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第一節 新たなる出遭い
第11話 真昼の誘い
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紙を追って顔を上げたなら、客と思しき姿を見た泉。
「ぉあ、いらっしゃいませ……」
反射的に挨拶するが、視認した相手に目を瞬かせた。
そこにいたのは、料金表を見やるしかめっ面の白い衣の美丈夫と、彼の左右にしなだれながら、からかう笑みを向ける薄衣の美女が二人。冷やかしだとしても、食材店より宝飾店の方が似合いそうな顔ぶれだ。
本当に客なのか。
顔には出さず不思議に思う泉だが、男の尊大な態度に、非常に不味い場面に出くわした、シウォン・フーリとかいう名を思い出す。
「ええと……ワーズさんに御用ですか?」
「あらまぁ、失礼な従業員ですこと。フーリ様が店主に用なんて、ある訳ないじゃない?」
答えたのはシウォンに侍る女の一人。
ブロンドの髪にエメラルドの眼が、完全に泉を見下していた。もう一人、シウォンの陰から紙面を覗こうとしていた、赤い髪に薄茶の眼をした女も、同調するように泉の全身へ嘲りを向けてくる。
嫌な視線だ。だが、目の前の二人と張り合える自信など元よりない泉。それでも身じろぎしたくなるのは、凪海での散歩を中断した身体が、今もってふくよかに感じられるため。あのワーズでも気づいたぐらいなのだ。初対面とはいえ、この女たちなら気づくのは容易く、その後は格好のネタとして扱うに違いない。
そこまで考えたなら、じっとしているのが得策と、泉は不躾な視線に耐える。
と、甘ったるい声が発せられた。
「ふぅん? まずまず、かしら? だけど、あと少しね。百点中……三十四点てとこかしら?」
ずいぶん合格点の低い点数付けに、(頭悪そう……)と一瞬でも思ってしまった自分を叱咤しつつ、この中で決定権がありそうなシウォンの出方を待つ。
用がないならとっとと帰って欲しい。
本音はひた隠し、営業用の愛想笑いを引きつらせる。
すると、二人の女は口々に「何あの変な顔」「不細工な笑い」と指差し、下品な笑い声を上げた。
内心で、早く帰れ! と歯噛みする。
それでもどうにか表面の笑みを崩さず頑張っていれば、ようやくシウォンが料金表から顔を上げた。
「相っ変わらず、芸のない文面だな?」
鼻で笑い、そのまま泉の隣へ座ってきた。女たちも心得たように、直前まで嘲笑していた泉を除ける真似はせず、立ったまま、あるいは地べたに座ってシウォンに寄り添う。顔には、これから面白いお芝居が始まるのだと、期待する笑みを浮かべながら。
あまりの居心地の悪さに、泉が立ち上がって離れようとすれば、問答無用で腕を引かれ、戻された尻が強かに踏み板を打つ。
苛立ち、文句を言おうとするが、迎えた至近には鋭い緑。射殺すようなそれに、喉がヒクリと鳴った。
「さて……お前はどうして欲しい?」
「は?」
絡めとるような甘い低音だが、意味を図りかねては思いっきり眉を寄せた。
これにはシウォンらの方が驚いた素振りで、クツクツくすくす笑う。
まるで身体は違っても同じ意思で動いている生き物のようだ。
じり……、と少しだけ身を後ろへ引けば、気づいたシウォンが身を乗り出した。
誘う吐息で唇をくすぐりながら、
「逃げるな小娘。このシウォン・フーリが直々に誘ってやってるんだ。黙って従うか、無駄な抵抗をするか、選ばせてやる」
「い、意味が分からないんですけど……?」
「まあ、察しの悪い従業員ね? フーリ様はアンタを御所望なの。ありがたいことよぉ? このお方は陽のある内じゃ、滅多にお目にかかれないんですからね? しかもアンタみたいなおチビちゃんを、わざわざ迎えに来てくださるなんて」
「ホント、末路はどうあれ、羨ましいったらないわぁ」
媚に磨きをかけた声音がシウォンの背後から漏れてくる。
(……前に来た時も、陽のある内だったんですけど)
