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シンクロニシティー
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30分の休憩時間が終わって、ご飯の用意を
アトランティーナと一緒にして、食事して、お風呂に入って、
また、アトランティーナとおしゃべりして・・・。
そんな他愛のない時間も私にとっては、楽しくて、
愛おしい時間だったりする。アトランティーナって、
私にとっては、家族以上みたいな感じなのかもね。
明日からまた一週間が始まる。好きな仕事なんだけど、
やっぱり日曜日の夜は、ちょっとだけ憂鬱な気分になるよなぁ・・・。
なんでだろ?でも、今週は、いつもとは、ひと味違う一週間になる。
そう思うと、ちょっとだけ楽しみな気がしないでもないんだけどね。
今週から毎週水曜日に英語のレッスンが始まる。
どうせなら来月からにすれば良いのにって思うのは、私だけなのかな?
そこまで、切羽詰まってるってこと?って思っちゃうよね。
それにしても、お昼食べながらなんて、出来るのかなぁ?
食べながら勉強するなんて、絶対、消化に悪いと思うんだよね。
じゃあ、いつも食事する時、食事に集中してるのかって言われたら、
それは・・・って感じでもあるから、同じことなのかな(苦笑)
ど~でも良いこと考えながら食べるより、勉強しながら食べた方が
実り多いから良いのか(笑)
月曜日の朝、前だったらベッドから出るのがイヤだったけど、
アトランティーナに出会ってからは、イヤじゃなくなった。
それは、会社の雰囲気が変わって、やりやすくなったこともあるんだけど、
朝、電車で座れるようになったことが一番大きいかも(笑)
チェリーと再会してからは、毎朝、電車の中でチェリーと
お話しすることも出来るから、それも楽しみになったような気がする。
今朝もアトランティーナは、ゆっくりさん。そっと家を出て、会社に向かう。
そういえば、昨日、あんなに疲れたっていうか、お腹まで痛くなったのに、
今朝の目覚めはスッキリだったよね。
要らないものが、燃え尽きてくれたのかな?そうだったら、良いよね。
でもお、また、要らないものを溜め込みそうだから、気をつけないとな。
だって、また、あんなに熱くて、痛い思いはしたくないもん。
今朝も電車は座れた。アトランティーナに出会ってから朝、座れないとか、
電車の中でイヤな思いをしたってことが、本当になくなったんだよね。
あっ、ルシフェールに攻撃された時は、座れたけど、ケンカしちゃったね。
あれは、頭にきたし、最悪だった。
『ん?もしかして、これか?』
昨日、第4チャクラで勉強した【許し】が浮かんだ。
そっか、あの時、私が怒ったのは、愛が足りなかったからなのかもしれない。
っていうか、今、思い出しても、若干、イラッとするのは、
まだ私の中に残っているからなんだ!これを手放せば良いんだよね。
え~っと、どうしたら良いんだっけ?
「ミウ、おはよう」
「あっ、チェリー、おはよう」
「週末、チャクラのこと勉強したんだよね?
早速、その効果があったみたいだね」
「そうなの、チェリー。ねぇ、私の中に残った、イラッとした感情を
手放すには、どうしたら良いんだっけ?昨日、勉強したはずなのに、
すぐに思いつかなくて・・・」
「まずは、思い出してみて、ミウが怒った時のことを」
「え~っと、私が座ってて、足元が冷たいなって思ったら、
私の前に立ってた人が濡れた傘を私の足に押しつけてたから、
<やめてください>って言ったら、あり得ないことを言い出して、
ケンカになったんだよね」
「そうだったわね。もし、今のミウに同じことが起こったら、
どう対処するかしら?」
「う~ん。<やめてください>とは言わないかもしれない。
だって、そういうことをする人って、何を言っても聞かないと思うから。
でも、冷たいのはイヤだから、自分の傘でどけるかもしれない」
「それに対して、何か文句を言われたら?第4チャクラを思い出して、
想像してみて」
「・・・起こっていることを俯瞰すれば良いんだよね。
え~っと・・・。あっ!『怒ってるなぁ』って思って、その人が怒っている
という事実だけを見るんだ。そうすると・・・あっ、別に腹も立たないし、
冷静に状況を見ることが出来るかも!だから、言い返さないね、きっと。
そのまま相手にしないっていうか、無視すると思う。それで、無視しながら、
自分の周りにシールドを張る。これで、どうかな?」
「なかなか良いと思うよ。その後も何を言われても、
ずっと言い返さないでいられるんでしょ?だったら、良いと思う」
「うん、たぶん、言い返さないと思うよ。っていうか、
聞いてないと思う(笑)他に何か楽しかったこととか、
嬉しかったことを思い出して、気持ちを紛らわすようにするかな?」
「それは良いわね!ちゃんと勉強したことが身になってる!さすが、ミウだね」
「ありがとう、チェリー。でもね、昨日は、大変だったの」
「うん、知っているよ。第3チャクラを勉強した後、
第3チャクラが炎上したんでしょ?(笑)」
「炎上って・・・(笑)でも、そうなんだよね(苦笑)
私の中に、そんなに要らないものがあったってことだよね?」
「というより、ミウは自信を持てなかったり、自分の価値を
認められなかったりってことがあったでしょ?
