101 / 109
第101話 終わりの宣告
しおりを挟むユナイトアーク、正面防衛ライン。
そこはもはや、戦場と呼ぶにはあまりにも凄惨な、地獄だった。
「ひるむな! 押し返せ! ここを抜かれたら終わりだ!」
かつて「鉄壁」を誇った城壁の上は、黒い濁流に飲み込まれようとしていた。
弾幕による遠距離迎撃など、とうの昔に崩壊している。
「結界班、維持しろ! あと少しでいい、時間を稼げ!!」
翠弓結社の隊員たちが、
血を吐くような思いで魔力を絞り出し、薄皮一枚の結界を維持している。
だが、それも限界だった。
城壁をよじ登ってきた無数のマガツと、
魔力を使い果たした兵士たちが入り乱れる、泥沼の白兵戦。
「グギャアアアアッ!!」
「うわぁぁぁぁぁッ!!」
悲鳴と怒号。肉が裂け、骨が砕ける音が絶え間なく響く。
一体倒せば二体が湧いてくる。 終わりのない消耗戦が、
人類最後の砦を削り取っていく。
その混沌の只中で、ギルベルトは声を枯らし、指揮を執り続けていた。
「右翼、下がれ! 中央、押し上げろ!!」
その時。
ドゴォォォン!! 爆音と共に、翠弓結社の結界の一角が砕け散った。
「しまっ……!?」
そこは防衛ラインの要。ここを突破されれば、本陣まで一気に雪崩れ込まれる。
「そこだけは抜かれるな!!総員、死守せよ!!」
ギルベルトが叫ぶ。 だが、兵士たちの反応が遅れる。
疲労と恐怖で体が動かないのだ。 マガツの群れが、裂け目に向かって殺到する。
(くっ、動きが鈍い……ッ! ならば私が無理やりにでも動かす!)
ギルベルトは 激痛が走る体に鞭を打ち、強制命令の権能を発動しようとする。
「――絶対秩序!!」
カッ……!
魔力を練り上げた、その瞬間だった。
「――ゴフッ!!」
「総司令!?」
命令よりも先に、ギルベルトの口から大量の鮮血が噴き出した。
視界が揺れ、膝から崩れ落ちる。
「くそっ……魔素が……空だというのか……ッ!」
「ギルベルト様!!」
近くにいた部下が駆け寄る。
無理もない。
『絶対秩序』は、他人の精神と肉体に干渉し、強制的に動かす諸刃の剣。
それを彼女は、開戦から何時間もの間、
何百人という兵士に行使し続けてきたのだ。
常人ならとっくに脳が焼き切れ、絶命しているほどの負荷。
ギルベルトは、気力だけで立っていたに過ぎない。
(防げない……! 今から指示を出しては遅い……!!)
ギルベルトが絶望に顔を歪めた、その時だった。
タッタッタッ!!
一人のエクリプスが、ギルベルトの横を風のように駆け抜けた。
「――ッ!?」
彼女の手には、対マガツ用の高魔力手榴弾。 すでにピンは抜かれている。
「まて!! 貴様、何をする気だ!!」
ギルベルトが叫ぶ。
彼女は一瞬だけ振り返り、泣きそうな、けれど晴れやかな笑顔を見せた。
「ギルベルト様!貴方の部下でいられて……ご一緒できて光栄でした!!」
「やめろ!!戻れ!!」
「ギルベルト様は負けない!!勝つのは……私達人類だ!!」
彼女は叫びと共に、
崩れた防壁の裂け目――マガツの奔流へと、迷わず身を投げ出した。
「うおおおおおおおおおおっ!!」
彼女はマガツに組み付くと、その身を盾にして押し留めた。
カッ!!
「――――ッ!!」
ドオォォォォォォォォォン!!!!!
