21 / 38
第21話
しおりを挟む
シエラさんに【HR強制転送】のカードを使ってもらってカンブリア大森林の奥地に到着する。
◇◇
【HR強制転送】
[レア度] ★★★★★★★★★(9)
[カテゴリ]魔法カード
[タイプ]永続
[効果]複数の対象相手を指定したポイントまで転送する。距離に制限無し。ただし1日に1度までしか使用できない。
◇◇
そこは鬱蒼とした木々が生い茂る場所だった。
「えっと。たしかこの先にある腐海の地底にダンジョンがあるんだったな」
「すらー」
「随分と奥深くに封印したんだね」
カンブリア大森林自体とても奥深い場所として有名だ。
ここまで辿り着く冒険者も限られている。
しかもダンジョンの入口へ到達するには腐海を潜らなくちゃならない。
それから30分ほど歩くと噂の腐海が見えてきた。
表面はどす黒く濁っていて透過率はゼロと呼ぶに相応しかったけど、《神眼》を使って問題なく底まで覗けてしまう。
「たしかに腐海の下が地底になってる。面白い構造だなぁ」
腐海を潜ると地底が現れるようだ。
海とは名ばかりで、簡単な話、巨大な水のボールが魔素の力によって宙に浮かんでいるって想像すると分かりやすいかもしれない。
けどこの腐海が普通の水と異なる点は猛毒が含まれているってところだ。
中に潜ると腐敗した魔素が体にまとわりつく。
腐敗した魔素は体に猛毒だからたった10秒も潜っていれば死に至るって言われてる。
「さすが『ノーフューチャー』のクエストだけあるな。まずダンジョンに辿り着くのが超難関ってわけか」
簡単に送り出されたわけだけど。
シエラさん、俺がこれをどうするって思ってたんだろうなぁ。
(まあ俺には『毒無効』のアビリティがあるから。まったく問題ないんだけどね)
よく分からないけど水晶を壊したことで全面の信頼を得てしまったようだ。
「問題はスラまるをどうするかだけど」
いくら完全万能粘体だって言っても腐海の魔素は猛毒だろうし。
「すら、すら!」
「ん?」
そこでスラまるが俺の周りを飛び跳ねる。
どうやら腰に装着しているデッキケースに何か言いたいことがあるみたいだ。
ひょっとしてカードを何か食べさせろってことなのかもしれない。
とりあえずデッキケースの中のカードを1枚ずつ取り出して確認していく。
(何か使えそうなものあったっけ?)
カードを選んでいるとスラまるがそのうちの1枚に反応する。
「すら!」
「これ? あぁたしかこんなの拾ってきたな」
それは昨日スラまるがラケシス湖で拾った【HR闘海の巫女】っていうカードだった。
◇◇
【HR闘海の巫女】
[レア度]★★★★★★★★(8)
[カテゴリ]アイテムカード
[タイプ]インスタント
[効果]海中での戦闘時、あらゆる効果を受けなくなり無敵状態となる。効果時間10分。
◇◇
海の中で戦うっていう状況がそもそもレアだからほとんど使う機会のないカードだって思ってたけど。
「なるほど。こいつを使えば腐海の毒も問題なさそうだね。こんな使い方があったなんて」
「すらぁ~」
さっそく【HR闘海の巫女】を食わせるとスラまるの体は輝き始める。
『召喚獣・完全万能粘体が〈アイテムカード〉を捕食しました。【HR闘海の巫女】のカード効果をパッシブスキルとしてコピーします。』
すぐにステータスを確認すると、無事に《闘海の巫女》のパッシブスキルを獲得していることが分かった。
「よし。これで2人とも問題なく腐海を潜れそうだ」
「すら!」
「それじゃ行こうか」
どっぼーーん!!
