ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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恋とは奪い合うもの・・・ではない!?

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さっきレオンくんが言った
<恋心というよりもミウさんを独占したいというか・・・。
一番近くに居て、ミウさんを見守りたいというか・・・。
誰も知らないミウさんを知りたいというか・・・。
いずれにしても、僕のエゴですから、忘れてください>という言葉が、
頭の中でグルグル回ってる。

レオンくんは、<恋心というよりも>って言ってたけど、
言ってた内容は、恋心だよね?って思うのは、私だけかな?
でも、それを聞いた私はっていうと、嬉しいとは思うけど、
それ以上でもそれ以下でもないって感じ。

レオンくんに恋することはないんだなって、改めて思った。
レオンくんに何が足りないってワケでもないと思うんだけど、
人の心って不思議だなって、改めて感じたんだよね。
自分の心なのに、まるで他人事なのが、更に面白いって思っちゃってる(苦笑)

午後も何事もなく、休み明けとは思えないほど、穏やかに過ぎていった。
間も無く、終業時間って時に真田部長がみんなに呼び掛けた。

「明日は、臨時で部会をやるので、皆さん、遅れないように来てください。
会議室は、用意していないので、自席に居てくれたら良いので、
よろしくお願いします」

部会って、何だろう?また、何か新しい試みでも思いついたのかな?
真田部長って、静かだし、存在感もあんまりないんだけど、
結構、爆弾仕込んでるからなぁ(苦笑)
明日は、どんな爆弾が投下されるんだか・・・。
でも、それもちょっと楽しみかもね。
帰ったら、アトランティーナに報告しなきゃ♪

どこにも寄り道しないで、お家に帰るとアトランティーナが
笑顔で出迎えてくれる。単に「おかえり~♪」って出迎えてくれる
だけなんだけど、アトランティーナの顔を見るとホッとするんだよね。
きっと、世の男性たちが、家に帰って奥さんが出迎えてくれる時も
こんな気持ちになるのかもしれないなぁ・・・って思う。
やっぱり、私には、ダンナより奥さんの方が必要なのかもしれないね(笑)

「おかえり~、ミウ。休み明けだったから、疲れたんじゃない?」

「ただいま~。それがね、思ってたほどじゃなかったんだよね。
好きな仕事だから、忙しくても感じないのかもしれないけど(笑)

あとね、レオンくんに誘われて、一緒にランチしたよ。私が別人みたいに
変わったって言ってた。だから、神殿の儀式をしたって言ったら、納得してたよ。
アトラン国に居た頃から好きでしたよねって。アトランティーナに
注意されるくらい、頻繁に神殿の儀式をしてたって言われた。
あっ、これは、チェリーにも言われたんだけどね」

「そうねぇ・・・。神殿の儀式に入られちゃうと、他のことが
出来なくなっちゃうから、あまり頻繁にやっちゃダメよって
言ってたわね。なんか、懐かしいわね。

でも、ミウの雰囲気が変わったこと、気がついたのは、レオンくんだけでしょ?
さすがね、彼もまだ鈍ってなくて安心したわ」

「そうだね。あっ、あとね、明日、会議室は用意してないらしいんだけど、
朝イチで部会やるって、部長が言ってた。何の話なんだろう?
真田部長って、普段は、存在を消してるようなところあるけど、
何気に爆弾仕込んでるから、明日は、どんな爆弾が投下されるのかなって、
ちょっと楽しみでもあるんだよね」

「ミウ、ずいぶんと余裕じゃない(笑)でも、そのくらいの方が良いわね。
気持ちに余裕があると、何が起こっても冷静かつ客観的に対処できるものね。
それにしても、何の話なのかしらね」

「ねぇ、ホントにアトランティーナ、知らないの?」

「ええ。知らないわよ」

いや、これは絶対に知ってる顔だ。でも、言わないってことは、
私の課題に関係してるのかもしれない。

「ミウ、何、考えてるのかな?」

「ううん、別に♪」

「ま、いいわ。じゃ、手洗って、着替えてきて。ご飯にしましょう」

「は~い」

前は、事前に何でも知りたかったけど、今は、そこまでじゃなくなったんだ。
それだけ、自信がついたのか、何があっても大丈夫って、
自分のことを信じられるようになったのか、分かんないけどね。