言ったところで仕方のない反論を胸内に、困惑を重ねて更に引くと、首に左手が這わされた。ぞくりと粟立つ肌から顔だけ仰け反らせれば、逆の手に左腕を取られ、導かれるまま身体が引き寄せられる。
首にあった左手は、いつの間にか泉の頬を優しく撫で、ごく自然に近づく美貌。
不遜な態度が欠片もない、真摯な愛を語る目に囚われる。
為す術なく、暗示に掛かったかのように、泉の意思とは関係なく招かれ――
「うわあああああああああ!!? な、何やってんだ、貴方は!?」
聞き知った情けない叫びに、柔らかい拘束を受けたまま顔を逸らせばランの姿。
声を掛ける前に艶かしい感触を左の顎下に感じ、ゾワリと這い上がった悪寒から、自由な右手を思いっきり打ちつけた。
ぱんっ
景気の良い音に自分でも驚きつつ、背けられたシウォンの顔に解放を得、幾分緩まった拘束を振り払って離れた。
女たちが何事か罵声を浴びせてくるが、知ったことではない。
おまけにもう数歩離れれば、間に青い着物の背が割り込んでくれた。
途端、女たちの声が色めき立つ嬌声へと変貌を遂げた。
合わせてビクンッと大きく揺れる背中だが、泉を置いて去ることはなかった。
「し、シウォン……貴方は、本当に何やってんだ? 今は真昼だぞ? 本来なら、貴方は寝てる時間帯じゃないか。さ、誘うにしたっていつもは夕方近くまで来ないはずなのに」
「ラン……お前は俺を管理でもしているつもりか?――ああ!?」
轟音。
何事が起こったのか判別する前に砂埃が舞い、数度咳き込む。口を覆い、涙目で確認すれば、シウォンの目の前にあった鮮魚箱が、外へ一メートル以上斜めにずれていた。
息を呑み、元凶と思われるシウォンへ目を向けたなら、立ち姿で片足を納めるところを目撃した。
重量のある鮮魚箱を人間が蹴ったところで、自身の足を痛めるだけのはず。
では、シウォンというこの男、姿通りの人間でなく……人狼?
緑の眼がランを射抜くように睨みつける様に、察した事実から一歩下がった。これに気づいたシウォンの眼が、泉を捉えては凄惨に嗤い、何事か口を開き掛ける。
だがそれは、薄く開いたガラス戸の音に阻まれた。
「……シウォン? なんでお前がここにいるのかな?」
「わ、ワーズさん……」
先ほどのシウォンの暴挙から、どう贔屓目に考えても打開策が得られるわけでもないのに、黒コートの姿を見ただけで不思議とほっとする。そのまま視線をシウォンへ戻せば、逸らされていなかった顔が忌々しげに睨みつけてくる。
「ちっ……邪魔が入り過ぎだ。今日のところは引いてやるが…………小娘!」
「は、はい!?」
低く唸る声に身が竦み、必要もないのに良い返事をしてしまった。
褒めるようにニヤリと嗤ったシウォンは、右手の甲で泉が叩いた頬を拭う真似をする。
「覚えておけ。この礼は必ず、返してやる」
「は……はぁ?」
間の抜けた返事は聞こえなかったらしく、颯爽と去っていく。暴挙に怯えるだけだった女たちは、その後を慌てて追いつつ、ランを見てはウインクや投げキッスを艶かしく、泉を見ては首を水平に払って舌を出す。
嵐の如く過ぎ去っていった三人をしばらく見送る泉。
すると、カチャ……という音が耳に届いた。
そちらへ顔を向けたなら、ワーズがこちらに銃を向けているのに気づく。
驚きに目を見開けば、
「……泉嬢はこっちに来てね?」
へらりと赤い口が笑い、言われるがまま近づいていく泉。が、自分を追わない、微動だにしない銃の先を確認しては大いに慌てた。
「ワーズさん! ランさんは助けてくれたんです! やめてください!」
泉はワーズの右手をぐいっと下へ引っ張ると、銃口の先に自分の額を持っていく。
こうなると、慌てるのは泉ではなくワーズの方。
「うわ、泉嬢、危ないって! いくらワーズ・メイク・ワーズの射撃の腕がヘボだからって、この距離で君が支えてちゃ、どんな間違いが起こるか!」
「じゃあ下げてください! ランさんは恩人なんですから!」
何の恩人か問われれば返事に窮するが、それでも助かったという思いは大きい。
