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第13話 王命
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マイアを倒した後、ルイは王宮から呼び出しを受けた。
「ルイ、呼び出された理由は分かるだろう?」
「はい、マイアさんの件でございましょう?」
「それなら話は早い。早速事件管理者の私の娘、アリスと話をつけてくれ。そこの兵士があんないをしてくれるだろう。」
「了解しました。」
ルイは兵士に案内され、ある一室の前に来た。
コンコンと戸を叩き、開く。重厚感のあるとびらだ。
「失礼します。」
「えぇ。兵士の皆さんは席を外してくださいな。」
すると、部屋の中にいた兵士たちはすすすすっと部屋の外に出ていった。
「どうぞそちらの椅子に腰をかけてくださいな。」
「あっ、はい。」
うながされるまま、椅子に座ってみた。すごくもふもふのクッションである。
「単刀直入に言います。今回の件(マイア事件)であなたが責任を負う必要は・・・・一切ありません。」
「えっ??ないんですか?」
「えぇ、もちろん。実は前からマイアについては王宮でも問題視されていた。近々何らかの処分を下すつもりだったのを、あなたが先に仕留めたまで。今回の呼び出しは依頼、よ。」
「はぁ。しかし、王はマイアの件と仰っていましたが。」
「気にしないで。あの王のいうことなんか。・・・ほんと、ろくなこと言っちゃって!」
なんか、アリス様からの王の立場が・・・。いや、これ以上は追求しないでおこう。
「それで、依頼とはなんでしょうか?」
「私、明日から学園に入学することになりましたの。期間は1年間。それで、護衛をしていただきたいのです。」
「・・・??なぜ私に依頼するのですか?護衛なら王宮の兵士がたくさんいるはずですよね?」
すると、アリス様はちょっとさみしそうな顔をした。
「同年代の子と話す機会があまりなくて、話し方がよくわかりません。そこで、同年代と思われるあなたにお願いしたいのです。」
「なるほど。ところで、アリス様はおいくつでしょうか?」
「12よ。」
ルイも12歳。同い年である。
「たしかに同い年ですね。」
「それで、・・・依頼は引き受けてくれるかしら?」
少し不安そうにこちらを見るアリス様は愛らしかった。
「喜んで、お引き受けしましょう。」
もちろん、笑顔で答えた。
ーあの時のアリスとほんと、こどもっぽかったなぁー
入学手続きを済ませたあと、ふと疑問に思った。
「アリス様、私のようなどこから来たかもわからぬやつを信用して良いのですか?」
「・・・?なぜ?あの勇者、ディアロスが認めたのですよ。疑うわけがないですわ。」
その言葉を聞いて納得した。今さらながらディアロスのすごさを知る、ルイであった。
「それでは、また、明日。ちゃんと来てくださいね!・・・あっ、そうでしたわ。あの・・・、お願いがあるのだけれど、ルイ、と、呼んでもいいかしら?嫌というならムリにとは言わないけれど・・・。」
アリスはモジモジする。最後の方の言葉はしぼんでいっていた。
「もちろん、お好きにどうぞ。」
その途端、アリスはパァと顔をほころばせた。
「ルイ、私に敬語は使わなくていいわ。そのかわり、私も敬語は使わないから。あと、呼び方はアリスよ、アリス!よくって?」
「・・・はい、わかりま・・・分かったよ。アリス。」
こうして、次の日・・・アリス、ディアロス、アトラ、ルイは学校へ入学した。
あとがき
更新遅くなりました。今回は王命ということですが、新キャラが登場しました!今回登場したアリスについて、少しだけお伝えします!
アリス
スキル
短剣
・紅乱
・レザーブレード(以下省略)
などです。
また、詳しいステータスはまた後ほど。
それでは、また、次回、お楽しみに!
「ルイ、呼び出された理由は分かるだろう?」
「はい、マイアさんの件でございましょう?」
「それなら話は早い。早速事件管理者の私の娘、アリスと話をつけてくれ。そこの兵士があんないをしてくれるだろう。」
「了解しました。」
ルイは兵士に案内され、ある一室の前に来た。
コンコンと戸を叩き、開く。重厚感のあるとびらだ。
「失礼します。」
「えぇ。兵士の皆さんは席を外してくださいな。」
すると、部屋の中にいた兵士たちはすすすすっと部屋の外に出ていった。
「どうぞそちらの椅子に腰をかけてくださいな。」
「あっ、はい。」
うながされるまま、椅子に座ってみた。すごくもふもふのクッションである。
「単刀直入に言います。今回の件(マイア事件)であなたが責任を負う必要は・・・・一切ありません。」
「えっ??ないんですか?」
「えぇ、もちろん。実は前からマイアについては王宮でも問題視されていた。近々何らかの処分を下すつもりだったのを、あなたが先に仕留めたまで。今回の呼び出しは依頼、よ。」
「はぁ。しかし、王はマイアの件と仰っていましたが。」
「気にしないで。あの王のいうことなんか。・・・ほんと、ろくなこと言っちゃって!」
なんか、アリス様からの王の立場が・・・。いや、これ以上は追求しないでおこう。
「それで、依頼とはなんでしょうか?」
「私、明日から学園に入学することになりましたの。期間は1年間。それで、護衛をしていただきたいのです。」
「・・・??なぜ私に依頼するのですか?護衛なら王宮の兵士がたくさんいるはずですよね?」
すると、アリス様はちょっとさみしそうな顔をした。
「同年代の子と話す機会があまりなくて、話し方がよくわかりません。そこで、同年代と思われるあなたにお願いしたいのです。」
「なるほど。ところで、アリス様はおいくつでしょうか?」
「12よ。」
ルイも12歳。同い年である。
「たしかに同い年ですね。」
「それで、・・・依頼は引き受けてくれるかしら?」
少し不安そうにこちらを見るアリス様は愛らしかった。
「喜んで、お引き受けしましょう。」
もちろん、笑顔で答えた。
ーあの時のアリスとほんと、こどもっぽかったなぁー
入学手続きを済ませたあと、ふと疑問に思った。
「アリス様、私のようなどこから来たかもわからぬやつを信用して良いのですか?」
「・・・?なぜ?あの勇者、ディアロスが認めたのですよ。疑うわけがないですわ。」
その言葉を聞いて納得した。今さらながらディアロスのすごさを知る、ルイであった。
「それでは、また、明日。ちゃんと来てくださいね!・・・あっ、そうでしたわ。あの・・・、お願いがあるのだけれど、ルイ、と、呼んでもいいかしら?嫌というならムリにとは言わないけれど・・・。」
アリスはモジモジする。最後の方の言葉はしぼんでいっていた。
「もちろん、お好きにどうぞ。」
その途端、アリスはパァと顔をほころばせた。
「ルイ、私に敬語は使わなくていいわ。そのかわり、私も敬語は使わないから。あと、呼び方はアリスよ、アリス!よくって?」
「・・・はい、わかりま・・・分かったよ。アリス。」
こうして、次の日・・・アリス、ディアロス、アトラ、ルイは学校へ入学した。
あとがき
更新遅くなりました。今回は王命ということですが、新キャラが登場しました!今回登場したアリスについて、少しだけお伝えします!
アリス
スキル
短剣
・紅乱
・レザーブレード(以下省略)
などです。
また、詳しいステータスはまた後ほど。
それでは、また、次回、お楽しみに!
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