主に、その部分が燃えたんだと思うよ。第3チャクラは、
自尊心を司るチャクラだから、自信が持てないとか、自分の価値を
認められないっていうのは、チャクラのバランスを崩している証拠だから。
第3チャクラの話を聞いている時に、ミウが第3チャクラを整えようって
思ったでしょ?だから、まずは、その部分を取り除こうとしてくれたんだろうね」
「じゃ、第1チャクラと第2チャクラを勉強した時に、
なんかズッシーンって重さを感じたのもそういうことなのかな?」
「ミウのエネルギーが上に上がり過ぎていたんだと思う。
だから、誰かがミウに重りを乗せたのではなくて、ミウ自身が自分で
上ずっていたエネルギーを下げて、大地と繋がろうとしたんだと思う。
第2チャクラも重たく感じたの?」
「第1チャクラの後、第2チャクラをやったから、第2チャクラがどうなのかは、
分かんない。でも、あの重さは、外から加わったものではなくて、
私自身でやってたことだったんだ!確かに、エネルギーが下がったのを
感じたような気がする。なるほどね。
じゃ、第2チャクラでは何が起こってたんだろう?
きっと、何かが起こってたよね?」
「ミウの感じからすると、何かが起こっていたような気がするね」
「第2チャクラが変化すると何が起こるのかな?」
「人によると思うのよね。ミウは、何を感じたのかなぁ?」
「あっ、自分の身体に意識が向いたかも!?あ~っ!あとね、恋愛に対する
考え方っていうか、取り組み方が変化した!アトランティーナから恋愛が
課題だって言われてから、どうしても前向きに取り組む気になれなかったのが、
今までとは違うアプローチで取り組んでみようって、初めて前向きに
考えられたかも!?あれが、第2チャクラだったのかな?」
「それは、大いにあり得る話だね。自分の感情と欲求に素直になるというのは、
第2チャクラだからね。それと、今までとは違うアプローチで恋愛に
取り組んでいくっていうのは?」
「うん。なんかね、人とは違う形でも良いんじゃないかなって思ったの。
私が苦痛に思わないっていうか、私らしい恋愛の形があっても
良いんじゃないかなって、なんか、昨日、思ったんだよね。
これって、第2チャクラだよね?チェリーは、どう思う?」
「確かに、そうだね。恋愛って、他者との繋がりだけじゃなくて、
自己表現でもあるものね。良かったね、ミウ。ちゃんと2日間で勉強したことが、
反映されている。さすがだね、ミウ」
「ありがとう、チェリー!チェリーと話さなかったら、第1~3チャクラで
何を学んだのか、気づけなかったかもしれない。いつも一緒に復習っていうか、
補習かな?につきあってくれて、感謝、感謝だよ。チェリーがいて初めて、
私の中で、勉強したことが確立していくっていうか、身になっていくっていうか、
本当にありがとう!」
「そう言ってもらえると嬉しいけど、ミウがちゃんと心を込めて
勉強している成果だと思うよ。ちゃんと、自分のことも褒めてあげてね」
「うわっ、チェリーにまで言われちゃった(苦笑)いっつも、アトランティーナに
感謝すると、おんなじこと、言われるんだよね。
<自分のことも褒めてあげて>って。
まだまだ、第3チャクラ、弱いのかなぁ(苦笑)
だから、あんだけ燃やされたのか(笑)」
「そうかもしれないね(笑)いつもミウの身体の真ん中に明るく輝く太陽が
あることをイメージして、その太陽に尊敬の念を抱くことを忘れないように
すると良いと思う。始めは、自分の中にある太陽を尊重するの。
そうしていくうちに、自分自身を尊重することが出来るようになると思うよ。
順番を追って、進めていくと意外と上手くいくものだから、
良かったら、やってみて」
「なるほどね。いきなり自分を尊重するのって、ハードルが高いけど、
まずは、自分の中にある太陽を尊重して、そこからから、自分自身に
シフトしていく・・・。その方が出来そうな気がする!
