ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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神に授けられし力

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山頂から下りて、父と話をした後、エウリコの姿を探した。
エウリコは、鍛錬場に居た。

「エウリコ!」

「おおっ、ルナか!何か用か?」

「用が無ければ、来ないだろう」

「そうだな。ルナが鍛錬なんてするはずもないからな」

「私だって戦士なのだから、たまには鍛錬もするが、
そなたほど熱心ではない」

「それで?用とは何かな?」

「少し話をしたいのだが、時間をくれるか?」

「分かった。少しそこで待っていてくれ」

そう言うとエウリコは、汗を拭き、こちらにやって来た。
何から話そうか。父には、昨日の話を知らないフリをしていたが、
エウリコには、私があの場に居て、話を全て聞いていたことを話そう。

誤魔化しながら話すのは、苦手だ。それに、本音でぶつからなければ、
きっと後悔が残る。これが今生の別れだったとするなら、尚更だ。

「それで、話とは?ルナから話があるなんて珍しいな」

「エウリコ、私に何か隠していないか?」

「何の話だ。俺がルナに隠し事をしたことが、これまでにあったか?」

さすが戦士の頭。顔色ひとつ変えることもない。

「今まではな。でも、今は、私に隠していることがあるだろう」

「だから、何の話だと聞いている。俺も暇じゃない。用がないのなら行くぞ」

「暇じゃないとは・・・戦の準備か?」

「えっ?何を言ってるんだ。戦など、ないのだろう?
それは、ルナが神託を授かって、言っていたではないか」

「ああ。他の集落からの襲撃はないと言った。
しかし、他国からの侵略については、何も話していない」

「他国からの侵略?何を寝ぼけたことを言ってるんだ!
ルナ、少し疲れてるんじゃないか?」

「申し訳ないが、昨晩、儀式の間での話、聞かせてもらったんだ」

「えっ!?長からか?」

「いいや、私もあの場所にいたんだ」

「いや、そんなはずは・・・」

「父上とエウリコが儀式の間に行くところを見かけてな。
先回りして、儀式の間に入ったんだ。しかし、あそこは、ただの広間だから
隠れるところもない。どうしたものかと思案した時、
突然、身体がよろめいたかと思うと、大きなヴェールのようなものに
包まれたんだ。どうもそのヴェールが私を隠してくれたみたいでな。
二人から、私の姿は見えなくなったらしい」

「そうだったのか。ルナの力は、図り知れないということだな。
参ったな(苦笑)それで、話というのは?」

「他国からの侵略の話だが、彼らが欲しいのは土地であろう?
ならば、人は関係ないのではないか?いつ襲撃があるのかは分からないが、
今朝から避難が始まっている。このまま避難すれば、集落の皆が
命を落とすことはないだろう。ならば、戦士の皆が、この地に留まり、
血を流すことはないのではないか?

エウリコ、共に逃げよう。逃げることは恥ではないはずだ。
私と共に生きてはくれないだろうか?」

「しかし、南の洞窟までは距離がある。女子供の足では、幾日もかかる。
その時に襲い掛かられては、身も蓋もない。だから、我々戦士は、
その足止めのためにここに残ると決めたのだ」

「ならば、集落の皆が避難した後、最後に逃げれば良いではないか」

「昨日も話したが、後を追われたら、皆の行き先も知られてしまうだろう。
それを防ぐためにも我々の足止めは必要なんだよ」

「女子供の足では、幾日もかかると言ったな。しかし、戦士の皆ならば、
そんなに時間は掛からないのではないか?それならば、間に合うだろう。
最初から、諦めるなんてエウリコらしくないと私は思うが。

それに、私の力を侮ってはいないか?今朝の儀式で、祈りを捧げて来た。
もちろん、集落の守護をな。それだけではない。今朝の儀式は、
特例中の特例だった」

「特例中の特例とは?」

「昨晩、私は、父上にもエウリコにも気づかれずに、あの場所で、
最初から最後まで話を聞くことが出来た。謎のヴェールの出現によってな。
そこで、神に願ったのだ。集落の周りにシールドを張り巡らし、
しばしの間、目眩しすることを。

もし、我らにまだ、寿命とやらが残されているのなら、それも可能だとは
思わないか?もし、集落の周りと避難した集落の皆をシールドで守れば、
彼らに足跡を辿らせないことも出来るであろう。どう思う?」

「ルナ、もし、それが可能であるなら、戦士も共に避難することが出来るな。
しかし、本当にそれが出来るのか?

