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第22話
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ここが伝承竜の氷晶殿か。
なんかこれまで入ってきたダンジョンと違ってやっぱり雰囲気あるな。
ザネリやナタリアと一緒に入ってきたダンジョンで一番難易度が高かったのは、この前攻略した英知の神殿だ。
あの時、戦闘面でザネリはかなり苦戦してたけどあれでも『ハード』のクエスト。
「今回はそれを遥かに上回る難易度だからな」
(シエラさんの話じゃこのダンジョンにはボスクラスのモンスターがうじゃうじゃと潜んでるって話だったけど)
なんでもここ伝承竜の氷晶殿にはLv.80以上のモンスターしか出現しないらしい。
『ノーフューチャー』の名に偽りはないようだ。
英知の神殿のボス級モンスターがLv.50だったから、通常のモンスターが『ハード』クエストのボスを軽く凌駕してしまっている。
けど俺はこれといって恐れていなかった。
(レベル上げにはちょうどいい機会だ)
これまではFランクだったからNカードとしか契約することができなかったけど。
でもレベルを上げれば、使用できるカードのレアリティを増やすことができる。
しかも『レベルダウン無効』のアビリティ持ちだからランクが下がる心配をしなくていいし。
「さくっと攻略しちゃいますか」
◆◆◆
ダンジョンの中に足を踏み入れると俺はすぐに《神眼》を発動させた。
「まずはモンスターがどこに潜んでるのか確認しておこう」
いくら『被物理ダメージ無効』や『被魔法ダメージ無効』のアビリティを所有してるって言っても今の俺はレベル0の最弱ステータスだ。
迂闊に歩き回ってると奇襲をかけられて襲われる危険がある。
ましてやここは最高難易度のダンジョン。
用心しすぎて困ることはない。
まずは【N猛火のたいまつ】のカードを使うと、光のウィンドウが起動してそこにダンジョンのマップが表示された。
◇◇
【N猛火のたいまつ】
[レア度] ★(1)
[カテゴリ]アイテムカード
[タイプ]永続
[効果]ダンジョン内のマップをウィンドウに表示する。
◇◇
「《神眼》――発動」
その後、才能を使ってモンスターの位置を完璧に把握した。
「ほんと有能なギフトだよなぁ」
これで不意打ちされる心配はなくなったぞ。
むしろ位置を把握してるからこっちから奇襲をかけることも可能になった。
(背後を突いて先手を打てそうだ)
さっきみたいにスラまるに武器になってもらって自分で戦うこともできるんだけど。
今の俺の攻撃力は0だからそんな無意味な行動は取らない。
(〈魔符術士〉として初めてのダンジョン攻略だ。慎重になろう)
「スラまる。悪いんだけどモンスターの討伐を頼めるか?」
「すらぁ!」
スラまるはやる気十分だ。
《念動共振虫》のパッシブスキルが発動してるおかげで俺の考えをすぐ理解してくれる。
モンスターの配置を伝えると俺はスラまると一緒に敵の背後に忍び寄っていく。
ターゲットはメガトンワイバーンだ。
念のために《神眼》を使って敵のステータスを確認しておこう。
====================
【メガトンワイバーン】
種族:ドラゴン族
Lv.85
攻撃力 4250
防御力 2000
魔法攻撃力 1200
魔法防御力 1500
敏捷性 3550
運 1800
[特技]
《ドラゴンフィニッシュクロー》
《螺旋撃》
[アビリティ]
攻撃力増加+30%
誘惑耐性+10%
麻痺耐性+7%
[弱点]
水属性-25%
風属性-25%
[解説]
多くのモンスターを従える一騎当千の強敵。
鋭利な爪とブレスによる攻撃を交互に繰り出してくる。
素早いカウンターを仕掛けてくることがあるため注意が必要。
====================
(へぇ、弱点も見えるのか。こいつは便利だな)
メガトンワイバーンの弱点は『水属性』『風属性』と表示されていた。
(それなら……)
デッキケースから【SR水術Ⅳ】と【SR風術Ⅳ】の〈魔法カード〉を取り出す。
それをスラまるに食べさせることに。
大きな口を開けて一飲みするとスラまるは体を眩く発光させた。
どうやら問題なくパッシブスキルが追加されたみたいだな。