良いヒント、ありがとう!」
「良かった。少しでも役に立てて嬉しい♪
あっ、ミウ、そろそろ降りる駅だと思うよ」
「あっ、ホントだ!次の駅だね。この間もチェリーに言われるまで
気づかなった(苦笑)チェリーと話してると、あっという間に時間が
経っちゃうね。アトランティーナと一緒にいる時とおんなじだ(笑)
私にとって、チェリーとアトランティーナは、なくてはならない存在って
ことだね。いつもありがとう、チェリー。じゃ、またね」
「こちらこそ、ありがとう、ミウ。じゃ、いってらっしゃい」
「いってきま~す」
なんか、よく分かんないけど、『今週もガンバるぞ!』って、
心の中でガッツポーズを決めてた(笑)この週末でやったこと、
ちゃんと身になってるって感じられたことが、めっちゃ嬉しかった。
この調子で、水曜日の英語レッスンも乗り越えられる気がしてきた。
ってことは、私、不安に感じてたんだ。えっ、今、気づいたかも。
自分のことなのに、こういうこともあるんだね。
週明けは、ちょっとだけバタバタしちゃうけど、なんか、調子が良くて、
いや、良すぎて、ちょっとビックリな感じで、午前中を終えた。
お昼は、サクッと食べて、ゆっくりお茶するっていう、いつもパターン。
さて、午後は、どうなることやら。
でも、今日は、良い感じで終わりそうな予感。
予感が当たってっていうか、それ以上のことが起こった。
新規クライアントで、何度も電話してるんだけど、いっつも外出中で、
なかなか話が出来なかったのが、今日は、捕まえることが出来て、
しかもアポイントも取れたの!しかも、
「ちょうど、今、出かけようとしてたんですよ。見えてました(笑)」
って言われたの。スゴくない!?で、これから出かけるので、
今は、話をしている時間がないって言うから、会う時間を
作って欲しいって言ったのね。そしたら、明日以降は予定が詰まって
いるけど、今日、帰って来てからだったら、少し時間が取れるって言うから、
「じゃ、今日伺います!」って、即行でアポを取ったの。
ずっと、会って話がしたいって思ってたクライアントだから、
めっちゃ嬉しい!とりあえず、使えそうな資料を集めて、
持って行こうと思う。一人で行くのもなんだから、誰か連れて行った方が
良いよね。・・・やっぱり、レオンくんが良いかな。
「ね、レオンくん、今日って忙しい?」
「いいえ、大丈夫ですけど、何かあるんですか?」
「ずっと、電話してたんだけど、いっつも外出中だった
新規クライアントがあるじゃない?さっき、やっと捕まえたんだけど、
今日の夕方なら少し時間が取れるって言うから行くことになったの。
一緒に行ってもらっても良いかな?」
「あっ、分かりました。
そのクライアントって、外資系の飲料メーカーですよね?」
「そう!映画好きなクライアントだから、発注に繋がりそうでしょ?」
「じゃ、ある程度、資料をまとめて行った方が良いですよね?」
「うん。私の方で使えそうな資料を集めてみたんだけど・・・。
こんな感じでどうかな?」
「これとこれと・・・良いと思います。
あと、ロビー・プロモーションについて、もう少し踏み込んだ資料が
あっても良いと思うので、それは、僕の方で用意しますね」
「うわぁ、助かる!ありがとう!じゃ、16時半くらいに出れば
間に合うと思うから、よろしくね」
「はい!分かりました!」
めっちゃ良いタイミングで、電話をすることが出来た。
久しぶりにワクワクしてる。話が良い方向に進めば良いなぁ。
真田部長が取ってきたクライアントだけど、まだ、発注は頂いたことが
ないんだよね。これで、初の発注を頂けたら、サイコーだ!
レオンくんと一緒に敵陣(?)に乗り込んだ。めっちゃキレイなオフィスだし、
思ってたよりおっきくて、ちょっとビビったけど、
あくまで平静を装って行かなくちゃ。
応接室に通されて、待ってると電話に出た人、芳村部長が現れた。
気さくな感じで、あたりも柔らかいけど、この人は、
きっと遣り手なんだろうなって感じがした。隙は見せられない。
先手を打たないと発注には繋がらないな。
持って行った資料は、後から出そう。レオンくんも同じことを
感じたみたいで、資料を出そうとはしていない。
やっぱり、レオンくんを連れて来て正解。
最初は、何気ない世間話から始まって、少しずつ本題に入っていく。
話を進めていくうちに、映画好きってことは噂通りだということが
分かった。クライアントが、過去にやったプロモーションやCM展開について、
こちらが調べたことを伝えると、こちらを見る目が変わった。
自分の会社のことを熱心に調べていることが気に入ったみたい。
そこから少しずつ、腹を割って話をしてくれるようになった。
初めての相手だから、最初は、様子見に徹するのは当然だよね。
それは、こちらも同じこと。すると、ちょうど新しい展開をしようと
思っていた時で、今まで発注していた会社とは違うところに
お願いしてみようかという話が出ていたらしいことが分かった。
「まぁ、そうは言っても、新しければ、何でも良いっていうわけには
行かないですからね。そこに、ちょうど、今日、お電話を頂いて、
それも、物凄いタイミングだったから、これも何かの巡り合わせかなと思い、
お会いすることにしたんですよ」
「あっ、そうだったんですね。私も何度かお電話差し上げていたんですが、
いつもお留守だったので、今日、お話しすることが出来て、
本当に嬉しかったんです」
「そうですか!折り返しの電話をしなくて、申し訳なかったですね」
「いいえ。営業の電話ですから、お気遣いなく。
ところで、新しい展開というのは、どういった感じのことを
お考えなんですか?」
「いや、まだ、そこまでは詰められていないんですよ。
逆に、どんなことが出来るのか、ご提案頂けたら、
有り難いんですけど、どうですかね?」
「本日、少しだけ資料をお持ちしたんですが、
ご覧になって頂けますか?」
「あっ、そうなんですか。それは、ぜひ、見せて頂きたい」
ここで、初めて資料を出したんだけど、どの資料を出すのかが
勝負だよね。私の中で、『あれが良いかな?』と思った資料を
手に取った時、レオンくんが笑顔で頷いてくれた。
レオンくんも同じ資料が良いと思ったんだね。
それで、一つの資料をとりあえず、目の前に出してみた。そしたら、
「・・・なかなか、面白いですね。でも、こんなこと、出来るんですか?」
「はい。ただ、少し費用と準備に時間が掛かってしまいますけど、出来ます。
過去にも似たような事例があるので、それをもう少し発展させて、
新しい形でご提案させて頂くことが出来ますが、いかがでしょう?」
「そうですか!これは、面白いですね。
では、早速、この方向で、幾つか具体的な資料を頂けますか?」
「内容と見積書で、よろしいでしょうか?」
「はい、それでお願いします。あっ、ちょっと待ってくださいね」
そう言うと、電話を取った。誰かを呼んだみたい。
これは、良い感触なんじゃない?すると、すぐに若い男性社員が入ってきた。
「ご存知のように、私は、ほとんど席におりませんので、
今後は、この者とやりとりをお願い出来ますか?
