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第四節 三人+α寄れば
第1話 たで食うなんとやら
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喉が渇く。
飢餓が襲う。
似通うモノを求めても得られる安らぎはない。
真実、ただ一つが欲しい。
生を謳うあの喉。
横たわる身体に衝きたてる牙を思えば、真紅が彩る。
まだ記憶に新しい、生温く通り抜ける赤い紅い朱い――――液体。
今、ごくりと鳴る喉を通るは、干からびた己が肉の感触と焦がれる想いだけ。
アレをもう一度自身のモノとするには、どうすれば良いのか。
検討が付かない。
渇いた歯で唇を噛みしめる。
それでどうなる訳でもないが、気づいたのはその唇さえ渇き、自然と裂傷を起こしていたこと。
ぺろり、舌で舐めとる傷口は、己のモノであっては何の感慨もない。
試しに腕を口元まで持ち上げ、牙を衝きたてる。
飢えから目を逸らすための、ただの自傷。
それでも鋭く裂かれた腕から落ちる紅は、口内に溢れ、一筋の流れが顎下を伝う。渇きのまま啜ろうとも、ただ生温かく、ねとりとした感触が喉を過ぎるのみ。
細まる瞳。
笑みでも憤怒でもない、精彩を欠いた面が腕を解放する。
すると噛み跡はすぐさま消え去り、袖を穿った事実のみが残った。
潤さぬ液体など興味はなく、口内に残るそれを地に吐き捨て、荒々しく拭う。
そして満たされぬ衝動のまま、壁に拳を叩きつけた。
陥没した壁を伝い、天井から粉が舞う。
「……………………欲しい……」
搾り出し、渇望する音は宙へ溶け、余韻も残さず消えていった。
* * *
「……シイちゃん、大丈夫かしら?」
しとしと降り注ぐ雨が止んで、一週間は経った頃――のはず。
恒例行事のように、朝食後に振る舞われる茶で喉を潤わせた泉は、日数を胸内で数えながら呟いた。
雨が終わった奇人街は陽にあっては淀み、夜にあっては騒々しい日常に戻っていた。こうなると意識しなければ時間間隔が曖昧となり、過ぎた日を数えることすら難しくなる。毎日毎日、同じことの繰り返し。自分の記憶さえおぼろげだというのに、カレンダーもない奇人街では、一ヶ月を数えるのも一苦労だ。
当初、泉は過ぎた日数を紙に記していた。
保てない記憶を補うには最適だと考えて。だが、紙は三日を記したところで、何の断りもなくワーズに捨てられてしまった。すぐに気づいてはゴミ箱の蓋を開けたものの、そこにあったのは底なしの穴。ゴミ箱の外見は一メートルもないのに、中の深さはそれ以上だった。仕組みは不明だが、奇人街のゴミ箱は焼却炉に直結しているらしい。奇怪な街の奇怪なゴミ箱システムの前では、追求を諦めるしかなかった。
それでも、原因であるワーズに何故と詰め寄れば「だって泉嬢、日数間違っていたから」と言われてしまう。どうやら毎日書いているつもりだった数字は、三日坊主を待たずして、奇人街の時間の流れに惑わされていたようだ。
かくして記録を諦めた泉。
しかし幾日経とうと、あの子どものことが頭から離れることはなかった。
シイに関し、泉が最初に尋ねた相手は史歩。それがいつの間にか、あれ以来部屋に戻らず居間で怪しげな実験に精を出す、三白眼の白衣へと移行していく。研究だけが取り柄、もとい、生き甲斐と思っていた学者は、シイをよく知っているらしく、聞けば情報がぽんぽんと出てきた。
その中で泉の心を捉えたのは、シイには家がないという話。
どういう意味か問うのは躊躇われ、絞りに絞った声で聞いたのは、雨風を凌げるか否かの二択。けれどスエはしばし黙考して後、酷く曖昧に答えた。
――可といえば可、不可といえば不可、ネ。