でも、どちらにしても私にとっては良いことだし、
何が起こっても楽しんじゃおうって、今は思えるようになったの。
人って、幾つになっても、その気になれば成長できるんだよね。
アトランティーナに出会ってから、日々、成長している自分が、
近頃では愛おしく感じるようになってきた。頑張ってる自分を抱きしめたくなる。
こんなふうに思えるようになったことも大前進なんだよね。
なんか、それも嬉しいんだ。

他愛のない話をしながら、アトランティーナとご飯を食べる時間も私にとっては、
大切で、愛おしい時間なんだよね。こうして、ずっとアトランティーナと一緒に
過ごしていきたいって思っちゃう。
でも、恋愛したら、そうも言ってられないのかなぁ・・・。
だとしたら、恋愛なんてしたくないって思っちゃう。

「ねぇ、ミウ。私と一緒に過ごす時間を愛おしいって思ってくれるのは、
とっても嬉しいんだけど、だからって、恋愛なんてしたくないって
思って欲しくないのよね」

「もうっ、アトランティーナ!また、私の心、読んだでしょ!?」

「ミウは、素直だから、敢えて読もうとしなくても、
顔で物言ってるのよ(笑)」

「えっ!?私、そんな顔してた?」

「ええ、してたわよ(笑)」

「っていうか、帰って来た時にアトランティーナが<おかえり~>って、
出迎えてくれるでしょ?あの瞬間、めっちゃ幸せ感じるし、
大好きな瞬間なんだよね。

世の男性たちが、家に帰って奥さんが出迎えてくれる時も
こんな気持ちになるのかもしれないなぁ・・・って思うと、
私には、ダンナより奥さんの方が必要なのかもしれないなぁって思っちゃう。
奥さんっていうより、アトランティーナなんだけどね(笑)

そう考えると恋愛って意味があるのかなってちょっと思っちゃうし、
恋愛することで、アトランティーナと過ごす時間が減っちゃうのもイヤだし、
私に恋人が出来たら、アトランティーナが居なくなっちゃうかもって思うと、
それもイヤなの。私にとって、必要なのは、
恋人よりもアトランティーナなんだと思うんだよね。

でも、恋愛することは、今の私がステップアップするために必要だってことは
理解してるの。だから、これから先、私に恋人が出来たとしても、
居なくならないで欲しいの。ねぇ、居なくならないって約束してくれる?」

「もう、ミウは甘えん坊さんなんだから!ミウに恋人が出来たという理由だけで、
私がミウの前から姿を消すことはないから安心して」

「じゃ、他の理由で、消えちゃうことはあるの?」

「先のことは分からないわ。でも、ミウに何も言わずに
突然居なくなるってことはしないから大丈夫よ」

「ホント?ホントにホント?」

「私は、嘘はつかないから安心して。居なくなるにしても、
ちゃんとミウに言ってから消えるから大丈夫よ」

「うん。分かった。アトランティーナに居なくなるって言われたら、
全力で阻止する!」

「あはは(笑)昨日、神殿の儀式をして、今日、会社に行って
仕事してきたんだから、自分で思っているより疲れていると思うの。
それに明日は、朝イチで真田部長の爆弾が投下されるんでしょ?
今夜は、早めに休んだ方が良いわよ」

「うん。今日は早めに寝ようとは思ってるんだけど、1つだけ聞いても良い?」

「良いわよ。何かしら?」

「今日、レオンくんとランチに行ったって言ったでしょ?
その時、レオンくんが私のことを別人みたいに変わったって言ったから、
変わる前の私と変わった、今の私、どっちが良いって聞いたのね。

そしたら、<個人的な理由っていうか、僕のエゴから言ったら、
一昨日までのミウさんの方が良いのかもしれない・・・かな?>って言ったの。
その意味が分かんなかったから、どういう意味なのかを聞いたら、
<一昨日までのミウさんだったら、僕がミウさんの恋人になれるかなって
思ったんです。一昨日までのミウさんは、少しだけかもしれないけど、
僕に恋心を抱いていましたよね?でも、今は、たぶん、僕に恋していない。
それが、ちょっと残念だなって思っただけですから、気にしないでください>
って言ったの。

だから、レオンくんは私に恋心を抱いてくれてたってこと?って聞いたのね。
そしたら、<恋心というよりもミウさんを独占したいというか・・・。
一番近くに居て、ミウさんを見守りたいというか・・・。
誰も知らないミウさんを知りたいというか・・・。いずれにしても、
僕のエゴですから、忘れてください>って言ったの。

よく分かんなくて。だって、独占したいとか、一番近くに居て見守りたいとか、
誰も知らない私を知りたいっていうのは、恋心なんじゃないの!?
って思うんだけど、違うのかな?」

「それは、レオンの言う通り、恋心ではないわね。レオンのエゴでしかないわ」

「えっ、なんで!?」

「人の世界では、恋は奪うもので、愛は与えるもの、みたいな捉え方を
しているみたいだけど、本来、恋も愛も同じで、どちらも与え合うものなの。
だから、レオンが言った、独占したいとか、一番近くで見守りたいとか、
誰も知らないミウを知りたいっていうのは、束縛でしかないでしょ?
だから、レオンは、恋心ではなくて、自分のエゴだって言ったのよ」

「え~、分かんないよ。だって、好きになった人のことは独占したいって思うし、
一番近くに居たいとも思うし、誰も知らないところを自分だけが知っていたいとも
思うもん。それは、恋愛ではないの?」

「それは恋愛というより、束縛ね。相手の自由を奪うのと同じことでしょ?」

「じゃ、アトランティーナが言う、私の課題の恋愛って、どういうものなの?」

「相手を自分と同じように、愛し、慈しむことよ」

「具体的には?」

「じゃ、ミウに聞くけど、レオンが言ったことが現実になったら、
ミウは、どう感じるかしら?いつもミウの傍に居て、他の人と出かけた時や
話している時にイヤな顔をされたら、どういう気持ちになる?」

「それは・・・ちょっと鬱陶しいかもしれないね」


「でしょ?でも、そうされることが愛されていることなんだと
勘違いしている人も多いのかもしれないわね。
だから、ミウも勘違いしてしまっているんだと思うわ」

「あ~、なるほどね。あっ、だから、そういう勘違いをしてたから、
恋愛を避けてきたのかもしれない!」

「そうね。本来、恋愛関係というのは、愛し合っている関係ということなの。
愛し合っているというのは、互いに尊重し合い、信頼し合うということで、
相手を束縛したり、独占したりすることではないのよ。
互いが成長することをサポートし合うことが出来る関係なの。

いつも二人だけで過ごしていたら、お互いの世界が狭くなってしまうでしょ?
二人で過ごす時間も楽しいし、充実している。それぞれが独りで過ごす時間や
他の人と過ごす時間も楽しいし、充実している。それで、互いに得たことを
シェアし合って、共に成長し合うというのが、恋愛なの。

それでも、恋愛感情というのは、厄介なもので、自分でコントロールが
効かなくなってしまうことがある。頭では分かっていてもエゴが
暴走してしまうこともある。そういう時に、どう対処するのか、
どう考えたら良いのか、自分の感情と、どう折り合いをつけていくのか、
自分軸が揺らがないために何をしたら良いのか、他にも色々あると思うけど、
そういうことを学んでいくことで、人としての視野が広がっていくから、
恋愛は、とても大切なツールなのよ。

だから、レオンが言ったことは、単なるエゴの暴走であって、
恋ではないということなの。理解できたかしら?」

「うん。恋愛に対する、そもそもの考え方っていうか、感じ方っていうか、
理解が間違ってたんだってことが分かった。
でも、アトランティーナが言う恋愛って、難しいなって思った。
もちろん、それが出来たら、お互いに居心地良いし、実りがあるなとは思うけど」

「そうね。人にはエゴがあるから、難しく感じてしまうのかもしれないわね。
だから、まずは、自分を愛し、自分を信じ、自分の価値を認識することが
重要なのよね。自分は取るに足らない人間だという思いがエゴを
暴走させてしまうのよ。自分は愛されているし、愛される価値がある存在だと
信じることが出来て、自分のことを大切にしていたら、
そんなにエゴが暴走することもなくなるの。

