悪役令嬢の次は、召喚獣だなんて聞いていません!

月代 雪花菜

文字の大きさ
85 / 558
第二章 外堀はこうして埋められる

検証してみましょう

しおりを挟む
 
 
「ルー、マール美味しかったの!いっぱーいとろうねー」
「いっぱいですか?」
「そうなの!リューがいっぱーいとるって!」

 え?
 会議って、マール対策だったのでしょうか。
 だから、リュート様が意気揚々と戻っていった……?
 ということは、何か思いついたということですね。

「アレには困らされておったからのぅ。マールが厄介なのはあの外殻と爪じゃ。それが無効化できるのであれば、問題ない。地元の者とリュートの知恵が合わされば、とんでもないことになるのじゃな……しかし、今回はルナの知恵や行動も大いに役立ってくれた」

 知恵や行動?
 知恵は料理のことでしょうが、行動とはどういうことだろうと首を捻っていたら、リュート様がコチラを見てニッと笑う。
 あ、その笑顔素敵です……じゃないです!

「さっきのマール。ルナの力でも簡単にさばけたからおかしいと思ったんだ。俺の一太刀でもかなりの手応えを感じたのに、非力なルナがどうして抵抗もなくできたのか……」
「殻の軟化……ですね?」
「ああ。やっぱり気づいてたか」

 先程こちらで疑問に感じていたことを、リュート様は既に理解していたということですか?
 さ、さすがです!
 前から思っていましたが、頭の回転速すぎませんかっ!?
 元日本人だからというだけでは無いような気がします。

「でも……ナナトが言うには、普通に死亡した場合と硬さが違うというのです。これほど柔らかくなるのには何か理由があるのかな……と」
「ルナの見解は?」

 目を細めてたずねてくるリュート様に、私の頭の中にある1つの考えを恐る恐る口にした。

「氷締め……ですね」
「俺もそう思った。氷締めで、冬眠状態にしたことによる効果ではないかと考えている。実際に検証してみないとわからないが、十中八九間違いないだろう」

 よくわかったなと、リュート様が私の頭を優しく撫でてくださいます。
 ルーすごいね!とチェリシュも喜び、自分の考えがリュート様と同じであったことが嬉しくなってしまいました。
 ふふっ!リュート様と同じなのですっ!
 でも、気になっていることがあったことを思い出しました。

「マールって冬眠するんですか?」
「それは間違いないらしい。テオ兄が漁師に聞き込みをしていてくれたから確かな情報だ」
「テオ兄様凄いです!さすがです!」

 手放しで褒めると、驚いた顔をしたテオ兄様は、目元を緩めて私の頭とチェリシュの頭を撫でてくださいます。
 嬉しかったのでしょうか。
 すごく優しい空気を感じます。

 リュート様とテオ兄様に頭を撫でられて、子供扱いかなって感じることもあるのに、何故かとても嬉しくて口元が緩んでしまいました。

「というわけで……用意させたぞ」

 愛の女神様がそういうと、気配を感じさせないくらいひっそりとそばに控えていた従者の方が、マールを二体出現させる。
 体格は同じですが色に若干濃淡の違いがあり……あ、右のマールは爪が大きいですね!
 パン粉が欲しい……です。
 エビフライ!絶対にタルタルソース作ってエビフライですよ!
 あ、でも、天ぷらもいいですね。
 抹茶塩って言ってましたし、天ぷらにしましょう。
 今晩は、アサリの酒蒸しに天ぷらに、ジャガイモのニョッキにマールのビスクを絡めていただきましょうか。
 わぁ……和洋折衷ですね。
 大きな爪で、いつかエビクリームコロッケを作りたいです!
 普通にフライにしても美味しいでしょうね。
 はぁ……作りたいものがいっぱいあるのに、パン……パン粉とソース……やっぱり、ソースが欲しいです。
 しかし、ソースは作ったことが無いんですよね。
 ケチャップも作りたいですが、実は材料を知っているだけで、作ったことがないので少し自信がなかったりします。
 兄と一緒に作る予定だったけど、作った記憶が無いということは……そういうことなのでしょう。

 ごめんね、お兄ちゃん───

「ルー?」
「あ、何でもないですよ。大きなマールですねぇ」
「いっぱーい、マールマヨつくれるねー」
「ねー」

 子どもはこういう時、敏感ですよね。
 気をつけないと……チェリシュを不安にさせたいわけではありませんもの。
 マールの検証をするために、会場横の何もないスペースを借りて準備しているリュート様を見ると、あとで簡単に撤去できるようにということで、石と土と砂を沢山使っているようです。
 土魔法……ですか?
 あ、その土はとても栄養たっぷり含んでそうですね。
 畑の土みたいにいい色です。

 あんなに沢山魔法を使っていたら、またすぐにお腹を空かせるのでは……そうだ、確保しておいたじゃがバターを……って、今は食べている雰囲気でも無さそうですね。
 検証が終わったら出しましょう。
 リュート様が検証フィールドを作っている間、マールがどういう魔物であるのか、ロン兄様が実物を見ながらナナトに説明を受けています。
 マールはというと、愛の女神様の従者の方に押さえられているのか、とても大人しい状態……やっぱり、従者とはいえ神様なのですね。
 これくらいの魔物では、相手にもならないようです。