爆炎。 彼女の体ごと、押し寄せていたマガツの先頭集団が吹き飛んだ。
肉片となり、瓦礫となり、彼女は穴を塞ぐための礎となった。
「馬鹿野郎がぁぁぁぁぁッ!!!」
ギルベルトが地面を叩いて絶叫する。
救えなかった。また一人、自分の部下が、自分を守って死んだ。
「総司令! 今です!!」
別の部下が、涙を拭いながら叫んだ。
「今すぐそこを固めろ!!彼女の命を無駄にするな!!」
「うおおおおおッ!!」
兵士たちが奮起し、爆煙の中へと突っ込む。
部下のサーベルが、
残ったマガツの首を刎ね飛ばし、防衛ラインを強引に再構築していく。
「ハァ、ハァ、ハァ……ッ」
ギルベルトは震える手で口元の血を拭った。
「総司令! 下がってください! ここの本部はもう支えきれません!」
ギルベルトの副官エリオットが血相を変えて懇願する。
ギルベルトの軍服は返り血で赤く染まり、立っているのが奇跡のような状態だ。
だが、瞳から光は消えていなかった。
「私が……下がるわけにはいかないっ!!」
ギルベルトは低い声で言い捨て、次なる敵を見据える。
「本陣の守りなど不要だ!!」
「しかし! 貴方にもしものことがあれば、全軍の指揮系統が……!」
「私だけ生きようとは思わない」
彼は、血に濡れた銃先を空へと向けた。
「私の命令で、何人の若者が死んでいった?
先ほどの彼女のように……私の無力さのせいで、どれだけの命を死地へ送った?」
脳裏に焼き付く、部下の最期の笑顔。
「……その私が、部下を盾にしておめおめと生き残れるはずがなかろう」
ギルベルトの瞳に、鬼神の如き闘志が宿る。
もう、指揮官としての冷静さはいらない。
今はただ、散っていった者たちのために、一滴の血まで絞り尽くす。
「もはや、階級も立場も関係ない。 私は一人の兵士だ。
目の前の敵を殺し、 最後の一兵となるまでこの地を守り抜く!」
ギルベルトが大きく息を吸い込んだ。
それは、死にゆく者への鎮魂歌ではなく、 生きて抗う者たちへの咆哮。
「ここからだ!!あいつらが繋いでくれた命を懸けて、守り抜くぞっ!!」
「「「オオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」」」
兵士たちの雄叫びが重なる。 死兵と化した人類の怒りが、戦場を震わせた。
「行くぞオオオオオオオオオオオオッ!!!」
「オラオラオラオラオラァァァァッ!!!」
場所は変わり、ユナイトアーク最上階。
リサの怒号が、ギルベルトの咆哮とシンクロするように響き渡る。
ドガガガガガガガッ!!
大剣の乱舞。
リサは全身から炎を噴き上げ、
人間ロケットのようにセラフィナへ突撃を繰り返していた。
「こっちはまだ一歩も引いちゃいねぇんだよッ!!」
「野蛮な……ッ!」
セラフィナが闇の障壁で防御するが、リサの馬鹿力に押され、足が床を削る。
魔力を吸われている影響で、セラフィナの出力が明らかに落ちている。
絶対無敵だった神の領域に、ほころびが生じ始めていた。
「しずく!合わせろ!」 「はいッ!!」
リサが強引にこじ開けた隙間に、しずくが飛び込む。
右手の盾に魔力を集中させる。
「ハァッ!!」
鋭い盾の突きが、セラフィナの障壁を貫こうとする。
「チッ、小蠅が!」
セラフィナが指を弾く。
重力弾がしずくを弾き飛ばそうとするが、
しずくは盾を斜めにして受け流し、踏みとどまる。
「ナメるなァッ!」
そこへ、リサが追撃の大剣を叩き込む。 息つく暇もない波状攻撃。
(くそっ……! この私が……こんなゴミ屑どもに押されるだと!?)
セラフィナの表情が屈辱に歪む。
魔力の枯渇感が焦りを生み、焦りが判断を鈍らせる。
だが、腐っても彼女は神。
追い詰められた獣は、起死回生の一手を隠し持っていた。
「調子に乗るんじゃないわよォッ!!」
セラフィナが、防御を捨てた。
リサの大剣が肩に食い込むのを無視し、自らリサの懐へと飛び込んだのだ
リサが目を見開く。 肉を切らせて骨を断つ。
神を自称する彼女が、泥臭い特攻を選んだ。
「捕まえたわ」
セラフィナの手が、リサの腹部に触れる。
そこへ、残存する魔力の大部分を一気に注ぎ込んだ。
「――零距離・重力崩壊」
ドゴォォォォォォォォォォォォン!!!!!