あと、ミウが昨日だっけ?言ってたじゃない?優雅さを身につけたいって。
あれもそうよね。優雅さを纏うには、心の余裕が必要だって話したでしょ?
心に余裕があったら、エゴが暴走することも最小限にとどめることが
出来るわよね。だから、それぞれがみんな繋がっているということ。

レオンは、良いタイミングで、良い話をしてくれたわね。
おそらく、狙ってたわけではないと思うけど、今のミウには、
必要な話だったものね。こうして、人と関わることで、学ぶことも出来るし、
それをキッカケに成長することも出来るのよ。

だから、どんな人とでもコミュニケーションを取ることは、
とても重要なことよね。もちろん、あまりにも周波数が違う人と
無理して、コミュニケーションを取ることはないんだけどね(苦笑)」

「でもさ、恋愛に対して、間違った認識を持ってる人の方が多いワケでしょ?
だとしたら、アトランティーナが言ってるような関係性を築くのって、
難しくない?っていうか、ほとんど無理って思うんだけど・・・。
あっ、だから守護天使たちなんだ!そういうことだよね?」

「ちょっと違うわね」

「えっ、何が違うの?」

「ミウ、よ~く思い出してみて。今まで、私と一緒に取り組んできたことを」

「え~っ・・・。いろんなことがあり過ぎて、思い出せないよ!」

「私と出会って、すぐくらいのこと、思い出してみて」

「ん~っと・・・。あっ、分かったかもしれない!」

「思い出した?」

「私次第ってことだ!自分と似たことが引き寄せられてくるから、
私が自分のことを愛して、大切にして、信じて、揺るがない自分軸を
しっかり確立してたら、同じような人と出会うことが出来るし、
私の中にある恋愛観にマッチする人が相手になる可能性が高くなるから、
アトランティーナが教えてくれた恋愛が出来るんだ!そういうことだよね?」

「よく出来ました!思い出してくれて良かった。
あのまま、思い出してくれなかったら、また最初からやり直すことに
なってたわよ(苦笑)」

「ごめん、アトランティーナ。そうだよね、全部、繋がってるんだもん。
そうだよ、そうだよ。だから、何も心配しなくて良いんだ。
私さえ、しっかり基本からズレないようにしておけば、物事は良い方向に
進んで行くんだもんね。なんか、重たく乗っかってたものが取れて、
軽くなった感じ。ふぅ~、ヤバい、ヤバい。すぐ忘れちゃうっていうか、
繋げて考えられなくなっちゃう(汗)
やっぱり、アトランティーナには居てもらわないとだね(笑)」

「もう、ミウったら!じゃ、スッキリしたことだし、もう寝た方が良いわね」

「うん。そうする。それで、明日の爆弾に備えるよ(笑)」

「ええ、その方が良いわね。それにしても・・・
サナト・クマラは、どんな爆弾を仕込んでいるのかしら?私も楽しみだわ」

「アトランティーナ、ホントに知らないの!?」

「さっきも言ったけど、本当に知らないのよ。
だから、明日、ミウの報告を楽しみにしているわね」

「ふぅ~ん。知ってるような顔してたと思ったんだけどなぁ・・・。
うん、分かった!じゃ、おやすみなさい」

「私が何でも知ってるって思うのは、大きな間違いね。
だって、レオンがミウと同じ部に来ることも
ミウのチームに入ることも知らなかったんだから」

「あっ、そういえば、そうだったね。忘れてた(笑)」

「私の手を離れて、サナト・クマラが流れを作っているのよ。
でも、ミウにとって、悪いことは起こらないから、安心して良いと思うわよ。
じゃ、おやすみなさい、ミウ。ステキな夢を見られると良いわね」

「そうだね。明日のことは、明日になってから考えれば良いもんね。
おやすみなさい、アトランティーナ」

それにしても・・・明日の臨時部会、めっちゃ気になる。
また、何かが動き出しそうな予感がいっぱいだよね。
考えたいのに、もう・・・考えられないや・・・。
やっぱり、今日、忙しかったのかも(汗)ふわぁ~。ダメだぁ。眠い・・・。


<次回へ続く>
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