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第三節 珍客万来
第8話 詐欺師の戯言
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いつもの茶を泉へ手渡した後で、「つまらないなあ」と笑ったワーズ。
困惑する泉が口をつける前に、黒いマニキュアの白い手が頬を掠め、ぎょっとする間もなく後方、髪の拘束が解かれた。短ければ方々に、長くてもきちんとセットしなければ、流れに逆らう褐色のクセっ毛は、突然の解放に喜んで跳ねた。
「何を――とぉっ!」
文句に口を開きつつ、奪われた紐を取り戻すため伸ばした手は、もう片方の手中にあるカップの中身の揺れで引っ込んでしまう。零れないよう両手で支え、じろりと睨めば、髪留めの紐を指で遊ばせたワーズが、柔らかく微笑んでみせた。
いつもとは違う表情に、一瞬きょとんとしてしまう泉。
ともすれば鼻歌でも歌いそうなワーズの配色は、相変わらず黒と白と闇と混沌と血で、なんとも不吉な様相。なのに、その相貌、造りは――。
(ワーズさんて、もしかして…………………………美人系?)
白い肌はきめ細かく、鼻筋は通っている。柳眉の下の目元は涼やか。パーツはそれぞれ繊細な作りをしており、これがバランス良く、形の良い輪郭に納まっている。
やや男性寄りの中性的な美貌。性別の感覚が薄いと思っていたのは、この顔のせいであったらしい。
今更気づいた事実は、あまりにショック過ぎて――無性に腹が立ってきた。
柔和な面をつねって伸ばしたくなる。
そんな泉の内心など知る由もないワーズは、指に紐を絡ませたまま茶を一口、行儀悪く啜って言う。
「だってさ、泉嬢、あんまり手の掛からない子なんだもの。服は着てくれるけど、洗濯はさせてくれないし、部屋の掃除だって自分でやるでしょう? お茶は飲んでくれるけど、ご飯は自分で作っちゃうし。起きるのも寝るのも一人で大丈夫だし」
「や、普通そうでしょう」
それより、年頃の娘の洗濯やら部屋の掃除やらをやりたがる神経を疑いたい。
起床・就寝に関しても、同様。
全く分かってないらしいが、ワーズの発言はどう考えても変だ。ワーズでなければ変質者でしかない。元から変質者っぽいワーズなればこそ、変だけで済む話なのであって。
「良いじゃないですか。手が掛からないなら。何が不満なんですか」
返してください、と今度はカップを肘掛けに置いて伸ばした手だが、目的には到達したものの紐ごと引かれ、代わりにシルクハットのツバが額を打った。痛みに顔を顰める暇もなく、至近の白い面が不服そうな色を宿す。
混沌の視線に掴まって動けなくなった泉を省みず、ワーズの左手が頬を横切りクセっ毛を梳くように撫ぜた。
「あのね、泉嬢?」
「ひゃ、ひゃい!?」
首を傾けているから、きっとこめかみに銃口でも宛がっているのだろう。
しかしツバの間隔しか開けられていない格好では確かめる術はなく、突然の奇行に混乱する泉には離れる選択肢すら浮かばない。
「ワーズ・メイク・ワーズは一応人間で、人間がとても好き。大好き」
やけに切ない響きは、ワーズの想いが込められているせいか、状況のせいなのか。 判断は付かないまでも、泉の顔は段々と赤らんでしまう。
ワーズの顔が近い上に、美人と知り、なおかつ死角の床には、喰い過ぎで呻くスエが転がっているのだ。照れなのか羞恥なのかさえ分からない熱は、唇をくすぐる風と混じる茶の柔らかく甘い匂いで、更にぐるぐると上がっていく。
対し、全く変化しないワーズは、傍目からだとはっきり分かる泉の様子を察する気配もなく、クセっ毛を弄びながら視線は外さずに続ける。
「それなのに、奇人街じゃ人間は少ないんだ。しかもすぐ死んじゃったり帰っちゃったりで長居する人あんまりいないし。長居するって言っても大体従業員辞めちゃうしさ。史歩嬢はボク嫌いだし、スエ博士は研究一筋で出てくるの時々だし。だからね、色々構いたいんだ、従業員である内は。人間を、泉嬢のことを」
「!」
混沌に揺らぎながらも口説くような真剣な眼差しで名を呼ばれて、泉は耳まで赤くさせてしまう。これにさえ気づかない風体のワーズは、髪から頬へ手を移動させ、同時に顔だけ離して眉を寄せた。
「ああ、これ大丈夫? 痛くない?」
ツバがぶつかっていたところを、銃と思しき硬質を携えた、ひんやりとした親指の腹で撫でられる。対処の仕様が浮かばない熱に翻弄され、俯こうとしても額を捉える右手と頬に添えられた左手が邪魔で、ワーズから目を離せない。
「と、いう訳だから、今度からボクがご飯作るね」
へらり、常の笑い方へ転じたワーズは両手を離し、解放を得たそのままの流れで、泉は頷き――かけ、
「朝っぱらから何をやっとるんだ、お前は!」