「が、はァッ……!?」
リサの体内で、小規模なブラックホールが爆ぜたような衝撃。
内臓がねじ切れ、肋骨が粉砕される音が、しずくの耳にも届いた。
「リサさんッ!?」
「あ……が……」
リサの口から、大量の血が噴水のように溢れる。
彼女の頑強な肉体をもってしても、耐えきれない致死級のダメージ。
「消えなさい、リサ!!」
「リサさんッ!!」
しずくの絶叫が虚しく響く。 瓦礫の山に埋もれたリサは動かない。
微かに感じていた魔力の残滓も、風前の灯火のように揺らぎ、今にも消えそうだ。
「……次は、あなたよ」
セラフィナが、ゆらりと向き直る。
肩で息をしてはいるが、その瞳に宿る殺意は、
リサを排除したことでより一層冷酷さを増していた。
「あ、ぁ……」
しずくは盾を構えるが、足の震えが止まらない。
瑠璃との死闘で消耗しきった体。
そこへ来て、頼みの綱だったリサの脱落。
絶望が、冷たい泥のように足元から這い上がってくる。
「……負けない」
しずくは自分を奮い立たせるように、乾いた唇を動かした。
「私が……最後の一人になっても……ッ!」
「健気ねぇ」
セラフィナが鼻で笑う。 彼女が指を弾くと、しずくの周囲の空間が歪んだ。
ズンッ……!!
「ぐ、ぅぅッ!?」
しずくの肩に、見えない鉄塊が乗せられたような重圧がかかる。
重力操作。 リサのような馬鹿力を持たないしずくにとって、
それは呪縛そのものだった。
「その重さは、あなたの無力さの重さよ」
セラフィナが滑るように接近する。
速い。
しずくは目で動きを捉えているが、体が鉛のように重くて反応できない。
「終わりにしてあげる」
ドゴッ!!
「が、はッ……!」
セラフィナの蹴りが、しずくの腹部に突き刺さる。
盾で防ぐことすらできなかった。
内臓が潰れる感覚。
しずくの体がボールのように吹き飛び、床を何度もバウンドして転がる。
「ケホッ、ガハッ……!」
口から大量の血が溢れる。
痛い。
熱い。
肋骨が何本か折れたかもしれない。 息を吸うだけで、肺が焼けるように痛む。
(立たなきゃ……。まだ、終わってない……)
しずくは震える手で床をつき、上半身を起こそうとする。
だが、力が入らない。 腕が、まるで他人のもののように感覚がない。
「あら、まだ動くの?」
コツ、コツ、とヒールの音が近づいてくる。 死神の足音。
「しぶとい虫は嫌いよ」
セラフィナが右手をかざす。
「――重力波」
ドガァァァァァァン!!
「あぐぅッ!!」
上空から叩きつけられた衝撃波が、
起き上がりかけたしずくを再び床へと縫い留める。
床の大理石がひび割れ、しずくの体がめり込む。
「あ……が……」
声が出ない。 指一本動かせない。 完全なる支配。
「どう? これが神の力よ」
セラフィナがしずくの顔の横にしゃがみ込み、その髪を乱暴に掴んで引き上げた。
「見てごらんなさい、この無様な姿を」
強制的に顔を上げさせられる。 視界が霞む。
片目は腫れ上がり、もう片方も涙と血で滲んでいる。
「瑠璃も、リサも、カレンもセレスも……。
みんな死んだわ。あなたを守る盾は、もうどこにもない」
セラフィナの言葉が、物理的な痛み以上に深く、しずくの心を抉る。
「一人ぼっち。無力で、惨めで、救いようのない迷子」
セラフィナが嘲笑う。
「ねえ、教えてあげる。 あなたがなぜ勝てないか」
「あなたは弱者だからよ。誰かの犠牲の上にしか立てない、寄生虫だからよ」
「……ち、が……う……」
しずくが掠れた声で反論しようとする。
違う。
みんなが想いを繋いでくれたんだ。 私は一人じゃない。
セラフィナが指に力を込める。 首が絞まる。 酸素が遮断される。
「現に今、あなたは何もできずに地べたを這っている。
お姉ちゃんから託された力? 仲間たちの想い?