仕草や表情に変化はなかったものの、そう告げたスエの様子はどこか物憂げで、泉の目には心配と映るほど。
「泉嬢ってさ、お人好しだよね」
「へ?」
ズズズ……と音を立てて茶を啜るワーズは、ソファで寛ぐ泉の前に陣取り、へらり笑ってみせた。
考えに沈んでいた泉が言葉の意味を図りかねていれば、続けて言う。
「だってさあ、自分を襲おうとした相手、普通は気にかける必要ないでしょう? しかも人間じゃないのに」
自覚なくしつこく尋ねていた際に、流れで話してしまったシイとの出会い。
これに対し、人間贔屓の店主は良い顔をしなかった。
元々、スエの血を求めるシイを嫌悪していた様子のワーズ。
どこまでも人間には好意を、これを傷つける人外には害意を抱く彼に、無駄だと知りつつも泉はフォローを入れる。
「襲うっていっても、スエさんの時みたいな強引さはないですし。選択の自由があったからこそ、私は血をあげずに済んだところがありますし」
「やれやれ。その時にあげときゃ良かったネ。そうしたらワシが襲われることも、シイがあの状態に陥ることもなかったヨ」
こちらへ背を向け蹲り、何かに熱中していると思っていたスエが勝手なことを言う。シイのことは気がかりであっても、血をあげる、イコール喰われる式が頭の中で展開され、知らず眉が吊り上った。
「無茶言わないでください。あの時はそんな余裕なんか! 第一――」
言いかけ、止め、言葉ごと茶を口に入れて呑み込んだ。
不自然な途切れなど最早耳に入っていないのか、スエは小声で「なかなか解けんヨ」と呟き、作業に没頭している。そんなスエの、芥屋にいる間は辛うじて清潔を保っている髪を見つめる泉。
正確には、ボサボサのくすんだ金髪に隠れたうなじを。
訂正するなら、用があるのはうなじ本体ではなく、コレを狙うシイのこと。
「…………狙われないのは、ありがたいくらいですけど」
血を求めるシイの前でスエと泉が並ぶとして、まっしぐらに襲われるのはスエなのだと、ひょっこり顔を見せたクァンまでもが言っていた。その後、ワーズの嫌がらせで業火を撒き散らす彼女が映らないほど、ショックを受けた記憶は未だ新しい。
「分かるぞ、綾音。その気持ちは痛いくらいに、な」
「史歩さん」
挨拶代わりの慰めを受け、視線を店側へ向ければ、今日はきちんと草履を脱いで上がる袴姿。へらり笑う店主を一睨みで退けた史歩は、彼が座っていた椅子には座らず、その近くの椅子に腰掛けた。
露骨な行動に、ワーズは相変わらず気分を害した様子もなく、茶を入れた湯呑みを史歩へ出しては、台所の縁に寄りかかってこちらを眺めている。ふやけた顔から、人間がいるだけで嬉しいのだろう。ただそれだけのはずなのに、配色が不気味なせいで何かを企んでいるように見えるのが何だが。
おざなりの礼で湯呑みを受け取った史歩は、それに口をつけつつ、
「嫌だよな。きっちり風呂に入っている自分より、小汚い学者の血が美味いなんて。嗜好ったって、もう少し万人に通用するモノにして欲しいよな」
しみじみ語る。
「若く健康的で清潔な女。こちとら人身御供にゃ持って来いの逸材だってのに。なあ?」
「…………はあ」
指摘は正しいかもしれないが、発言が悉く恐ろしい。
間の抜けた返事に片眉を上げた史歩はふっと笑う。
「なに、シイなら心配ない。好物は学者だろうが、他で満たせば済む話だ。それに、枯渇状態の死人は大人なら猫に届くくらい強い。そう簡単に死ぬことはないさ」
「枯渇状態? シビト? 猫に届くくらいって……」
話の流れから、シビトというのがシイの属する種族名と理解しても、その響きや前後の言葉と話は不穏に残る。
感じたまま、泉が不安を浮かべたなら、史歩が一つ頷いた。
「よし、ならば今日は死人について教えてやろう」
「あ、はい、お願いします」