「これくらいでいいか」

 その言葉を待っていたのか、従者の方がマールをリュート様の検証フィールドへと移動させました。
 ふわふわ浮いて移動するマールが驚いたように暴れていますが、全く気にならないというような感じですね。
 あっという間に移動を完了させた従者の方は、いつもの位置に戻ってしまいました。

「さて、コレがマール避けね……って!もう反応してんじゃねーかよ!」

 マール避けと言われる青色の石をリュート様が取り出した瞬間、マールたちがリュート様……いえ、青い石に向かって突進します。
 え?よ、避けるどころか引き寄せていませんかっ!?

「一つ目の検証は、アレだけで十分じゃな」
「マール避け……どころか、マール寄せですね」

 ロン兄様も呆れ顔で、マールに追いかけられているリュート様を見ていますが、これ……リュート様じゃなければ大怪我ですよ?

「魔物も突然変異を起こすことがあるからな……アレへの耐性をつけ、攻撃対象か好物へと変化させてしまったのじゃろう」

 マールが凄い勢いでリュート様を追いかける姿を見ながら、愛の女神様が説明してくださいました。
 しかし……あの子たち、どうしてあんな機敏に動けるのでしょう。
 よくよくリュート様が走っている周囲を見てみると、先程作っていた検証フィールドには足首くらいまでの高さまで水がはられています。
 なるほど、これをしたかったから石と土で作っていたのですね。
 リュート様の属性魔法って、便利というか器用というか……他の方々もこういう使い方をされるのでしょうか。

「浅瀬を想定して作られたが……それでもあの速度か」
「少しの水があるだけで、アレだけ動けるというのも困りものだね。水のない陸地に引っ張り込めば動けなくなるだろうけど、今度はあの爪で攻撃してくるからね」
「マールは、あの足と尾びれが水に浸っている度合いで速度が変わるという、漁師の考察は正解じゃったな」

 リュート様が簡易的に作った検証フィールドは砂で凹凸が作ってあり、水の深さもまちまちのようですね。
 確かに、水深が浅い場所だとマールの動きは鈍くなります。
 リュート様も、あんな場所でよく走り回っていられますね。
 びっくりして見ている私の腕に抱っこされたチェリシュは、リュート様を見て「リュー、がんばれーなの!」と声援を送っています。
 二匹のマール相手に逃げ回り、テオ兄様の方をチラチラ見ているということは、何らかの合図が決まっているのでしょうか。
 そこでようやく、テオ兄様が手をスッとあげて見せ、リュート様の動きが一転しました。
 逃げの一手だったのに、帯刀していた剣の柄に手をかけ振り返りざまに何かしたようで……私の目には全くわかりませんでしたけど、爪がぽろりと落ちたところを見ると、斬ったのですか?

「ルー、リューすごいの!」
「凄いですよね……全く見えませんでした」
「リュートの剣技は、他の者たちとは比べ物にならないほど素早い。神速の剣だ」

 テオ兄様の言葉に、そうなんですか……と驚いている私とチェリシュを見て、ロン兄様がくすりと笑っていらっしゃいました。
 な、何か笑われるようなことがあったかしら。

「ソックリだな」

 テオ兄様の言葉で、どうやら私達二人同じ仕草をしていたようだと理解し、少しだけ照れてしまいました。
 でも、チェリシュと一緒なのは嬉しいです。

 検証フィールドでは、リュート様が氷の水槽のようなものを作り出し、その中に沢山の砕かれた氷が入っていて、マール避けをその中に投入しました。
 すると、マールはマール避け目掛けて氷の中に飛び込み……動かなくなってしまいましたね。

「やっぱ、冬眠するから寒さに弱い。氷は有効だな」
「ふむ。船舶の海水を入れて魚を入れる場所に氷を入れておけば……」
「鮮度も落ちねーし、マールが混じってても無効化できる」

 動かなくなったマールを確認したあと、落ちた爪を回収してコチラに戻ってきたリュート様がそういうと、テオ兄様も肯定するように頷く。

「製氷機の強化が最優先かな」
「アーゼンラーナ、王家のお抱え工房で何とかなりそうか?」
「勿論じゃ。それくらい作れなかったら話にならん。そなたに頼むのが一番確実ではあるが……何やら作るものが多いようであるからな」
「まーな。俺の最優先はルナのおねだり第一号だ」

 誇らしげに、でも嬉しそうにそう語るリュート様。
 わ、私のものが先なのですかっ!?