「よし。あとは頼んだぞスラまる」
「すら~!」
《疾風怒濤》のパッシブスキルを生かし、目にも留まらぬ速さでメガトンワイバーンの背後まで移動すると、スラまるは即座に《水術Ⅳ》と《風術Ⅳ》を撃ち込んだ。
太い鎖のような電撃と鋭い刃のような暴風がメガトンワイバーンの背中に直撃する。
「ヨオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ!?」
敵はいきなりの攻撃に驚きを隠せない様子だ。
すぐに反撃を試みようとしてくるも。
「すらぁぁぁーーーーー!!」
間髪入れずに繰り出されるスラまる渾身の体当たりによって、メガトンワイバーンはあっという間に消え去ってしまう。
その瞬間、目の前に光のウィンドウが表示された。
『メガトンワイバーン1体の討伐に成功し、EXP1950を獲得しました。アルディン=ギルバート のレベルが0から6に上がりました。』
「おぉ! やった! レベルが上がったよ!」
「すら~すら~」
「いぇーい!」
思わずスラまるとハイタッチしてしまう。
これは俺が生まれて初めてレベルを上げた瞬間だった。
召喚獣にはレベルっていう概念がないせいか、倒したモンスターの経験値はすべて主に入るようだ。
「ステータスオープン」
立ち上げた光のウィンドウに目を向けると、そこには信じられないステータスが表示されていた。
====================
【アルディン=ギルバート】
種族:人族 年齢:16歳
ランク:F
Lv.6
攻撃力 20(×999999999)
防御力 20(×999999999)
魔法攻撃力 15(×999999999)
魔法防御力 15(×999999999)
敏捷性 10(×999999999)
運 5(×999999999)
[ジョブ]
上位複合職/魔符術士
[ギフト]
《神眼》
[パッシブスキル]
《無限収納》
[アビリティ]
攻撃力増加+999%(神)
防御力増加+999%(神)
魔法攻撃力増加+999%(神)
魔法防御力増加+999%(神)
敏捷性増加+999%(神)
運増加+999%(神)
炎属性無効
氷属性無効
雷属性無効
風属性無効
光属性無効
闇属性無効
毒無効
麻痺無効
石化無効
混乱無効
凍結無効
誘惑無効
病気無効
痛覚無効
被物理ダメージ無効
被魔法ダメージ無効
レベルダウン無効
レベル上限突破
[所持カード]
〈水晶ホルダー〉
68枚
(N68枚)
〈魔素ホルダー〉
0枚
〈デッキケース〉
60枚
(N0枚、U39枚、R13枚、SR5枚、HR2枚、UR1枚、SSR0枚、魔素0枚)
====================
「な、な……なんだこれええぇぇっ~~!?」
俺はまたも自分のステータスを見てぶったまげた。
『アビリティ』を盛りに盛ったせいでとんでもないステータスが完成してしまった。
9億9千9百9十9万9千……って、なんですかこれ?
(どれだけ乗算されてるんだよ!?)
だけど。
今はそんな驚きよりも感動の方が少しだけ上回ってた。
見違えるように充実したステータスを見て俺は思わず感極まる。
(まさか……こんな日が来るなんてな)
これまでは【Nシーホースの麟粉】を持っていたから。
自分のレベルが上がるなんて夢みたいな話だった。
自然と景色も違って見えてくるから不思議だ。
「レベルが上がるってこうも嬉しいものなんだなぁ」
「すぅらぁ~♪」
スラまるも自分のことにように嬉しそうだ。
このままどんどんレベルを上げていきたい。
(最下層に張られている結界を解くには【UR勇者の石】を使う必要があるわけだし)
◇◇
【UR勇者の石】
[レア度] ★★★★★★★★★★★(11)
[カテゴリ]アイテムカード
[タイプ]永続
[効果]天災級ドラゴン3体(鋼炎竜レッドアイズ、氷剣竜ミラジェネシス、超雷竜サンダードラゴン)の封印を解くために3人の勇者が残した石。
◇◇
ちなみにこのカードはシエラさんから貰ったものだ。
今は俺のデッキケースの中に入ってる。
(せめてURカードが使えるまではレベルを上げなくちゃ)
そのためにはAランク――つまりレベル80以上にする必要がある。
「けっこう根気がいるかも」
時間をかけてる余裕はない。
どんどんモンスターを倒していこう。
決意を新たにして。
俺はスラまるとともにダンジョンを進んでいくのだった。
なんかこれまで入ってきたダンジョンと違ってやっぱり雰囲気あるな。
ザネリやナタリアと一緒に入ってきたダンジョンで一番難易度が高かったのは、この前攻略した英知の神殿だ。
あの時、戦闘面でザネリはかなり苦戦してたけどあれでも『ハード』のクエスト。
「今回はそれを遥かに上回る難易度だからな」
(シエラさんの話じゃこのダンジョンにはボスクラスのモンスターがうじゃうじゃと潜んでるって話だったけど)
なんでもここ伝承竜の氷晶殿にはLv.80以上のモンスターしか出現しないらしい。
『ノーフューチャー』の名に偽りはないようだ。
英知の神殿のボス級モンスターがLv.50だったから、通常のモンスターが『ハード』クエストのボスを軽く凌駕してしまっている。
けど俺はこれといって恐れていなかった。
(レベル上げにはちょうどいい機会だ)
これまではFランクだったからNカードとしか契約することができなかったけど。
でもレベルを上げれば、使用できるカードのレアリティを増やすことができる。
しかも『レベルダウン無効』のアビリティ持ちだからランクが下がる心配をしなくていいし。
「さくっと攻略しちゃいますか」
◆◆◆
ダンジョンの中に足を踏み入れると俺はすぐに《神眼》を発動させた。
「まずはモンスターがどこに潜んでるのか確認しておこう」
いくら『被物理ダメージ無効』や『被魔法ダメージ無効』のアビリティを所有してるって言っても今の俺はレベル0の最弱ステータスだ。
迂闊に歩き回ってると奇襲をかけられて襲われる危険がある。
ましてやここは最高難易度のダンジョン。
用心しすぎて困ることはない。
まずは【N猛火のたいまつ】のカードを使うと、光のウィンドウが起動してそこにダンジョンのマップが表示された。
◇◇
【N猛火のたいまつ】
[レア度] ★(1)
[カテゴリ]アイテムカード
[タイプ]永続
[効果]ダンジョン内のマップをウィンドウに表示する。
◇◇
「《神眼》――発動」
その後、才能を使ってモンスターの位置を完璧に把握した。
「ほんと有能なギフトだよなぁ」
これで不意打ちされる心配はなくなったぞ。
むしろ位置を把握してるからこっちから奇襲をかけることも可能になった。
(背後を突いて先手を打てそうだ)
さっきみたいにスラまるに武器になってもらって自分で戦うこともできるんだけど。
今の俺の攻撃力は0だからそんな無意味な行動は取らない。
(〈魔符術士〉として初めてのダンジョン攻略だ。慎重になろう)
「スラまる。悪いんだけどモンスターの討伐を頼めるか?」
「すらぁ!」
スラまるはやる気十分だ。
《念動共振虫》のパッシブスキルが発動してるおかげで俺の考えをすぐ理解してくれる。
モンスターの配置を伝えると俺はスラまると一緒に敵の背後に忍び寄っていく。
ターゲットはメガトンワイバーンだ。
念のために《神眼》を使って敵のステータスを確認しておこう。
====================
【メガトンワイバーン】
種族:ドラゴン族
Lv.85
攻撃力 4250
防御力 2000
魔法攻撃力 1200
魔法防御力 1500
敏捷性 3550
運 1800
[特技]
《ドラゴンフィニッシュクロー》
《螺旋撃》
[アビリティ]
攻撃力増加+30%
誘惑耐性+10%
麻痺耐性+7%
[弱点]
水属性-25%
風属性-25%
[解説]
多くのモンスターを従える一騎当千の強敵。
鋭利な爪とブレスによる攻撃を交互に繰り出してくる。
素早いカウンターを仕掛けてくることがあるため注意が必要。
====================
(へぇ、弱点も見えるのか。こいつは便利だな)
メガトンワイバーンの弱点は『水属性』『風属性』と表示されていた。
(それなら……)
デッキケースから【SR水術Ⅳ】と【SR風術Ⅳ】の〈魔法カード〉を取り出す。
それをスラまるに食べさせることに。
大きな口を開けて一飲みするとスラまるは体を眩く発光させた。
どうやら問題なくパッシブスキルが追加されたみたいだな。
「よし。あとは頼んだぞスラまる」
「すら~!」
《疾風怒濤》のパッシブスキルを生かし、目にも留まらぬ速さでメガトンワイバーンの背後まで移動すると、スラまるは即座に《水術Ⅳ》と《風術Ⅳ》を撃ち込んだ。
太い鎖のような電撃と鋭い刃のような暴風がメガトンワイバーンの背中に直撃する。
「ヨオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ!?」
敵はいきなりの攻撃に驚きを隠せない様子だ。
すぐに反撃を試みようとしてくるも。
「すらぁぁぁーーーーー!!」
間髪入れずに繰り出されるスラまる渾身の体当たりによって、メガトンワイバーンはあっという間に消え去ってしまう。
その瞬間、目の前に光のウィンドウが表示された。
『メガトンワイバーン1体の討伐に成功し、EXP1950を獲得しました。アルディン=ギルバート のレベルが0から6に上がりました。』
「おぉ! やった! レベルが上がったよ!」
「すら~すら~」
「いぇーい!」
思わずスラまるとハイタッチしてしまう。
これは俺が生まれて初めてレベルを上げた瞬間だった。
召喚獣にはレベルっていう概念がないせいか、倒したモンスターの経験値はすべて主に入るようだ。
「ステータスオープン」
立ち上げた光のウィンドウに目を向けると、そこには信じられないステータスが表示されていた。
====================
【アルディン=ギルバート】
種族:人族 年齢:16歳
ランク:F
Lv.6
攻撃力 20(×999999999)
防御力 20(×999999999)
魔法攻撃力 15(×999999999)
魔法防御力 15(×999999999)
敏捷性 10(×999999999)
運 5(×999999999)
[ジョブ]
上位複合職/魔符術士
[ギフト]
《神眼》
[パッシブスキル]
《無限収納》
[アビリティ]
攻撃力増加+999%(神)
防御力増加+999%(神)
魔法攻撃力増加+999%(神)
魔法防御力増加+999%(神)
敏捷性増加+999%(神)
運増加+999%(神)
炎属性無効
氷属性無効
雷属性無効
風属性無効
光属性無効
闇属性無効
毒無効
麻痺無効
石化無効
混乱無効
凍結無効
誘惑無効
病気無効
痛覚無効
被物理ダメージ無効
被魔法ダメージ無効
レベルダウン無効
レベル上限突破
[所持カード]
〈水晶ホルダー〉
68枚
(N68枚)
〈魔素ホルダー〉
0枚
〈デッキケース〉
60枚
(N0枚、U39枚、R13枚、SR5枚、HR2枚、UR1枚、SSR0枚、魔素0枚)
====================
「な、な……なんだこれええぇぇっ~~!?」
俺はまたも自分のステータスを見てぶったまげた。
『アビリティ』を盛りに盛ったせいでとんでもないステータスが完成してしまった。
9億9千9百9十9万9千……って、なんですかこれ?
(どれだけ乗算されてるんだよ!?)
だけど。
今はそんな驚きよりも感動の方が少しだけ上回ってた。
見違えるように充実したステータスを見て俺は思わず感極まる。
(まさか……こんな日が来るなんてな)
これまでは【Nシーホースの麟粉】を持っていたから。
自分のレベルが上がるなんて夢みたいな話だった。
自然と景色も違って見えてくるから不思議だ。
「レベルが上がるってこうも嬉しいものなんだなぁ」
「すぅらぁ~♪」
スラまるも自分のことにように嬉しそうだ。
このままどんどんレベルを上げていきたい。
(最下層に張られている結界を解くには【UR勇者の石】を使う必要があるわけだし)
◇◇
【UR勇者の石】
[レア度] ★★★★★★★★★★★(11)
[カテゴリ]アイテムカード
[タイプ]永続
[効果]天災級ドラゴン3体(鋼炎竜レッドアイズ、氷剣竜ミラジェネシス、超雷竜サンダードラゴン)の封印を解くために3人の勇者が残した石。
◇◇
ちなみにこのカードはシエラさんから貰ったものだ。
今は俺のデッキケースの中に入ってる。
(せめてURカードが使えるまではレベルを上げなくちゃ)
そのためにはAランク――つまりレベル80以上にする必要がある。
「けっこう根気がいるかも」
時間をかけてる余裕はない。
どんどんモンスターを倒していこう。
決意を新たにして。
俺はスラまるとともにダンジョンを進んでいくのだった。
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