俺とスラまるは腐海を潜り、あっという間に地底に到着してしまう。
◆◆◆
地底は思いのほかひんやりとして寒かった。
「けっこう冷えるなぁ」
「すらぁ……」
スラまると一緒に頭上に視線を向ける。
下から見上げると、本当に腐海が浮かんでるように見えるから不思議だ。
「たしかこの辺りで使うんだったよな」
すぐさま水晶ホルダーを展開させて【N霧の浮夜城-ミストキャッスル-】を使用する。
◇◇
【N霧の浮夜城-ミストキャッスル-】
[レア度]★(1)
[カテゴリ]アイテムカード
[タイプ]インスタント
[効果]周囲を濃い霧で包み込む。ある特定の場所で使用すると特殊な効果が発動することがある。
◇◇
ただ濃霧を発生させるっていうシンプルな効果のカードだ。
ほとんど使い道のないカードだけど、シエラさんいわく氷剣竜ミラジェネシスが封印されているダンジョンはいわゆる隠しダンジョンだから、この効果を使わないとダンジョンが姿を現さないのだという。
「ここまで細工する必要もなかったと思うんだけどね」
冒険者が無断で立ち入らないようにいくつも難関を用意してるみたいだけど。
そもそも腐海を突破して、こんな地底まで辿り着ける冒険者がいったい何人いるのか疑問だ。
(でも現に俺が来ちゃってるわけだから。来ようと思えば来られるんだろうけどさ)
そんなことを思いながら、【N霧の浮夜城-ミストキャッスル-】を使用してみると。
ドドドドドドドド……。
緑や蔦が絡まった石造りの荘厳な入口が姿を現す。
「スゲェ~。本当にダンジョンが現れたよ」
「すら~」
「とにかくこれでダンジョンの中に入れるってわけか。ここから気を引き締めていこう」
が。
ダンジョンの入口に立つとさらなる試練が待っていた。
「え? なにこれ? 入れないじゃん」
「すら?」
入口は巨大な岩で封印されていたのだ。
その前には、よく分からない文字が羅列された石板が設置されていた。
「ここにも障壁があるなんて。シエラさん、こんなことひと言も言ってなかったけど」
「す、すらぁ……」
でもシエラさんもここまで降りて来たことはなかったんだろうし。
知ってなくても仕方ないか。
なんせ300年近く封印されてきたダンジョンなんだから。
「なんて書かれてるんだろう」
石板に刻まれた文字を読もうとするもやっぱり読めない。
どうやら古代文字のようだ。
「こういう時はこいつの出番だな。《神眼》――発動」
瞳が黄金色に輝き始めると石板の文字が簡単に読めてしまう。
「えーっとなになに……。〝この迷宮に挑むものはまず第一試練を突破してみせよ〟だって?」
目の前の大岩はカードの効果で簡単には壊せないように細工されているようだ。
一ヶ月間、岩に攻撃を打ち込み続けることができれば壊すことができるだろうって石板には記されている。
これが第一の試練――忍耐の試練らしい。
「マジかぁ。こーゆうの正直面倒だな」
一ヶ月も攻撃を打ち込み続けるなんてとてもじゃないけど無理だ。
なんとかならないかなぁ。
そんなことを考えているとふと思いつく。
(そうだ、昨日拾った【UR神鳴破天の黒炎刀・開】を食べさせてみるってのはどうかな)
なんかめちゃくちゃ強そうな〈武具カード〉だったし。
俺がURカードを持ってても意味ないし、とりあえずスラまるに食べさせることに。
『召喚獣・完全万能粘体が〈武具カード〉を捕食しました。【UR神鳴破天の黒炎刀・開】のカード効果をパッシブスキルとしてコピーします。』
今回も無事にパッシブスキルとして追加されたことを確認する。
「スラまる。悪いんだけどちょっと力を借りたいからお願いだ」
「すら~」
ぽんっ!
スラまるはすぐに黒炎を宿す刀に姿を変えた。
それを石板に向けて軽く一振りすると。
ザシュゥゥゥゥゥゥーーーーー!!
巨大な岩はいとも容易く真っ二つに割れてしまう。
え?
なんか簡単に壊せちゃったんだけど。
その瞬間、どこからともなく声が聞えてきた。
『伝承竜の氷晶殿の入口が開放されました。』
「なんだ。べつに試練なんかクリアしなくても入れるじゃん。行こうスラまる」
「すらぁー」
もとに戻ったスラまると一緒にようやくダンジョンの中に俺は足を踏み入れた。
◇◇
【HR強制転送】
[レア度] ★★★★★★★★★(9)
[カテゴリ]魔法カード
[タイプ]永続
[効果]複数の対象相手を指定したポイントまで転送する。距離に制限無し。ただし1日に1度までしか使用できない。
◇◇
そこは鬱蒼とした木々が生い茂る場所だった。
「えっと。たしかこの先にある腐海の地底にダンジョンがあるんだったな」
「すらー」
「随分と奥深くに封印したんだね」
カンブリア大森林自体とても奥深い場所として有名だ。
ここまで辿り着く冒険者も限られている。
しかもダンジョンの入口へ到達するには腐海を潜らなくちゃならない。
それから30分ほど歩くと噂の腐海が見えてきた。
表面はどす黒く濁っていて透過率はゼロと呼ぶに相応しかったけど、《神眼》を使って問題なく底まで覗けてしまう。
「たしかに腐海の下が地底になってる。面白い構造だなぁ」
腐海を潜ると地底が現れるようだ。
海とは名ばかりで、簡単な話、巨大な水のボールが魔素の力によって宙に浮かんでいるって想像すると分かりやすいかもしれない。
けどこの腐海が普通の水と異なる点は猛毒が含まれているってところだ。
中に潜ると腐敗した魔素が体にまとわりつく。
腐敗した魔素は体に猛毒だからたった10秒も潜っていれば死に至るって言われてる。
「さすが『ノーフューチャー』のクエストだけあるな。まずダンジョンに辿り着くのが超難関ってわけか」
簡単に送り出されたわけだけど。
シエラさん、俺がこれをどうするって思ってたんだろうなぁ。
(まあ俺には『毒無効』のアビリティがあるから。まったく問題ないんだけどね)
よく分からないけど水晶を壊したことで全面の信頼を得てしまったようだ。
「問題はスラまるをどうするかだけど」
いくら完全万能粘体だって言っても腐海の魔素は猛毒だろうし。
「すら、すら!」
「ん?」
そこでスラまるが俺の周りを飛び跳ねる。
どうやら腰に装着しているデッキケースに何か言いたいことがあるみたいだ。
ひょっとしてカードを何か食べさせろってことなのかもしれない。
とりあえずデッキケースの中のカードを1枚ずつ取り出して確認していく。
(何か使えそうなものあったっけ?)
カードを選んでいるとスラまるがそのうちの1枚に反応する。
「すら!」
「これ? あぁたしかこんなの拾ってきたな」
それは昨日スラまるがラケシス湖で拾った【HR闘海の巫女】っていうカードだった。
◇◇
【HR闘海の巫女】
[レア度]★★★★★★★★(8)
[カテゴリ]アイテムカード
[タイプ]インスタント
[効果]海中での戦闘時、あらゆる効果を受けなくなり無敵状態となる。効果時間10分。
◇◇
海の中で戦うっていう状況がそもそもレアだからほとんど使う機会のないカードだって思ってたけど。
「なるほど。こいつを使えば腐海の毒も問題なさそうだね。こんな使い方があったなんて」
「すらぁ~」
さっそく【HR闘海の巫女】を食わせるとスラまるの体は輝き始める。
『召喚獣・完全万能粘体が〈アイテムカード〉を捕食しました。【HR闘海の巫女】のカード効果をパッシブスキルとしてコピーします。』
すぐにステータスを確認すると、無事に《闘海の巫女》のパッシブスキルを獲得していることが分かった。
「よし。これで2人とも問題なく腐海を潜れそうだ」
「すら!」
「それじゃ行こうか」
どっぼーーん!!
俺とスラまるは腐海を潜り、あっという間に地底に到着してしまう。
◆◆◆
地底は思いのほかひんやりとして寒かった。
「けっこう冷えるなぁ」
「すらぁ……」
スラまると一緒に頭上に視線を向ける。
下から見上げると、本当に腐海が浮かんでるように見えるから不思議だ。
「たしかこの辺りで使うんだったよな」
すぐさま水晶ホルダーを展開させて【N霧の浮夜城-ミストキャッスル-】を使用する。
◇◇
【N霧の浮夜城-ミストキャッスル-】
[レア度]★(1)
[カテゴリ]アイテムカード
[タイプ]インスタント
[効果]周囲を濃い霧で包み込む。ある特定の場所で使用すると特殊な効果が発動することがある。
◇◇
ただ濃霧を発生させるっていうシンプルな効果のカードだ。
ほとんど使い道のないカードだけど、シエラさんいわく氷剣竜ミラジェネシスが封印されているダンジョンはいわゆる隠しダンジョンだから、この効果を使わないとダンジョンが姿を現さないのだという。
「ここまで細工する必要もなかったと思うんだけどね」
冒険者が無断で立ち入らないようにいくつも難関を用意してるみたいだけど。
そもそも腐海を突破して、こんな地底まで辿り着ける冒険者がいったい何人いるのか疑問だ。
(でも現に俺が来ちゃってるわけだから。来ようと思えば来られるんだろうけどさ)
そんなことを思いながら、【N霧の浮夜城-ミストキャッスル-】を使用してみると。
ドドドドドドドド……。
緑や蔦が絡まった石造りの荘厳な入口が姿を現す。
「スゲェ~。本当にダンジョンが現れたよ」
「すら~」
「とにかくこれでダンジョンの中に入れるってわけか。ここから気を引き締めていこう」
が。
ダンジョンの入口に立つとさらなる試練が待っていた。
「え? なにこれ? 入れないじゃん」
「すら?」
入口は巨大な岩で封印されていたのだ。
その前には、よく分からない文字が羅列された石板が設置されていた。
「ここにも障壁があるなんて。シエラさん、こんなことひと言も言ってなかったけど」
「す、すらぁ……」
でもシエラさんもここまで降りて来たことはなかったんだろうし。
知ってなくても仕方ないか。
なんせ300年近く封印されてきたダンジョンなんだから。
「なんて書かれてるんだろう」
石板に刻まれた文字を読もうとするもやっぱり読めない。
どうやら古代文字のようだ。
「こういう時はこいつの出番だな。《神眼》――発動」
瞳が黄金色に輝き始めると石板の文字が簡単に読めてしまう。
「えーっとなになに……。〝この迷宮に挑むものはまず第一試練を突破してみせよ〟だって?」
目の前の大岩はカードの効果で簡単には壊せないように細工されているようだ。
一ヶ月間、岩に攻撃を打ち込み続けることができれば壊すことができるだろうって石板には記されている。
これが第一の試練――忍耐の試練らしい。
「マジかぁ。こーゆうの正直面倒だな」
一ヶ月も攻撃を打ち込み続けるなんてとてもじゃないけど無理だ。
なんとかならないかなぁ。
そんなことを考えているとふと思いつく。
(そうだ、昨日拾った【UR神鳴破天の黒炎刀・開】を食べさせてみるってのはどうかな)
なんかめちゃくちゃ強そうな〈武具カード〉だったし。
俺がURカードを持ってても意味ないし、とりあえずスラまるに食べさせることに。
『召喚獣・完全万能粘体が〈武具カード〉を捕食しました。【UR神鳴破天の黒炎刀・開】のカード効果をパッシブスキルとしてコピーします。』
今回も無事にパッシブスキルとして追加されたことを確認する。
「スラまる。悪いんだけどちょっと力を借りたいからお願いだ」
「すら~」
ぽんっ!
スラまるはすぐに黒炎を宿す刀に姿を変えた。
それを石板に向けて軽く一振りすると。
ザシュゥゥゥゥゥゥーーーーー!!
巨大な岩はいとも容易く真っ二つに割れてしまう。
え?
なんか簡単に壊せちゃったんだけど。
その瞬間、どこからともなく声が聞えてきた。
『伝承竜の氷晶殿の入口が開放されました。』
「なんだ。べつに試練なんかクリアしなくても入れるじゃん。行こうスラまる」
「すらぁー」
もとに戻ったスラまると一緒にようやくダンジョンの中に俺は足を踏み入れた。
24
あなたにおすすめの小説
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる