麗奈の京都競馬場の陽だまりで

ミオ

文字の大きさ
上 下
4 / 7
第一章 厩務員になるまでの手続き

Ⅳ 母の落馬事故から学ぶこと

しおりを挟む
私は、麗奈、高校3年生だ。
現在は、競馬学校に通うために勉強している。今回は私のトラウマになっている母の落馬事故について触れていこうと考えている。
母が落馬事故を起こしたのは、京都競馬の第2レース。この時はダートの1800メートルで私は、母の勇姿を見ようと最前列の方に来ていたのだった。
ゲートインからその馬は大人しかったのだが、少し歩様がおかしい感じもしていたのだった。
でも、私はそこまでおかしい感じはしなかったのである。
お母さんのレースなんだもん。私は第1コーナーをカーブしていく母の様子、そして第2コーナーでスムーズに曲がっていく、流石はG1 7勝もした母を何度も見てきた第3コーナーもトップで駆け抜けていた37秒のハイペースだった。だけど、母の馬が明らかに汗をかいているのが見えたのだ。そして最終コーナーに差し掛かり先頭で抜けていただけど私の目の前まで来て、落馬事故が起きてしまうのだ今でも鮮明に覚えているあの母の姿私は、忘れることはないだろう…あの目の前で起きたことは、そう最後の直線で、母が乗っていた馬が走っている時に前側から崩れていき、次第には一回転したのだ…母は最初意識は無かったが意識を取り戻し馬に歩み寄ろうとしていた。私は、とても辛く…複雑な思いとなった。
そして私が泣いていると現れたのは、黒服を来たとある男性だった。そう悠教官である。私に向けて彼はこう言った。
「馬にもいつしか、こんな別れの形が来るのだとそして、元気に送り出した分だけ走ってくれる、そして馬にだって走りきりたかった気持ちがあったはずだ」と語っていた。私の心に深く深くのしかかることになった言葉の一つであった。
これで、初めて感じたのはあの感じは恋なのかなと…次第になって感じていくようになりました。そして私は遠征で小倉競馬場にもいかせてもらう時もあり、母の騎乗をよく見たことを覚えています。
そして、今私は、競馬学校厩務員コースに入るために勉強しているのです。今回勉強していることは、馬の餌の配合についての勉強をしてます。もちろん分からないところは雄馬に教えてもらう形で、雄馬は私の従兄弟で昭英厩舎の厩務員として働いている。私よりかなり先輩で彼がすごい羨ましかった…雄馬はよく私の事を気にかけていてとある事から私は馬に完全に惹かれ、競馬学校に向かおうとしているのだが、あの落馬事故の出来事が今でも忘れられないのである。どうしたらこの…トラウマが消えるのだろうか考えてしまった餌の配合を間違えてしまうと栄養バランスも崩れてしまう馬は特にそういうのにはデリケートな動物だって言うこと…
私は餌の配合で知ることになったのだった。
          続く
あとがき
今回も麗奈の京都競馬場の陽だまりでをご覧いただきありがとうございました!!お陰様でⅣまで来ることができました。それもこれもお気に入り登録をしてくださってる皆様のお陰でございますどうもありがとうございます!!今回のお話は母の落馬事故について、フォーカスしてみました。落馬事故は、馬が故障して起こるものもあります。それが馬のスポーツとしての一つの別れというものがあるのです。ですが今後も、かなりの競馬人口を増やしていけるように努力をしていきたいそう思いこのお話を書いていますのでぜひですね皆様にはそれを理解してもらえると大変嬉しいのです。前置きが長くなりましたが今回も麗奈の京都競馬場の陽だまりでを読んでくださりありがとうございました!!
次のⅤをお楽しみに!!
2月22日
麗奈の京都競馬場の陽だまりで
      筆者 ミオ

登場人物
麗奈・・・一旦馬から離れて、生活をしているが、とある事がきっかけで、馬にまた完全に惚れ、
厩務員を目指すことになる。
芯がしっかりとした女の子。
この小説の主人公である。
裕子・・・競馬に全く興味や馬にも興味なかったが、
とある事が、きっかけで、
馬に触れるようになり、麗奈の夢を応援する友達。
悠・・・競馬学校厩務員コースの教官で、昭英の厩舎には、
よく顔を出している。
実は昭英とは、
競馬学校時代の同じクラスで、親友だった。
競馬学校の教官の中では、
トップクラスのイケメン教官なのである。
雄馬・・・昭英の厩舎にて、
働く厩務員で、
麗奈の従兄弟に、当たる優しいお兄さん。
今回のとある事とは、
雄馬が担当する馬が逃げ出しそれが麗奈のところに、
逃げ出したのがきっかけだった。
その後、きっちり怒られている。
昭英・・・麗奈の父で、
栗東トレーニングセンターにて調教師をしているが、
出張でよく京都に来ている。麗奈には、
実は厩務員になってほしくないが母である真紀子が、
応援するために応援する立場になっている。
真紀子・・・麗奈の母で、
G1を8勝している、今回のお話は7勝時代のお話であり、
レジェンド騎手であるが、
麗奈の夢を応援しようとしている。自分の落馬事故を、
麗奈に見られているために、
騎手になってほしくないと思っている。
今回の落馬事故を起こしている人物の一人意識は回復して馬に歩み寄っている。
後々登場予定の登場人物
亜紀・・・競馬学校の厩務員コースの一人で、
同級生となる一人、
競馬学校の中でも、
競馬学校トップクラスの脳を持つ一人である。
彼女の趣味は馬を育てることと男装をすることである。
普段はよく男装をしている。
達也・・・競馬学校の厩務員コースの同級生の一人、
熱い心を持つ男の子だが、
いつも麗奈には、
気にかけている。競馬学校に入る麗奈のことを、
気にかけているようだ。
菜月・・・競馬学校厩務員コースの同級生の一人、
生徒をまとめる生徒会タイプの女性だが、
かなりみんなには、
優しい性格の持ち主。
麗奈には、
校内を案内したり、
ルールを教えることにもなる
人物。
実は麗奈のことは、
ライバル視している。
晶子・・・競馬学校厩務員コースの女性教官。
元々、厩務員として、
トップクラスの成績を、
誇っており、その支持も熱く、教官として、
オファーされた一人、
麗奈にとっては、
助けとなる女性教官の一人だ。 
陽翔・・・競馬学校厩務員コースの同級生の一人で、
東京からやってきた情に、
明るい人物の一人。
元々その高校では、イケメンが集まるイベントに、
優勝をしているのだが、
とある事から馬に興味を持ち、
競馬学校に入学する。麗奈のことを、
とても気にしている一人でもある。
しおりを挟む

処理中です...