なればこそ、上に引っ張ろうとするのを全体重をかけて押し留めた。この時ばかりは、若干でもふくよかになってしまった身体へ涙ながらに感謝しつつ。
「ぉあ、いらっしゃいませ……」
反射的に挨拶するが、視認した相手に目を瞬かせた。
そこにいたのは、料金表を見やるしかめっ面の白い衣の美丈夫と、彼の左右にしなだれながら、からかう笑みを向ける薄衣の美女が二人。冷やかしだとしても、食材店より宝飾店の方が似合いそうな顔ぶれだ。
本当に客なのか。
顔には出さず不思議に思う泉だが、男の尊大な態度に、非常に不味い場面に出くわした、シウォン・フーリとかいう名を思い出す。
「ええと……ワーズさんに御用ですか?」
「あらまぁ、失礼な従業員ですこと。フーリ様が店主に用なんて、ある訳ないじゃない?」
答えたのはシウォンに侍る女の一人。
ブロンドの髪にエメラルドの眼が、完全に泉を見下していた。もう一人、シウォンの陰から紙面を覗こうとしていた、赤い髪に薄茶の眼をした女も、同調するように泉の全身へ嘲りを向けてくる。
嫌な視線だ。だが、目の前の二人と張り合える自信など元よりない泉。それでも身じろぎしたくなるのは、凪海での散歩を中断した身体が、今もってふくよかに感じられるため。あのワーズでも気づいたぐらいなのだ。初対面とはいえ、この女たちなら気づくのは容易く、その後は格好のネタとして扱うに違いない。
そこまで考えたなら、じっとしているのが得策と、泉は不躾な視線に耐える。
と、甘ったるい声が発せられた。
「ふぅん? まずまず、かしら? だけど、あと少しね。百点中……三十四点てとこかしら?」
ずいぶん合格点の低い点数付けに、(頭悪そう……)と一瞬でも思ってしまった自分を叱咤しつつ、この中で決定権がありそうなシウォンの出方を待つ。
用がないならとっとと帰って欲しい。
本音はひた隠し、営業用の愛想笑いを引きつらせる。
すると、二人の女は口々に「何あの変な顔」「不細工な笑い」と指差し、下品な笑い声を上げた。
内心で、早く帰れ! と歯噛みする。
それでもどうにか表面の笑みを崩さず頑張っていれば、ようやくシウォンが料金表から顔を上げた。
「相っ変わらず、芸のない文面だな?」
鼻で笑い、そのまま泉の隣へ座ってきた。女たちも心得たように、直前まで嘲笑していた泉を除ける真似はせず、立ったまま、あるいは地べたに座ってシウォンに寄り添う。顔には、これから面白いお芝居が始まるのだと、期待する笑みを浮かべながら。
あまりの居心地の悪さに、泉が立ち上がって離れようとすれば、問答無用で腕を引かれ、戻された尻が強かに踏み板を打つ。
苛立ち、文句を言おうとするが、迎えた至近には鋭い緑。射殺すようなそれに、喉がヒクリと鳴った。
「さて……お前はどうして欲しい?」
「は?」
絡めとるような甘い低音だが、意味を図りかねては思いっきり眉を寄せた。
これにはシウォンらの方が驚いた素振りで、クツクツくすくす笑う。
まるで身体は違っても同じ意思で動いている生き物のようだ。
じり……、と少しだけ身を後ろへ引けば、気づいたシウォンが身を乗り出した。
誘う吐息で唇をくすぐりながら、
「逃げるな小娘。このシウォン・フーリが直々に誘ってやってるんだ。黙って従うか、無駄な抵抗をするか、選ばせてやる」
「い、意味が分からないんですけど……?」
「まあ、察しの悪い従業員ね? フーリ様はアンタを御所望なの。ありがたいことよぉ? このお方は陽のある内じゃ、滅多にお目にかかれないんですからね? しかもアンタみたいなおチビちゃんを、わざわざ迎えに来てくださるなんて」
「ホント、末路はどうあれ、羨ましいったらないわぁ」
媚に磨きをかけた声音がシウォンの背後から漏れてくる。
(……前に来た時も、陽のある内だったんですけど)
言ったところで仕方のない反論を胸内に、困惑を重ねて更に引くと、首に左手が這わされた。ぞくりと粟立つ肌から顔だけ仰け反らせれば、逆の手に左腕を取られ、導かれるまま身体が引き寄せられる。
