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追い風を吹かせる?
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電車を降りた時に、私は大丈夫って思ったけど、職場に入ろうとすると、
ちょっとだけ、肩に力が入っちゃうっていうか、腰が引けちゃうって
いうか、そんな感じになるんだよね(苦笑)
無意識のうちにプレッシャーを抱えちゃってるのかなぁ?
でも、すぐに、『大丈夫だよ!私がついてるから』って、
私の内側から声が聞こえたような気がしたの。私の中に居る小さな私が、
味方でいてくれるんだって感じた。こういう感覚、今まで感じたことが
なかったから、ビックリでもあるけど、それ以上に、胸の真ん中が
あったかくなって、力が湧いてきた!
私は私なんだけど、独りじゃないんだ。私の内側に色んな私が居て、
その色んな私が、表に出ている私を支えてくれている。
このことに気づいたら、きっと、誰でも、どんな時でも強気でいられる
ような気がする。
自分の内側を目で見て、確認することは出来ないから、
本当にそうなのかどうかは分からないけど、そう思うことで、力が沸いたり、
元気になったり、前向きになれるなら、『そうなんだ!』って信じた方が、
絶対に良いよね。あなたもそう思わない?
「おはようございま~す!」
「おはようございます!今日も張り切ってるね。
久遠さんの元気、確かに頂きました!」
「ははは(笑)確かに、届けました!(笑)」
こういう朝イチのやり取りも安定化してきたなぁ(笑)でも、思うんだけど、
みんながムスッとしてる職場より、あちこちから笑い声が聞こえる職場の方が
良いと思うんだよね。
楽しく仕事するって、ふざけることとは違うから。そこの違い、
分かんない人って結構いるからなぁ。苦虫を噛み潰したような顔して
仕事するより、笑顔で仕事した方が、絶対、良い結果を引き寄せるのにね。
「おはよう!良い企画、浮かんでる?」
「おはようございます!良い企画・・・う~ん、まだって感じですかね(苦笑)」
「何か浮かんだら、とりあえず、書いてみると良いよ。自分ではイマイチって
思っても、他の人が見たら、意外と良いってこともあるから。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるって言うじゃない?自分で却下しないで、
一つでも多く出すことを考えてね」
「それって、前向きなんだかどうだか、分かんないですね(苦笑)」
「えっ、思いっ切り前向きでしょ!私が新人の時なんて、
ほとんど乱射だったよ(笑)撃ち続けてると、たまに大物にヒットすることも
あるんだよね。だから、どんなに無茶なこと言ってもプロダクションの人たちは、
いつも協力的だったし、その関係は今も続いてるかな」
「だから、今日のシネコン巡りも急だったのに、同行してくれることに
なったんですね」
「たぶんね。私からのお願いだから、また何か、やらかしてくれるんじゃないか
って思ったんじゃない?」
「チーフって、そういうキャラだったんですね(笑)」
「そういうって、どんなキャラよ!(笑)
でもね、個人的には、当たって砕けろ精神は、とっても大事だと思ってる。
ただし、砕けても、すぐに立ち上がるってことが前提だけど。
私もそのつもりで、突っ走って行こうと思ってる。それに、みんななら、
出来るって信じてもいるから、踏ん張ってみて。ま、出来れば、当たっても
砕けない方が良いんだけどね(笑)なんか、体育会系的な考え方で、
今の時代には合わないのかもしれないけど(苦笑)」
「そんなことはないと思います。チーフは、強要しないし、昭和の体育会系とは
違うんじゃないですかね(笑)それに、自分たちのポテンシャルを
信じてくれてるから、そう言ってくれてるんだと思うし、自分たちも
それぞれのポテンシャルを信じて、突っ走りたいと思っています!」
「ありがとう!一緒に発注、取りに行こうね」
「はい!ところで、チーフは、今、どんな感じで進めてるんですか?」
「私?私は、昨日、話したように、購入者層の拡張を視野に入れた企画を
考えてる」
「購入者層の拡張って?」
「10代~30代の男性って言ってたでしょ?だから、同年代の女性かな?
