"自称"異能力者は迷宮でも超余裕です!!

オオミズチ亜種

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3.自称異能力者はOVER KILLをきめる

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​「ふっ……素晴らしいフィット感だ。この『ジャージ』という戦闘衣、伸縮性と通気性が完璧に計算されている……」
 
​後部座席で、江野本 彩は自身の腕を曲げ伸ばししながら感嘆の声を漏らした。
彼女が着ているのは、鮮やかな緑色のジャージ。
背中には達筆な筆文字で『西宮組』とプリントされている。
 
どう見ても地元のヤンキーか、あるいは少し柄の悪い土木作業員のユニフォームだが、異世界出身の彼女にとっては、未知のオーバーテクノロジーに見えるらしい。
 
​「そらよかったな。特注品やから丈夫さは保証するで」
 
​ハンドルを握る西宮 佐古が、バックミラー越しに苦笑する。
彼女たちが乗っているのは、無骨な黒のSUV。
六甲山の山道を、エンジンを唸らせながら登っている最中だ。
 
​「しかし『西宮組』とは……我らのギルド名か? 響きが少々、反社会的勢力に似ている気がするが」
 
「失礼なこと言うな。ウチの事務所の屋号や。魔除けの意味もあんねん」
 
「なるほど、魔除け……その概念は理解できる」
 
​彩は納得して頷き、隣に座っている少女――津々見 木守(つつみ きす)に顔を向けた。
 
​「貴様も着ないのか? この最強の衣を」
「……パス。アタシは死んでも着ない」
 
​木守はスマホの画面から目を離さずに即答した。
彼女は相変わらずパーカーのフードを目深に被り、気だるげなオーラを纏っている。
だが、その視線はスマホを見ているようでいて、隙あらば隣の「自称・異能力者」の挙動を観察していた。
 
​(……能天気なやつ。昨日の今日で、よくもまあピクニック気分でいられるわね)
 
​木守は心の中で毒づく。
彼女の直感は告げていた。この隣に座る小柄な少女の中に、何かが「いる」と。
それが何なのかは分からない。だが、決して軽々しく触れてはいけない類のものだ。
 
​「着いたで。今日の現場や」
 
​佐古の声と共に、車が停車した。
窓の外には、薄暗い霧に覆われた登山口――ダンジョンの入り口が見える。
 
​「ここは『六甲虫籠』。ランクはE。出てくるのはデカい虫か、迷い込んだ小動物くらいの初心者コースや」
 
​佐古はエンジンを切り、シートベルトを外しながら振り返った。
その瞳が、試すような光を帯びる。
 
​「さて、お手並み拝見といこか。彩、お前のその『設定』……ちゃうわ、異能力がどれだけ通用するか、見せてもらうで」
​「望むところだ!」
 
​彩は勢いよくドアを開け、緑ジャージを翻して霧の中へと飛び出した。
その後ろ姿を見送りながら、木守は小さく溜息をついた。
 
​「……佐古さん。本気? あいつ、なんかヤバいよ」
 
「分かっとる。やからこそ、オレらの目が届くところで暴発させてガス抜きすんねん」
 
​佐古は愛用のメイスを肩に担ぎ、ニヤリと笑った。
 
​「それに、ほんまに『ヤバいもん』なら、なおさらオレが手綱握っといたったらええ。……行くで、木守」
 
「……はいはい。了解」
 
​木守もまた、スマホをポケットにねじ込み、気だるげに車を降りる。

少し歩いた先にはコンクリート打ちっぱなしの無機質な建物があった。
 
看板には**『兵庫県迷宮管理庁・六甲支局』**と明朝体で書かれている。
 
​「……ほう。ここが魔窟への『門(ゲート)』か」
「役所の出張所や。静かにせえよ」
 
​自動ドアを抜けると、そこは冷房の効いたロビーだった。
雰囲気は市民プールやスポーツジムの受付に近い。
壁には**『魔石買取レート:本日は2%アップ!』や『怪我をしたら迷わず救助要請を(※有料)』**といったポスターが貼られている。
 
​「いらっしゃいませ。探索証の提示をお願いします」
 
​カウンターでは、制服姿の受付嬢が事務的な笑顔を浮かべていた。
佐古と木守は慣れた手つきでカードリーダーにスマホやIDカードをかざす。
 
​「はい、西宮事務所の3名様ですね。本日の予定ルートはEランクエリア。……そちらの眼帯の方は?」
 
「あー、新人や。ほら彩、昨日姉貴が渡した仮免出さんかい」
 
​促され、彩はおずおずと真新しいカードを差し出した。
写真の彩は、眼帯をつけてキメ顔をしている。
 
​「……江野本 彩様ですね。確認しました。ゲート通過許可を出します」
「うむ。ご苦労」
「はい、行ってらっしゃいませ(スルー)」
 
​受付嬢は彩の態度にも眉一つ動かさず、淡々と事務処理を終えた。
さすがは魔物が跋扈する施設の職員、メンタルが強い。
 
​「次は着替えや。男子は右、女子は左」
 
​受付を抜けた先には、広大なロッカールームが広がっていた。
銭湯の脱衣所のように、スチール製のロッカーがずらりと並んでいる。
 
​「む? なぜ着替える? 我は常に臨戦態勢だが」
 
「アホ。外で武器ぶら下げて歩けるわけないやろ」
 
​佐古は自分のロッカーを開け、中から愛用のメイスとプロテクターを取り出しながら説明した。
 
​「銃刀法違反知らんのか。探索者は『迷宮内』と『この更衣室』以外での武装は厳禁や。もし街中でメイスなんか持ち歩いてみ? 即通報されて免許剥奪やで」
 
「なんと……この世界は戦士に厳しいな」
 
「平和でええことや。ほら、お前もさっさとそのジャージに着替え」
 
​彩は渋々といった様子で、持ってきたスポーツバッグを開けた。
 
周りを見渡すと、他の探索者たちも同様に着替えている。
 
会社帰りのスーツから皮鎧に着替えるサラリーマン風の男性や、制服から軽装のアーマーに着替える女子高生グループ。
 
ここでは「ファンタジー」に着替えることが、日常のルーチンなのだ。
 
​「……なんか、部活みたいだな」
 
彩がポツリと漏らすと、隣で着替えていた木守が、パーカーを脱ぎながら冷めた声で言った。
 
​「部活の方がマシよ。あっちは死なないし」
 
木守の下に着ていたのは、機能性重視の黒いインナーとショートパンツ、それに小型のナイフホルダーだった。
スマホばかり見ているが、その体つきは無駄がなく、探索者として鍛えていることが分かる。
 
​着替えを終えた三人は、奥にある「探索者休憩所(ラウンジ)」を通ってゲートへ向かう。
 
そこには、探索を終えた者たちがたむろしていた。
 
自販機のアイスを食べている学生、怪我の手当てをしているパーティー、今日の成果(魔石)を並べて電卓を叩いている主婦。
 
​「あー、今日ゴブリン少ないわー。時給換算で800円いかんやん」
 
「マジ? 別の迷宮行く?」
 
「回復薬余ってる人おらへん? 買い取らせてー」
 
​飛び交う会話は、あまりにも世知辛い。
 
​「……深淵の魔窟と聞いていたが、ここは市場(マーケット)か?」
 
「言うたやろ、ダンジョン・ドリームや」
 
​佐古は自販機でスポーツドリンクを買い、彩に放り投げた。
 
​「夢を掴むも、小銭稼いで終わるも自分次第。……ま、お前がどっちになるか見せてもらうで」
 
​佐古はニヤリと笑い、重厚な鉄扉――迷宮への入り口を指差した。
 
​「ほな、行くで。実戦開始や」
 
迷宮内部は、湿った土とカビの匂いが充満していた。
『六甲・虫籠』の名前の通り、壁や天井には粘着質な糸が張り巡らされ、奥からは羽虫の不快な羽音が響いている。
 
​「うわ、キモ……」
 
木守がスマホをいじる手を止めずに、心底嫌そうに呟いた。
 
​「文句言うな。ここは稼ぎは少ないけど、構造が単純で迷わへんから新人の教習には持ってこいなんや」
 
​先頭を歩く佐古が、振り返らずに指示を飛ばす。
 
​「ええか彩。探索者の基本は『索敵』と『先制攻撃』や。魔物に見つかる前に……」
 
​「む! 反応あり!」
 
​佐古の講義を遮り、彩がバッと右手を掲げた。
 
​「我が『虚無の瞳』が敵影を捕捉した! 前方30メートル、曲がり角の先!」
 
「あ? まだレーダーにも映ってへんで?」
 
​佐古が手元の探索デバイスを見るが、反応はない。
だが次の瞬間。
 
​キシャアアアアアッ!!
 
​曲がり角から、巨大な影が飛び出してきた。
体長2メートルはあるカマキリ――『キラーマンティス』だ。
 
鎌を振り上げ、威嚇音と共にこちらへ突っ込んでくる。
 
​「ほんまにおったわ」
「ふっ、言っただろう。我が索敵能力に死角はないと!」
 
​彩は不敵に笑い、一歩前へ出た。
緑色のジャージが霧の中で鮮やかに映える。
 
​「佐古! 許可をくれ! あの下等生物を『深淵の糧』にする許可を!」
 
「……まあ、ええわ。やってみ」
 
​佐古は腕を組み、わざと動かずに見守る姿勢をとった。
Eランクの魔物なら、万が一彩が失敗しても自分が即座に割って入れる。
横で木守も、興味なさそうに、しかしスマホを下ろして彩を凝視した。
 
​「感謝する!」
 
​彩は眼帯に手を添え、芝居がかったポーズをとった。
 
​「刮目せよ! これが深淵の王女(自称)の力……!」
 
​カマキリが目の前まで迫る。
鋭利な鎌が、彩の小さな首を刈り取ろうと振り下ろされた――その刹那。
 
​「出でよ、『エーブ』!!」
 
​ズズズッ……!!
 
​彩の背後の空間が、まるで黒いインクを垂らしたように歪んだ。
そこから噴き出したのは、無数の『黒い触手』。
それらは意思を持つ生き物のように殺到し、振り下ろされた鎌を受け止める――ことなく、カマキリの全身を一瞬で包み込んだ。
 
​「ギ、ギシャ……!?」
 
​悲鳴すら上げる暇はなかった。
触手は万力のような力でカマキリを締め上げ、ねじり、そして――。
 
​パンッ!!
 
​乾いた破裂音が響いたかと思うと、巨大なカマキリの体は一瞬で弾け飛び、濃い紫色の霧となって霧散した。
本来なら、魔物が消滅した跡には『魔石』がコロンと落ちるはずだ。
​だが。
 
​キラキラキラ……
 
​霧の中に舞っていたのは、宝石の粉末のような、微細な煌めきだけだった。
あまりの圧力に、魔物の核である『魔石』ごと粉砕されてしまったのだ。
​触手たちは仕事を終えて虚空へと消え、あとには何も残らなかった。
 
​「……ふぅ。手応えのない」
 
​彩はバサッとジャージの裾を払うと、ドヤ顔で振り返った。
 
​「見たか佐古! これぞ我が力、空間断絶の……」
「お前なぁ……」
 
​佐古の低い声が響く。
見ると、佐古は額に青筋を浮かべ、虚無空間(かつて魔石だった粉が舞っている場所)を指差していた。
 
​「金(カネ)まで粉にしてどないすんねん!!」
 
​「えっ」
 
​「探索者の収入源は『魔石』や! 魔物を倒して、残った石を換金すんのが仕事やろがい! あんな粉々にしたら換金できへん! 査定額ゼロ円や!!」
 
​「そ、そこまで計算していなかった……!」
 
「アホか! 経費の無駄遣いや! 次からはもっと『優しく』殺せ! 石を残すように手加減すんねん!」
 
​「や、優しく殺す……!? 高度な要求だ……」
 
​ガミガミと説教を始める佐古と、縮こまる彩。
その横で、木守だけは青ざめた顔で、霧が晴れていく空間を見つめていた。
 
​(……魔石の硬度はダイヤモンド並みなのに)
 
​それを、握力だけで粉砕した。
ただの「討伐」ではない。文字通り、存在ごと握りつぶしたのだ。
 
​(あれは……『捕食者』だ。人間が飼っていいもんじゃない)
 
​木守は背筋に冷たい汗が伝うのを感じた。
だが、当の飼い主(彩)は、佐古に「今日の晩飯抜きにするぞ!」と怒られて「それだけは勘弁してくれ!」と必死に頭を下げている。
 
​「……はぁ。どっちにしろ、前途多難ね」
 
​木守は小さく呟き、震える指でスマホのメモアプリを開いた。
そこに一言だけ、こう打ち込んだ。
 
​『新人は、バケモノ(確定)』

 
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