1 / 2
繋がり合う意志、巡り合う運命①
しおりを挟む
───今日、親戚が亡くなった。
仕事の昼休みの時、本家のお付きの人から連絡があり、18時から通夜が開かれると知らせを受けた。
正直、あまり気乗りはしなかった。
何故なら、その人達とは血縁であってもあまりにも遠すぎて、血の繋がりがあるかすらも怪しいからだ。
しかし、良くも悪くも、大地主の家系に生まれた身の上、参加しないという選択肢は与えられなかった。
豪勢な装飾に豪華な弔問客、渡された弁当の値段も想像出来なくて、見栄っ張りの我が家らしい通夜だなと思った。
18時からたっぷり3時間ほど掛けて通夜は執り行われて、どっぷりと夜が耽る頃、ようやく解放された。
もう帰るのかと、親戚や兄妹からグチグチ言われるも、長居する理由も無いのでさっさと葬式場を出ようとする。すると──
「ん?」
前を横切った制服姿の少女から、ポトリとハンカチが落ちる。
「おい、ハンカチ落としたぞ?」
ハンカチを拾い上げて、少女を呼び止める。
声に気付いた少女はゆっくりとこちらに振り向き、ハンカチを受け取る。
そして無言のまま、彼女は何処かへと行ってしまった。
「何だったんだ?」
顔は良く見えなかったが、不思議な子供だなと漠然と思った。
ここにいると言うことは、恐らく親戚だろうが、知っている親戚に中学生くらいの子供なんていたっけ? と疑問が浮かぶ。
どうでも良いことなので、数秒後には思考の彼方へと消えてしまった。
例え見知った顔だとしても、恐らく次会う時には忘れてしまうだろう、それだけ、彼女含め親戚の存在は俺にとってどうでも良いものだった。
しかし、運命の悪戯なのか、偶然か必然か、後に俺達は再び巡り合う。
これが、俺、樋山篤史と少女の初めての出会いだった。
「はあ、今年ももう終わりか……」
時は巡り12月31日大晦日。
昨日から降り続いた雨は夕方にはようやく止み、窓のガラスにはほんのりと水滴が残っていた。
時間にして22時前、後2時間もすれば年が明ける。
テレビ画面に映る映像もいよいよといった感じで盛り上がっていて、今が年の瀬だと肌に感じた。
「はあ…行きたくねえな、でもそれじゃあ蕎麦がなぁ~……」
我が家でも例の如く年越し蕎麦を食べる。
しかし、今年は気合を入れて蕎麦屋から調達したというのに肝心の薬味であるネギを買い忘れるという失態を犯した。
ネギなくして、蕎麦など食べられない。
面倒だと感じながらも厚手のコートを羽織、買い物に出掛けようとする。すると、家の固定電話が鳴った。
こんな時間に誰だと、電話を取ってみる。
「はい、樋山ですけど」
「あ、篤史様ですか、私早苗です」
「早苗さん? どうしたんですか?」
電話の主は女性で、本家である「倉田家」に長く使えている早苗さんだった。
確か、本家は今、絶賛宴会中なはず、どうしたのだろうと疑問が浮かぶ。
「それが……以前お話ししたご親戚の娘様が突如失踪いたしまして、現在お付き総出で探しているのです」
「なるほど……」
「篤史様は、何かご存じありませんか?」
「…………」
あの葬式の後、本家では色々ごたごたがあったらしい。
ひとえに、両親が亡くなり残された子供を誰が引き取るのか…という話で。
誰しもが引き取りを拒否し、誰かに押し付け合いをし、最終的には本家で預かる運びとなったはずだ。
でもその子が失踪など、あまり穏やかな話では無かった。
「すみませんが俺は知りません、というか他県に住んでいる俺のところへは流石に来ないと思いますよ、面識もありませんし」
「そう……ですよね、すみません夜分遅くに失礼致します」
「はい早苗さんこそ、よいお年を」
挨拶をし電話を切る。
折角の大晦日なのにおちおちゆっくりも出来ないなんて早苗さんも大変だなと、まるで他人事のように家を出た。
「はあ…クソ寒っ……」
真冬だけあり、体感温度はとっくに氷点下に達している。その中で未だ雪が降らないのが不思議なくらいだった。
10分ほど掛けて近くのコンビニ行き、元来た道を戻る。
近所だけあり、見覚えのある街並みが広がる。
その時、子供の頃よく遊んだ公園を発見した。普段はあまり意識することは無かったが、今日はやたらと目についた。
とっさの出来心で公園へ足を踏み入れる。
当然ながら人影など微塵もなく、古びた滑り台とブランコ、そして唯一あの時から変わっていない屋根付きのベンチがあるだけだった。