10代~30代の男性のパートナーとか、友達って感じ」
「その路線ですね。でも、エナジードリンクを女性が好んで買いますかね?」
「そこを買いたくなるようにするのが、私たちの仕事なんじゃない?」
「おっ、カッコイイ!」
「ま、後で、ブルータイガーの藤林さんに電話するから、方向性については、
ちょっと探りを入れてみるよ」
「お願いしま~す」
「レオンくん、今日、大丈夫だよね?」
「はい、大丈夫です」
「じゃ、11時半くらいに会社出よう。
そのつもりで、午前中の仕事、まとめてね」
「はい、分かりました」
「じゃ、早速、藤崎さんに電話してみるね」
私の中で、何の根拠もないんだけど、【10代~30代の女性がターゲット】
っていうのが、ずっと響いてるの。なんでだろう?みんなが言うように、
エネジードリンクをこの層に売るのは、難しいって、頭では
分かってるんだけどね(苦笑)きっと、何か理由があるはず。
その答えを藤崎さんが持ってるような気がするんだよね。
「おはようございます。ブルータイガーです」
「おはようございます。シネムンドの久遠です。お世話になっております。
藤崎さんはいらっしゃいますか?」
「はい、少しお待ちください」
藤崎さんが出ないなんて、珍しいな。忙しいのかな?
って思ったところで、すぐに藤崎さんが出た。
「おはようございます。藤崎です」
「おはようございます。シネムンドの久遠です。お世話になっております。
今、よろしいですか?」
「はい、大丈夫です。いかがですか?順調ですか?」
「はい、鋭意努力中ですって、ところですかね(笑)」
「そうですか(笑)それで、方向性は、どんな感じで考えてますか?」
「購入者層の拡張を考えています」
「と言いますと?」
「御社のエナジードリンクをメインに考えているんですが、
現在、エナジードリンクの購入者層は、10代~30代の男性が中心ですよね?
それが10代~30代の女性にも広がったら、単純に売り上げが
倍になるなと思いまして。
そのためには、企業イメージも少し女性ウケを狙うと言いますか、
女性に寄せた感じで考えています」
「久遠さん、なんで知ってるんですか?」
「えっ、何をですか?」
「今度、女性をターゲットにしたエナジードリンクを発売するんですよ!
でも、まだプレス発表もしていないので、社内の人間しか知らないことなんです。
それなのに、なんで、ご存知なのかなと思って」
「えっ、そうなんですか!?全然、知りませんでした!」
「えっ、知らないのに、女性にも広げようと思ったということですか?」
「はい」
「なるほどね」
「えっ?」
「芳村が久遠さんのことを面白がっていた理由が分かりました」
「面白がっていた?」
「あっ、変な意味に取らないでくださいね。久遠さんのことを、
何かやってくれそうな雰囲気を持っているって言ってたんですよ。
だから、今回のプレゼンも受けることになったんです。
弊社は、総合代理店と契約しているので、そちらに任せておけば、
とりあえず、売り上げは安定しているんですけど、芳村が、何か新しい風を
入れたいと言い出しまして、久遠さんなら、何か面白いことを提案して
くれるのでは?と思っているみたいなんですよ」
「うわっ、なんか、プレッシャーですね(苦笑)」
「そんなことないでしょ!だって、もう既に、その片鱗は
見せて頂きましたから(笑)芳村の目に狂いはなかったと、今、実感しました」
「恐縮です」
「では、その方向性で、引き続き、お願いします。
プレゼン、楽しみになってきました」
「あ、ありがとうございます。では、また明日、お電話させて頂きます」
「はい。毎日、ありがとうございます」
「失礼します」
こういうことだったんだ!私の中で響いていた声に間違いはなかったんだね。
私、スゴくない?やっぱり、頭で考えたことじゃなくて、心の声の方が
正しかったんだ!予想通り、藤崎さんが答えを持ってたね。
「チーフ、めっちゃ驚いてましたけど、何かあったんですか?」
「いや、それがね・・・」
藤崎さんとの電話の内容を伝えると、チームのみんながめっちゃ驚いた!
そりゃ、そうだよね。心の中で声が響いてた私でさえ、驚いたんだから、
否定的だったみんなは、私以上に驚くはず。
「チーフ、スゴイですね!予知能力があるんですか?(笑)」
「実は、そうなのよね。って、そんなワケ、あるかっ!(笑)っていうか、
私もビックリしたよ!でも、そういうワケだから、女性ウケを狙うっていうか、
女性に寄せた内容で作っていこうと思います!企画案もその方向性に
統一ってことで、よろしくね」
「じゃ、俺たちより女性陣の方が活躍できそうじゃん」
「そんなことないでしょ!そうやって、決めつけんのはナシ!
もちろん、女性陣にもフル回転して欲しいけど、女性では気づかないことって
あるじゃない。彼女のこととか思い出してみてよ。あとは、落としたい女を
どうやって落とすかとか、それなりに作戦、持ってるんじゃないの?」
「いやぁ~、そんなのないですよ!」
「じゃあ、今、作って!落としたい女性をどうやったら、スマートに落とせるか、
これをテーマに男性陣は考えてみたら良いと思う。
女性陣は、どんな落とされ方が理想的かっていうことをテーマに考えてみて。
あっ、これってセクハラかな?(笑)」
「いやいや、セクハラではないでしょ(笑)考え方を具体的に提示してもらえて、
分かりやすくなりましたよ」
「それは良かった。じゃ、そんな感じで、引き続きよろしくね。
ブルータイガーさんも楽しみにしてくれてるみたいだから」
「っていうか、ブルータイガーさんも驚いたんじゃないんですか?
チーフが、女性寄りの企画って言って」
「そうなのよ!なんで知ってるんですか?まだプレス発表もしていないのにって
言われた」
「ですよね?」
「うん。だって、私も驚いたもん」
「私も驚いたって・・・。なんか、天然っぽくて、
ある意味、チーフらしいですけどね(笑)」
「えっ、私、天然かな?」
「天然っていうか、素直っていうか、無邪気っていうか・・・。
いつまでも、子供の頃の純粋さを失っていないっていうか・・・。
そんな感じです」
「それって、褒めてる?貶してる?」
「全力で褒めてます!(笑)」
「じゃ、そういうことにしとくわ(笑)
ま、楽しみながら、進めていきましょう!」
「は~い」
やっぱり、今回、追い風が吹いてる気がする。でも、だからといって、
気を抜いちゃダメ。しっかりと地に足をつけて、ブレない自分軸と
自信を持って、心の声を優先させること。これを守り抜いた先にきっと、
明るい未来が待ってるんだよ。そして、私なら出来るって信じることも
忘れないで進んでいかなきゃね。
それに・・・この追い風、吹いてるんじゃなくて、私が吹かせている
のかもしれない。【思ったこと、考えたことは現実になる】んだよね?
ブレない自分軸と自信があったら、自然と良いことだけを考えるようになると
思うんだ。そうすると、向かい風じゃなくて、追い風も吹きやすくなるでしょ?
もちろん、私が願ったことが全部、漏れなく叶うワケじゃないってことも
知ってる。私にとって、叶わないことが良いことは叶わないって、
アトランティーナに聞いたから。でも、今、こうして追い風が吹いてるって
ことは、今回のブルータイガーの件は、今の私にとって叶えることが
出来るもので、叶えた方が良いものなんだってことなんだよ、きっと。
うん。前にも増して、やる気が出て来た!
<次回へ続く>
ちょっとだけ、肩に力が入っちゃうっていうか、腰が引けちゃうって
いうか、そんな感じになるんだよね(苦笑)
無意識のうちにプレッシャーを抱えちゃってるのかなぁ?
でも、すぐに、『大丈夫だよ!私がついてるから』って、
私の内側から声が聞こえたような気がしたの。私の中に居る小さな私が、
味方でいてくれるんだって感じた。こういう感覚、今まで感じたことが
なかったから、ビックリでもあるけど、それ以上に、胸の真ん中が
あったかくなって、力が湧いてきた!
私は私なんだけど、独りじゃないんだ。私の内側に色んな私が居て、
その色んな私が、表に出ている私を支えてくれている。
このことに気づいたら、きっと、誰でも、どんな時でも強気でいられる
ような気がする。
自分の内側を目で見て、確認することは出来ないから、
本当にそうなのかどうかは分からないけど、そう思うことで、力が沸いたり、
元気になったり、前向きになれるなら、『そうなんだ!』って信じた方が、
絶対に良いよね。あなたもそう思わない?
