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第五節 鬼と彷徨う長い夜
第4話 住人
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この日、彼の目覚めは最悪だった。
陽のある内は寝、夕方起きるサイクルを続けて幾年月。
とはいえ、それが原因ではない。
いや、もっと言えば、奇人街の住人の大半が彼と同じサイクルで生きていた。陽がある内の奇人街の空気は、長年住み着こうが慣れるものではないのだ。
では何故、こんなにも目覚めが最悪なのか。
正直なところ、彼にとって考えるに値しない話だ。齢二十は優に越えて生きている身。この程度の最悪さなら、過去に何度か経験したことがある。
(……とりあえず、水でも飲むか)
未だ醒めきらない頭を掻きつつ、あくびを噛み殺す。ふらり立ち上がると、窓から差し込む明かりを頼りに薄暗い室内を歩く。
勝手知ったる自分の家ならば、暗がりの床に食べ散らかしたモノが転がっていようとも、おぼつかない足取りだろうとも、台所まで躓かずに辿り着くのは造作もないこと。片付けが嫌いな彼は、食べ終わったものをよくそのままにしてしまう癖があった。ともすれば虫が湧きそうな状況。だが、この部屋の中で動く者は彼しか見当たらない。
それはそうだろう。
散らばったソレらは彼の大好物。味が無くなるまでしゃぶっては、匂いを残すのも惜しいと燃やし尽くすのだ。鬼火たる彼には難しい芸当ではなかった。虫がこれらの残骸に気づくのは、彼がこの家を去った後に違いない。
ならばいっそ、何も残さず燃やせば良い、とあまりの散らかり様に呆れる他種族の知人は簡単に言ってくれるが、彼の炎にそこまでの火力と技量はなかった。
大方、彼と同族のクァン・シウの力を見て、同じ芸当が出来るとでも思ったのだろう。確かにあの女ならば、部屋を焦がすことなく、瞬く間に溜まりに溜まったゴミを排除できる。
だが、そもそも同族であること以外、何の接点もない相手だ。加えて、部屋の片付けを頼めるような間柄になるには、クァンの店の客になるのが手っ取り早く、しかしそれは、あの店の娘どもに、うっかり殺されない程度の実力を必要とする。
どうしたって彼には無理な話だ。
まあ、部屋の有り様に不満を持っているのは彼ではないのだから、どうでもいい。
それよりも、水、である。
辿り着いた蛇口に、コップをかざすのも面倒と口を近づける。
途端に口内に生臭い味が広がった。
「マズっ!」
慌てて含んだモノを吐き出した。しかし、青白い街灯を受ける流れは透明で、異質なモノが含まれている様子はない。
「あー……アレか」
呟いた彼の小さな角の下に、不快を示す皺が刻まれた。
それは昨夜のことだった。
仲間とも呼べない内の付き合いで、散々啼かせて潰した肉は、好物とは程遠い味。しかも奇人街産とは思えないほどの酷い後味。どうやら回避していたはずの箇所を喰ってしまったらしい、そんな彼に気づいたのだろう。同じモノを喰ったくせに自分は上手く避けた豚面が、指を差して嗤ってきやがったものだから……。
「そうだそうだ、アレだ、アレ」
思い出しては、多量の水を口に含んで吐き出すを繰り返す。
あの後、あまりにも腹が立って、豚面の鼻を燃やしてやったのだ。ついでに噛み千切ったなら、貧相な声を上げ「殺してやる」と刃向かってきた。
(酒瓶一つも買えない安さだったが、この不味さなら仕方ないか)
卸した肉屋に足下を見られた。そう思って帰って早々不貞寝した彼は、昨日以上に奇人街産らしからぬ豚面の味を知り、今頃になって納得した。
口直しに何かないだろうか。
濡れた口元を拭い、腰に届かない高さの冷蔵庫を開けるが、白い空間が広がるばかり。闇にぼんやり浮かぶ彼の顔が、落胆を示して再び闇に呑まれた。
何もないと認識したせいか、滲む口内の不快に空腹まで加わり、嘆息一つ。
するとその耳に、荒い息づかいが届く。
喘ぎのようなソレは、紛れもない女のモノだ。