俺の足は、恐らくこの公園で一番愛着があったベンチの方へ向いていた。
生垣をすり抜け、懐かしのベンチと対面を果たした時───
「えっ………」
そこには人影があり一瞬固まる。
中学生くらいか、とにかく子供らしき人物がベンチに腰かけていた。
こんなところで何をしているのだろうか、大晦日のこんな時間に子供が一人公園にいるなんてどう見ても普通ではない。
非行少年、という線も考えたがとりあえず声だけ掛けてみる。
「お前、こんなところで何をしているんだ?」
怖がらせないように、少し屈んで声を掛ける。
「…………」
しかし、反応は無い。
寝ているのかと少しだけ触れてみる。
「⁉ 冷たっ……⁉」
その子の体…というか服は水ですっかり濡れていた。
どういうことだと、携帯の明かりを子供に向け、その全身が露わになる。
まさかの女の子だった。
そして、予想通り彼女の体は頭の先からあしの先まで、まるで雨に降られたようにぐっしょりと濡れていた。
「お前家は何処だ、今すぐに帰れ!」
聞きたいことは沢山あるが、とにかく今は彼女を家に帰すことが最優先だった、しかし、
「…………」
彼女は一向に言葉すら発しようとしない。
言葉を発さないだけで体は小刻みに震えている、相当寒いはずだ。しかし、何度問いかけても彼女は反応を示してくれない。
「……っ……⁉ このままだと本当に死ぬぞ、お前!」
いよいよ憤りを我慢できないくなり、らしくなく言葉を荒げる。
すると、ゆっくりと顔を上げた彼女と目が合う。
端正な顔立ちの、非常に可愛らしい子供だった。しかし、様子がおかしい、
───目に、光が無いのだ。
まるで、この世全ての憎しみを凝縮したような、常闇という言葉すら生温く感じてしまうほど冷たい目がそこにあった。
もう、幾度となく見てきた人達と同じ目だ。
こればかりは、いつまで経っても慣れない、否、慣れてはいけない。
全てを諦めてしまった人達、それらが行きつく先は決まっている。
「寒いんだろ? こんなところにいてもただ冷たいだけだ。お前が何でこんなところにいるのか分からないけど、親御さんもきっと心配してる、だから、早く家に帰ってやれ。な?」
これ以上見ていられなくて、必死に彼女を説得する。
すると、堅く閉ざされていた彼女の口がほんの少しだけ動いた。
「………い……です………」
消え入りそうな声が、彼女の口から発せられた。
「え、ごめん、もう一度言ってくれるか?」
再度彼女に問う。
「いない……です………もう…………なにも……」
相変わらず消え入りそうな声だったが、今回ははっきりと聞こえた。いない、と。
どういうことだろうかと一瞬思ったが、そのことよりも目の前の少女に見覚えがあることに気が付いた。
「……もしかしてお前、倉田の家の子か?」
彼女は反応してくれなかったが、倉田という単語に一瞬反応したことを見逃さなかった。
「マジかよ…お前……」
嘘だろ…と思わず溜息が出そうになった。
しかし、今は一先ず彼女の安全の確保を優先する。
「……一応俺は倉田の親戚だ、不本意だけどな、お前、名前は?」
「……倉田……朱莉です…」
「朱莉だな、じゃあ良ければだけど今から家に来ないか?」
「え………」
「今は暖房も点いてないし、寒いけど、ここよりかは幾分かマシだと思う。お前がここにいるって言うならもう止めない、だが、少しでもその気があるんなら、俺のところに来い」
「…………」
彼女からの反応は無かった。
言葉の通り、もう無理強いをする気は無かった。子供だからと、もう倉田の親戚なんかと関わり合いたく無かった。
はぁ…と溜息をつきベンチを離れようとする。すると、
「連いてくるのか?」
控えめではあるのだが、コートの袖を摘ままれた。
相変わらず反応は返ってこないが、摘ままれた袖を話そうとしないので、つまりはそう言うことなのだろう。
分かったと、俺は着ている上着を彼女に掛けた。濡れていても幾分かマシにもなるだろう。
「立てるか?」
彼女は立とうとするが、身体が強張っているのか立てそうに無かった。
「はあ…世話が焼けるな……」
もう本音を隠す気も更々なく、乗れと彼女に背中を向ける。
彼女は遠慮がちに俺に体重を預けてきた。
服越しに、彼女の寒さが伝わる。一体こんな状態でどのくらい外にいたのか想像すらも出来なかった。
彼女の重みを感じながら家へと続く帰路を急ぐ。
年が明けるまで、残り1時間30分を切っていた。