「それはいけません!後回しに……あ、でも……カフェとラテが……う、うーっ」

 反射的に後回しにしてくださいとお願いしようとして、カフェとラテが大変になることを思い出して『後回しにしてください』と言っていいのかどうか迷ってしまう。
 漁師の方々も困りますし……かといって、ここで優先順位を変更したらカフェとラテが可哀想なことになってしまいます。
 
「ルナ、心配しなくても大丈夫だ。彼らだって伊達に王家お抱えなんて言われているわけじゃない。ルナの考えた物は俺にしか作れないが、マール対策の罠や漁の準備に必要な物は、誰にでも作れる」

 だから、大丈夫だよと笑うリュート様。
 ほ、本当でしょうか。
 リュート様にとっての簡単が、他の方々にとって簡単なのかどうかわかりませんもの。

「まあ、リュートが簡単な設計図を作ってくれたのじゃ。それを作らせるだけであるから問題ない。それに、これは王家の工房で作り上げねばならんじゃろう」
「一応、王の威信ってものもあるからな」

 そういえば、この問題は漁師さんたちが国王陛下に直訴したのでしたね。
 だったら、リュート様がするのではなく王家お抱えとまで言われる生産工房が、やるべき仕事なのかもしれません。

「マール避けの一時使用禁止令も出さなければな。今後、アレは罠に使える」
「そうだね。兄さんはこれをあちらに知らせるの?」
「現在、ここから西にある海岸一帯のマール討伐にあたっているだろう」

 ……そ、そこで倒されたマールは……どうなるのでしょう。
 大切な食材が!

「食材になるということも知らせなければな」

 私の顔色が変わったのがわかったのか、テオ兄様はそう付け加えます。
 良かった……無駄にしてしまうのは勿体無いですもの。

「さて、最後の確認だ」

 そう言うとリュート様は検証フィールドへ戻り、マール避けと冬眠状態のマールを一匹取り出し水の中へと戻します。
 すると、今まで眠っていた状態であったマールが活発に動き出し、マール避けを持っているリュート様に向かって突進してきました。
 神速……とは良く言ったものです。
 あの速度に到達するまで、どれだけの修練を積んできたのでしょうか。
 リュート様の努力の一端が伺えるような、美しいまでの剣さばき……こ、今回はちゃんと見えましたよ?
 チェリシュも驚いたのか、目をキラキラさせてリュート様の動きを見ています。

 こ、これは……カッコイイですよ。
 何というか、剣を構える様もそうなのですが、何よりその……が、眼光が鋭くてゾクリとするものを感じました。
 あんな目で見られたら、絶対に逃げられないです。
 鋭い眼光で、しかもあの甘くも低い声で「逃さねーよ」なんて言われたら……ぜ、絶対にその瞬間、膝から崩れ落ちる自信がありますよ!?

 何かを感じ取ったのか、チェリシュが不思議そうに見上げてきます。
 い、今は……その純真無垢な瞳で見上げるのだけは勘弁してください。
 なんだか、とても後ろめたい気持ちになります。

「ルー……ベリリ?」 

 言わないでくださいね。
 内緒です。
 妄想が過ぎたなんて口が裂けても言えませんから、内緒にしたいので、しーっ!でお願いします!


しおりを挟む
感想 4,347

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』

鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」 華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。 王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。 そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。 レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。 「お願いだ……戻ってきてくれ……」 王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。 「もう遅いわ」 愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。 裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。 これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。 お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。 ただ、愛されたいと願った。 そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。 ◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。

【完結】留学先から戻って来た婚約者に存在を忘れられていました

山葵
恋愛
国王陛下の命により帝国に留学していた王太子に付いて行っていた婚約者のレイモンド様が帰国された。 王家主催で王太子達の帰国パーティーが執り行われる事が決まる。 レイモンド様の婚約者の私も勿論、従兄にエスコートされ出席させて頂きますわ。 3年ぶりに見るレイモンド様は、幼さもすっかり消え、美丈夫になっておりました。 将来の宰相の座も約束されており、婚約者の私も鼻高々ですわ! 「レイモンド様、お帰りなさいませ。留学中は、1度もお戻りにならず、便りも来ずで心配しておりましたのよ。元気そうで何よりで御座います」 ん?誰だっけ?みたいな顔をレイモンド様がされている? 婚約し顔を合わせでしか会っていませんけれど、まさか私を忘れているとかでは無いですよね!?

〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】記憶を失ったらあなたへの恋心も消えました。

ごろごろみかん。
恋愛
婚約者には、何よりも大切にしている義妹がいる、らしい。 ある日、私は階段から転がり落ち、目が覚めた時には全てを忘れていた。 対面した婚約者は、 「お前がどうしても、というからこの婚約を結んだ。そんなことも覚えていないのか」 ……とても偉そう。日記を見るに、以前の私は彼を慕っていたらしいけれど。 「階段から転げ落ちた衝撃であなたへの恋心もなくなったみたいです。ですから婚約は解消していただいて構いません。今まで無理を言って申し訳ありませんでした」 今の私はあなたを愛していません。 気弱令嬢(だった)シャーロットの逆襲が始まる。 ☆タイトルコロコロ変えてすみません、これで決定、のはず。 ☆商業化が決定したため取り下げ予定です(完結まで更新します)

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。