史歩のこの言葉に、彼女がこの時間帯、芥屋で茶を啜る意味を思い出した泉。
ノート状に纏めた紙とペンを食卓の上に用意する。
飢餓が襲う。
似通うモノを求めても得られる安らぎはない。
真実、ただ一つが欲しい。
生を謳うあの喉。
横たわる身体に衝きたてる牙を思えば、真紅が彩る。
まだ記憶に新しい、生温く通り抜ける赤い紅い朱い――――液体。
今、ごくりと鳴る喉を通るは、干からびた己が肉の感触と焦がれる想いだけ。
アレをもう一度自身のモノとするには、どうすれば良いのか。
検討が付かない。
渇いた歯で唇を噛みしめる。
それでどうなる訳でもないが、気づいたのはその唇さえ渇き、自然と裂傷を起こしていたこと。
ぺろり、舌で舐めとる傷口は、己のモノであっては何の感慨もない。
試しに腕を口元まで持ち上げ、牙を衝きたてる。
飢えから目を逸らすための、ただの自傷。
それでも鋭く裂かれた腕から落ちる紅は、口内に溢れ、一筋の流れが顎下を伝う。渇きのまま啜ろうとも、ただ生温かく、ねとりとした感触が喉を過ぎるのみ。
細まる瞳。
笑みでも憤怒でもない、精彩を欠いた面が腕を解放する。
すると噛み跡はすぐさま消え去り、袖を穿った事実のみが残った。
潤さぬ液体など興味はなく、口内に残るそれを地に吐き捨て、荒々しく拭う。
そして満たされぬ衝動のまま、壁に拳を叩きつけた。
陥没した壁を伝い、天井から粉が舞う。
「……………………欲しい……」
搾り出し、渇望する音は宙へ溶け、余韻も残さず消えていった。
* * *
「……シイちゃん、大丈夫かしら?」
しとしと降り注ぐ雨が止んで、一週間は経った頃――のはず。
恒例行事のように、朝食後に振る舞われる茶で喉を潤わせた泉は、日数を胸内で数えながら呟いた。
雨が終わった奇人街は陽にあっては淀み、夜にあっては騒々しい日常に戻っていた。こうなると意識しなければ時間間隔が曖昧となり、過ぎた日を数えることすら難しくなる。毎日毎日、同じことの繰り返し。自分の記憶さえおぼろげだというのに、カレンダーもない奇人街では、一ヶ月を数えるのも一苦労だ。
当初、泉は過ぎた日数を紙に記していた。
保てない記憶を補うには最適だと考えて。だが、紙は三日を記したところで、何の断りもなくワーズに捨てられてしまった。すぐに気づいてはゴミ箱の蓋を開けたものの、そこにあったのは底なしの穴。ゴミ箱の外見は一メートルもないのに、中の深さはそれ以上だった。仕組みは不明だが、奇人街のゴミ箱は焼却炉に直結しているらしい。奇怪な街の奇怪なゴミ箱システムの前では、追求を諦めるしかなかった。
それでも、原因であるワーズに何故と詰め寄れば「だって泉嬢、日数間違っていたから」と言われてしまう。どうやら毎日書いているつもりだった数字は、三日坊主を待たずして、奇人街の時間の流れに惑わされていたようだ。
かくして記録を諦めた泉。
しかし幾日経とうと、あの子どものことが頭から離れることはなかった。
シイに関し、泉が最初に尋ねた相手は史歩。それがいつの間にか、あれ以来部屋に戻らず居間で怪しげな実験に精を出す、三白眼の白衣へと移行していく。研究だけが取り柄、もとい、生き甲斐と思っていた学者は、シイをよく知っているらしく、聞けば情報がぽんぽんと出てきた。
その中で泉の心を捉えたのは、シイには家がないという話。
どういう意味か問うのは躊躇われ、絞りに絞った声で聞いたのは、雨風を凌げるか否かの二択。けれどスエはしばし黙考して後、酷く曖昧に答えた。
――可といえば可、不可といえば不可、ネ。
仕草や表情に変化はなかったものの、そう告げたスエの様子はどこか物憂げで、泉の目には心配と映るほど。
「泉嬢ってさ、お人好しだよね」
「へ?」
ズズズ……と音を立てて茶を啜るワーズは、ソファで寛ぐ泉の前に陣取り、へらり笑ってみせた。
考えに沈んでいた泉が言葉の意味を図りかねていれば、続けて言う。
「だってさあ、自分を襲おうとした相手、普通は気にかける必要ないでしょう? しかも人間じゃないのに」
自覚なくしつこく尋ねていた際に、流れで話してしまったシイとの出会い。
これに対し、人間贔屓の店主は良い顔をしなかった。
元々、スエの血を求めるシイを嫌悪していた様子のワーズ。
どこまでも人間には好意を、これを傷つける人外には害意を抱く彼に、無駄だと知りつつも泉はフォローを入れる。
「襲うっていっても、スエさんの時みたいな強引さはないですし。選択の自由があったからこそ、私は血をあげずに済んだところがありますし」
「やれやれ。その時にあげときゃ良かったネ。そうしたらワシが襲われることも、シイがあの状態に陥ることもなかったヨ」
こちらへ背を向け蹲り、何かに熱中していると思っていたスエが勝手なことを言う。シイのことは気がかりであっても、血をあげる、イコール喰われる式が頭の中で展開され、知らず眉が吊り上った。
「無茶言わないでください。あの時はそんな余裕なんか! 第一――」
言いかけ、止め、言葉ごと茶を口に入れて呑み込んだ。
不自然な途切れなど最早耳に入っていないのか、スエは小声で「なかなか解けんヨ」と呟き、作業に没頭している。そんなスエの、芥屋にいる間は辛うじて清潔を保っている髪を見つめる泉。
正確には、ボサボサのくすんだ金髪に隠れたうなじを。
訂正するなら、用があるのはうなじ本体ではなく、コレを狙うシイのこと。
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血を求めるシイの前でスエと泉が並ぶとして、まっしぐらに襲われるのはスエなのだと、ひょっこり顔を見せたクァンまでもが言っていた。その後、ワーズの嫌がらせで業火を撒き散らす彼女が映らないほど、ショックを受けた記憶は未だ新しい。
「分かるぞ、綾音。その気持ちは痛いくらいに、な」
「史歩さん」
挨拶代わりの慰めを受け、視線を店側へ向ければ、今日はきちんと草履を脱いで上がる袴姿。へらり笑う店主を一睨みで退けた史歩は、彼が座っていた椅子には座らず、その近くの椅子に腰掛けた。
露骨な行動に、ワーズは相変わらず気分を害した様子もなく、茶を入れた湯呑みを史歩へ出しては、台所の縁に寄りかかってこちらを眺めている。ふやけた顔から、人間がいるだけで嬉しいのだろう。ただそれだけのはずなのに、配色が不気味なせいで何かを企んでいるように見えるのが何だが。
おざなりの礼で湯呑みを受け取った史歩は、それに口をつけつつ、
「嫌だよな。きっちり風呂に入っている自分より、小汚い学者の血が美味いなんて。嗜好ったって、もう少し万人に通用するモノにして欲しいよな」
しみじみ語る。
「若く健康的で清潔な女。こちとら人身御供にゃ持って来いの逸材だってのに。なあ?」
「…………はあ」
指摘は正しいかもしれないが、発言が悉く恐ろしい。
間の抜けた返事に片眉を上げた史歩はふっと笑う。
「なに、シイなら心配ない。好物は学者だろうが、他で満たせば済む話だ。それに、枯渇状態の死人は大人なら猫に届くくらい強い。そう簡単に死ぬことはないさ」
「枯渇状態? シビト? 猫に届くくらいって……」
話の流れから、シビトというのがシイの属する種族名と理解しても、その響きや前後の言葉と話は不穏に残る。
感じたまま、泉が不安を浮かべたなら、史歩が一つ頷いた。
「よし、ならば今日は死人について教えてやろう」
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