仕事の昼休みの時、本家のお付きの人から連絡があり、18時から通夜が開かれると知らせを受けた。
正直、あまり気乗りはしなかった。
何故なら、その人達とは血縁であってもあまりにも遠すぎて、血の繋がりがあるかすらも怪しいからだ。
しかし、良くも悪くも、大地主の家系に生まれた身の上、参加しないという選択肢は与えられなかった。
豪勢な装飾に豪華な弔問客、渡された弁当の値段も想像出来なくて、見栄っ張りの我が家らしい通夜だなと思った。
18時からたっぷり3時間ほど掛けて通夜は執り行われて、どっぷりと夜が耽る頃、ようやく解放された。
もう帰るのかと、親戚や兄妹からグチグチ言われるも、長居する理由も無いのでさっさと葬式場を出ようとする。すると──
「ん?」
前を横切った制服姿の少女から、ポトリとハンカチが落ちる。
「おい、ハンカチ落としたぞ?」
ハンカチを拾い上げて、少女を呼び止める。
声に気付いた少女はゆっくりとこちらに振り向き、ハンカチを受け取る。
そして無言のまま、彼女は何処かへと行ってしまった。
「何だったんだ?」
顔は良く見えなかったが、不思議な子供だなと漠然と思った。
ここにいると言うことは、恐らく親戚だろうが、知っている親戚に中学生くらいの子供なんていたっけ? と疑問が浮かぶ。
どうでも良いことなので、数秒後には思考の彼方へと消えてしまった。
例え見知った顔だとしても、恐らく次会う時には忘れてしまうだろう、それだけ、彼女含め親戚の存在は俺にとってどうでも良いものだった。
しかし、運命の悪戯なのか、偶然か必然か、後に俺達は再び巡り合う。
これが、俺、樋山篤史と少女の初めての出会いだった。
「はあ、今年ももう終わりか……」
時は巡り12月31日大晦日。
昨日から降り続いた雨は夕方にはようやく止み、窓のガラスにはほんのりと水滴が残っていた。
時間にして22時前、後2時間もすれば年が明ける。
テレビ画面に映る映像もいよいよといった感じで盛り上がっていて、今が年の瀬だと肌に感じた。
「はあ…行きたくねえな、でもそれじゃあ蕎麦がなぁ~……」
我が家でも例の如く年越し蕎麦を食べる。
しかし、今年は気合を入れて蕎麦屋から調達したというのに肝心の薬味であるネギを買い忘れるという失態を犯した。
ネギなくして、蕎麦など食べられない。
面倒だと感じながらも厚手のコートを羽織、買い物に出掛けようとする。すると、家の固定電話が鳴った。
こんな時間に誰だと、電話を取ってみる。
「はい、樋山ですけど」
「あ、篤史様ですか、私早苗です」
「早苗さん? どうしたんですか?」
電話の主は女性で、本家である「倉田家」に長く使えている早苗さんだった。
確か、本家は今、絶賛宴会中なはず、どうしたのだろうと疑問が浮かぶ。
「それが……以前お話ししたご親戚の娘様が突如失踪いたしまして、現在お付き総出で探しているのです」
「なるほど……」
「篤史様は、何かご存じありませんか?」
「…………」
あの葬式の後、本家では色々ごたごたがあったらしい。
ひとえに、両親が亡くなり残された子供を誰が引き取るのか…という話で。
誰しもが引き取りを拒否し、誰かに押し付け合いをし、最終的には本家で預かる運びとなったはずだ。
でもその子が失踪など、あまり穏やかな話では無かった。
「すみませんが俺は知りません、というか他県に住んでいる俺のところへは流石に来ないと思いますよ、面識もありませんし」
「そう……ですよね、すみません夜分遅くに失礼致します」
「はい早苗さんこそ、よいお年を」
挨拶をし電話を切る。
折角の大晦日なのにおちおちゆっくりも出来ないなんて早苗さんも大変だなと、まるで他人事のように家を出た。
「はあ…クソ寒っ……」
真冬だけあり、体感温度はとっくに氷点下に達している。その中で未だ雪が降らないのが不思議なくらいだった。
10分ほど掛けて近くのコンビニ行き、元来た道を戻る。
近所だけあり、見覚えのある街並みが広がる。
その時、子供の頃よく遊んだ公園を発見した。普段はあまり意識することは無かったが、今日はやたらと目についた。
とっさの出来心で公園へ足を踏み入れる。
当然ながら人影など微塵もなく、古びた滑り台とブランコ、そして唯一あの時から変わっていない屋根付きのベンチがあるだけだった。
俺の足は、恐らくこの公園で一番愛着があったベンチの方へ向いていた。
生垣をすり抜け、懐かしのベンチと対面を果たした時───
