悪役令嬢の次は、召喚獣だなんて聞いていません!

月代 雪花菜

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第十一章 命を背負う覚悟

11-16 発想力と行動力

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 疲労回復のお料理は沢山ある。
 その中でも、胃腸が弱っている時に食べたい食材は調理法なども考えなければならない。
 日本に居た頃は、蒸したりフードプロセッサーで細かくしたり、すりつぶしたりしていた。
 豆腐などの口当たりが良い食材も多いので、さほど苦労はしなかったが……
 そう考えると、私があまり違和感なく聖都レイヴァリスで料理が出来ているのは、リュート様の調理器具達のおかげだと思う。
 私が作っている料理を見て、これが必要では無いかと考えて造ってくれる。
 彼の発想力と実行力に救われている事が多いと改めて感じた。
 それだけ私の事を見てくれているということですものね……

「ふむ……一言で料理といっても、かなり奥深いものなのだな……食材が人の口に入るまでに、これほど工程が必要とは知らなかった……勉強になる」

 料理人達には、日々感謝だ。
 そう、神妙な顔をして言う王太子殿下は、素晴らしい方だと思う。
 人々の働きを見て当然とは捉えず、その中から良い点を見つけていくのだ。
 隣で作業をしていたベオルフ様も彼の言葉に感じる物があったのか、優しい表情をしていた。
 しっかりとメモをとっている辺り、真面目で努力家である。
 そのメモの内容は夢から覚めたときに現実の物として残せるよう、真白たちが手を尽くしてくれた。
 これで安心だと言ってはいるが、夢そのものを忘れてしまわないか心配している様子が垣間見える。
 おそらく、オーディナル様が用意していた神器がうまく作用して、それは防いでくれそうだが……最初は不安になるのもわかるから、黙って見守ることにした。
 王太子殿下がとっているメモが気になるのか、真白や紫黒だけではなく、ノエルも時々覗きにいってアドバイスをしている。
 この短期間で、この子達にここまで好かれるのは珍しいかもしれない。
 いや、真白は元々人懐っこかったかも……
 そんなことを思いながらも、料理のことはシッカリ考えていて、注意事項は随時伝えていく。
 ベオルフ様も一緒に学んでいるように時々頷いているが……彼も不思議だ。
 本当に手際が良い。
 もしかしたら、庭園に居た頃、一緒に料理をしていた可能性もあると考え見ているのだが、どうも違和感を覚える。
 彼の手際……というか、動きが誰かに似ていたのだ。
 誰の動きだったか――
 思い出そうと記憶を探っていると、ぽふんっと頭上に真白が着地した。

「ルナ、どうして唸ってるのー?」
「え……う、唸ってましたか?」
「うん!」

 そ、それは大失態です!
 不安そうな王太子殿下と、呆れ顔のベオルフ様。
 こういう時の私は考え事に没頭していると知っているベオルフ様は良いが、王太子殿下には誤解されそうだ。

「ちょっと違うことが気になって考え事をしておりました」
「そうか……それでも手は動いているのがさすがだな……」
「刃物を持っているときに考え事はしない方が良いぞ」

 感心している王太子殿下とは違い、やんわりと注意してくるベオルフ様に首をすくめながら「はい」と返答し、改めて彼の手元を見つめる。
 肉や野菜を切るときの包丁さばきは見事の一言だ。
 私の説明も一回で理解するし、王太子殿下のようにメモを取ることもない。
 流れるように動いて、迷いが無いのである。
 やっぱり……経験者っぽいですよね。

「ルナティエラ嬢、これは皿に盛り付けて良いのか?」
「あ、はい」

 とりあえず、ハーブソルトを使った鶏肉と豚肉の料理は数点完成した。
 実食していく中で王太子殿下が一番気に入ったのは、色とりどりの野菜を肉で撒いて焼く料理であった。
 中に撒く野菜は下処理をして加熱をしているので柔らかく、肉も薄くのばしてあるから焼くのに時間もかからない。
 余熱で火を通すためにジューシーだし、彩りも綺麗だ。
 兄なら、赤ワインソースや醤油で甘辛く味付けをしてくれそうだけれども……
 あと準備したのは野菜のスープである。
 ぶつ切りにした骨付きの鶏肉でスープをとり、小さめに切った野菜を沢山入れて、軟らかく煮たスープはシンプルに塩だけで味付けをしておいた。
 野菜の甘みが引き立つ優しい味がして、油で胸焼けを起こしていたのか王太子殿下はホッと息をつく。

「胃が痛む時は、こういう優しい味付けの物を取るようにしてください。脂っこい物より、消化に良くて柔らかい食べ物が胃に負担をかけませんから」
「負担をかけない……か。そこまで考えて作っているのだな……」
「食材によって、消化する時間は変わりますし、体に取り込む食べ物で人の体は変わっていきますから注意してくださいね」
「食べる物で変わるのか?」
「変わります。肉主体の食事より、バランス良く取った方が健康的ですし、弱っているときは歯ごたえのある食事よりも柔らかい食事をよく噛んで食べる方が良いと思います」

 特に王太子殿下は、ストレス性の胃潰瘍を発症しそうなので注意が必要だ。
 彼が弱ってしまっては、黒狼の主ハティの思う壺……

「ハーブソルトは材料が簡単だから、すぐに準備することができる。野菜についても、どこかで見た物ばかりだし、調理方法は料理長と話をしてみよう」
「出来ることなら、蒸し料理もしてみてください。不要な油が落ちるので、体に良いと思います」

 出来るだけ不要な油を排除して、胃を健康に保たなければ……
 バターはまだ胃に優しい油であるが、物には限度というものがある。
 お皿の上で食材が泳ぐほど使われていたら目も当てられない。
 富の象徴、裕福で力がある家だという証。
 そういって体を壊しては、本末転倒だ。

「今はスープが良さそうだな……久しぶりにまともな食事にありつけた気がする」
「それなら、具材を変えてみてください。コクのあるスープは骨ごとぶつ切りにした肉や魚で取るようにして、ジャガイモなどの野菜類を中心にしてみると良いと……あとは、ジャンポーネで手に入る味噌も良いです」
「ミソ?」
「大豆を発酵させて作る調味料ですが、塩気が多いので加熱を止めてから少量ずつ入れると良いです」

 お味噌汁の作り方も伝授しておいたのだが、これは王太子殿下だけではなくベオルフ様も興味を持ったようで、私の説明を熱心に聞いていた。
 一応、彼には味噌や醤油を使った簡単な料理を教えているが、茹でた野菜に醤油をかけるだけでも美味しいと言ったら、とても驚かれてしまった。
 野菜のおひたし……美味しいのですよ?
 出汁やみりんがあれば、もっと美味しくなるけれども、無いものは仕方が無い。
 口当たりが良くて食べやすいし、大根おろしをたっぷりのせたナスのおひたしは、我が家の定番だ。
 その時の気分や気温で変わるが、ナスは焼くか揚げるか毎回悩む。
 どちらも美味しいから、一度は味わって欲しい。
 醤油は本当に万能調味料なのです。

「よし、料理のことも覚えたし、緑茶の栽培方法も覚えた。あとは、貴族の間で流行している茶と食べ物の調査だな」
「マテオさんがほうじ茶という物を持っていたので、おそらく緑茶の情報もあるとは思いますが……」

 うん?
 いま……聞き捨てならない単語が出てきたような?
 数回瞬きを繰り返してからベオルフ様の方を見て問いかける。

「え? ほうじ茶ですか?」
「そうだが?」

 はて? 何かあったのか? とでも言いたげなベオルフ様を見つめながら、私は口を開いた。

「え? だって、ほうじ茶は緑茶を炒った物ですよ?」

 私の言葉を聞いたベオルフ様と王太子殿下は言葉を失ってしまい、顔を見合わせる。
 頭の上に浮かぶ「?」マークが見えるようだ。

「ほうじ茶は、風味が落ちた緑茶を美味しく飲むために考えられた手法のようです。これはお茶屋さんに聞いたので、間違いないかと……」
「風味が落ちた? あれほど香ばしいのにか?」
「それは炒めたか焙煎したからだと思います。それを、焙じるというのですが、ほうじ茶の名前の由来はそこからきているのですよ」
「香りが飛んだ緑茶を、美味しく飲むために考えたお茶か……それも凄いな」
「風味が落ちて緑茶の香りが楽しめなくなったら、焦げないように炒めたら良いのです。そうすれば、二度楽しめますよ?」
「それは凄いな……」

 驚かれるのも無理は無い。
 グレンドルグ王国よりも日本は、そういう努力を積み重ねてきた国だ。
 普段意識をしたことは無いが、「美味しく食べる」ことに貪欲である。
 外国の料理もすぐにアレンジをして日本人の口に合うように調整するし、美味しくするための工夫を怠らない。
 時には奇抜なこともしてしまうが、そこはご愛敬だ。
 何事もチャレンジが大事ではあるが、国民性なのか開発しているチームがチャレンジャーすぎるのか、とんでもないレベルの食べ物も存在する。
 注意書きが必要なほど辛みを追求したカレーや、とんでも味のサイダーなどが良い例だろう。
 とりあえず、お茶っ葉を使った料理でオーソドックスなのは……

「お茶っ葉を粉末状にして、パン生地に混ぜても美味しいと思いますし……」
「パンにも混ぜるのか?」
「美味しいですよ?」
「わー! ボクもそれ食べてみたーい!」
「真白ちゃんもー!」
「私も……興味がある」