「おはようございま~す!」
「おはようございます!今日も張り切ってるね。
久遠さんの元気、確かに頂きました!」
「ははは(笑)確かに、届けました!(笑)」
こういう朝イチのやり取りも安定化してきたなぁ(笑)でも、思うんだけど、
みんながムスッとしてる職場より、あちこちから笑い声が聞こえる職場の方が
良いと思うんだよね。
楽しく仕事するって、ふざけることとは違うから。そこの違い、
分かんない人って結構いるからなぁ。苦虫を噛み潰したような顔して
仕事するより、笑顔で仕事した方が、絶対、良い結果を引き寄せるのにね。
「おはよう!良い企画、浮かんでる?」
「おはようございます!良い企画・・・う~ん、まだって感じですかね(苦笑)」
「何か浮かんだら、とりあえず、書いてみると良いよ。自分ではイマイチって
思っても、他の人が見たら、意外と良いってこともあるから。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるって言うじゃない?自分で却下しないで、
一つでも多く出すことを考えてね」
「それって、前向きなんだかどうだか、分かんないですね(苦笑)」
「えっ、思いっ切り前向きでしょ!私が新人の時なんて、
ほとんど乱射だったよ(笑)撃ち続けてると、たまに大物にヒットすることも
あるんだよね。だから、どんなに無茶なこと言ってもプロダクションの人たちは、
いつも協力的だったし、その関係は今も続いてるかな」
「だから、今日のシネコン巡りも急だったのに、同行してくれることに
なったんですね」
「たぶんね。私からのお願いだから、また何か、やらかしてくれるんじゃないか
って思ったんじゃない?」
「チーフって、そういうキャラだったんですね(笑)」
「そういうって、どんなキャラよ!(笑)
でもね、個人的には、当たって砕けろ精神は、とっても大事だと思ってる。
ただし、砕けても、すぐに立ち上がるってことが前提だけど。
私もそのつもりで、突っ走って行こうと思ってる。それに、みんななら、
出来るって信じてもいるから、踏ん張ってみて。ま、出来れば、当たっても
砕けない方が良いんだけどね(笑)なんか、体育会系的な考え方で、
今の時代には合わないのかもしれないけど(苦笑)」
「そんなことはないと思います。チーフは、強要しないし、昭和の体育会系とは
違うんじゃないですかね(笑)それに、自分たちのポテンシャルを
信じてくれてるから、そう言ってくれてるんだと思うし、自分たちも
それぞれのポテンシャルを信じて、突っ走りたいと思っています!」
「ありがとう!一緒に発注、取りに行こうね」
「はい!ところで、チーフは、今、どんな感じで進めてるんですか?」
「私?私は、昨日、話したように、購入者層の拡張を視野に入れた企画を
考えてる」
「購入者層の拡張って?」
「10代~30代の男性って言ってたでしょ?だから、同年代の女性かな?
10代~30代の男性のパートナーとか、友達って感じ」
「その路線ですね。でも、エナジードリンクを女性が好んで買いますかね?」
「そこを買いたくなるようにするのが、私たちの仕事なんじゃない?」
「おっ、カッコイイ!」
「ま、後で、ブルータイガーの藤林さんに電話するから、方向性については、
ちょっと探りを入れてみるよ」
「お願いしま~す」
「レオンくん、今日、大丈夫だよね?」
「はい、大丈夫です」
「じゃ、11時半くらいに会社出よう。
そのつもりで、午前中の仕事、まとめてね」
「はい、分かりました」
「じゃ、早速、藤崎さんに電話してみるね」
私の中で、何の根拠もないんだけど、【10代~30代の女性がターゲット】
っていうのが、ずっと響いてるの。なんでだろう?みんなが言うように、
エネジードリンクをこの層に売るのは、難しいって、頭では
分かってるんだけどね(苦笑)きっと、何か理由があるはず。
その答えを藤崎さんが持ってるような気がするんだよね。
「おはようございます。ブルータイガーです」
「おはようございます。シネムンドの久遠です。お世話になっております。
藤崎さんはいらっしゃいますか?」
「はい、少しお待ちください」
藤崎さんが出ないなんて、珍しいな。忙しいのかな?
って思ったところで、すぐに藤崎さんが出た。
「おはようございます。藤崎です」
「おはようございます。シネムンドの久遠です。お世話になっております。
今、よろしいですか?」
「はい、大丈夫です。いかがですか?順調ですか?」
「はい、鋭意努力中ですって、ところですかね(笑)」
「そうですか(笑)それで、方向性は、どんな感じで考えてますか?」
「購入者層の拡張を考えています」
「と言いますと?」
「御社のエナジードリンクをメインに考えているんですが、
現在、エナジードリンクの購入者層は、10代~30代の男性が中心ですよね?
それが10代~30代の女性にも広がったら、単純に売り上げが
倍になるなと思いまして。
そのためには、企業イメージも少し女性ウケを狙うと言いますか、
女性に寄せた感じで考えています」
「久遠さん、なんで知ってるんですか?」
「えっ、何をですか?」
「今度、女性をターゲットにしたエナジードリンクを発売するんですよ!