導かれるように、少しだけ開けてあった台所上部の窓から、外を覗いた。
勝手口のある細い路の向かいの壁に、人間の女がいる。
いや、少女と表した方が正しいか。
上半身に沿う長い衣は薄青で、右の袖は裂かれており、それを巻き付けたと思われる右腕は朱に染まっている。青ざめた顔はなかなか可愛らしく、息を整える唇は顔色に反して色づき、怯えたように周囲を伺うくせに、濡れたこげ茶の瞳には強い意志が感じ取れた。
知らず、彼の喉が鳴った。
好み、かもしれない。
察するに何かから逃げているのだろう、後ろで結わえられた褐色の髪のほつれが、汗ばむ首筋に張り付き、殊更彼の劣情を煽る。
まるで不快に苦しむ彼のために用意されたような少女。
唇が笑みを象った時には、彼の身体はすでに勝手口の戸を開いていた。唐突に現われた彼に少女の身体が跳ねたのを受け、溢れる唾液を静かに飲み込む。
「君、大丈夫かい?」
優男と評される顔を気遣う形に歪め、姿に違わぬ声音で少女の信用を誘う。
これで少女が奇人街に来たばかりなら、警戒を強めるかもしれないが、衣服から見て芥屋の従業員。彼の種を知っているなら話は早いはず。そう踏んでの声かけに、案の定、少女は安堵の息を吐いてみせた。
芥屋の従業員に手を出してはいけない――そんな話を聞いた憶えはあるが、何故なのか彼は知らなかった。ただ、予想はついている。そんなことをすれば、あの人間好きの店主が芥屋の商品を売らなくなる、あるいはただでさえ高い品物が更に高くなる、その程度だと。
芥屋の商品は、それくらい美味いモノなのだろう。
しかし、代替わりでもしない限り、彼の好物が今の芥屋に陳列することはない。
誰もが例外なく恐れる芥屋の猫にしても、従業員を失って仕返しに来たという話は聞いたことがなかった。
で、あるならば、少女は十分、彼の標的足り得る。
内心ではほくそ笑み、表面では優しさを貼り付けて近づく。
しかし、少女は彼を待たず、はっと何かに気づいたように身を固くすると、小さい声を鋭く飛ばしてきた。
「危険です! 家の中に居てください!」
「危険?」
首を傾げて更に近づけば、少女が一歩下がった。
「私に近づかないでください! 今、狙われてるんです!」
「ああ。……うん、分かるよ?」
(その姿を見れば。そして、今もって確かに狙われている。――俺に)
聡いのか愚かなのか。
今度ばかりは隠せず、卑下する笑みが口の端を引きつらせた。
ここで少女も、目の前の男が己の知る鬼火とは違うと気づいたらしい。
奇人街においては珍しく、面倒見が良い我が種。獲物が安らぎを求めて近寄る度、彼は種の在り様に感謝する。
そうして目を伏せた隙をつき、身を翻らせた少女が逃げ出した。
作られた隙とも知らずに。
気だるげな微笑に愉悦を混ぜ、痛みのためか振られない右腕を取る。
「ぁぐっ!?」
もっと啼けば良いものを、何故かくぐもった呻きしか漏らさない少女に対し、彼は嗜虐的な嗤いを浮かべた。
そのまま勢い良く、壁へ叩きつける。
今度は衝撃から声も上げられない少女の、痛むであろう右腕を布の上から甘噛みする。傷口を舌で探り、弄るようになぞる。
「っっ!!」
声にならない悲鳴には心躍らせながらも、彼は眉間に皺を寄せた。
少女の――彼が好物とする人間の血の味を期待していたのに、布からもたらされたのは、美味くとも奇人街の住人と分かる味。べっと顔を背けてコレを吐き出し、冷や汗を掻く少女の顔を見つめては、己が身体を押し付けて拘束を強めた。
息苦しいのか目を見開き、喘ぎに大きく開かれる少女の口。
てらてら濡れる柔らかな舌が、食とは別の欲を抱かせる。
だが、やはり今、彼が味わいたいのは。
「ヒ、ヒヒ……正直、悦ばせてやりたいんだけどさ。俺、すっごく腹減ってるんだ。口の中も酷い臭いだし。大丈夫、痛いのは少しだけ。きっと、すぐ楽になるって」
「!」
念押しと締める力を強めれば、苦しさから彼を仰ぐ形で口が上向く。
どこから食べようか。
そんなことを考えながら、誘われるように少女の唇へ舌を伸ばし――……。