「えっ………」
そこには人影があり一瞬固まる。
中学生くらいか、とにかく子供らしき人物がベンチに腰かけていた。
こんなところで何をしているのだろうか、大晦日のこんな時間に子供が一人公園にいるなんてどう見ても普通ではない。
非行少年、という線も考えたがとりあえず声だけ掛けてみる。
「お前、こんなところで何をしているんだ?」
怖がらせないように、少し屈んで声を掛ける。
「…………」
しかし、反応は無い。
寝ているのかと少しだけ触れてみる。
「⁉ 冷たっ……⁉」
その子の体…というか服は水ですっかり濡れていた。
どういうことだと、携帯の明かりを子供に向け、その全身が露わになる。
まさかの女の子だった。
そして、予想通り彼女の体は頭の先からあしの先まで、まるで雨に降られたようにぐっしょりと濡れていた。
「お前家は何処だ、今すぐに帰れ!」
聞きたいことは沢山あるが、とにかく今は彼女を家に帰すことが最優先だった、しかし、
「…………」
彼女は一向に言葉すら発しようとしない。
言葉を発さないだけで体は小刻みに震えている、相当寒いはずだ。しかし、何度問いかけても彼女は反応を示してくれない。
「……っ……⁉ このままだと本当に死ぬぞ、お前!」
いよいよ憤りを我慢できないくなり、らしくなく言葉を荒げる。
すると、ゆっくりと顔を上げた彼女と目が合う。
端正な顔立ちの、非常に可愛らしい子供だった。しかし、様子がおかしい、
───目に、光が無いのだ。
まるで、この世全ての憎しみを凝縮したような、常闇という言葉すら生温く感じてしまうほど冷たい目がそこにあった。
もう、幾度となく見てきた人達と同じ目だ。
こればかりは、いつまで経っても慣れない、否、慣れてはいけない。
全てを諦めてしまった人達、それらが行きつく先は決まっている。
「寒いんだろ? こんなところにいてもただ冷たいだけだ。お前が何でこんなところにいるのか分からないけど、親御さんもきっと心配してる、だから、早く家に帰ってやれ。な?」
これ以上見ていられなくて、必死に彼女を説得する。
すると、堅く閉ざされていた彼女の口がほんの少しだけ動いた。
「………い……です………」
消え入りそうな声が、彼女の口から発せられた。
「え、ごめん、もう一度言ってくれるか?」
再度彼女に問う。
「いない……です………もう…………なにも……」
相変わらず消え入りそうな声だったが、今回ははっきりと聞こえた。いない、と。
どういうことだろうかと一瞬思ったが、そのことよりも目の前の少女に見覚えがあることに気が付いた。
「……もしかしてお前、倉田の家の子か?」
彼女は反応してくれなかったが、倉田という単語に一瞬反応したことを見逃さなかった。
「マジかよ…お前……」
嘘だろ…と思わず溜息が出そうになった。
しかし、今は一先ず彼女の安全の確保を優先する。
「……一応俺は倉田の親戚だ、不本意だけどな、お前、名前は?」
「……倉田……朱莉です…」
「朱莉だな、じゃあ良ければだけど今から家に来ないか?」
「え………」
「今は暖房も点いてないし、寒いけど、ここよりかは幾分かマシだと思う。お前がここにいるって言うならもう止めない、だが、少しでもその気があるんなら、俺のところに来い」
「…………」
彼女からの反応は無かった。
言葉の通り、もう無理強いをする気は無かった。子供だからと、もう倉田の親戚なんかと関わり合いたく無かった。
はぁ…と溜息をつきベンチを離れようとする。すると、
「連いてくるのか?」
控えめではあるのだが、コートの袖を摘ままれた。
相変わらず反応は返ってこないが、摘ままれた袖を話そうとしないので、つまりはそう言うことなのだろう。
分かったと、俺は着ている上着を彼女に掛けた。濡れていても幾分かマシにもなるだろう。
「立てるか?」
彼女は立とうとするが、身体が強張っているのか立てそうに無かった。
「はあ…世話が焼けるな……」
もう本音を隠す気も更々なく、乗れと彼女に背中を向ける。
彼女は遠慮がちに俺に体重を預けてきた。
服越しに、彼女の寒さが伝わる。一体こんな状態でどのくらい外にいたのか想像すらも出来なかった。
彼女の重みを感じながら家へと続く帰路を急ぐ。
年が明けるまで、残り1時間30分を切っていた。
0
あなたにおすすめの小説
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる