53 / 90
3章
第15話
「ありがとう、アーシャ。その気持ち、素直に嬉しいよ」
モニカに好意を伝えられた時も似たような感情を抱いたが、昔を知っている分、アーシャの告白はゼノの心を大きく揺り動かした。
「ルイス……! アタシはっ……!!」
居ても立ってもいられないといった様子で、アーシャが一歩ずつ近付いて来る。
彼女の想いに応えるの簡単だ。
これまでの時間を埋めるように、アーシャをギュッときつく抱きしめればいい。
が。
「……でも、ごめん。その気持ちには応えられない」
「えっ……?」
ゼノには、どうしてもそうすることができなかった。
なぜなら……。
彼女が、自分ではない何者かの姿を追っていると、はっきり分かったからだ。
アーシャが今見ているのは、過去の自分だということに、ゼノは気付いたのである。
だから。
ゼノは、はっきりとこう口にする。
それは、過去の自分との完全な決別を意味していた。
「アーシャ。俺は、もうルイスじゃないんだ。今の俺は…………ゼノなんだよ」
「!!」
「それと、俺には好きな人がいる。その人のためなら、命を賭けたいと思える相手だ。だから、申し訳ないけど……アーシャの気持ちには応えられない。本当にごめん」
有無を言わさぬその物言いに、ショックを与えてしまったかもしれない、とゼノは思う。
(……けど、今ここで俺が懺悔の思いに駆られて、アーシャの気持ちに応えるのは嘘になる。それだけは絶対にやってはいけないから)
ゼノの気持ちは、揺り動かせないほど強固なものであった。
その言葉を受けて、アーシャは顔を俯かせて黙り込んでしまう。
「……」
そのまま崩れ落ちてしまのではないかと、ゼノが不安になるほどだった。
――しかし。
「……ん、くくっ……」
次の刹那。
アーシャは、なぜか笑みを浮かべる。
やがて、それは大きな笑い声へと変わっていった。
「あ~っははははっ♪」
「ア……アーシャ?」
「やっぱな!! 分かってたぜ~!」
「分かってた……?」
「その、命を賭けたいと思える相手つーのは……魔女のお師匠様のことなんだろ?」
「……ああ」
「昨日の夜、その話を聞いた時から、勝ち目はねぇーなって分かってたんだ。アタシにはムリだって……。最初から知ってたんだぜっ?」
「……」
アーシャが強がってそう言っているのが分かったからだろうか。
ゼノは、何も言葉を返すことができなかった。
「はぁ~、でもすっきりしたぜ。アタシのわがままな話に付き合ってくれて感謝だ、ルイス! いや……違うか。ありがとな、ゼノ!」
アーシャは、屈託のない笑みを浮かべて、今度こそはっきりと〝ゼノ〟と口にする。
自分の中で一つ大きな区切りをつけることができた。
彼女の笑顔には、そんな爽やかさが含まれていた。
今日一日、複雑な表情を浮かべていた彼女の顔は、ようやく晴れやかなものへと変わったのだった。
「……けど、まだ諦めたわけじゃねーんだぜ?」
アーシャはそう口にしながら、地面に突き刺さった大斧を手に取る。
そして、それをゼノに向けて構えながら、こう宣言した。
「アタシも、迷宮の魔女を救う手助けをするぜ! んで、その魔女を無事に助けた暁には、ゼノに改めて決めてほしいんだ。アタシとお師匠様、どっちを選ぶかってな!」
「え……ちょっと待ってくれ……。それって、つまり……」
「ゼノ、正式にパーティー組もうぜ! 8年前の約束だ。それで……これまでのことは、全部チャラだ!」
「……アーシャ……」
「いいよな?」
差し出してくる彼女の手を、ゼノはしっかりと握り締める。
「ありがとう……。これからもよろしく頼むよ」
「おう、任せておけって! アタッカーとして【天空の魔導団】の戦力になってやる。んで、その間に……アタシの魅力をたっぷり気付かせてやるぜ! いつかぜってー振り向かせてやるからなっ? 覚悟しておけ、ゼノ!」
「うん。楽しみにしてるよ」
アーシャと固く握手をかわしながら、一時だけ8年前のあの日に戻れた、とゼノは感じる。
その先の景色には、消えかけていた2人の夢の続きが描かれていた。
◆
「アーシャさん!?」
アーシャと一緒に宿舎の庭へ足を踏み入れると、驚きの声を上げたモニカがゼノのもとへ近付いて来る。
「これ、どーいうことなんですか、ゼノ様っ!?」
「ああ、実は……」
「また世話になるぜ、モニカ!」
「ふぇぇっ!? またって……」
「あ、ちなみにもう1人で起きられるから安心していーぜ? さすがに好きな相手の前じゃ、醜態は晒せねーからな」
「はいぃ~っ!? ちょっとゼノ様っ! 一体何があったんです!?」
「いろいろあってさ。また、アーシャとパーティーを組むことになったんだ」
「でええぇっ!?」
「? てっきり喜ぶものと思ってたんだけど。パーティーの戦力だったから別れは寂しいって……そう言ってなかったっけ?」
「おっ、マジかよ! 素直なところあるじゃねーか、モニカっ! ぎゅーってしてやるぜ~!」
「ちょ……く、苦しいですぅ……!」
小ぶりの胸を押し付けながら、嬉しそうにアーシャがモニカに抱きつく。
それを剥がしながら、モニカは息を整えた。
「……はぁっ……たしかに、そう言いましたけど……。でも、まさか一緒に戻って来るとは思ってませんでしたよぉ~!」
「そうなのか?」
どうやらモニカにはモニカで、複雑な心境があるようだ。
頬をぷくっと膨らませて、ゼノを指さす。
「ていうか、なんで今度はゼノ様と腕組んでるんですかー!! お2人とも急に仲良くなりすぎじゃないですかぁ!?」
「だって、アタシとゼノはすっかり仲良しだからだ♪」
そう言いながら、アーシャはさらにべったりとゼノにくっ付く。
「ちょっとぉぉっ!? 近い近い、近いですぅーーー!!」
「いや……。俺も、さっきからこんな感じで困ってるんだが……」
「んだよ、べつにいーだろぉ? モニカだって、こうやってよくゼノにくっ付いてるじゃねーか。アタシも、やってみたかったんだよなぁ~♪」
「それは、わたしの特権なんですっ!」
「いーじゃんか。減るわけじゃねぇーんだぜ? ほれ、うりぃうりぃ~♪」
「お、おい……。アーシャ、そろそろ離れてくれ……」
「ゼノも嬉しいよなぁ? アタシとこうやってイチャイチャできて」
「うわぁ、最悪ですぅ……。想像してた結末と全然違うんですけどーーっ!!」
その時。
モニカの悲鳴(?)が、オレンジ色に染まる木々の中に木霊した。
「というより、ワイアットさんは許可してくれたんですか!?」
「べつに、あとで報告すればへーきだぜ? あいつは、アタシの100%味方だからな。父様と母様にも、適当に言い訳してくれるだろうし」
「そ、そんなので……いいんですかぁ……? 仮にもゴンザーガ家のご令嬢ですよね、アーシャさん!?」
「んだよ。モニカは、アタシとまたパーティー組むのが嫌なのか? 寂しいって言ってくれてたんだろ?」
「べ、べつに……わたしは寂しくなんかありませんっ! その前に、さっきの言葉聞き逃してませんよ!? 何なんですかっ!? 好きな相手の前って!」
「今それをつっこむのかよ」
「好きな相手って……まさかゼノ様のことじゃないですよね!?」
「この状況で現実が見えてねーのか、アホピンクは」
「どーなんですかっ!」
「もちろん、アタシはゼノが好きだぜ! もう自分の気持ちは偽れねぇ。ちなみに、モニカと一緒でアタシも告白済みだ」
「は……はああぁぁっ!? こ、こ、こ……告白しちゃったんですかぁ!?」
「ま、秒で振られたけどな」
いたずらっぽい笑みを浮かべて、アーシャがゼノを一瞥する。
告白された2人と一緒にこれからパーティーを組むという事実に、ゼノは少しだけ気まずい思いとなった。
「はぁ~なんだぁ……よかったですぅ……。振られたんですね。これで、最悪の事態は回避できました……」
「けどよ、相手はけっこう手ごわいぜ? ゼノのお師匠様に対する想いは本物だ。モニカも覚悟しておけよ?」
「そんなのは知ってますぅ! というか、わたしの気がかりは、ライバルが1人増えたことですよ、もう! アーシャさんもゼノ様のこと好きだったなんて……全然気付きませんでしたよぉ……」
「んひひ♪ モテる男を取り合うのはなんか楽しいぜ!」
「わたしは楽しくなんかありませんっ~~! これじゃ、ワンチャン狙うのも大変じゃないですかーーっ!!」
あれこれとはしゃぐ女子2人に、ゼノは完全に置いてけぼりだ。
(ひとまず、恋愛沙汰は置いておくとして……)
彼女たちの姿を傍から見ながら、ゼノはふと思う。
これで、ようやくパーティーらしくなってきた、と。
(あとは……筆頭冒険者に選ばれるだけだ)
いよいよ間近に迫った目標を前に、ゼノは決意を新たにするのだった。
モニカに好意を伝えられた時も似たような感情を抱いたが、昔を知っている分、アーシャの告白はゼノの心を大きく揺り動かした。
「ルイス……! アタシはっ……!!」
居ても立ってもいられないといった様子で、アーシャが一歩ずつ近付いて来る。
彼女の想いに応えるの簡単だ。
これまでの時間を埋めるように、アーシャをギュッときつく抱きしめればいい。
が。
「……でも、ごめん。その気持ちには応えられない」
「えっ……?」
ゼノには、どうしてもそうすることができなかった。
なぜなら……。
彼女が、自分ではない何者かの姿を追っていると、はっきり分かったからだ。
アーシャが今見ているのは、過去の自分だということに、ゼノは気付いたのである。
だから。
ゼノは、はっきりとこう口にする。
それは、過去の自分との完全な決別を意味していた。
「アーシャ。俺は、もうルイスじゃないんだ。今の俺は…………ゼノなんだよ」
「!!」
「それと、俺には好きな人がいる。その人のためなら、命を賭けたいと思える相手だ。だから、申し訳ないけど……アーシャの気持ちには応えられない。本当にごめん」
有無を言わさぬその物言いに、ショックを与えてしまったかもしれない、とゼノは思う。
(……けど、今ここで俺が懺悔の思いに駆られて、アーシャの気持ちに応えるのは嘘になる。それだけは絶対にやってはいけないから)
ゼノの気持ちは、揺り動かせないほど強固なものであった。
その言葉を受けて、アーシャは顔を俯かせて黙り込んでしまう。
「……」
そのまま崩れ落ちてしまのではないかと、ゼノが不安になるほどだった。
――しかし。
「……ん、くくっ……」
次の刹那。
アーシャは、なぜか笑みを浮かべる。
やがて、それは大きな笑い声へと変わっていった。
「あ~っははははっ♪」
「ア……アーシャ?」
「やっぱな!! 分かってたぜ~!」
「分かってた……?」
「その、命を賭けたいと思える相手つーのは……魔女のお師匠様のことなんだろ?」
「……ああ」
「昨日の夜、その話を聞いた時から、勝ち目はねぇーなって分かってたんだ。アタシにはムリだって……。最初から知ってたんだぜっ?」
「……」
アーシャが強がってそう言っているのが分かったからだろうか。
ゼノは、何も言葉を返すことができなかった。
「はぁ~、でもすっきりしたぜ。アタシのわがままな話に付き合ってくれて感謝だ、ルイス! いや……違うか。ありがとな、ゼノ!」
アーシャは、屈託のない笑みを浮かべて、今度こそはっきりと〝ゼノ〟と口にする。
自分の中で一つ大きな区切りをつけることができた。
彼女の笑顔には、そんな爽やかさが含まれていた。
今日一日、複雑な表情を浮かべていた彼女の顔は、ようやく晴れやかなものへと変わったのだった。
「……けど、まだ諦めたわけじゃねーんだぜ?」
アーシャはそう口にしながら、地面に突き刺さった大斧を手に取る。
そして、それをゼノに向けて構えながら、こう宣言した。
「アタシも、迷宮の魔女を救う手助けをするぜ! んで、その魔女を無事に助けた暁には、ゼノに改めて決めてほしいんだ。アタシとお師匠様、どっちを選ぶかってな!」
「え……ちょっと待ってくれ……。それって、つまり……」
「ゼノ、正式にパーティー組もうぜ! 8年前の約束だ。それで……これまでのことは、全部チャラだ!」
「……アーシャ……」
「いいよな?」
差し出してくる彼女の手を、ゼノはしっかりと握り締める。
「ありがとう……。これからもよろしく頼むよ」
「おう、任せておけって! アタッカーとして【天空の魔導団】の戦力になってやる。んで、その間に……アタシの魅力をたっぷり気付かせてやるぜ! いつかぜってー振り向かせてやるからなっ? 覚悟しておけ、ゼノ!」
「うん。楽しみにしてるよ」
アーシャと固く握手をかわしながら、一時だけ8年前のあの日に戻れた、とゼノは感じる。
その先の景色には、消えかけていた2人の夢の続きが描かれていた。
◆
「アーシャさん!?」
アーシャと一緒に宿舎の庭へ足を踏み入れると、驚きの声を上げたモニカがゼノのもとへ近付いて来る。
「これ、どーいうことなんですか、ゼノ様っ!?」
「ああ、実は……」
「また世話になるぜ、モニカ!」
「ふぇぇっ!? またって……」
「あ、ちなみにもう1人で起きられるから安心していーぜ? さすがに好きな相手の前じゃ、醜態は晒せねーからな」
「はいぃ~っ!? ちょっとゼノ様っ! 一体何があったんです!?」
「いろいろあってさ。また、アーシャとパーティーを組むことになったんだ」
「でええぇっ!?」
「? てっきり喜ぶものと思ってたんだけど。パーティーの戦力だったから別れは寂しいって……そう言ってなかったっけ?」
「おっ、マジかよ! 素直なところあるじゃねーか、モニカっ! ぎゅーってしてやるぜ~!」
「ちょ……く、苦しいですぅ……!」
小ぶりの胸を押し付けながら、嬉しそうにアーシャがモニカに抱きつく。
それを剥がしながら、モニカは息を整えた。
「……はぁっ……たしかに、そう言いましたけど……。でも、まさか一緒に戻って来るとは思ってませんでしたよぉ~!」
「そうなのか?」
どうやらモニカにはモニカで、複雑な心境があるようだ。
頬をぷくっと膨らませて、ゼノを指さす。
「ていうか、なんで今度はゼノ様と腕組んでるんですかー!! お2人とも急に仲良くなりすぎじゃないですかぁ!?」
「だって、アタシとゼノはすっかり仲良しだからだ♪」
そう言いながら、アーシャはさらにべったりとゼノにくっ付く。
「ちょっとぉぉっ!? 近い近い、近いですぅーーー!!」
「いや……。俺も、さっきからこんな感じで困ってるんだが……」
「んだよ、べつにいーだろぉ? モニカだって、こうやってよくゼノにくっ付いてるじゃねーか。アタシも、やってみたかったんだよなぁ~♪」
「それは、わたしの特権なんですっ!」
「いーじゃんか。減るわけじゃねぇーんだぜ? ほれ、うりぃうりぃ~♪」
「お、おい……。アーシャ、そろそろ離れてくれ……」
「ゼノも嬉しいよなぁ? アタシとこうやってイチャイチャできて」
「うわぁ、最悪ですぅ……。想像してた結末と全然違うんですけどーーっ!!」
その時。
モニカの悲鳴(?)が、オレンジ色に染まる木々の中に木霊した。
「というより、ワイアットさんは許可してくれたんですか!?」
「べつに、あとで報告すればへーきだぜ? あいつは、アタシの100%味方だからな。父様と母様にも、適当に言い訳してくれるだろうし」
「そ、そんなので……いいんですかぁ……? 仮にもゴンザーガ家のご令嬢ですよね、アーシャさん!?」
「んだよ。モニカは、アタシとまたパーティー組むのが嫌なのか? 寂しいって言ってくれてたんだろ?」
「べ、べつに……わたしは寂しくなんかありませんっ! その前に、さっきの言葉聞き逃してませんよ!? 何なんですかっ!? 好きな相手の前って!」
「今それをつっこむのかよ」
「好きな相手って……まさかゼノ様のことじゃないですよね!?」
「この状況で現実が見えてねーのか、アホピンクは」
「どーなんですかっ!」
「もちろん、アタシはゼノが好きだぜ! もう自分の気持ちは偽れねぇ。ちなみに、モニカと一緒でアタシも告白済みだ」
「は……はああぁぁっ!? こ、こ、こ……告白しちゃったんですかぁ!?」
「ま、秒で振られたけどな」
いたずらっぽい笑みを浮かべて、アーシャがゼノを一瞥する。
告白された2人と一緒にこれからパーティーを組むという事実に、ゼノは少しだけ気まずい思いとなった。
「はぁ~なんだぁ……よかったですぅ……。振られたんですね。これで、最悪の事態は回避できました……」
「けどよ、相手はけっこう手ごわいぜ? ゼノのお師匠様に対する想いは本物だ。モニカも覚悟しておけよ?」
「そんなのは知ってますぅ! というか、わたしの気がかりは、ライバルが1人増えたことですよ、もう! アーシャさんもゼノ様のこと好きだったなんて……全然気付きませんでしたよぉ……」
「んひひ♪ モテる男を取り合うのはなんか楽しいぜ!」
「わたしは楽しくなんかありませんっ~~! これじゃ、ワンチャン狙うのも大変じゃないですかーーっ!!」
あれこれとはしゃぐ女子2人に、ゼノは完全に置いてけぼりだ。
(ひとまず、恋愛沙汰は置いておくとして……)
彼女たちの姿を傍から見ながら、ゼノはふと思う。
これで、ようやくパーティーらしくなってきた、と。
(あとは……筆頭冒険者に選ばれるだけだ)
いよいよ間近に迫った目標を前に、ゼノは決意を新たにするのだった。
あなたにおすすめの小説
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
空月そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
【鑑定不能】と捨てられた俺、実は《概念創造》スキルで万物創成!辺境で最強領主に成り上がる。
夏見ナイ
ファンタジー
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴーレムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】