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最弱勇者と要塞
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しばらくシェイミーについて行くと馬鹿でかい建物が見えてきた。
いやほんとでかい。
「ここが今日私達の泊まる宿です!」
「アルティカーナ要塞じゃねぇか!」
「えっ」
「えっ」
「アルティカーナ要塞って何?」
「マナー…」
「まぁ何だっていいじゃないですか、行きましょうよ、要塞」
「良くねぇわ!」
「お菓子ー!」
「うおぁ!?マナーっ!引っ張るな!体力が減ったらどうするんだ!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
HP50ー5=45!
カグラに5のダメージ!
ーーーーーーーーーーーーーーー
「お菓子ー!!」
「マナー!!」
見た目10歳くらいの幼女に引っ張られて体力減るっておかしいだろこの世界。
◇
アルティカーナ要塞の前に行くと見るからに屈強な兵士が俺たちを呼び止めてきた。
背が高く、頑丈そうな軍服を着ていて、無骨な銃をもっている。
軍服のデザインは兵士と言うよりナイトといった感じだ。
「おい、そこの君たち、こんなところで何をやっている」
「いたっ」
兵士の手が俺の肩を掴む。
とんでもない激痛が広がる。
まさか……
ーーーーーーーーーーーーーーー
HP45ー30=15!
カグラに25のダメージ!
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ぐっふっ……」
「おい!どうしたんだ!しっかりしろ!衛生兵ー!」
「カグラー!!」
「えっ?ええっ!?どうしたんですか!?」
「もうやだこの世界……」
世界が暗転して真っ暗になって行く。
肩叩かれただけで瀕死って……レベル60恐るべし。
◇
目を開けて見ると、コンクリートの天井が目に映った。
俺は白いベットで寝転がっていた。
あれ?どこだここ?だるくて体が上がらない。
暖かい温もりが俺を包む。
あぁ…明るい光が……
「カグラ!」
「ふぐぅ!!」
マナー突然の攻撃。
再度瀕死に陥る。
「カグラさん?朝ですよー、起きてください」
「かふっ…どこ、ですかここ…?」
「私達の泊まる宿ですよ」
「いや絶対患者室か何かでしょここ」
「知りませんよそんなこと。お父さんがそう教えてくれたんですから」
この要塞を宿と言い張るとは、さすがは最強の人間と言われていることはある。
部屋を見渡して見る。
灰色の色をした壁と床が冷たさを感じさせる。ここで出る食事はまずそうだ。
俺の寝ているベットの他にもあと三つをベットが残っていた。
病院の中みたいだ。実際病院と変わりないのだろう。
「それにしてもびっくりしましたよ。いきなりカグラさん倒れるんですから」
「すいません、体が弱いので。弱すぎるもので」
「そ、そうなんですか、大変ですね……」
「カグラはスライムより弱いんだよ」
「へぇ……え?」
「いや、すいません、戦ったあとは残りHPが2でした」
あ、HPって通じるかな?
「えいちぴー?」
「えっとなんて言えばいいかなぁ…」
よく異世界転生ものだったらよくあるネタなんだからな。
《自由な世界》でも変わらないか。
「えっと、つまり瀕死でした」
「スライムと戦って瀕死って……よくそんなんで冒険者やろうと思いましたね……」
あぁ……シェイミーさんの言葉が突き刺さる。
なんか死にたくなってきた。
どうせこの世界でこんなステータスだったらどんなに回復薬もってても強力な攻撃くらったら即死だろう。
兵士が肩叩かれただけで気絶するんだから。
もう外出ただけで自殺できるんじゃね。
「はぁ……憂鬱……」
「カグラー?どうしたの?」
「ありがとな…マナー……」
「カグラ?大丈夫、私が守ってあげるから」
「この歳で幼女の紐になるのは嫌だぁぁ……」
と、こんなやりとりをしているとシェイミーが何か思いついた顔をした。
「あ、そんなことなら私が鍛えてあげましょうか?」
「え?」
「半人前の私でも流石にスライムに勝てるくらいの剣技は教えてあげれると思います」
「本当ですか!?」
「え、えぇ……」
俺がいきなり顔を近づけたから少しシェイミーは顔を背けた。
お?これはフラグが立ったかな?
ほら、心なしか顔が赤いぞ。
ニコポってやつか、へへへ……
「いきなり顔を近づけないでください、いつぞやの変態さんを思い出しました」
だよね。
「では意識が戻ったところで行ってみましょうか」
「どこにいくの?」
「訓練場というところですよ、マナーちゃん」
「お菓子……」
「あっ!ご、ごめんねマナーちゃん!お菓子もあげますよ!」
「わーい!」
ちっさい子二人がまるで姉妹のようにじゃれあっている。
とても可愛い。可愛い。
何かこう……水彩画で描かれてそうな光景に俺は心底癒された。
「微笑ましいなぁ…」
「おいしー!」
「こんな珍しいのもありますよ」
「わぁー!」
そんなやりとりを見ているとシェイミーが立ち上がった。
「さ、そろそろ行きましょうかマナーちゃん」
「うん!」
うんうん。マナーもシェイミーと仲良くなれたみたいだし嬉しい限りだ。
俺は楽しそうにシェイミーについて行くマナーを見守りながらベットに横たわっていた。
…あれ?俺は?