まだ若いんですが、仕事のことは分かっている者なので」
「私、藤林と申します」
「私、久遠と申します。こちらは、龍崎です」
互いに名刺交換をした。確かに、芳村部長が言うように、
若いけど、仕事はデキそうな感じ。こちらも油断大敵って感じかな。
「では、今後は、この藤林とお願いします。藤林くん、久遠さんは、
なかなか斬新なアイデアをお持ちの方だから、一緒に企画を詰めて、
実現に向けて取り組んでくれるかな?」
「はい、分かりました。久遠さん、龍崎さん、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。芳村部長、お忙しい中、
お時間を作って下さって、ありがとうございます。
今後共、よろしくお願いいたします」
「一緒に何か、創れると良いですね。久遠さん、龍崎さん、期待してますよ」
ふぅ~。時間は、そんなに掛からなかったけど、めっちゃ疲れた。
でも、楽しかった。レオンくんも満足そうな顔してる。
「ミウさん、この仕事、決めたいですね」
「うん、そうだね。っていうか、決めよう!」
「はい!今日、これから会社に戻るんですか?ううん、今日は、
直帰するつもりだけど、ボードにも【直帰】って書いてきたし・・・」
「えっ、そうなんですか!?」
「レオンくん、【直帰】って書いてこなかったの!?」
「はい・・・」
「じゃあ、会社に電話して、直帰しますって言えば良いんじゃない?」
「大丈夫ですかね?」
「大丈夫でしょ。だって、今日、急ぎの案件とか、なかったんでしょ?」
「まぁ、そうなんですけど・・・」
「早く電話した方が良いよ」
「はい、今から電話します!」
レオンくん、ちょっと抜けてるところがあるんだよね(苦笑)
「どうだった?」
「大丈夫でした。っていうより、ミウさんと一緒に外出で、
ミウさんのところには【直帰】って書いてあるのに、
僕のところには書いてなかったから、僕が書き忘れたんだと思って、
【直帰】って書いてくれてたそうです」
「良かったじゃない」
「はい。日本って感じですよね?スペインでは、あり得ないことですよ」
「えっ、そうなの?」
「はい。言わなくても察してくれるというのは、日本独特の文化ですから」
「あっ、そっか。外国では、そういう文化ないもんね。宇宙もだけど(笑)」
「その通りです!さすが、ミウさん。分かってますね」
「それはね。アトランティーナからも聞いてるし」
「ところで、この後、少しお茶してから帰りませんか?」
「うん、いいよ。でも、本当に少しだけね。
家でアトランティーナがご飯作って、待っててくれてるから」
「ミウさん、優しい旦那さんみたいですね」
「えっ!?でもね、私、ダンナより奥さんの方が欲しいかもしれない(笑)」
「じゃあ、奥さんみたいにミウさんを支えてくれる人を見つければ
良いじゃないですか。何も男性が外で働いて、女性が家にいなきゃいけない
ということはないんですから。
それぞれのスタイルで、それぞれの関係性を築いていけば良いんですよ」
「でも、それもなんかねぇ・・・って思っちゃう(苦笑)」
「まだ、気持ちが固まっていないってことですね」
「ま、そんな感じだね。で、どこでお茶する?あっ、ここは?
なんか、昔ながらの喫茶店って感じで良くない?」
「あっ、いいですね。じゃ、ここにしましょう」
レオンくんとお茶するなんて、レオンくんと初めて二人でランチした時以来だな。
あの時は、舞い上がっちゃって、よく分かんないけど、
ショックを受けて、大変だったな(苦笑)
あれから、まだ一ヶ月も経ってないけど、私、この短期間に
いっぱい成長したような気がする。だって、今日のことだって、
昨日、第4チャクラで勉強したシンクロニシティーだよね?
電話しても、ずっと留守で話すことが出来なかった人をやっと捕まえて、
それも、正に今、出かけようとしてたところに電話なんて、あり得ないでしょ!
それだけでもスゴイことなのに、そこから、会う約束をして、話が出来て、
更に、これから一緒に仕事が出来るかもしれないなんて、スゴくない!?
勉強した翌日に、いきなりシンクロニシティーを体験できたなんて、
驚き以外の何ものでもないって感じだよね?