首にあった左手は、いつの間にか泉の頬を優しく撫で、ごく自然に近づく美貌。
不遜な態度が欠片もない、真摯な愛を語る目に囚われる。
為す術なく、暗示に掛かったかのように、泉の意思とは関係なく招かれ――
「うわあああああああああ!!? な、何やってんだ、貴方は!?」
聞き知った情けない叫びに、柔らかい拘束を受けたまま顔を逸らせばランの姿。
声を掛ける前に艶かしい感触を左の顎下に感じ、ゾワリと這い上がった悪寒から、自由な右手を思いっきり打ちつけた。
ぱんっ
景気の良い音に自分でも驚きつつ、背けられたシウォンの顔に解放を得、幾分緩まった拘束を振り払って離れた。
女たちが何事か罵声を浴びせてくるが、知ったことではない。
おまけにもう数歩離れれば、間に青い着物の背が割り込んでくれた。
途端、女たちの声が色めき立つ嬌声へと変貌を遂げた。
合わせてビクンッと大きく揺れる背中だが、泉を置いて去ることはなかった。
「し、シウォン……貴方は、本当に何やってんだ? 今は真昼だぞ? 本来なら、貴方は寝てる時間帯じゃないか。さ、誘うにしたっていつもは夕方近くまで来ないはずなのに」
「ラン……お前は俺を管理でもしているつもりか?――ああ!?」
轟音。
何事が起こったのか判別する前に砂埃が舞い、数度咳き込む。口を覆い、涙目で確認すれば、シウォンの目の前にあった鮮魚箱が、外へ一メートル以上斜めにずれていた。
息を呑み、元凶と思われるシウォンへ目を向けたなら、立ち姿で片足を納めるところを目撃した。
重量のある鮮魚箱を人間が蹴ったところで、自身の足を痛めるだけのはず。
では、シウォンというこの男、姿通りの人間でなく……人狼?
緑の眼がランを射抜くように睨みつける様に、察した事実から一歩下がった。これに気づいたシウォンの眼が、泉を捉えては凄惨に嗤い、何事か口を開き掛ける。
だがそれは、薄く開いたガラス戸の音に阻まれた。
「……シウォン? なんでお前がここにいるのかな?」
「わ、ワーズさん……」
先ほどのシウォンの暴挙から、どう贔屓目に考えても打開策が得られるわけでもないのに、黒コートの姿を見ただけで不思議とほっとする。そのまま視線をシウォンへ戻せば、逸らされていなかった顔が忌々しげに睨みつけてくる。
「ちっ……邪魔が入り過ぎだ。今日のところは引いてやるが…………小娘!」
「は、はい!?」
低く唸る声に身が竦み、必要もないのに良い返事をしてしまった。
褒めるようにニヤリと嗤ったシウォンは、右手の甲で泉が叩いた頬を拭う真似をする。
「覚えておけ。この礼は必ず、返してやる」
「は……はぁ?」
間の抜けた返事は聞こえなかったらしく、颯爽と去っていく。暴挙に怯えるだけだった女たちは、その後を慌てて追いつつ、ランを見てはウインクや投げキッスを艶かしく、泉を見ては首を水平に払って舌を出す。
嵐の如く過ぎ去っていった三人をしばらく見送る泉。
すると、カチャ……という音が耳に届いた。
そちらへ顔を向けたなら、ワーズがこちらに銃を向けているのに気づく。
驚きに目を見開けば、
「……泉嬢はこっちに来てね?」
へらりと赤い口が笑い、言われるがまま近づいていく泉。が、自分を追わない、微動だにしない銃の先を確認しては大いに慌てた。
「ワーズさん! ランさんは助けてくれたんです! やめてください!」
泉はワーズの右手をぐいっと下へ引っ張ると、銃口の先に自分の額を持っていく。
こうなると、慌てるのは泉ではなくワーズの方。
「うわ、泉嬢、危ないって! いくらワーズ・メイク・ワーズの射撃の腕がヘボだからって、この距離で君が支えてちゃ、どんな間違いが起こるか!」
「じゃあ下げてください! ランさんは恩人なんですから!」
何の恩人か問われれば返事に窮するが、それでも助かったという思いは大きい。
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