いやほんとでかい。
「ここが今日私達の泊まる宿です!」
「アルティカーナ要塞じゃねぇか!」
「えっ」
「えっ」
「アルティカーナ要塞って何?」
「マナー…」
「まぁ何だっていいじゃないですか、行きましょうよ、要塞」
「良くねぇわ!」
「お菓子ー!」
「うおぁ!?マナーっ!引っ張るな!体力が減ったらどうするんだ!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
HP50ー5=45!
カグラに5のダメージ!
ーーーーーーーーーーーーーーー
「お菓子ー!!」
「マナー!!」
見た目10歳くらいの幼女に引っ張られて体力減るっておかしいだろこの世界。
◇
アルティカーナ要塞の前に行くと見るからに屈強な兵士が俺たちを呼び止めてきた。
背が高く、頑丈そうな軍服を着ていて、無骨な銃をもっている。
軍服のデザインは兵士と言うよりナイトといった感じだ。
「おい、そこの君たち、こんなところで何をやっている」
「いたっ」
兵士の手が俺の肩を掴む。
とんでもない激痛が広がる。
まさか……
ーーーーーーーーーーーーーーー
HP45ー30=15!
カグラに25のダメージ!
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ぐっふっ……」
「おい!どうしたんだ!しっかりしろ!衛生兵ー!」
「カグラー!!」
「えっ?ええっ!?どうしたんですか!?」
「もうやだこの世界……」
世界が暗転して真っ暗になって行く。
肩叩かれただけで瀕死って……レベル60恐るべし。
◇
目を開けて見ると、コンクリートの天井が目に映った。
俺は白いベットで寝転がっていた。
あれ?どこだここ?だるくて体が上がらない。
暖かい温もりが俺を包む。
あぁ…明るい光が……
「カグラ!」
「ふぐぅ!!」
マナー突然の攻撃。
再度瀕死に陥る。
「カグラさん?朝ですよー、起きてください」
「かふっ…どこ、ですかここ…?」
「私達の泊まる宿ですよ」
「いや絶対患者室か何かでしょここ」
「知りませんよそんなこと。お父さんがそう教えてくれたんですから」
この要塞を宿と言い張るとは、さすがは最強の人間と言われていることはある。
部屋を見渡して見る。
灰色の色をした壁と床が冷たさを感じさせる。ここで出る食事はまずそうだ。
俺の寝ているベットの他にもあと三つをベットが残っていた。
病院の中みたいだ。実際病院と変わりないのだろう。
「それにしてもびっくりしましたよ。いきなりカグラさん倒れるんですから」
「すいません、体が弱いので。弱すぎるもので」
「そ、そうなんですか、大変ですね……」
「カグラはスライムより弱いんだよ」
「へぇ……え?」
「いや、すいません、戦ったあとは残りHPが2でした」
あ、HPって通じるかな?
「えいちぴー?」
「えっとなんて言えばいいかなぁ…」
よく異世界転生ものだったらよくあるネタなんだからな。
《自由な世界》でも変わらないか。
「えっと、つまり瀕死でした」
「スライムと戦って瀕死って……よくそんなんで冒険者やろうと思いましたね……」
あぁ……シェイミーさんの言葉が突き刺さる。
なんか死にたくなってきた。
どうせこの世界でこんなステータスだったらどんなに回復薬もってても強力な攻撃くらったら即死だろう。
兵士が肩叩かれただけで気絶するんだから。
もう外出ただけで自殺できるんじゃね。
「はぁ……憂鬱……」
「カグラー?どうしたの?」
「ありがとな…マナー……」
「カグラ?大丈夫、私が守ってあげるから」
「この歳で幼女の紐になるのは嫌だぁぁ……」
と、こんなやりとりをしているとシェイミーが何か思いついた顔をした。
「あ、そんなことなら私が鍛えてあげましょうか?」
「え?」
「半人前の私でも流石にスライムに勝てるくらいの剣技は教えてあげれると思います」
「本当ですか!?」
「え、えぇ……」
俺がいきなり顔を近づけたから少しシェイミーは顔を背けた。
お?これはフラグが立ったかな?
ほら、心なしか顔が赤いぞ。
ニコポってやつか、へへへ……
「いきなり顔を近づけないでください、いつぞやの変態さんを思い出しました」
だよね。
「では意識が戻ったところで行ってみましょうか」
「どこにいくの?」
「訓練場というところですよ、マナーちゃん」
「お菓子……」
「あっ!ご、ごめんねマナーちゃん!お菓子もあげますよ!」
「わーい!」
ちっさい子二人がまるで姉妹のようにじゃれあっている。
とても可愛い。可愛い。
何かこう……水彩画で描かれてそうな光景に俺は心底癒された。
「微笑ましいなぁ…」
「おいしー!」
「こんな珍しいのもありますよ」
「わぁー!」
そんなやりとりを見ているとシェイミーが立ち上がった。
「さ、そろそろ行きましょうかマナーちゃん」
「うん!」
うんうん。マナーもシェイミーと仲良くなれたみたいだし嬉しい限りだ。
俺は楽しそうにシェイミーについて行くマナーを見守りながらベットに横たわっていた。
…あれ?俺は?
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