いや、ルナの力を侮っているつもりもないし、ルナを信じていないわけでも
ないが、確実でなければ、その案に乗ることは出来ない」

「大丈夫だ。神に願い出た後、不思議な力がみなぎるのを感じた。
そこで、すぐに試してみた。すると、昨晩のヴェールのように一人の人間を
隠すだけでなく、山全体を覆えるシールドが発動した」

「そうか・・・。それならば、ルナの案に乗ってみるのも一つの手だな」

「なぜ、すぐに、<そうしよう!>と言わない!?私と離れたいのか?
確かに、私は、可愛げがあるわけでもなく、普通の女のようではない。
こんな私をエウリコは、誰よりも深く愛し、傍で寄り添い続けてくれたが、
私は、そんなエウリコに何を返せたのだろうか?」

「ルナ。お前は可愛げがない女などではない。俺は、ずっとルナの傍で
ルナを守りたいと思ってきた。ルナは、戦士でもあるから、他の女よりも
強いかもしれないし、俺の助けなど要らぬと言うかもしれん。
しかし、重責を抱え、それでも弱音を吐くこともなく、
毎日、集落の皆のために尽くす姿を俺は、美しいと思うし、
守りたいと思っている。

お前が俺に何を返せたか?笑わせるな。お前が生きているだけで、
俺は幸せなんだ。お前が生きている、それが、俺へのお返しなんだよ。
だから、ルナ、お前は、絶対にこんなことで死んではならないんだ。
だから、お前の案であっても慎重に検討したい」

「しかし、時間がないのであろう?ならば、即決して欲しい。
私は、昨晩、父上とエウリコの話を聞いた時には、エウリコの指示に
従おうと心を決めた。しかし、何もせぬまま、諦めて良いのかと、
今朝、目覚めた時、神に言われたように感じたんだ。

それで、特例中の特例で、朝の儀式の時、自らの願いを神に託した。
自らの願いを申し出るなど、初めてのことだ。そして、その私の願いに
神は応えてくださった。だから、これもまた神託なのだと
私は思っている。どうか、共に生きる道をエウリコにも選んで欲しい」

「分かった、分かった。言い出したらきかないよな、お前は(笑)
早速、戦士の皆を集めよう。お前も同席してくれるか?」

「もちろんだ。じゃ、早速、皆を集めよう!」

「おぅ!」

私たちは、すぐに戦士達を鍛錬場に集め、エウリコに話したことを
戦士達にも話した。しかし、予想通り、逃げるということに罪悪感を
感じる戦士達が多く、即決で首を縦に振るものはいなかった。
エウリコは、その姿に満足しているようだったが、その考えは違うと、
常々思っていることを皆に伝えた。

「戦士の諸君、君たちは、死ぬために戦士になったのか?違うだろう。
集落を守るために戦士になったのではないか?君たちが死ねば、
集落の皆を誰が守るのだ!?

確かに、この地は、我々が生まれ育った大切な場所だ。
しかし、命を落としてまで守る価値はないと私は思う。
戦士の皆も私にとっては、大切な集落の仲間だ。一人として、
命を落として欲しくない。私も皆と共に最後に集落を離れようと思う。

しかしそれは、君達と共に死ぬためではない。集落のために
命を落とすためではない。むしろ、集落の皆を、この集落を守るためだ。
どうだろう?今一度、私を信じてはもらえないだろうか?」

「みんなはどう思う?ルナの案に乗ってみても、俺は良いと思っているが・・・」

「頭がそう仰るのであれば、我々に異存はありません!」

「では、これより我々も戦闘準備を整えつつ、避難準備も開始する。
集落の皆が避難した後で、我々も南の洞窟に向かうぞ!」

「おぅ!!!」

安堵に胸を撫で下ろしたが、これで終わりではない。ここからが始まりだ。
改めて気を引き締めていこう。私は、早速、集落の周りにシールドを
張り巡らした。と同時に、避難を始めた集落の皆のこともシールドで
包み込んだ。これで、しばらくは時間を稼げる。

集落に残っている人は、もう僅かだ。年寄りの中には、この土地で死にたいと
言い出す者もいたが、命さえあれば、どの場所でもまた、
新しく始められると説得した。私も共に行くと話すと

「姫さまがご一緒なら・・・」

と重い腰を上げてくれる者もいた。私は、自分が思っているよりも
集落の皆に愛されていたのだと今更ながら感じた。
そして、その気づきは、私の胸を温かくした。
『きっと、生き延びてみせる!そして、新しい土地で、
新しい生活を始めよう!』という決意に胸が震えた。

数時間ごとにシールドを張り直しながら、戦闘準備と避難準備をしていた。
もう、集落には誰も残っていない。父上と母上、妹は先に送り出した。
後は、戦士の皆と私だけ。最後に集落と我々にシールドを張り巡らし、
南の洞窟へと向かった。幸いなことに、襲撃の気配はない。
このまま、南の洞窟に辿り着けるよう、神に祈りを捧げた。

道中、何事もなく、戦士の皆と私も洞窟に辿り着いた。
そして、皆が洞窟に入ったことを確認した後、私は、洞窟の入り口は塞いだ。
これで、ここに洞窟があることに気づかれることもないだろう。
洞窟を抜けると、そこには、広大な大地が広がっていた。
先に到着していた皆は、それぞれ、家づくりを始めている。
ここから新しい集落が始まる。

「ルナ、お前のお陰で命拾いをしたよ。ありがとう、ルナ」

「ルナ様、ありがとうございました!
これで、子供の成長を見守ることが出来ます!」

「ルナ様、年老いた母を一人残していくのが心残りでした。
でも、これで、親不孝をせずに済みます。本当にありがとうございます」

戦士の皆が涙を浮かべて、感謝の言葉を浴びせてくれた。
今までも集落のシャーマンであったが、この時ほど、シャーマンで良かったと
思ったことはなかった。あの夜、シャーマンを引き継いだことを呪ったが、
今は、撤回する。シャーマンを引き継がせてくれたおばあさま、
そして、神に感謝を捧げたい。

私たちは、始まったばかりだ。これからも何が起こるか分からない。
でも、その度に皆で力を合わせ、智慧を集結すれば、
不可能などないということを学んだ。

「ルナ、お前は強いな。もっと早く、お前に相談をすれば良かった」

「遅いぞ、エウリコ。内緒にしようなどと考えおって。
私を誰だと思っているのだ。私は、集落のシャーマンであり、
戦士、そして、集落の長の娘だ。蔑ろにするな!(笑)」

「ははぁ(笑)」

「でも、こうしてまたエウリコと共に生きることが出来て、
本当に良かった。私は、幸せだ」

「そうか!ルナが幸せなら、俺も幸せだ!お前が俺と生きる道を
模索してくれたこと、感激だったよ。朝の儀式で、自らの願いを
神に申し出てくれるなんて驚きだ!生真面目で、融通が利かないルナが
そこまで自分を必要としてくれているとは、もっと驚きだったがな(笑)」

「喜んでいるのか?それともバカにしているのか?
相変わらず、感じの悪いヤツだ(笑)」

「あはは(笑)喜んでいるんだよ。バカになどしていない。
俺は、ルナと出会えて、本当に良かった。そしてまた、こうして二人で
笑い合えることが出来て、これ以上は望まないよ」

「ずいぶんと欲がないな、エウリコは。
次期長となり、私を支える気はないのか?」

「おいおい、それをお前が言うのか?それは、俺に言わせてくれよ(笑)」

「お前がグズグズしているからだ」

「ルナ、俺は長になりたくて、お前と共に生きたいわけではない。
次の長は、お前の妹にでも任せれば良いんじゃないか?(笑)
ただ俺は、お前と共に生きて行きたい。ずっと、お前の隣でお前を支えながら、
この集落を守っていきたい。それが出来れば、もう他には、
何も望みはないんだよ。ずっと、お前の傍にいさせてくれ」

「もちろんだ。私の隣は、ずっとお前のために空けてある。
私もエウリコと共に生き、この集落を守り、皆が幸せに暮らせるように
力を尽くしたいと思っている。エウリコ、これからは、家族として、
私を支えてくれ。頼んだぞ」

「家族か!良い響きだ!」

「おい、やめろ、エウリコ!」

「良いじゃないか!ルナは、俺の嫁だ!」

「恥ずかしいから、降ろせ!こんなところで、抱き上げるものではない!」

「イヤだね(笑)このまま寝床まで、連れて行こうか(笑)」

「姫さま、エウリコ、おめでとうございます!」

「正に新しい門出だ!」

皆からの祝福が、こんなにも嬉しいとは・・・。思わず、涙が頬を伝った。

「鬼の目にも涙か?(笑)」

「冗談はよせ!」

「いや、ルナ、とってもキレイだ。キレイな涙だ。ルナ、愛してるよ」

「エウリコ、私も愛している」

人前であるにも関わらず、エウリコと唇を重ねた。

「誓いのキスですな。我々、集落の皆が証人です。
エウリコ、姫さまのこと、しっかりお守りするんだぞ!」

「おぅ!任せておけ!ルナだけでなく、集落を守るのが俺の仕事だ!
これからも安心していてくれ!」

「エウリコ」

「あっ、長。先に長に許しを頂かなければ行けなかったところ、
先走ったことをしてしまい、申し訳ございません」

「いや、良いのじゃ。ルナは、わしの言うことなど聞かんしな(笑)
それにエウリコならば、安心じゃ。このじゃじゃ馬をそなたなら、
上手に乗りこなしてくれるだろう。わはは(笑)」

「じゃじゃ馬とは!父上、言葉が過ぎるのではありませんか?」

「まぁ、良いではないか。二人のことは、今、ここで、わしも認めよう。
末永く幸せになるのだぞ」

「ルナ、良かったわね。エウリコ、どうか、娘のこと、よろしく頼みます」

「母上、ありがとうございます。私は、母上のようにはなれませんが、
私なりにエウリコと共に幸せな家族になっていきたいと存じております」

「ありがとうございます。ルナを支え、守ることをここに誓います」

避難してきたばかりだというのに、皆の顔には悲痛さはない。心から私たちを
祝福してくれている。こんな時に、と思われてしまうかもしれないが、
私たちは、良いタイミングで、誓いを立てられたと思う。

集落が新しい一歩を踏み出したと同時に、私たちも人生の新しい一歩を
踏み出すことが出来たから。

人は皆、何事もなく平和に過ごせることを望んでいる。
しかし、もし、他国の侵略という窮地に追い込まれなければ、
シールドを張るという術を得ることも出来なかっただろう。

エウリコに、私の力を侮るなと言ったが、私の力を一番侮っていたのは、
私自身だった。人は、誰でも自分では知らない力を持っているのかもしれない。
もちろん、そんな力を使わずとも穏やかに、そして幸せに生きて行くことが
出来れば、それに越したことはないのだろうが、授けられた力は、
やはり使わなければ、とも思うのだ。

もしかしたら、もっと他にも使っていない力が私の中で静かに
眠っているのかもしれない。もちろん、災いを望んでいるわけではないが、
自分の中にある力をこれからも目覚めさせ、自分のため、エウリコのため、
そして、この集落のために、より良い生活を送れるよう、努めていこうと
自分に強く誓った。

せっかく神から授けられた力なのだから。使わなければ授けられた意味がない。
そしてそれは、私が持っている宝とも言える。しかし、宝は、使わなければ、
宝にはならない。役に立つからこそ、宝と言えるのだ。

誰の中にでもある宝。気がつかないまま、眠らせたまま、一生を終えて
しまうことがないよう、誰もが、自分の持つ宝の存在に気づき、存分に使うよう、
神の導きが在らんことを願う。


<次回へ続く>
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