昨日、シンクロニシティーって聞いた時は、正直、あんまりピンと
来なかったんだよね(苦笑)考えていたことが現実になるって言われても、
『ん?』って感じじゃない?でも、これがそうなんだなって、
めっちゃテンション上がることなんだなって実感した。
っていうか、考えてたこと以上のことが起こったんだもん。
テンションだって上がるよね。
今日は、自分を褒めてあげたい気分。『ミウ、偉かったね。スゴイね』
うわっ、私の中で、何かが跳ねた感じ。きっと、小さなミウが
褒められたことが嬉しくて、飛び跳ねて喜びを表現してるんだね。
<次回へ続く>
アトランティーナと一緒にして、食事して、お風呂に入って、
また、アトランティーナとおしゃべりして・・・。
そんな他愛のない時間も私にとっては、楽しくて、
愛おしい時間だったりする。アトランティーナって、
私にとっては、家族以上みたいな感じなのかもね。
明日からまた一週間が始まる。好きな仕事なんだけど、
やっぱり日曜日の夜は、ちょっとだけ憂鬱な気分になるよなぁ・・・。
なんでだろ?でも、今週は、いつもとは、ひと味違う一週間になる。
そう思うと、ちょっとだけ楽しみな気がしないでもないんだけどね。
今週から毎週水曜日に英語のレッスンが始まる。
どうせなら来月からにすれば良いのにって思うのは、私だけなのかな?
そこまで、切羽詰まってるってこと?って思っちゃうよね。
それにしても、お昼食べながらなんて、出来るのかなぁ?
食べながら勉強するなんて、絶対、消化に悪いと思うんだよね。
じゃあ、いつも食事する時、食事に集中してるのかって言われたら、
それは・・・って感じでもあるから、同じことなのかな(苦笑)
ど~でも良いこと考えながら食べるより、勉強しながら食べた方が
実り多いから良いのか(笑)
月曜日の朝、前だったらベッドから出るのがイヤだったけど、
アトランティーナに出会ってからは、イヤじゃなくなった。
それは、会社の雰囲気が変わって、やりやすくなったこともあるんだけど、
朝、電車で座れるようになったことが一番大きいかも(笑)
チェリーと再会してからは、毎朝、電車の中でチェリーと
お話しすることも出来るから、それも楽しみになったような気がする。
今朝もアトランティーナは、ゆっくりさん。そっと家を出て、会社に向かう。
そういえば、昨日、あんなに疲れたっていうか、お腹まで痛くなったのに、
今朝の目覚めはスッキリだったよね。
要らないものが、燃え尽きてくれたのかな?そうだったら、良いよね。
でもお、また、要らないものを溜め込みそうだから、気をつけないとな。
だって、また、あんなに熱くて、痛い思いはしたくないもん。
今朝も電車は座れた。アトランティーナに出会ってから朝、座れないとか、
電車の中でイヤな思いをしたってことが、本当になくなったんだよね。
あっ、ルシフェールに攻撃された時は、座れたけど、ケンカしちゃったね。
あれは、頭にきたし、最悪だった。
『ん?もしかして、これか?』
昨日、第4チャクラで勉強した【許し】が浮かんだ。
そっか、あの時、私が怒ったのは、愛が足りなかったからなのかもしれない。
っていうか、今、思い出しても、若干、イラッとするのは、
まだ私の中に残っているからなんだ!これを手放せば良いんだよね。
え~っと、どうしたら良いんだっけ?
「ミウ、おはよう」
「あっ、チェリー、おはよう」
「週末、チャクラのこと勉強したんだよね?
早速、その効果があったみたいだね」
「そうなの、チェリー。ねぇ、私の中に残った、イラッとした感情を
手放すには、どうしたら良いんだっけ?昨日、勉強したはずなのに、
すぐに思いつかなくて・・・」
「まずは、思い出してみて、ミウが怒った時のことを」
「え~っと、私が座ってて、足元が冷たいなって思ったら、
私の前に立ってた人が濡れた傘を私の足に押しつけてたから、
<やめてください>って言ったら、あり得ないことを言い出して、
ケンカになったんだよね」
「そうだったわね。もし、今のミウに同じことが起こったら、
どう対処するかしら?」
「う~ん。<やめてください>とは言わないかもしれない。
だって、そういうことをする人って、何を言っても聞かないと思うから。
でも、冷たいのはイヤだから、自分の傘でどけるかもしれない」
「それに対して、何か文句を言われたら?第4チャクラを思い出して、
想像してみて」
「・・・起こっていることを俯瞰すれば良いんだよね。
え~っと・・・。あっ!『怒ってるなぁ』って思って、その人が怒っている
という事実だけを見るんだ。そうすると・・・あっ、別に腹も立たないし、
冷静に状況を見ることが出来るかも!だから、言い返さないね、きっと。
そのまま相手にしないっていうか、無視すると思う。それで、無視しながら、
自分の周りにシールドを張る。これで、どうかな?」
「なかなか良いと思うよ。その後も何を言われても、
ずっと言い返さないでいられるんでしょ?だったら、良いと思う」
「うん、たぶん、言い返さないと思うよ。っていうか、
聞いてないと思う(笑)他に何か楽しかったこととか、
嬉しかったことを思い出して、気持ちを紛らわすようにするかな?」
「それは良いわね!ちゃんと勉強したことが身になってる!さすが、ミウだね」
「ありがとう、チェリー。でもね、昨日は、大変だったの」
「うん、知っているよ。第3チャクラを勉強した後、
第3チャクラが炎上したんでしょ?(笑)」
「炎上って・・・(笑)でも、そうなんだよね(苦笑)
私の中に、そんなに要らないものがあったってことだよね?」
「というより、ミウは自信を持てなかったり、自分の価値を
認められなかったりってことがあったでしょ?