腹の底から出された怒号と共に、ワーズの横っ面を草履付の足が攫ってそのまま踏みつけた。
我に返って見つめれば、荒い息をした史歩。
一部始終見ていたらしい様子を察し、恥ずかしさのあまり固まる余裕さえ与えず、彼女はワーズへ再度怒鳴りつける。
「今のは完全に誘導だろう!? 世話なら今は学者がいるんだ、そっちで我慢しとけ! 綾音はお前の作る料理が嫌いだって言ってるってのに! 人間の意思を優先するんじゃないのか、お前は!?」
「もちろん、優先するさ。スエ博士の手伝いだってするよ? でもやっぱりボクとしては、泉嬢も構いたぃぎゅぅ」
異様な声を上げつつへらへら笑いっぱなしのワーズと、彼を詰り足蹴にしながら泉のために怒る史歩。
展開される目の前の光景は、頬を引きつらせるのに充分な効力を持っており――。
故に、泉は深く息を吐く。
「はぁ……」
「んー? どうしたの、泉嬢?」
先日の一騒動を思い出して、などと素直に言えるはずもない。言ったが最後、どの辺がため息の原因だったのか、「悩み過ぎは身体に毒だよ」とかなんとか理由をつけて根掘り葉掘り質問されそうだ。
ふらふら心配そうに近寄るワーズを見つめる。
あの後、ダダをこねる子どものように、何かすることはないかとしつこいワーズを宥めるべく、泉は条件を出した。自分は料理を作りたいので手伝わないで欲しい。代わりに献立とおおまかな食材はワーズが選んで良いから、という――。
ここでミソなのが「おおまかな」食材だろうか。
でなければ、平気で珍妙な食材を投入してくるだろう、この男は。
条件を呑ませた後で持ってきた食材は、当に泉が危惧していた代物で、辛うじて卒倒しなかった自分は偉いと思った。現在、見ていた限り、籠の中には変な物は入っていない――と目だけで確認した泉。
そんな前髪を掻き分けて、自分より大きな手が額を覆ってきた。
突然のことに硬直していれば、覗き込むようにワーズがこげ茶の眼を見つめる。
「ぼーっとしちゃって。熱でもあるのかい?」
「ぃえ……いや、あの、その…………」
この数日で、気づいたことがある。
ワーズ自身、性別を男であると宣言して憚らないくせに、為すことが常に性別をどこかに落っことしたものなのだ。
例えばスエが同じように俯いててもこうして額に手を当て覗き込むだろうし、実際、己を嫌う史歩が食事中に咽れば優しく背を擦り――殴られていた。
はぐらかすために同意すれば大変なことになると察した泉は、他に理由を探して目だけを動かし、雨を見つけては別の思いに囚われた。
「…………シイちゃん、大丈夫かなと思って」
浮かんだ子どもの姿は、呼び捨てしては勿体ないほど愛らしく、自然と”ちゃん”が付く。これで男の子だったらどうしようと思いつつ、ワーズへ視線を戻した泉だが。
(わぁ……)
内心で呻く、眼前。
何とも形容しがたい、本気で嫌がる奇怪な表情は、血色の口を見事なまでにひん曲がらせていた。
困惑する泉が口をつける前に、黒いマニキュアの白い手が頬を掠め、ぎょっとする間もなく後方、髪の拘束が解かれた。短ければ方々に、長くてもきちんとセットしなければ、流れに逆らう褐色のクセっ毛は、突然の解放に喜んで跳ねた。
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白い肌はきめ細かく、鼻筋は通っている。柳眉の下の目元は涼やか。パーツはそれぞれ繊細な作りをしており、これがバランス良く、形の良い輪郭に納まっている。
やや男性寄りの中性的な美貌。性別の感覚が薄いと思っていたのは、この顔のせいであったらしい。
今更気づいた事実は、あまりにショック過ぎて――無性に腹が立ってきた。
柔和な面をつねって伸ばしたくなる。
そんな泉の内心など知る由もないワーズは、指に紐を絡ませたまま茶を一口、行儀悪く啜って言う。
「だってさ、泉嬢、あんまり手の掛からない子なんだもの。服は着てくれるけど、洗濯はさせてくれないし、部屋の掃除だって自分でやるでしょう? お茶は飲んでくれるけど、ご飯は自分で作っちゃうし。起きるのも寝るのも一人で大丈夫だし」
「や、普通そうでしょう」
それより、年頃の娘の洗濯やら部屋の掃除やらをやりたがる神経を疑いたい。
起床・就寝に関しても、同様。
全く分かってないらしいが、ワーズの発言はどう考えても変だ。ワーズでなければ変質者でしかない。元から変質者っぽいワーズなればこそ、変だけで済む話なのであって。
「良いじゃないですか。手が掛からないなら。何が不満なんですか」
返してください、と今度はカップを肘掛けに置いて伸ばした手だが、目的には到達したものの紐ごと引かれ、代わりにシルクハットのツバが額を打った。痛みに顔を顰める暇もなく、至近の白い面が不服そうな色を宿す。
混沌の視線に掴まって動けなくなった泉を省みず、ワーズの左手が頬を横切りクセっ毛を梳くように撫ぜた。