でも、まだプレス発表もしていないので、社内の人間しか知らないことなんです。
それなのに、なんで、ご存知なのかなと思って」
「えっ、そうなんですか!?全然、知りませんでした!」
「えっ、知らないのに、女性にも広げようと思ったということですか?」
「はい」
「なるほどね」
「えっ?」
「芳村が久遠さんのことを面白がっていた理由が分かりました」
「面白がっていた?」
「あっ、変な意味に取らないでくださいね。久遠さんのことを、
何かやってくれそうな雰囲気を持っているって言ってたんですよ。
だから、今回のプレゼンも受けることになったんです。
弊社は、総合代理店と契約しているので、そちらに任せておけば、
とりあえず、売り上げは安定しているんですけど、芳村が、何か新しい風を
入れたいと言い出しまして、久遠さんなら、何か面白いことを提案して
くれるのでは?と思っているみたいなんですよ」
「うわっ、なんか、プレッシャーですね(苦笑)」
「そんなことないでしょ!だって、もう既に、その片鱗は
見せて頂きましたから(笑)芳村の目に狂いはなかったと、今、実感しました」
「恐縮です」
「では、その方向性で、引き続き、お願いします。
プレゼン、楽しみになってきました」
「あ、ありがとうございます。では、また明日、お電話させて頂きます」
「はい。毎日、ありがとうございます」
「失礼します」
こういうことだったんだ!私の中で響いていた声に間違いはなかったんだね。
私、スゴくない?やっぱり、頭で考えたことじゃなくて、心の声の方が
正しかったんだ!予想通り、藤崎さんが答えを持ってたね。
「チーフ、めっちゃ驚いてましたけど、何かあったんですか?」
「いや、それがね・・・」
藤崎さんとの電話の内容を伝えると、チームのみんながめっちゃ驚いた!
そりゃ、そうだよね。心の中で声が響いてた私でさえ、驚いたんだから、
否定的だったみんなは、私以上に驚くはず。
「チーフ、スゴイですね!予知能力があるんですか?(笑)」
「実は、そうなのよね。って、そんなワケ、あるかっ!(笑)っていうか、
私もビックリしたよ!でも、そういうワケだから、女性ウケを狙うっていうか、
女性に寄せた内容で作っていこうと思います!企画案もその方向性に
統一ってことで、よろしくね」
「じゃ、俺たちより女性陣の方が活躍できそうじゃん」
「そんなことないでしょ!そうやって、決めつけんのはナシ!
もちろん、女性陣にもフル回転して欲しいけど、女性では気づかないことって
あるじゃない。彼女のこととか思い出してみてよ。あとは、落としたい女を
どうやって落とすかとか、それなりに作戦、持ってるんじゃないの?」
「いやぁ~、そんなのないですよ!」
「じゃあ、今、作って!落としたい女性をどうやったら、スマートに落とせるか、
これをテーマに男性陣は考えてみたら良いと思う。
女性陣は、どんな落とされ方が理想的かっていうことをテーマに考えてみて。
あっ、これってセクハラかな?(笑)」
「いやいや、セクハラではないでしょ(笑)考え方を具体的に提示してもらえて、
分かりやすくなりましたよ」
「それは良かった。じゃ、そんな感じで、引き続きよろしくね。
ブルータイガーさんも楽しみにしてくれてるみたいだから」
「っていうか、ブルータイガーさんも驚いたんじゃないんですか?
チーフが、女性寄りの企画って言って」
「そうなのよ!なんで知ってるんですか?まだプレス発表もしていないのにって
言われた」
「ですよね?」
「うん。だって、私も驚いたもん」
「私も驚いたって・・・。なんか、天然っぽくて、
ある意味、チーフらしいですけどね(笑)」
「えっ、私、天然かな?」
「天然っていうか、素直っていうか、無邪気っていうか・・・。
いつまでも、子供の頃の純粋さを失っていないっていうか・・・。
そんな感じです」
「それって、褒めてる?貶してる?」
「全力で褒めてます!(笑)」
「じゃ、そういうことにしとくわ(笑)
ま、楽しみながら、進めていきましょう!」
「は~い」
やっぱり、今回、追い風が吹いてる気がする。でも、だからといって、
気を抜いちゃダメ。しっかりと地に足をつけて、ブレない自分軸と
自信を持って、心の声を優先させること。これを守り抜いた先にきっと、
明るい未来が待ってるんだよ。そして、私なら出来るって信じることも
忘れないで進んでいかなきゃね。
それに・・・この追い風、吹いてるんじゃなくて、私が吹かせている
のかもしれない。【思ったこと、考えたことは現実になる】んだよね?
ブレない自分軸と自信があったら、自然と良いことだけを考えるようになると
思うんだ。そうすると、向かい風じゃなくて、追い風も吹きやすくなるでしょ?
もちろん、私が願ったことが全部、漏れなく叶うワケじゃないってことも
知ってる。私にとって、叶わないことが良いことは叶わないって、
アトランティーナに聞いたから。でも、今、こうして追い風が吹いてるって
ことは、今回のブルータイガーの件は、今の私にとって叶えることが
出来るもので、叶えた方が良いものなんだってことなんだよ、きっと。
うん。前にも増して、やる気が出て来た!
<次回へ続く>
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