【R18】異世界リゾートライフ《第2部》~カイトの異世界ハーレムライフ~

永遠光(とわのひかり)

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第23章 淫紋の宝珠編

第380話 ハーレムの新メンバー

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 午後1時過ぎ、アクアスター・リゾート12階にある専用居住区へ戻ると婚約者フィアンセ5人が仲良く昼食中だった。

「ただいま~、今戻ったよ」

「カイト、お帰り~」と5人が笑顔でこちらへ手を振った。

「お腹減ったでしょ。
 お昼、ピッツァだけど、カイトも食べる?」とアスナが気を使ってくれた。

「ありがとう、朝ごはん食べたの、ついさっきだから1枚だけにしとこうかな」

「あぁ~、さては朝からエッチしてたんでしょ」とエレナが言った。
 こういう時、エレナはいつも鋭い。

「まあ、そうなんだけど、朝から4回は、さすがに疲れたよ」

「え、朝から4回も…」
 フローラが呆れていた。

「カイト、飲み物はコーヒーでいいかしら?」
 アリエスが気を利かせて、コーヒーメーカーでエスプレッソを淹れてくれた。

「それじゃ、昨日は何回したの?」
 ジェスティーナがピッツァを乗せた皿をオレの前に置きながら言った。

「トリンも入れて6回かなぁ…」

「それは確かに疲れるわね…
 ということは、本来の目的は達成した訳ね」

「そう、聖女アウレリアのトラウマは、キレイに上書きできたけど…」

「できたけど?」

「別の厄介なことに目覚めてしまって、大変だったよ」
 オレはアウレリアが、性に覚醒し快楽の追求に開眼してしまったことを婚約者フィアンセ5人に説明した。

「あらら、それは大変なことになったわねぇ」
 ジェスティーナは、アウレリアがセックス依存症寸前の状態にあることを、すぐに理解した。

「それで、みんなに相談があるんだけど、聞いてもらえるかな」

「もちろん、それでどんな相談?」
 ジェスティーナの目は真剣だった。
 こういう時の彼女はいつも頼りになる。

 オレは女神フィリアから電話があり、『雷束の神殿』の巫女にアウレリアを含むウェスタニア神聖国の聖女4人とイースタニア聖神国の聖女4人を任命したいと打診されたこと。
 聖女アウレリアが『雷束の神殿』の巫女になれば、必然的に同じ敷地内に住むことになり、オレのハーレムに入れるように女神フィリアが配慮してくれた、と説明した。

「要するに、聖女アウレリアをハーレムの一員に迎えたいってことね」

「そういうことだ」

「カイトがそう決めたなら、私は異論を挟むつもりはないわ…
 みんなはどう?」
 ジェスティーナは他の婚約者フィアンセ4人に聞いた。

「反対する理由はないわね」
 アリエス、フローラ、エレナ、アスナのいずれからも反対意見は出なかった。

「それじゃ、反対ゼロで聖女アウレリアのハーレム加入は可決ってことね…
 でも、それってやっぱり淫紋を刻まれた後遺症なのかしら…」

「ん~、何とも言えないけど、その可能性はあるかもな」

「カイトも何かと大変よね~」
 婚約者フィアンセたちはオレに同情してくれた。

 こうして聖女アウレリアのハーレム加入が承認された。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 午後3時、約束の5分前に専用居住区のドアがノックされた。

「エレノーラ大司教、聖女アウレリア様、お待ちしておりました。
 どうぞ、こちらへお掛けください」
 秘書のセレスティーナが2人を迎え入れてくれた。

 ラウンジの中央にある長円形ラウンドフォルムのテーブルを挟んで、白い豪奢なソファには、オレを中心に婚約者フィアンセであるジェスティーナ、アリエス、フローラ、アスナ、エレナが座っている。

「ご領主様、婚約者フィアンセの皆様、本日はお招きいただき光栄に存じます」
 2人はその場に膝をつき、臣従の礼をとった。

「大司教、アウレリア…、
 わざわざ来てもらって申し訳ない、さあ、こちらへ」

 オレはソファの向かいの席を勧めた。
 セレスティーナがハーブティーを2人の前に置いて一礼すると奥の部屋へ去った。

「早速ですが、お2人に来てもらったのは、ウェスタニア神聖国の聖女4人の処遇についてです。
 女神フィリア様との会話を聞いていたと思いますが、神託の内容を一部変更したいそうです」

「え、神託の変更でございますか?」
 母娘おやこは、お互いに顔を見合わせた。

「そうです。
 当初は女神大神殿で、司教もしくは司祭として奉職せよ、との女神フィリアの神託だったはずです」

「はい、その通りでございます」
 アウレリアはオレの目をまっすぐに見て答えた。

「変更の内容とは、どのようなことなのでしょうか?」
 エレノーラ大司教は不安そうにオレに聞いた。
 2人はアウレリアが淫紋を刻まれたことにより、不適格と判断され聖女の資格を剥奪され、国へ帰されるのではないかと心配していた。

「変更された神託は、『雷束の神殿』の巫女を務めよ、という内容です」

「『雷束の神殿』…でございますか?
 それは、どこにあるのですか?」

 オレは無言で立ち上がると『雷束の神殿』の方向にある窓のカーテンを開けた。
「あれが『雷束の神殿』です」

 2人は立ち上がり、窓際まで来ると、オレが指さす方向に立つ白い神殿を見た。
 その建物は放射状に配置された農園と薬草園の真ん中に建っていた。

「あの白い建物が『雷束の神殿』でございますか?」

「そう、あれが『雷束の神殿』です」
 オレは、『雷束の神殿』がどのような経緯でできたか、2人に詳しく話して聞かせた。

「え、それでは、暗黒龍ダークドラゴンに女神フィリア様が神罰を下された場所ということですか?」

「その通り、つい最近できた神殿ですが、聖地巡礼の地の一つとして女神フィリア様が公認された神殿です」

「まあ、それはなんと光栄なことでしょう」
 エレノーラ大司教と聖女アウレリアは、目を潤ませながら女神フィリアに感謝のポーズをとった。

 大司教とアウレリアは神託の変更について了承した。
 またイースタニア聖神国の聖女4人も同様に神託が変更されることを説明した。

「ところで、アウレリアが『雷束の神殿』に奉職するとなると、このアクアスター・リゾート内に居を構える必要があるが、この建物の10階に住む気はあるかい?」

 オレの言葉の意味を大司教はすぐに理解した。
「ご領主様…
 確か、この館の10階以上は、婚約者フィアンセと側室候補の方専用の部屋と聞いておりますが、まさか…」

「そう、そのまさかだ。
 オレはアウレリアを側室候補として迎えたいと考えているが、どうだろう」

 オレの言葉に母娘おやこは、信じられないというような顔つきで、顔を見合わせ、こちらへ向き直ると大司教が口を開いた。
「我が娘を側室候補にと、申されるのですか?」

「そう言ったはずだが…
 もし辞退したいのなら、ハッキリそう言って欲しい」

「め、滅相もございません…
 辞退するなど、ありえません…
 大恩あるご領主様の妾として、娘をお傍に置いていただけるのでしたら、望外の喜びでございます」

 アウレリアは突然のことに呆然としていたが、その瞳の奥には驚きと戸惑いの他に喜びの色も混じっていた。
「大司教の意向は理解したが、アウレリアはどう思っているんだ」

 オレの言葉に、アウレリアはおもむろに口を開いた。
「あ…ありがとうございます…
 身に余る光栄に存じます。
 このアウレリア、カイト様のお申し出を謹んでお受け致します。
 浅学非才の未熟者ではございますが、末永くよろしくお願いします」
 そう言うとその場で三つ指をついて深々と頭を下げた。
 母娘おやこは、抱き合って喜び、その後しばらく号泣した。

 こうして、アウレリアがオレのハーレムの一員に加わり、側室候補となることが決定した。
 アウレリアには10階の1部屋を割り当て、オレのブレーン候補の1人として『雷束の神殿』の最高責任者である神殿長を任命した。
 他の聖女3人には別棟の女性スタッフ専用宿舎を1部屋ずつ割り当てることにした。

 また女神フィリアが神託を出して招集を掛けた女神大神殿の神官172名(ウェスタニア神聖国とイースタニア聖神国を除く)は、女神大神殿の神官として奉職することになるが、衣食住の手配はオレがすべて行うことにした。
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