主に、その部分が燃えたんだと思うよ。第3チャクラは、
自尊心を司るチャクラだから、自信が持てないとか、自分の価値を
認められないっていうのは、チャクラのバランスを崩している証拠だから。
第3チャクラの話を聞いている時に、ミウが第3チャクラを整えようって
思ったでしょ?だから、まずは、その部分を取り除こうとしてくれたんだろうね」
「じゃ、第1チャクラと第2チャクラを勉強した時に、
なんかズッシーンって重さを感じたのもそういうことなのかな?」
「ミウのエネルギーが上に上がり過ぎていたんだと思う。
だから、誰かがミウに重りを乗せたのではなくて、ミウ自身が自分で
上ずっていたエネルギーを下げて、大地と繋がろうとしたんだと思う。
第2チャクラも重たく感じたの?」
「第1チャクラの後、第2チャクラをやったから、第2チャクラがどうなのかは、
分かんない。でも、あの重さは、外から加わったものではなくて、
私自身でやってたことだったんだ!確かに、エネルギーが下がったのを
感じたような気がする。なるほどね。
じゃ、第2チャクラでは何が起こってたんだろう?
きっと、何かが起こってたよね?」
「ミウの感じからすると、何かが起こっていたような気がするね」
「第2チャクラが変化すると何が起こるのかな?」
「人によると思うのよね。ミウは、何を感じたのかなぁ?」
「あっ、自分の身体に意識が向いたかも!?あ~っ!あとね、恋愛に対する
考え方っていうか、取り組み方が変化した!アトランティーナから恋愛が
課題だって言われてから、どうしても前向きに取り組む気になれなかったのが、
今までとは違うアプローチで取り組んでみようって、初めて前向きに
考えられたかも!?あれが、第2チャクラだったのかな?」
「それは、大いにあり得る話だね。自分の感情と欲求に素直になるというのは、
第2チャクラだからね。それと、今までとは違うアプローチで恋愛に
取り組んでいくっていうのは?」
「うん。なんかね、人とは違う形でも良いんじゃないかなって思ったの。
私が苦痛に思わないっていうか、私らしい恋愛の形があっても
良いんじゃないかなって、なんか、昨日、思ったんだよね。
これって、第2チャクラだよね?チェリーは、どう思う?」
「確かに、そうだね。恋愛って、他者との繋がりだけじゃなくて、
自己表現でもあるものね。良かったね、ミウ。ちゃんと2日間で勉強したことが、
反映されている。さすがだね、ミウ」
「ありがとう、チェリー!チェリーと話さなかったら、第1~3チャクラで
何を学んだのか、気づけなかったかもしれない。いつも一緒に復習っていうか、
補習かな?につきあってくれて、感謝、感謝だよ。チェリーがいて初めて、
私の中で、勉強したことが確立していくっていうか、身になっていくっていうか、
本当にありがとう!」
「そう言ってもらえると嬉しいけど、ミウがちゃんと心を込めて
勉強している成果だと思うよ。ちゃんと、自分のことも褒めてあげてね」
「うわっ、チェリーにまで言われちゃった(苦笑)いっつも、アトランティーナに
感謝すると、おんなじこと、言われるんだよね。
<自分のことも褒めてあげて>って。
まだまだ、第3チャクラ、弱いのかなぁ(苦笑)
だから、あんだけ燃やされたのか(笑)」
「そうかもしれないね(笑)いつもミウの身体の真ん中に明るく輝く太陽が
あることをイメージして、その太陽に尊敬の念を抱くことを忘れないように
すると良いと思う。始めは、自分の中にある太陽を尊重するの。
そうしていくうちに、自分自身を尊重することが出来るようになると思うよ。
順番を追って、進めていくと意外と上手くいくものだから、
良かったら、やってみて」
「なるほどね。いきなり自分を尊重するのって、ハードルが高いけど、
まずは、自分の中にある太陽を尊重して、そこからから、自分自身に
シフトしていく・・・。その方が出来そうな気がする!
良いヒント、ありがとう!」
「良かった。少しでも役に立てて嬉しい♪
あっ、ミウ、そろそろ降りる駅だと思うよ」
「あっ、ホントだ!次の駅だね。この間もチェリーに言われるまで
気づかなった(苦笑)チェリーと話してると、あっという間に時間が
経っちゃうね。アトランティーナと一緒にいる時とおんなじだ(笑)
私にとって、チェリーとアトランティーナは、なくてはならない存在って
ことだね。いつもありがとう、チェリー。じゃ、またね」
「こちらこそ、ありがとう、ミウ。じゃ、いってらっしゃい」
「いってきま~す」
なんか、よく分かんないけど、『今週もガンバるぞ!』って、
心の中でガッツポーズを決めてた(笑)この週末でやったこと、
ちゃんと身になってるって感じられたことが、めっちゃ嬉しかった。
この調子で、水曜日の英語レッスンも乗り越えられる気がしてきた。
ってことは、私、不安に感じてたんだ。えっ、今、気づいたかも。
自分のことなのに、こういうこともあるんだね。
週明けは、ちょっとだけバタバタしちゃうけど、なんか、調子が良くて、
いや、良すぎて、ちょっとビックリな感じで、午前中を終えた。
お昼は、サクッと食べて、ゆっくりお茶するっていう、いつもパターン。
さて、午後は、どうなることやら。
でも、今日は、良い感じで終わりそうな予感。
予感が当たってっていうか、それ以上のことが起こった。
新規クライアントで、何度も電話してるんだけど、いっつも外出中で、
なかなか話が出来なかったのが、今日は、捕まえることが出来て、
しかもアポイントも取れたの!しかも、
「ちょうど、今、出かけようとしてたんですよ。見えてました(笑)」
って言われたの。スゴくない!?で、これから出かけるので、
今は、話をしている時間がないって言うから、会う時間を
作って欲しいって言ったのね。そしたら、明日以降は予定が詰まって
いるけど、今日、帰って来てからだったら、少し時間が取れるって言うから、
「じゃ、今日伺います!」って、即行でアポを取ったの。
ずっと、会って話がしたいって思ってたクライアントだから、
めっちゃ嬉しい!とりあえず、使えそうな資料を集めて、
持って行こうと思う。一人で行くのもなんだから、誰か連れて行った方が
良いよね。・・・やっぱり、レオンくんが良いかな。
「ね、レオンくん、今日って忙しい?」
「いいえ、大丈夫ですけど、何かあるんですか?」
「ずっと、電話してたんだけど、いっつも外出中だった
新規クライアントがあるじゃない?さっき、やっと捕まえたんだけど、
今日の夕方なら少し時間が取れるって言うから行くことになったの。
一緒に行ってもらっても良いかな?」
「あっ、分かりました。
そのクライアントって、外資系の飲料メーカーですよね?」
「そう!映画好きなクライアントだから、発注に繋がりそうでしょ?」
「じゃ、ある程度、資料をまとめて行った方が良いですよね?」
「うん。私の方で使えそうな資料を集めてみたんだけど・・・。
こんな感じでどうかな?」
「これとこれと・・・良いと思います。
あと、ロビー・プロモーションについて、もう少し踏み込んだ資料が
あっても良いと思うので、それは、僕の方で用意しますね」
「うわぁ、助かる!ありがとう!じゃ、16時半くらいに出れば
間に合うと思うから、よろしくね」
「はい!分かりました!」
めっちゃ良いタイミングで、電話をすることが出来た。
久しぶりにワクワクしてる。話が良い方向に進めば良いなぁ。
真田部長が取ってきたクライアントだけど、まだ、発注は頂いたことが
ないんだよね。これで、初の発注を頂けたら、サイコーだ!
レオンくんと一緒に敵陣(?)に乗り込んだ。めっちゃキレイなオフィスだし、
思ってたよりおっきくて、ちょっとビビったけど、
あくまで平静を装って行かなくちゃ。
応接室に通されて、待ってると電話に出た人、芳村部長が現れた。
気さくな感じで、あたりも柔らかいけど、この人は、
きっと遣り手なんだろうなって感じがした。隙は見せられない。
先手を打たないと発注には繋がらないな。
持って行った資料は、後から出そう。レオンくんも同じことを
感じたみたいで、資料を出そうとはしていない。
やっぱり、レオンくんを連れて来て正解。
最初は、何気ない世間話から始まって、少しずつ本題に入っていく。
話を進めていくうちに、映画好きってことは噂通りだということが
分かった。クライアントが、過去にやったプロモーションやCM展開について、
こちらが調べたことを伝えると、こちらを見る目が変わった。
自分の会社のことを熱心に調べていることが気に入ったみたい。
そこから少しずつ、腹を割って話をしてくれるようになった。
初めての相手だから、最初は、様子見に徹するのは当然だよね。
それは、こちらも同じこと。すると、ちょうど新しい展開をしようと
思っていた時で、今まで発注していた会社とは違うところに
お願いしてみようかという話が出ていたらしいことが分かった。
「まぁ、そうは言っても、新しければ、何でも良いっていうわけには
行かないですからね。そこに、ちょうど、今日、お電話を頂いて、
それも、物凄いタイミングだったから、これも何かの巡り合わせかなと思い、
お会いすることにしたんですよ」
「あっ、そうだったんですね。私も何度かお電話差し上げていたんですが、
いつもお留守だったので、今日、お話しすることが出来て、
本当に嬉しかったんです」
「そうですか!折り返しの電話をしなくて、申し訳なかったですね」
「いいえ。営業の電話ですから、お気遣いなく。
ところで、新しい展開というのは、どういった感じのことを
お考えなんですか?」
「いや、まだ、そこまでは詰められていないんですよ。
逆に、どんなことが出来るのか、ご提案頂けたら、
有り難いんですけど、どうですかね?」
「本日、少しだけ資料をお持ちしたんですが、
ご覧になって頂けますか?」
「あっ、そうなんですか。それは、ぜひ、見せて頂きたい」
ここで、初めて資料を出したんだけど、どの資料を出すのかが
勝負だよね。私の中で、『あれが良いかな?』と思った資料を
手に取った時、レオンくんが笑顔で頷いてくれた。
レオンくんも同じ資料が良いと思ったんだね。
それで、一つの資料をとりあえず、目の前に出してみた。そしたら、
「・・・なかなか、面白いですね。でも、こんなこと、出来るんですか?」
「はい。ただ、少し費用と準備に時間が掛かってしまいますけど、出来ます。
過去にも似たような事例があるので、それをもう少し発展させて、
新しい形でご提案させて頂くことが出来ますが、いかがでしょう?」
「そうですか!これは、面白いですね。
では、早速、この方向で、幾つか具体的な資料を頂けますか?」
「内容と見積書で、よろしいでしょうか?」
「はい、それでお願いします。あっ、ちょっと待ってくださいね」
そう言うと、電話を取った。誰かを呼んだみたい。
これは、良い感触なんじゃない?すると、すぐに若い男性社員が入ってきた。
「ご存知のように、私は、ほとんど席におりませんので、
今後は、この者とやりとりをお願い出来ますか?