 神獣達が目を輝かせているので、出来ることなら作りたいが……
 さすがに、未知なる物だから王太子殿下の負担が大きそうだ。
 目をキラキラさせ、興味津々で私に群がる可愛い子たちには申し訳無いが、今は我慢して貰いたい。

「ふむ……紅茶も、そういう利用法が出来れば良いのだがな……」
「紅茶もできます。細かく砕いてパンに練り込むのですが、甘い系とよく合います。リンゴのジャムを添えてもいいですし、甘く煮詰めた物を包んで焼いても美味しいです」
「……ベオルフ、レシピを頼む」

 あ……丸投げした。
 さすがに詰め込みすぎたか……と、反省する。
 あまりにも王太子殿下が優秀なので加減を間違えてしまったようだ。

「ルナティエラ嬢……そろそろ、お暇しよう。さすがに王太子殿下も限界だ」
「そ、そうですね。私たちが疲れさせては元も子もありませんね」

 ベオルフ様も同じ事を考えていたようでホッとした。
 良いタイミングである。
 真白とノエルは「えー!」と声を上げるほど名残惜しんでいるが、疲れさせてはいけないと考えたのか、紫黒はさっさとベオルフ様の肩へ移動してしまった。
 賢い!

「王太子殿下。食べる物や飲むものには気をつけてください。人は命をいただいて生きています。そして、その食べる物が体を作るのですから……」
「わかった。先ほどのレシピを取り入れながら、健康にも気をつけるし、適度な休憩を入れよう」
「そうしていただけると嬉しいです」
「全く……残念でならないな」
「そんな王太子殿下に、真白ちゃんたちからプレゼントをあげたから、起きたら確認してねー!」

 ……真白?
 何をしたのだろうかと私とベオルフ様がジトリと見つめていると、それに気づいた真白が慌てて首を左右に振る。

「ち、ちがうよ? 悪戯じゃないよ? 手紙のやり取りがすぐにできるような機能をペンダントにつけただけだよー!」
「ノエルが手紙を運ぶと言っていたが、密に連絡を取るときはノエルがそれだけ離れなくてはならなくなる。リスクを伴う可能性は出来るだけ低くした方が良い」
「あと一箇所くらいなら設置可能だよ?」
「ならば、母上と連絡を取りたいな」
「わかったー! 真白ちゃんが設置しておいてあげるー! だから、褒めて褒めてー!」

 この子達が揃ったら、オーディナル様に匹敵するくらい無敵なのでは……
 しかも、子供特有の柔軟な発想と無邪気さと行動力で、確認も取らずに突っ走るから怖い。
 一応、紫黒が舵取りをしてくれているようだが……心配だ。
 しかし、今回はとても良い働きをしてくれたのは事実で、大いに助かった。
 ベオルフ様に褒めてもらい、軟体動物よりもスライムかアメーバーになるのではないかと心配するほどデロデロに溶けている真白に呆れていたら、何故か私も頭を撫でられた。
 その絶妙な力加減に、真白が溶けた理由も判る気がする。
 口元がふにゃりと笑みを浮かべて、少しだけ困ったように彼を見上げた。

「力が抜けちゃいますねぇ……これは、嬉しいのですが困りました」

 私の言葉を聞いたベオルフ様は、目を細めている。
 こういう時間が本当に嬉しい。
 ほっこり癒やしタイムだ。
 えへへ……と笑っていたら、不意に手が止まった。
 そして、どうしたのだろうと思った瞬間、何の前触れも無くベオルフ様に抱き上げられてしまう。
 急に目線が高くなって驚いてしまったが、慣れという物は怖い。
 慌てることも無く、ベオルフ様の筋肉で覆われた首に腕を回して体を固定した。

「それでは、王太子殿下。また何かあればお邪魔しますので……」
「え、あ……うーん……わかった……ていうか……お前は……」
「何か?」
「いや……いい。何か……ちょっと慣れてきた自分がいるから、もういい」
「そうですか」
「それでは、失礼いたします」
「ああ……またな、二人とも。食事にも気をつけて、黒狼の主ハティに後れを取らぬように日々を送ろう。今度も楽しい会話ができることを心待ちにしている」

 王太子殿下の笑顔に見送られ、私たちは彼の夢から外へ出た。
 思いがけない邂逅であったが、とても有意義な時間であったように思う。
 ベオルフ様は、外に出ても私をおろすことはなく、そのまま移動するつもりのようだ。
 真白と紫黒の楽しいおしゃべり。
 ノエルが昔のように、ベオルフ様の周囲をぴょんぴょん跳ねて歩いている。
 それがとても可愛らしくて、私とベオルフ様は無言で視線を合わせて笑みをこぼした。

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