「あのね、泉嬢?」
「ひゃ、ひゃい!?」
首を傾けているから、きっとこめかみに銃口でも宛がっているのだろう。
しかしツバの間隔しか開けられていない格好では確かめる術はなく、突然の奇行に混乱する泉には離れる選択肢すら浮かばない。
「ワーズ・メイク・ワーズは一応人間で、人間がとても好き。大好き」
やけに切ない響きは、ワーズの想いが込められているせいか、状況のせいなのか。 判断は付かないまでも、泉の顔は段々と赤らんでしまう。
ワーズの顔が近い上に、美人と知り、なおかつ死角の床には、喰い過ぎで呻くスエが転がっているのだ。照れなのか羞恥なのかさえ分からない熱は、唇をくすぐる風と混じる茶の柔らかく甘い匂いで、更にぐるぐると上がっていく。
対し、全く変化しないワーズは、傍目からだとはっきり分かる泉の様子を察する気配もなく、クセっ毛を弄びながら視線は外さずに続ける。
「それなのに、奇人街じゃ人間は少ないんだ。しかもすぐ死んじゃったり帰っちゃったりで長居する人あんまりいないし。長居するって言っても大体従業員辞めちゃうしさ。史歩嬢はボク嫌いだし、スエ博士は研究一筋で出てくるの時々だし。だからね、色々構いたいんだ、従業員である内は。人間を、泉嬢のことを」
「!」
混沌に揺らぎながらも口説くような真剣な眼差しで名を呼ばれて、泉は耳まで赤くさせてしまう。これにさえ気づかない風体のワーズは、髪から頬へ手を移動させ、同時に顔だけ離して眉を寄せた。
「ああ、これ大丈夫? 痛くない?」
ツバがぶつかっていたところを、銃と思しき硬質を携えた、ひんやりとした親指の腹で撫でられる。対処の仕様が浮かばない熱に翻弄され、俯こうとしても額を捉える右手と頬に添えられた左手が邪魔で、ワーズから目を離せない。
「と、いう訳だから、今度からボクがご飯作るね」
へらり、常の笑い方へ転じたワーズは両手を離し、解放を得たそのままの流れで、泉は頷き――かけ、
「朝っぱらから何をやっとるんだ、お前は!」
腹の底から出された怒号と共に、ワーズの横っ面を草履付の足が攫ってそのまま踏みつけた。
我に返って見つめれば、荒い息をした史歩。
一部始終見ていたらしい様子を察し、恥ずかしさのあまり固まる余裕さえ与えず、彼女はワーズへ再度怒鳴りつける。
「今のは完全に誘導だろう!? 世話なら今は学者がいるんだ、そっちで我慢しとけ! 綾音はお前の作る料理が嫌いだって言ってるってのに! 人間の意思を優先するんじゃないのか、お前は!?」
「もちろん、優先するさ。スエ博士の手伝いだってするよ? でもやっぱりボクとしては、泉嬢も構いたぃぎゅぅ」
異様な声を上げつつへらへら笑いっぱなしのワーズと、彼を詰り足蹴にしながら泉のために怒る史歩。
展開される目の前の光景は、頬を引きつらせるのに充分な効力を持っており――。
故に、泉は深く息を吐く。
「はぁ……」
「んー? どうしたの、泉嬢?」
先日の一騒動を思い出して、などと素直に言えるはずもない。言ったが最後、どの辺がため息の原因だったのか、「悩み過ぎは身体に毒だよ」とかなんとか理由をつけて根掘り葉掘り質問されそうだ。
ふらふら心配そうに近寄るワーズを見つめる。
あの後、ダダをこねる子どものように、何かすることはないかとしつこいワーズを宥めるべく、泉は条件を出した。自分は料理を作りたいので手伝わないで欲しい。代わりに献立とおおまかな食材はワーズが選んで良いから、という――。
ここでミソなのが「おおまかな」食材だろうか。
でなければ、平気で珍妙な食材を投入してくるだろう、この男は。
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そんな前髪を掻き分けて、自分より大きな手が額を覆ってきた。
突然のことに硬直していれば、覗き込むようにワーズがこげ茶の眼を見つめる。
「ぼーっとしちゃって。熱でもあるのかい?」
「ぃえ……いや、あの、その…………」
この数日で、気づいたことがある。
ワーズ自身、性別を男であると宣言して憚らないくせに、為すことが常に性別をどこかに落っことしたものなのだ。
例えばスエが同じように俯いててもこうして額に手を当て覗き込むだろうし、実際、己を嫌う史歩が食事中に咽れば優しく背を擦り――殴られていた。
はぐらかすために同意すれば大変なことになると察した泉は、他に理由を探して目だけを動かし、雨を見つけては別の思いに囚われた。
「…………シイちゃん、大丈夫かなと思って」
浮かんだ子どもの姿は、呼び捨てしては勿体ないほど愛らしく、自然と”ちゃん”が付く。これで男の子だったらどうしようと思いつつ、ワーズへ視線を戻した泉だが。
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