170 / 172
Web連載
256話 人間やめますか
しおりを挟む
俺だけではなく、牧野とシンクロして声を上げてしまった。二人とルーナが立ち上がってこちらに駆け寄ってくる。
離れた場所で野営の準備をしていた一行が、何事かとこちらを見ている。
「あ、お騒がせしてすみません」
「なんでもないです」
それに気がついた雪音と牧野が、頭を下げて謝罪してことなきを得る。
「えーっと? ナビゲーター?」
「イエス、マスター」
呼びかかけるとナビゲーターの声がいつもと違って目の前から聞こえた。
そう、目の前にはなんだか見覚えのある幼稚園児が立っていた。
俺とは違って驚愕の表情を浮かべた牧野と、懐かしいものを見るような雪音。二人も俺の近くにきて目の前の幼稚園児を注視していた。
「雪音……あなたたち、膝枕しただけでで子供が出来たの?」
「え? え? え??」
「俺、膝枕してもらっていたの?」
「聞いてくるのそこなの?」
「え? え?」
牧野のよくわからないツッコミと俺の返しに戸惑う雪音。俺は雪音の膝枕のことを思い出した。そう言えば目覚めた時目の前に雪音の顔があった。
俺の言葉に呆れる牧野。雪音は視線を忙しなく俺、牧野、幼稚園児に向けているが、俺と牧野は目の前の現象を理解することを放置したかのように別の話題に……
「マスター?」
「なんで幼稚園の時の俺の姿なんだ?」
「お嫌でしたらこちらの姿に似ましょうか」
そういうと一瞬ナビゲーターの輪郭がぼやけたと。そしてまた形をとったと思ったら、今度は幼稚園の時の雪音の姿になった。
「あーもーわけわかんね」
「やっぱり、膝枕で子供を……」
「カ、カナちゃん! しっかりして。膝枕で子供はできないからぁ」
雪音が牧野の腕を掴んで揺さぶっている。
「これはマスターのスキル《人化》を使わせていただいて作ったボディです。幼児形態なのはMP消費を抑えるためです」
ナビゲーターがそんなことを言うが。
「俺、MP関係なかっ────あーそうかそうか」
進化して〝MP無尽蔵なです〟なんて言って二人に変な目で見られたくない。ナビゲーターの〝ごまかし〟に乗っかっておこう。
チャチャが俺が手にしていたカップを、そっと拭き取り冷めたお茶を入れ直したものと交換してくれる。差し出したカップを受け取り、椅子代わりに腰掛けていた丸太から腰を浮かしたが、またそのまま座り直した。
「私って、こんな感じだったんだ」
「自分のことって案外わからないものよねって、そういうことじゃなくって」
牧野が現実逃避をやめて突っ込んできた。どこまで説明しよう?
「ふーん。進化して手に入れたスキルね。ナビゲーターを実体化させるスキルなのね」
「そうそう。実体化することでナビゲーターの言葉が雪音たちにも聞こえるだろう」
そういうことにしておこう。
「風舞輝は進化したんでしょう。どうなっちゃったの?」
心配そうに俺を見る雪音。
「えっと、種族は〝上位人族〟なんだ」
一段階上の〝上位人族〟ということにして説明する。二段階上の《魔人族》も考えたんだけど、今の魔国の王、スーレリアが討伐対象にしている魔王が《魔人族》なんだよ。その魔王と同じ種族なんて俺も魔王扱いで討伐対象にされそうだから《上位人族》の方にした。しっかり《偽装》を使ってステータスも変えておこう。
俺の向かい側に牧野が座り、雪音もその隣に座る。
そして俺の膝の上には幼稚園児の雪音。やばい。ロリコン疑惑再び……
「じゃあナビ音ちゃんはこれからその姿なの?」
「か、カナちゃん。そのナビ音ちゃんって」
「え、雪音姿のナビゲーターだから〝ナビ音ちゃん〟よ。風舞輝の姿だとナビ輝くんだったんだけど」
そう言いながらナビ音を俺の膝から抱き上げ、自分の膝の上に座らせる。
「再現性はいかほど?」
「百パーセント」
「ああ、やっぱり子供の雪音も可愛かったのね。もっと早く会いたかったわ」
ナビ音の頭を撫でながらそんなことを言う牧野。いまいち情緒的なものに欠けるナビゲーターはされるがままになっている。
「これでマスターたちだけでなく、雪音嬢と奏多嬢にも情報伝達可能です」
「それはありがたいのだけど、この姿で風舞輝をマスター呼びされるのはちょっと」
「ではやはりこちらで」
ナビゲーターはそういうと、また幼稚園児の俺の姿になった。
「はい、ユッキー」
すると牧野はナビゲーターを隣の雪音の方に渡した。
「え、あ、うん」
最初は驚く雪音だが、ナビゲーターを膝の上でしっかり抱き抱える。
「ナビ輝くんは遠慮しておくわ」
俺じゃあなく牧野の方がロリコンじゃないのか。こうして客観的に見ると幼稚園児の俺も十分可愛いぞ。まあ牧野がショタコンでなくて良かったけど。
「風舞輝、あなた身体の方はどんな感じなの」
すっかり話題を変えてきた牧野。
「まあ特に何って自覚するところはないな」
自覚症状は全くなし。今までと違う感じはない。
まあスキルや能力はかなり上がっているみたいだから、使ってみないとどこまで威力が上がっているかわからないけど。
ナビゲーターを撫でている雪音をチラッとみながら、牧野が提案する。
「じゃあ明日はどこかでスキルを試してみる? どれくらい威力が上がっているか確かめないと連携も取りにくいでしょう」
うーん、本当は誰もみていないところで試したい気もする。
「とりあえず、今日は食事をとって休みましょう」
すっかり夜も深まってきた。他の野営をしている正体も、煮炊きをしているようで微かに匂いが漂ってくる。
「チャチャちゃんが用意してくれてるよ」
いやこの美味そうな匂いはチャチャだった。
「そうだな」
「では私は一旦失礼します」
そう言ってナビゲーターが姿を消す。
「あ……」
雪音が少し名残惜しそうに、霧散する魔素の光に手を伸ばす。そんな雪音をからかう機会を逃さない牧野。
「こっちじゃあ私たち成人扱いだけど、日本じゃあ未成年だから子供は数年は我慢しなさいね」
俺にまで飛んできた!
「ま、牧野!」
「か、カナちゃん!」
「チッチッチ。フェブと呼んでちょうだい」
今まで自分もユッキー呼びしてたじゃねーかよ!
牧野のムードメーカーぶりは心臓に悪すぎる。
その夜、みんなが寝静まったのを見計らって俺は一人……で行こうとしたが、俺の気配に敏感なジライヤが目を覚ます。
仕方ないから、人差し指で口を抑え、静かにするよう合図を送る。あれ、この仕草って通じるのか?
『どこか行くのか』
念話を使って聞いてきた。
『ちょっと〝お試し〟な』
ジライヤも進化した後、夜に出かけたことがあるのでわかってくれた。
『あんまりなごうはあかんで』
寝台車の中で雪音たちと一緒にいたはずのツナデが、目の前に現れる。
『気いつけてな』
『ここは任せろ』
見送られて俺は断絶の山脈の北、ワイバーンの巣があった場所に《ゲート》でやってきた。
「空間記憶じゃなくて地点登録に変わったけど、二カ所を繋いでゲートを作るのは同じか」
《ゲート》を使った感じは〈地点登録〉をしてから繋ぐので、今までとそんなに変わらないようだ。〈地点登録〉に制限がないからやり放題だな。ただ〈空間記憶〉じゃあダメなので〈地点登録〉をやり直す必要があった。
《マップ》はスクロールできる距離に制限があったけど、《世界地図》に変わったことでどれも解消された。行ったことのない、《サーチ》したことのない場所も見れるようになったのだ。俯瞰で大地を見るというまるっきりどこかのアプリのようだ。
すり鉢状になったワイバーンの巣の跡は人がやって来るには難しい土地だ。
「他のモンスターもおりませんね。ワイバーンの匂いが染み付いているからでしょうか」
ナビ輝姿で現れるナビゲーター。
「そのスモック姿じゃあなくって、この世界の服装の方が良くないか」
「そうですね」
そういうと昔ルーナが来ていたようなズボンとチュニック姿になった。
「いやそこは女物ではなく男物でお願いします」
「子供服はルーナのもののイメージが強いせいですね」
「俺の服をそのまま縮めればいいだろう?」
提案すると、今度は俺の初期のベスト姿に変わる。でも幼稚園児のままだ。
「それより、アビリティを試すのでしょう」
「ああ、そうだな」
なんだか懐かしいな。川に向かって魔法の練習をしたのがずいぶん昔のような気がする。
「じゃあ〈ファイヤーボル〉っと」
「あ、マスター。ちゃんとイメージしないと」
あの時と同じ感じで打ち出したファイヤーボール。
ボールというには巨大な炎の塊が、頭上に現れ飛んでいった。
ドゴーーーーン、バリバリバリ、ズゴゴゴゴーン……
すり鉢の底に着弾した直径五メートルはありそうな火の玉は、巨大な火柱を挙げたのち、地面に無数のひび割れを起こさせた。
その後周辺の森から、多数のモンスターの気配が離れていくのを感じた。
「慣れるまでに使用前に威力と効果をイメージしないと、先ほどのようになりますよ」
「うん、気をつけるよ」
ツナデに『なごうはあかんで』と言われたが、以前のレベルの魔法を放つのに、少し練習が必要だった。ここでちゃんと調節しておかないと、後々困ることになるから。
俺、マジで人間やめたっぽい。
┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼
というわけで、ここまでが9巻の範囲となります。
この続き、まだ手付かずでして、しばらくお待ちください。m(_ _)m
離れた場所で野営の準備をしていた一行が、何事かとこちらを見ている。
「あ、お騒がせしてすみません」
「なんでもないです」
それに気がついた雪音と牧野が、頭を下げて謝罪してことなきを得る。
「えーっと? ナビゲーター?」
「イエス、マスター」
呼びかかけるとナビゲーターの声がいつもと違って目の前から聞こえた。
そう、目の前にはなんだか見覚えのある幼稚園児が立っていた。
俺とは違って驚愕の表情を浮かべた牧野と、懐かしいものを見るような雪音。二人も俺の近くにきて目の前の幼稚園児を注視していた。
「雪音……あなたたち、膝枕しただけでで子供が出来たの?」
「え? え? え??」
「俺、膝枕してもらっていたの?」
「聞いてくるのそこなの?」
「え? え?」
牧野のよくわからないツッコミと俺の返しに戸惑う雪音。俺は雪音の膝枕のことを思い出した。そう言えば目覚めた時目の前に雪音の顔があった。
俺の言葉に呆れる牧野。雪音は視線を忙しなく俺、牧野、幼稚園児に向けているが、俺と牧野は目の前の現象を理解することを放置したかのように別の話題に……
「マスター?」
「なんで幼稚園の時の俺の姿なんだ?」
「お嫌でしたらこちらの姿に似ましょうか」
そういうと一瞬ナビゲーターの輪郭がぼやけたと。そしてまた形をとったと思ったら、今度は幼稚園の時の雪音の姿になった。
「あーもーわけわかんね」
「やっぱり、膝枕で子供を……」
「カ、カナちゃん! しっかりして。膝枕で子供はできないからぁ」
雪音が牧野の腕を掴んで揺さぶっている。
「これはマスターのスキル《人化》を使わせていただいて作ったボディです。幼児形態なのはMP消費を抑えるためです」
ナビゲーターがそんなことを言うが。
「俺、MP関係なかっ────あーそうかそうか」
進化して〝MP無尽蔵なです〟なんて言って二人に変な目で見られたくない。ナビゲーターの〝ごまかし〟に乗っかっておこう。
チャチャが俺が手にしていたカップを、そっと拭き取り冷めたお茶を入れ直したものと交換してくれる。差し出したカップを受け取り、椅子代わりに腰掛けていた丸太から腰を浮かしたが、またそのまま座り直した。
「私って、こんな感じだったんだ」
「自分のことって案外わからないものよねって、そういうことじゃなくって」
牧野が現実逃避をやめて突っ込んできた。どこまで説明しよう?