まだ若いんですが、仕事のことは分かっている者なので」
「私、藤林と申します」
「私、久遠と申します。こちらは、龍崎です」
互いに名刺交換をした。確かに、芳村部長が言うように、
若いけど、仕事はデキそうな感じ。こちらも油断大敵って感じかな。
「では、今後は、この藤林とお願いします。藤林くん、久遠さんは、
なかなか斬新なアイデアをお持ちの方だから、一緒に企画を詰めて、
実現に向けて取り組んでくれるかな?」
「はい、分かりました。久遠さん、龍崎さん、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。芳村部長、お忙しい中、
お時間を作って下さって、ありがとうございます。
今後共、よろしくお願いいたします」
「一緒に何か、創れると良いですね。久遠さん、龍崎さん、期待してますよ」
ふぅ~。時間は、そんなに掛からなかったけど、めっちゃ疲れた。
でも、楽しかった。レオンくんも満足そうな顔してる。
「ミウさん、この仕事、決めたいですね」
「うん、そうだね。っていうか、決めよう!」
「はい!今日、これから会社に戻るんですか?ううん、今日は、
直帰するつもりだけど、ボードにも【直帰】って書いてきたし・・・」
「えっ、そうなんですか!?」
「レオンくん、【直帰】って書いてこなかったの!?」
「はい・・・」
「じゃあ、会社に電話して、直帰しますって言えば良いんじゃない?」
「大丈夫ですかね?」
「大丈夫でしょ。だって、今日、急ぎの案件とか、なかったんでしょ?」
「まぁ、そうなんですけど・・・」
「早く電話した方が良いよ」
「はい、今から電話します!」
レオンくん、ちょっと抜けてるところがあるんだよね(苦笑)
「どうだった?」
「大丈夫でした。っていうより、ミウさんと一緒に外出で、
ミウさんのところには【直帰】って書いてあるのに、
僕のところには書いてなかったから、僕が書き忘れたんだと思って、
【直帰】って書いてくれてたそうです」
「良かったじゃない」
「はい。日本って感じですよね?スペインでは、あり得ないことですよ」
「えっ、そうなの?」
「はい。言わなくても察してくれるというのは、日本独特の文化ですから」
「あっ、そっか。外国では、そういう文化ないもんね。宇宙もだけど(笑)」
「その通りです!さすが、ミウさん。分かってますね」
「それはね。アトランティーナからも聞いてるし」
「ところで、この後、少しお茶してから帰りませんか?」
「うん、いいよ。でも、本当に少しだけね。
家でアトランティーナがご飯作って、待っててくれてるから」
「ミウさん、優しい旦那さんみたいですね」
「えっ!?でもね、私、ダンナより奥さんの方が欲しいかもしれない(笑)」
「じゃあ、奥さんみたいにミウさんを支えてくれる人を見つければ
良いじゃないですか。何も男性が外で働いて、女性が家にいなきゃいけない
ということはないんですから。
それぞれのスタイルで、それぞれの関係性を築いていけば良いんですよ」
「でも、それもなんかねぇ・・・って思っちゃう(苦笑)」
「まだ、気持ちが固まっていないってことですね」
「ま、そんな感じだね。で、どこでお茶する?あっ、ここは?
なんか、昔ながらの喫茶店って感じで良くない?」
「あっ、いいですね。じゃ、ここにしましょう」
レオンくんとお茶するなんて、レオンくんと初めて二人でランチした時以来だな。
あの時は、舞い上がっちゃって、よく分かんないけど、
ショックを受けて、大変だったな(苦笑)
あれから、まだ一ヶ月も経ってないけど、私、この短期間に
いっぱい成長したような気がする。だって、今日のことだって、
昨日、第4チャクラで勉強したシンクロニシティーだよね?
電話しても、ずっと留守で話すことが出来なかった人をやっと捕まえて、
それも、正に今、出かけようとしてたところに電話なんて、あり得ないでしょ!
それだけでもスゴイことなのに、そこから、会う約束をして、話が出来て、
更に、これから一緒に仕事が出来るかもしれないなんて、スゴくない!?
勉強した翌日に、いきなりシンクロニシティーを体験できたなんて、
驚き以外の何ものでもないって感じだよね?
昨日、シンクロニシティーって聞いた時は、正直、あんまりピンと
来なかったんだよね(苦笑)考えていたことが現実になるって言われても、
『ん?』って感じじゃない?でも、これがそうなんだなって、
めっちゃテンション上がることなんだなって実感した。
っていうか、考えてたこと以上のことが起こったんだもん。
テンションだって上がるよね。
今日は、自分を褒めてあげたい気分。『ミウ、偉かったね。スゴイね』
うわっ、私の中で、何かが跳ねた感じ。きっと、小さなミウが
褒められたことが嬉しくて、飛び跳ねて喜びを表現してるんだね。
<次回へ続く>
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