直後、舞った血を彼が見たかどうかは……彼のみぞ、知る。
陽のある内は寝、夕方起きるサイクルを続けて幾年月。
とはいえ、それが原因ではない。
いや、もっと言えば、奇人街の住人の大半が彼と同じサイクルで生きていた。陽がある内の奇人街の空気は、長年住み着こうが慣れるものではないのだ。
では何故、こんなにも目覚めが最悪なのか。
正直なところ、彼にとって考えるに値しない話だ。齢二十は優に越えて生きている身。この程度の最悪さなら、過去に何度か経験したことがある。
(……とりあえず、水でも飲むか)
未だ醒めきらない頭を掻きつつ、あくびを噛み殺す。ふらり立ち上がると、窓から差し込む明かりを頼りに薄暗い室内を歩く。
勝手知ったる自分の家ならば、暗がりの床に食べ散らかしたモノが転がっていようとも、おぼつかない足取りだろうとも、台所まで躓かずに辿り着くのは造作もないこと。片付けが嫌いな彼は、食べ終わったものをよくそのままにしてしまう癖があった。ともすれば虫が湧きそうな状況。だが、この部屋の中で動く者は彼しか見当たらない。
それはそうだろう。
散らばったソレらは彼の大好物。味が無くなるまでしゃぶっては、匂いを残すのも惜しいと燃やし尽くすのだ。鬼火たる彼には難しい芸当ではなかった。虫がこれらの残骸に気づくのは、彼がこの家を去った後に違いない。
ならばいっそ、何も残さず燃やせば良い、とあまりの散らかり様に呆れる他種族の知人は簡単に言ってくれるが、彼の炎にそこまでの火力と技量はなかった。
大方、彼と同族のクァン・シウの力を見て、同じ芸当が出来るとでも思ったのだろう。確かにあの女ならば、部屋を焦がすことなく、瞬く間に溜まりに溜まったゴミを排除できる。
だが、そもそも同族であること以外、何の接点もない相手だ。加えて、部屋の片付けを頼めるような間柄になるには、クァンの店の客になるのが手っ取り早く、しかしそれは、あの店の娘どもに、うっかり殺されない程度の実力を必要とする。
どうしたって彼には無理な話だ。
まあ、部屋の有り様に不満を持っているのは彼ではないのだから、どうでもいい。
それよりも、水、である。
辿り着いた蛇口に、コップをかざすのも面倒と口を近づける。
途端に口内に生臭い味が広がった。
「マズっ!」
慌てて含んだモノを吐き出した。しかし、青白い街灯を受ける流れは透明で、異質なモノが含まれている様子はない。
「あー……アレか」
呟いた彼の小さな角の下に、不快を示す皺が刻まれた。
それは昨夜のことだった。
仲間とも呼べない内の付き合いで、散々啼かせて潰した肉は、好物とは程遠い味。しかも奇人街産とは思えないほどの酷い後味。どうやら回避していたはずの箇所を喰ってしまったらしい、そんな彼に気づいたのだろう。同じモノを喰ったくせに自分は上手く避けた豚面が、指を差して嗤ってきやがったものだから……。
「そうだそうだ、アレだ、アレ」
思い出しては、多量の水を口に含んで吐き出すを繰り返す。
あの後、あまりにも腹が立って、豚面の鼻を燃やしてやったのだ。ついでに噛み千切ったなら、貧相な声を上げ「殺してやる」と刃向かってきた。
(酒瓶一つも買えない安さだったが、この不味さなら仕方ないか)
卸した肉屋に足下を見られた。そう思って帰って早々不貞寝した彼は、昨日以上に奇人街産らしからぬ豚面の味を知り、今頃になって納得した。
口直しに何かないだろうか。
濡れた口元を拭い、腰に届かない高さの冷蔵庫を開けるが、白い空間が広がるばかり。闇にぼんやり浮かぶ彼の顔が、落胆を示して再び闇に呑まれた。
何もないと認識したせいか、滲む口内の不快に空腹まで加わり、嘆息一つ。
するとその耳に、荒い息づかいが届く。
喘ぎのようなソレは、紛れもない女のモノだ。
導かれるように、少しだけ開けてあった台所上部の窓から、外を覗いた。
勝手口のある細い路の向かいの壁に、人間の女がいる。
いや、少女と表した方が正しいか。
上半身に沿う長い衣は薄青で、右の袖は裂かれており、それを巻き付けたと思われる右腕は朱に染まっている。青ざめた顔はなかなか可愛らしく、息を整える唇は顔色に反して色づき、怯えたように周囲を伺うくせに、濡れたこげ茶の瞳には強い意志が感じ取れた。
知らず、彼の喉が鳴った。
好み、かもしれない。
察するに何かから逃げているのだろう、後ろで結わえられた褐色の髪のほつれが、汗ばむ首筋に張り付き、殊更彼の劣情を煽る。
まるで不快に苦しむ彼のために用意されたような少女。
唇が笑みを象った時には、彼の身体はすでに勝手口の戸を開いていた。唐突に現われた彼に少女の身体が跳ねたのを受け、溢れる唾液を静かに飲み込む。
「君、大丈夫かい?」
優男と評される顔を気遣う形に歪め、姿に違わぬ声音で少女の信用を誘う。
これで少女が奇人街に来たばかりなら、警戒を強めるかもしれないが、衣服から見て芥屋の従業員。彼の種を知っているなら話は早いはず。そう踏んでの声かけに、案の定、少女は安堵の息を吐いてみせた。
芥屋の従業員に手を出してはいけない――そんな話を聞いた憶えはあるが、何故なのか彼は知らなかった。ただ、予想はついている。そんなことをすれば、あの人間好きの店主が芥屋の商品を売らなくなる、あるいはただでさえ高い品物が更に高くなる、その程度だと。
芥屋の商品は、それくらい美味いモノなのだろう。
しかし、代替わりでもしない限り、彼の好物が今の芥屋に陳列することはない。
誰もが例外なく恐れる芥屋の猫にしても、従業員を失って仕返しに来たという話は聞いたことがなかった。
で、あるならば、少女は十分、彼の標的足り得る。
内心ではほくそ笑み、表面では優しさを貼り付けて近づく。
しかし、少女は彼を待たず、はっと何かに気づいたように身を固くすると、小さい声を鋭く飛ばしてきた。
「危険です! 家の中に居てください!」
「危険?」
首を傾げて更に近づけば、少女が一歩下がった。
「私に近づかないでください! 今、狙われてるんです!」
「ああ。……うん、分かるよ?」
(その姿を見れば。そして、今もって確かに狙われている。――俺に)
聡いのか愚かなのか。
今度ばかりは隠せず、卑下する笑みが口の端を引きつらせた。
ここで少女も、目の前の男が己の知る鬼火とは違うと気づいたらしい。
奇人街においては珍しく、面倒見が良い我が種。獲物が安らぎを求めて近寄る度、彼は種の在り様に感謝する。
そうして目を伏せた隙をつき、身を翻らせた少女が逃げ出した。
作られた隙とも知らずに。
気だるげな微笑に愉悦を混ぜ、痛みのためか振られない右腕を取る。
「ぁぐっ!?」
もっと啼けば良いものを、何故かくぐもった呻きしか漏らさない少女に対し、彼は嗜虐的な嗤いを浮かべた。
そのまま勢い良く、壁へ叩きつける。
今度は衝撃から声も上げられない少女の、痛むであろう右腕を布の上から甘噛みする。傷口を舌で探り、弄るようになぞる。
「っっ!!」
声にならない悲鳴には心躍らせながらも、彼は眉間に皺を寄せた。
少女の――彼が好物とする人間の血の味を期待していたのに、布からもたらされたのは、美味くとも奇人街の住人と分かる味。べっと顔を背けてコレを吐き出し、冷や汗を掻く少女の顔を見つめては、己が身体を押し付けて拘束を強めた。
息苦しいのか目を見開き、喘ぎに大きく開かれる少女の口。
てらてら濡れる柔らかな舌が、食とは別の欲を抱かせる。
だが、やはり今、彼が味わいたいのは。
「ヒ、ヒヒ……正直、悦ばせてやりたいんだけどさ。俺、すっごく腹減ってるんだ。口の中も酷い臭いだし。大丈夫、痛いのは少しだけ。きっと、すぐ楽になるって」
「!」
念押しと締める力を強めれば、苦しさから彼を仰ぐ形で口が上向く。
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そんなことを考えながら、誘われるように少女の唇へ舌を伸ばし――……。
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