「ふーん。進化して手に入れたスキルね。ナビゲーターを実体化させるスキルなのね」
「そうそう。実体化することでナビゲーターの言葉が雪音たちにも聞こえるだろう」
そういうことにしておこう。
「風舞輝は進化したんでしょう。どうなっちゃったの?」
心配そうに俺を見る雪音。
「えっと、種族は〝上位人族〟なんだ」
一段階上の〝上位人族〟ということにして説明する。二段階上の《魔人族》も考えたんだけど、今の魔国の王、スーレリアが討伐対象にしている魔王が《魔人族》なんだよ。その魔王と同じ種族なんて俺も魔王扱いで討伐対象にされそうだから《上位人族》の方にした。しっかり《偽装》を使ってステータスも変えておこう。
俺の向かい側に牧野が座り、雪音もその隣に座る。
そして俺の膝の上には幼稚園児の雪音。やばい。ロリコン疑惑再び……
「じゃあナビ音ちゃんはこれからその姿なの?」
「か、カナちゃん。そのナビ音ちゃんって」
「え、雪音姿のナビゲーターだから〝ナビ音ちゃん〟よ。風舞輝の姿だとナビ輝くんだったんだけど」
そう言いながらナビ音を俺の膝から抱き上げ、自分の膝の上に座らせる。
「再現性はいかほど?」
「百パーセント」
「ああ、やっぱり子供の雪音も可愛かったのね。もっと早く会いたかったわ」
ナビ音の頭を撫でながらそんなことを言う牧野。いまいち情緒的なものに欠けるナビゲーターはされるがままになっている。
「これでマスターたちだけでなく、雪音嬢と奏多嬢にも情報伝達可能です」
「それはありがたいのだけど、この姿で風舞輝をマスター呼びされるのはちょっと」
「ではやはりこちらで」
ナビゲーターはそういうと、また幼稚園児の俺の姿になった。
「はい、ユッキー」
すると牧野はナビゲーターを隣の雪音の方に渡した。
「え、あ、うん」
最初は驚く雪音だが、ナビゲーターを膝の上でしっかり抱き抱える。
「ナビ輝くんは遠慮しておくわ」
俺じゃあなく牧野の方がロリコンじゃないのか。こうして客観的に見ると幼稚園児の俺も十分可愛いぞ。まあ牧野がショタコンでなくて良かったけど。
「風舞輝、あなた身体の方はどんな感じなの」
すっかり話題を変えてきた牧野。
「まあ特に何って自覚するところはないな」
自覚症状は全くなし。今までと違う感じはない。
まあスキルや能力はかなり上がっているみたいだから、使ってみないとどこまで威力が上がっているかわからないけど。
ナビゲーターを撫でている雪音をチラッとみながら、牧野が提案する。
「じゃあ明日はどこかでスキルを試してみる? どれくらい威力が上がっているか確かめないと連携も取りにくいでしょう」
うーん、本当は誰もみていないところで試したい気もする。
「とりあえず、今日は食事をとって休みましょう」
すっかり夜も深まってきた。他の野営をしている正体も、煮炊きをしているようで微かに匂いが漂ってくる。
「チャチャちゃんが用意してくれてるよ」
いやこの美味そうな匂いはチャチャだった。
「そうだな」
「では私は一旦失礼します」
そう言ってナビゲーターが姿を消す。
「あ……」
雪音が少し名残惜しそうに、霧散する魔素の光に手を伸ばす。そんな雪音をからかう機会を逃さない牧野。
「こっちじゃあ私たち成人扱いだけど、日本じゃあ未成年だから子供は数年は我慢しなさいね」
俺にまで飛んできた!
「ま、牧野!」
「か、カナちゃん!」
「チッチッチ。フェブと呼んでちょうだい」
今まで自分もユッキー呼びしてたじゃねーかよ!
牧野のムードメーカーぶりは心臓に悪すぎる。
その夜、みんなが寝静まったのを見計らって俺は一人……で行こうとしたが、俺の気配に敏感なジライヤが目を覚ます。
仕方ないから、人差し指で口を抑え、静かにするよう合図を送る。あれ、この仕草って通じるのか?
『どこか行くのか』
念話を使って聞いてきた。
『ちょっと〝お試し〟な』
ジライヤも進化した後、夜に出かけたことがあるのでわかってくれた。
『あんまりなごうはあかんで』
寝台車の中で雪音たちと一緒にいたはずのツナデが、目の前に現れる。
『気いつけてな』
『ここは任せろ』
見送られて俺は断絶の山脈の北、ワイバーンの巣があった場所に《ゲート》でやってきた。
「空間記憶じゃなくて地点登録に変わったけど、二カ所を繋いでゲートを作るのは同じか」
《ゲート》を使った感じは〈地点登録〉をしてから繋ぐので、今までとそんなに変わらないようだ。〈地点登録〉に制限がないからやり放題だな。ただ〈空間記憶〉じゃあダメなので〈地点登録〉をやり直す必要があった。
《マップ》はスクロールできる距離に制限があったけど、《世界地図》に変わったことでどれも解消された。行ったことのない、《サーチ》したことのない場所も見れるようになったのだ。俯瞰で大地を見るというまるっきりどこかのアプリのようだ。
すり鉢状になったワイバーンの巣の跡は人がやって来るには難しい土地だ。
「他のモンスターもおりませんね。ワイバーンの匂いが染み付いているからでしょうか」
ナビ輝姿で現れるナビゲーター。
「そのスモック姿じゃあなくって、この世界の服装の方が良くないか」
「そうですね」
そういうと昔ルーナが来ていたようなズボンとチュニック姿になった。
「いやそこは女物ではなく男物でお願いします」
「子供服はルーナのもののイメージが強いせいですね」
「俺の服をそのまま縮めればいいだろう?」
提案すると、今度は俺の初期のベスト姿に変わる。でも幼稚園児のままだ。
「それより、アビリティを試すのでしょう」
「ああ、そうだな」
なんだか懐かしいな。川に向かって魔法の練習をしたのがずいぶん昔のような気がする。
「じゃあ〈ファイヤーボル〉っと」
「あ、マスター。ちゃんとイメージしないと」
あの時と同じ感じで打ち出したファイヤーボール。
ボールというには巨大な炎の塊が、頭上に現れ飛んでいった。
ドゴーーーーン、バリバリバリ、ズゴゴゴゴーン……
すり鉢の底に着弾した直径五メートルはありそうな火の玉は、巨大な火柱を挙げたのち、地面に無数のひび割れを起こさせた。
その後周辺の森から、多数のモンスターの気配が離れていくのを感じた。
「慣れるまでに使用前に威力と効果をイメージしないと、先ほどのようになりますよ」
「うん、気をつけるよ」
ツナデに『なごうはあかんで』と言われたが、以前のレベルの魔法を放つのに、少し練習が必要だった。ここでちゃんと調節しておかないと、後々困ることになるから。
俺、マジで人間やめたっぽい。
┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼
というわけで、ここまでが9巻の範囲となります。
この続き、まだ手付かずでして、しばらくお待ちください。m(_ _)m
122
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。