砕くなり取り出すなりすれば動かなくなる。普通のゴーレムは身長2メートルほどなので武器が届くが【ジャイアントゴーレム】種は身長5メートル以上、通常武器は届かない。
ただ魔法が効かないシルバーと違いストーンは魔法が効くので倒しやすくはある。
「ならジャイアントを埋めて身動きできないうちにストーンゴーレムを倒せば」
「12体といっても広い採掘場に散らばっている。足の遅いゴーレムだし」
「近い順から各個撃破すれば」
「「「「「「倒せるか」」」」」
後発隊待たずに突っ込むことになりました。
第3ー第4間の主道を崩したせいで第4採掘場の支えが脆くなっている可能性があるとのことで、急ぐことになった。
手順はこう。
1、レイディに私とウリュ君が乗って奥のジャイアントストーンゴーレムを目指す。
2、他のメンバーでストーンゴーレム達を引き寄せつつ撃破。
3、ジャイアントストーンゴーレムを埋めて動けなくする。
4、私達もストーンゴーレム殲滅に参加。
5、ストーンゴーレム殲滅後、全員でジャイアントストーンゴーレムをボコる。
以上です。
問題は第3採掘場の下の岩盤が硬すぎて掘れなかった場合。
サイズ的にジャイアントストーンゴーレムは主道を通れないので、ストーンゴーレムを主道にトレインして後発隊が来るまで地道に倒す。その後後発隊と合流してジャイアントストーンゴーレム戦に入る。
という作戦です。
セインさんは一旦引き返して後発隊を引き連れて来ることになりました。
ではゴーレム戦の開始です。
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