……そんなもので、私を覆せるとでも思った?」
セラフィナが立ち上がり、しずくの顔を踏みつけた。
グリグリと、ヒールが頬に食い込む。
「が、ぁ……」
「現実を見なさい。奇跡なんて起きない。ヒーローなんて来ない」
セラフィナが右手を高く掲げる。
天井の空間が裂け、これまでで最大級の闇の球体が生成される。
それは玉座の間すべてを飲み込み、消滅させるほどのエネルギー。
「さようなら、しずくちゃん。
来世では、もう少しマシな生き物になれるといいわね」
死の宣告。
しずくの視界が暗くなっていく。
重力で押し潰された体は、もう指先ひとつ動かない。 意識が遠のく。
(ごめんね……みんな……)
心の中で、謝罪が溢れる。
(お姉ちゃん……ごめんね。私、やっぱり弱虫だったよ……)
(カレンさん、セレスさん……約束、守れなかった……)
(リサさん……ごめんなさい……)
しずくの瞳から、光が消えていく。 抵抗する気力は、完全に尽きた。
「消えろォッ!!」
セラフィナが腕を振り下ろす。
闇の球体が、しずくを飲み込もうと落下を開始する。
もはや、打つ手なし。 絶対絶命。
暗闇が、彼女を優しく抱きしめようとしていた。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
代わりはいると言われた私は出て行くと、代わりはいなかったようです
天宮有
恋愛
調合魔法を扱う私エミリーのポーションは有名で、アシェル王子との婚約が決まるほどだった。
その後、聖女キアラを婚約者にしたかったアシェルは、私に「代わりはいる」と婚約破棄を言い渡す。
元婚約者と家族が嫌になった私は、家を出ることを決意する。
代わりはいるのなら問題ないと考えていたけど、代わりはいなかったようです。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
吸血鬼嫌いの吸血鬼、ヴィルヘルミナ
takahiro
ファンタジー
首を落とされても心臓を突かれても一瞬にして再生する、絶対の不死性を持つ吸血鬼、ヴィルヘルミナ。
遥か古代より存在し続ける彼女は、ある時は国を動かし歴史を変え、ある時は死にかけの人間を拾い、ある時は人間の野望に巻き込まれ、気の向くままに世界を放浪していた。
人間を見境なく喰らう連中が大嫌いなヴィルヘルミナは、ことある事に吸血鬼と対立し、各地で闘争を繰り広げる。
人間と関わることを好む異端の吸血鬼は、数え切れない人間と接し、そして数多の人間の死に様を目の当たりにする。
吸血鬼ヴィルヘルミナの目が映す、数知れない人々の紡ぐ大河ファンタジーが今、幕を開ける。
======【第一部 13世紀編】ヴィルヘルミナは吸血鬼を戦争に使っているバカがいると耳にし、400年前に魔王を倒した勇者の末裔、ポメレニア辺境伯アドルフを訪ねる。どうやら吸血鬼を投入しているのは辺境伯ではなく彼の敵、諸種族連合軍の方らしい。吸血鬼が現れた場合のみの協力を約束しつつ、ヴィルヘルミナは辺境伯アドルフと行動を共にすることにした。吸血鬼との戦いの行く末、そして辺境伯が望む未来とは……
======お気に入りや感想など、励みになるのでどうぞよろしくお願いします。毎日一話投稿します。
「不吉な黒」と捨てられた令嬢、漆黒の竜を「痛いの飛んでいけー!」で完治させてしまう
ムラサメ
恋愛
漆黒の髪と瞳。ただそれだけの理由で「不吉なゴミ」と虐げられてきた公爵令嬢ミア。
死の森に捨てられた彼女が出会ったのは、呪いに侵され、最期を待つ最強の黒竜と、その相棒である隣国の竜騎士ゼノだった。
しかし、ミアが無邪気に放った「おまじない」は、伝説の浄化魔法となって世界を塗り替える。
向こう見ずな天才騎士に拾われたミアは、隣国で「女神」として崇められ、徹底的に甘やかされることに。
一方、浄化の源を失った王国は、みるみるうちに泥沼へと沈んでいき……?
婚約破棄は構いませんが、私が管理していたものは全て引き上げます 〜成金伯爵家令嬢は、もう都合のいい婚約者ではありません〜
藤原遊
ファンタジー
成金と揶揄される伯爵家の令嬢である私は、
名門だが実情はジリ貧な公爵家の令息と婚約していた。
公爵家の財政管理、契約、商会との折衝――
そのすべてを私が担っていたにもかかわらず、
彼は隣国の王女と結ばれることになったと言い出す。
「まあ素敵。では、私たちは円満に婚約解消ですね」
そう思っていたのに、返ってきたのは
「婚約破棄だ。君の不出来が原因だ」という言葉だった。
……はぁ?
有責で婚約破棄されるのなら、
私が“善意で管理していたもの”を引き上げるのは当然でしょう。
資金も、契約も、人脈も――すべて。
成金伯爵家令嬢は、
もう都合のいい婚約者ではありません。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる