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本当の成功とは・・・
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いよいよ化粧品作りを始めるぞってなったのに、
また、話が脱線しちゃった(汗)
アトランティーナと話してるとちょっとしたキッカケから
話が色々な方向に広がっていくから面白いんだよね。
しかも、私と無関係な話じゃないから尚更。
『もっと聞きたい!』って思っちゃうから脱線しちゃう。
ってことは・・・私が脱線させちゃってるんだ!
でも、それでまた新たな発見があるから良いのかもね。
「ミウ、じゃ、本当に始めるわよ。いい?」
「もちろん!よろしくお願いします」
「は~い。じゃ、始めるわね。分量だけメモを取っておけば、
後はミウ一人でも作れるから、分量のメモだけは忘れないでね」
「はい!かしこまりました!」
「じゃ、さっきは化粧水から始めるって言ったけど、
クレンジングから始めましょうか」
「クレンジングって、メイク落としのこと?」
「そうよ。クレンジングは、アプリコットカーネルオイルを使います。
キャリアオイルには、他にも種類があるんだけど、クレンジングに
オススメはアプリコットカーネルオイルね」
「なんで、アプリコットカーネルオイルがオススメなの?っていうか、
クレンジングに向いてるの?」
「良い質問ね。アプリコットカーネルオイルには、肌に良いものが
含まれているの。まずは、皮膚軟化作用。これで、肌を柔らかくして
くれるのね。そして、新陳代謝を高める作用があるから、肌の老化を
防いでくれるわ。
そして、人の皮脂の大半を占めるオレイン酸がメインのオイルだから、
肌の再生に向いているの。だから、アプリコットカーネルオイルを使うのよ」
「へぇ~、そうなんだ・・・。勉強になるね」
「スイートアーモンドオイルっていうのがあって、それも低刺激だから
良いんだけど、アプリコットカーネルオイルの方が、粘性がないから、
サラッとした使い心地っていう点でもアプリコットカーネルオイルが
オススメなのよ。
あとは、マカダミアナッツオイルっていうのもあって、こちらは、
肌との親和性が高いから、すぐに浸透してくれて、【消えるオイル】と
言われているの。保湿効果も高いから、乾燥肌の人には、向いているわね。
他にも紫外線から皮膚を守ってもくれるから、クレンジングオイルに使うよりは、
クリームの方が向いていると言えるわね」
「なるほど・・・。だから、アプリコットカーネルオイルと
マカダミアナッツオイルの両方を買ったんだね。
なんで、同じオイルなのに2種類買うんだろうって思ってたんだ」
「じゃ、これで、2種類のオイルを買った理由が分かったわね。じゃ、作るわよ」
「はい」
「手作りの化粧品は、作り置きは出来ないの。理由は、防腐剤を入れないから。
だから、使って、無くなったら、また作るということをしないといけないのね。
それが面倒で、嫌がる人も多いのよね」
「でも、作るのって簡単なんでしょ?」
「そう。混ぜるだけだからね」
「材料の値段とか考えると作った方が得だよね?
だって、今日買った材料で、何回も作れるんでしょ?」
「そうよ!コスパも良いし、肌にも環境にも優しいから作った方が、
本当は良いのよね」
「だよね!私、これからは、自分で作るよ!だって、なんか面白そうだし」
「それは、ミウが過去生で作っていたからそう思うのかもしれないわね」
「そうなのかなぁ?で、アプリコットカーネルオイルに何を混ぜれば良いの?」
「さっきも言ったようにたくさんは作れないから、50mlのプッシュ式の容器を
用意したでしょ?だから、ビーカーにアプリコットカーネルオイルを
40mlだけ入れてくれる?」
「は~い。この40の目盛りのところまで入れれば良いんだよね?」
「そうよ。入れた?」
「はい、入れました」
「そうしたら、そこにポリソルベート80を7.5ml入れてください」
「7.5ml?えっ、どのくらい?」
「目分量で入れないで!化粧品作りは、お菓子作りと同じで、
分量を正しく計ることが大切なの。計量スプーンも買ったでしょ?
それで、計って入れてください」
「計量スプーンは、どれを使うの?3種類あるよね?」
「一番大きいのが、大さじで15ml、真ん中のが、小さじで5ml、
一番小さいのが、小さじ1/2で2.5ml。これは覚えてね。
だから、小さじと小さじ1/2をそれぞれ1杯ずつね。
2種類使うのが面倒だったら、小さじ1/2を3杯でも良いわよ」
「は~い。じゃ、一番小さいので3杯入れま~す。
うわっ、なんか、トロッとしてるんだね」
「そうね。ポリソルベートにも種類があるの。数値が高くなるにつれて
油に近い性質があって、低いほど水に近い性質になるのね。
だから、クレンジングオイルには、油に近い性質のポリソルベート80を
使うのよ」
「っていうか、ポリソルベートって、そもそも何?」
「乳化剤よ。オイルだけだと、メイクは落ちるかもしれないけど、
水で洗い流すのが大変でしょ?だから、乳化剤を入れて、肌摩擦を最小限にして、
水で洗い流せるようにするのよ。オイルが肌に残らないから、サッパリするの」
「ふぅ~ん、そういうものがあるってことすら知らなかったから、新鮮だね」
「ビーカーにポリソルベートも入れた?」
「はい、入れました!」
「そうしたら、ゼラニウムのエッセンシャルオイルを買って来たわよね?
それを5滴入れて、ガラス棒で、よ~くかき混ぜてね」
「はい!ちょっとトロッとしたような気もするけど、そもそもオイルが
トロッとしてるから、変わんないのかな。でも、めっちゃ良い香りで、
癒されるね」
「はい、これで出来上がり!
あとは、プッシュ式の容器に入れれば、すぐに使えるわよ」
「えっ!マジで!?めっちゃ簡単!」
「でしょ?だから、簡単だって言ったじゃない」
「ってことは、化粧水とかもこんな感じで混ぜるだけなの?」
「そうよ。化粧水は、フラワーウォーターにグリセリンを入れれば
出来上がり。今回は、有効成分を買って来たから、それも入れるけどね。
クリームもフラワーウォーターに乳化剤を入れて、混ざったら、
マカダミアナッツオイルを入れて完成」
「本当に混ぜるだけなんだ。もっと、色々なことをしなきゃ出来ないって
思ってたから意外すぎて、ビックリ!これだったら、面倒じゃないと思う」
「そ。なら、これからは自分で作ると良いわね。
きっと、使い続けていくうちに肌が変わると思うわよ」
「うん、そんな気がする!
それに、このゼラニウムの香り、なんか、プリンセス気分にさせてくれるね」
「でしょ?肌にも良いしね。ゼラニウムは、香りが良いだけじゃなくて、
皮脂のコントロールをしてくれるから、オイリー肌にも乾燥肌にも良いのよ」
「へぇ~、スゴイんだね。ゼラニウムって、見た目も可愛い花じゃない?
可愛いだけじゃなくて優秀って、めっちゃ羨ましい・・・っていうか、
リスペクトしちゃう!」
「ゼラニウムは、元々アフリカの花だったの。19世紀にヨーロッパに渡って、
日本には江戸時代末期に伝わったのよ。ヨーロッパでは、悪魔祓いの花と
言われていて、庭先にゼラニウムが植えられる習慣が残っているみたいね」
「ゼラニウムって、凄すぎ!可愛くて、良い香りで、いっぱい力も持ってて、
更に悪魔祓いもしてくれるなんて!私もゼラニウムみたいになりたいなぁ。
なんか、無敵な感じがして良いよね」
「ミウは、本当に素直っていうか、なんというか・・・(苦笑)
過去生のルナを目標にするんじゃなかったの?ゼラニウムに変更ってこと?」
「あっ、ルナも目標だった(苦笑)う~ん、どっちも私にとっては、憧れだし、
目標だよね。でも、ゼラニウムって、何も頑張ってないのに、無理してないのに、
自然とそれだけの力があるんだから、スゴイよね!」
「あのね、ミウ。ゼラニウムに限ったことじゃないのよ。人も動物も植物も、
みんな、それぞれ、スゴイ力を持っているの。ただ、本人が、それに気づいて
いないだけ。
ゼラニウムが、もし言葉を話せたとしたら、大興奮しているミウのことを
不思議に思うでしょうね。そして、<あなたも充分にスゴイのよ>って
言ってくれると思うわよ。
誰かのこと、何かのことをスゴイと思った時は、自分のことを客観的に
見て欲しいの。そうすれば、自分のスゴイところが見つかるはずよ」
「その客観的に見るっていうのが、難しいんだよね(苦笑)」
「自分として見るから分からなくなるんじゃない?ミウの近くにミウが
居るとして、他者目線で見てみたら、どう感じるかしら?」
「なるほどね!う~ん、そうだね。『良いなぁ・・・』って思うかもしれない。
だって、他者目線だから、私が抱えてることとか、分かんないからね。
外側だけだもんね」
「そういうことよ。だから、どんなに羨ましく見えたとしても、
本人にしか分からない大変なことがあるのかもしれないってこと。
そう考えると無闇やたらに他者に対して嫉妬心は芽生えないはずなのよね」
「そうだね。その人にしか分からない苦しみとか、悲しみとかも
あるかもしれないもんね。どんなに成功して、有名になって、裕福になったと
しても、そこに至るまでのことは本人にしか分かんないワケだし。
結果だけを見たら、羨ましく思えるかもしれないけど、そこに至るまでの道が、
めっちゃ険しかったかもだし。もしかしたら、自分だったら耐えられないような
ことが起こってたかもしれないしね。それも全部ひっくるめて考えたら、
羨ましいとか言えないよね(苦笑)
もちろん、人から注目されるほど成功することは素晴らしいことだと思うけど、
人から注目されたいっていう理由では、本当の成功は掴めないような気も
するしね(苦笑)」
「その通りよ、ミウ!さすが、鋭いわね。前にも話したけど、生まれてくる時に
決めたことは、周りから見て苦しそうに見えても、本人的には、どうってこと
ないということが多いの。でも、それは、その人が楽しめているからなのよね。
でも、人から注目されたいという理由だと、そこまでの頑張りは効かないし、
本人的にも苦しいと思うのよ。但し、意図したことは、実現するから、
周りから注目されたいという理由でも、成功することは出来ると思うの。
但し、ミウの言う通り、それは、本当の成功と呼べるものではないわね。
本当の成功というのは、お金持ちになったり、有名になったりすることでは
なくて、その人自身が満たされることだから。
ミウは、ちゃんとそれが分かっているから心配ないわね」
「でも、ゼラニウムみたいに、っていうか、バラでもユリでもそうなんだけど、
何の努力もしていないのに、その品種に生まれたっていうだけで、
あんなにキレイで、可愛くて、良い香りっていうのは、ちょっと羨ましいって
思っちゃうかも(汗)
だって、全然、頑張ってないもんね(笑)それでも、特にバラなんて、
自信があるように見えるっていうか・・・。バラだけじゃなくて、
お花って、どんなに小さな花でも、みんな胸張ってるように見えるかも!」
「ね、分かったでしょ?胸を張っているだけで、美しく見えるものなのよ。
それは、花だけじゃないわ。人も同じ。
つまり、『これが私よ!私は、最高の存在よ!』って思うだけで、美しく
見えるものなの。
だから、ミウも同じように『これが私よ!私は、最高の存在よ!』って、
胸を張れば良いのよ。だって、ミウだけじゃなくて、みんな、そうなんだから。
この世に命を与えられた存在は、みんな、最高の存在なの。だから、無理する
こともないし、頑張る必要もないということよ。みんな、神さまが厳選して、
地球に送り届けたギフトなんだから。
ミウだって、そのままで充分可愛らしいと思うわよ。見た目だけじゃなくて、
内面も健気で、素直で、素晴らしいじゃない!私は、そう思うけど」
「アトランティーナ、ありがとう!アトランティーナが、そう思って
くれてるなら、それで私は幸せだし、満足かも。
それと・・・やっぱり、胸を張る、自信を持つっていうことが大事なんだね。
つい、誰かと比べて、『私なんて・・・』って思ってしまいがちだけど、
そうじゃなくて、今の自分を認めてあげること、受け容れてあげることが
一番なんだね。
だって、バラもユリもゼラニウムも、たぶん、他の花と自分を比べたり
してないもんね(苦笑)」
「その通り!よく話していることだけど、未だにミウの中に浸透して
いないみたいだから、何度でも話してあげるわよ。自信を持つことが
何よりも大事なの。
それにしても、私だけで良いの?ミウのことを可愛いと思っているのは、
おそらく、私だけじゃなくて、他にもいると思うわよ」
「え~っ、そうかな?」
「ええ。きっと、いるわよ。
何事にも一生懸命に取り組んでいる姿は、誰が見ても美しいものよ」
「そうだと嬉しいね」
「じゃ、化粧品作りも終わったし、少し休んだら、夕飯の準備を
始めましょうか。明日は、大切な日なんだから、
寝不足で、本領発揮できなかったなんてことになったら、悔しいものね」
「うん、そうだね。っていうか、明日、プレゼンだってこと、
すっかり忘れてた(笑)」
「そのくらいの方が良いのかもしれないわね」
<次回へ続く>
また、話が脱線しちゃった(汗)
アトランティーナと話してるとちょっとしたキッカケから
話が色々な方向に広がっていくから面白いんだよね。
しかも、私と無関係な話じゃないから尚更。
『もっと聞きたい!』って思っちゃうから脱線しちゃう。
ってことは・・・私が脱線させちゃってるんだ!
でも、それでまた新たな発見があるから良いのかもね。
「ミウ、じゃ、本当に始めるわよ。いい?」
「もちろん!よろしくお願いします」
「は~い。じゃ、始めるわね。分量だけメモを取っておけば、
後はミウ一人でも作れるから、分量のメモだけは忘れないでね」
「はい!かしこまりました!」
「じゃ、さっきは化粧水から始めるって言ったけど、
クレンジングから始めましょうか」
「クレンジングって、メイク落としのこと?」
「そうよ。クレンジングは、アプリコットカーネルオイルを使います。
キャリアオイルには、他にも種類があるんだけど、クレンジングに
オススメはアプリコットカーネルオイルね」
「なんで、アプリコットカーネルオイルがオススメなの?っていうか、
クレンジングに向いてるの?」
「良い質問ね。アプリコットカーネルオイルには、肌に良いものが
含まれているの。まずは、皮膚軟化作用。これで、肌を柔らかくして
くれるのね。そして、新陳代謝を高める作用があるから、肌の老化を
防いでくれるわ。
そして、人の皮脂の大半を占めるオレイン酸がメインのオイルだから、
肌の再生に向いているの。だから、アプリコットカーネルオイルを使うのよ」
「へぇ~、そうなんだ・・・。勉強になるね」
「スイートアーモンドオイルっていうのがあって、それも低刺激だから
良いんだけど、アプリコットカーネルオイルの方が、粘性がないから、
サラッとした使い心地っていう点でもアプリコットカーネルオイルが
オススメなのよ。
あとは、マカダミアナッツオイルっていうのもあって、こちらは、
肌との親和性が高いから、すぐに浸透してくれて、【消えるオイル】と
言われているの。保湿効果も高いから、乾燥肌の人には、向いているわね。
他にも紫外線から皮膚を守ってもくれるから、クレンジングオイルに使うよりは、
クリームの方が向いていると言えるわね」
「なるほど・・・。だから、アプリコットカーネルオイルと
マカダミアナッツオイルの両方を買ったんだね。
なんで、同じオイルなのに2種類買うんだろうって思ってたんだ」
「じゃ、これで、2種類のオイルを買った理由が分かったわね。じゃ、作るわよ」
「はい」
「手作りの化粧品は、作り置きは出来ないの。理由は、防腐剤を入れないから。
だから、使って、無くなったら、また作るということをしないといけないのね。
それが面倒で、嫌がる人も多いのよね」
「でも、作るのって簡単なんでしょ?」
「そう。混ぜるだけだからね」
「材料の値段とか考えると作った方が得だよね?
だって、今日買った材料で、何回も作れるんでしょ?」
「そうよ!コスパも良いし、肌にも環境にも優しいから作った方が、
本当は良いのよね」
「だよね!私、これからは、自分で作るよ!だって、なんか面白そうだし」
「それは、ミウが過去生で作っていたからそう思うのかもしれないわね」
「そうなのかなぁ?で、アプリコットカーネルオイルに何を混ぜれば良いの?」
「さっきも言ったようにたくさんは作れないから、50mlのプッシュ式の容器を
用意したでしょ?だから、ビーカーにアプリコットカーネルオイルを
40mlだけ入れてくれる?」
「は~い。この40の目盛りのところまで入れれば良いんだよね?」
「そうよ。入れた?」
「はい、入れました」
「そうしたら、そこにポリソルベート80を7.5ml入れてください」
「7.5ml?えっ、どのくらい?」
「目分量で入れないで!化粧品作りは、お菓子作りと同じで、
分量を正しく計ることが大切なの。計量スプーンも買ったでしょ?
それで、計って入れてください」
「計量スプーンは、どれを使うの?3種類あるよね?」
「一番大きいのが、大さじで15ml、真ん中のが、小さじで5ml、
一番小さいのが、小さじ1/2で2.5ml。これは覚えてね。
だから、小さじと小さじ1/2をそれぞれ1杯ずつね。
2種類使うのが面倒だったら、小さじ1/2を3杯でも良いわよ」
「は~い。じゃ、一番小さいので3杯入れま~す。
うわっ、なんか、トロッとしてるんだね」
「そうね。ポリソルベートにも種類があるの。数値が高くなるにつれて
油に近い性質があって、低いほど水に近い性質になるのね。
だから、クレンジングオイルには、油に近い性質のポリソルベート80を
使うのよ」
「っていうか、ポリソルベートって、そもそも何?」
「乳化剤よ。オイルだけだと、メイクは落ちるかもしれないけど、
水で洗い流すのが大変でしょ?だから、乳化剤を入れて、肌摩擦を最小限にして、
水で洗い流せるようにするのよ。オイルが肌に残らないから、サッパリするの」
「ふぅ~ん、そういうものがあるってことすら知らなかったから、新鮮だね」
「ビーカーにポリソルベートも入れた?」
「はい、入れました!」
「そうしたら、ゼラニウムのエッセンシャルオイルを買って来たわよね?
それを5滴入れて、ガラス棒で、よ~くかき混ぜてね」
「はい!ちょっとトロッとしたような気もするけど、そもそもオイルが
トロッとしてるから、変わんないのかな。でも、めっちゃ良い香りで、
癒されるね」
「はい、これで出来上がり!
あとは、プッシュ式の容器に入れれば、すぐに使えるわよ」
「えっ!マジで!?めっちゃ簡単!」
「でしょ?だから、簡単だって言ったじゃない」
「ってことは、化粧水とかもこんな感じで混ぜるだけなの?」
「そうよ。化粧水は、フラワーウォーターにグリセリンを入れれば
出来上がり。今回は、有効成分を買って来たから、それも入れるけどね。
クリームもフラワーウォーターに乳化剤を入れて、混ざったら、
マカダミアナッツオイルを入れて完成」
「本当に混ぜるだけなんだ。もっと、色々なことをしなきゃ出来ないって
思ってたから意外すぎて、ビックリ!これだったら、面倒じゃないと思う」
「そ。なら、これからは自分で作ると良いわね。
きっと、使い続けていくうちに肌が変わると思うわよ」
「うん、そんな気がする!
それに、このゼラニウムの香り、なんか、プリンセス気分にさせてくれるね」
「でしょ?肌にも良いしね。ゼラニウムは、香りが良いだけじゃなくて、
皮脂のコントロールをしてくれるから、オイリー肌にも乾燥肌にも良いのよ」
「へぇ~、スゴイんだね。ゼラニウムって、見た目も可愛い花じゃない?
可愛いだけじゃなくて優秀って、めっちゃ羨ましい・・・っていうか、
リスペクトしちゃう!」
「ゼラニウムは、元々アフリカの花だったの。19世紀にヨーロッパに渡って、
日本には江戸時代末期に伝わったのよ。ヨーロッパでは、悪魔祓いの花と
言われていて、庭先にゼラニウムが植えられる習慣が残っているみたいね」
「ゼラニウムって、凄すぎ!可愛くて、良い香りで、いっぱい力も持ってて、
更に悪魔祓いもしてくれるなんて!私もゼラニウムみたいになりたいなぁ。
なんか、無敵な感じがして良いよね」
「ミウは、本当に素直っていうか、なんというか・・・(苦笑)
過去生のルナを目標にするんじゃなかったの?ゼラニウムに変更ってこと?」
「あっ、ルナも目標だった(苦笑)う~ん、どっちも私にとっては、憧れだし、
目標だよね。でも、ゼラニウムって、何も頑張ってないのに、無理してないのに、
自然とそれだけの力があるんだから、スゴイよね!」
「あのね、ミウ。ゼラニウムに限ったことじゃないのよ。人も動物も植物も、
みんな、それぞれ、スゴイ力を持っているの。ただ、本人が、それに気づいて
いないだけ。
ゼラニウムが、もし言葉を話せたとしたら、大興奮しているミウのことを
不思議に思うでしょうね。そして、<あなたも充分にスゴイのよ>って
言ってくれると思うわよ。
誰かのこと、何かのことをスゴイと思った時は、自分のことを客観的に
見て欲しいの。そうすれば、自分のスゴイところが見つかるはずよ」
「その客観的に見るっていうのが、難しいんだよね(苦笑)」
「自分として見るから分からなくなるんじゃない?ミウの近くにミウが
居るとして、他者目線で見てみたら、どう感じるかしら?」
「なるほどね!う~ん、そうだね。『良いなぁ・・・』って思うかもしれない。
だって、他者目線だから、私が抱えてることとか、分かんないからね。
外側だけだもんね」
「そういうことよ。だから、どんなに羨ましく見えたとしても、
本人にしか分からない大変なことがあるのかもしれないってこと。
そう考えると無闇やたらに他者に対して嫉妬心は芽生えないはずなのよね」
「そうだね。その人にしか分からない苦しみとか、悲しみとかも
あるかもしれないもんね。どんなに成功して、有名になって、裕福になったと
しても、そこに至るまでのことは本人にしか分かんないワケだし。
結果だけを見たら、羨ましく思えるかもしれないけど、そこに至るまでの道が、
めっちゃ険しかったかもだし。もしかしたら、自分だったら耐えられないような
ことが起こってたかもしれないしね。それも全部ひっくるめて考えたら、
羨ましいとか言えないよね(苦笑)
もちろん、人から注目されるほど成功することは素晴らしいことだと思うけど、
人から注目されたいっていう理由では、本当の成功は掴めないような気も
するしね(苦笑)」
「その通りよ、ミウ!さすが、鋭いわね。前にも話したけど、生まれてくる時に
決めたことは、周りから見て苦しそうに見えても、本人的には、どうってこと
ないということが多いの。でも、それは、その人が楽しめているからなのよね。
でも、人から注目されたいという理由だと、そこまでの頑張りは効かないし、
本人的にも苦しいと思うのよ。但し、意図したことは、実現するから、
周りから注目されたいという理由でも、成功することは出来ると思うの。
但し、ミウの言う通り、それは、本当の成功と呼べるものではないわね。
本当の成功というのは、お金持ちになったり、有名になったりすることでは
なくて、その人自身が満たされることだから。
ミウは、ちゃんとそれが分かっているから心配ないわね」
「でも、ゼラニウムみたいに、っていうか、バラでもユリでもそうなんだけど、
何の努力もしていないのに、その品種に生まれたっていうだけで、
あんなにキレイで、可愛くて、良い香りっていうのは、ちょっと羨ましいって
思っちゃうかも(汗)
だって、全然、頑張ってないもんね(笑)それでも、特にバラなんて、
自信があるように見えるっていうか・・・。バラだけじゃなくて、
お花って、どんなに小さな花でも、みんな胸張ってるように見えるかも!」
「ね、分かったでしょ?胸を張っているだけで、美しく見えるものなのよ。
それは、花だけじゃないわ。人も同じ。
つまり、『これが私よ!私は、最高の存在よ!』って思うだけで、美しく
見えるものなの。
だから、ミウも同じように『これが私よ!私は、最高の存在よ!』って、
胸を張れば良いのよ。だって、ミウだけじゃなくて、みんな、そうなんだから。
この世に命を与えられた存在は、みんな、最高の存在なの。だから、無理する
こともないし、頑張る必要もないということよ。みんな、神さまが厳選して、
地球に送り届けたギフトなんだから。
ミウだって、そのままで充分可愛らしいと思うわよ。見た目だけじゃなくて、
内面も健気で、素直で、素晴らしいじゃない!私は、そう思うけど」
「アトランティーナ、ありがとう!アトランティーナが、そう思って
くれてるなら、それで私は幸せだし、満足かも。
それと・・・やっぱり、胸を張る、自信を持つっていうことが大事なんだね。
つい、誰かと比べて、『私なんて・・・』って思ってしまいがちだけど、
そうじゃなくて、今の自分を認めてあげること、受け容れてあげることが
一番なんだね。
だって、バラもユリもゼラニウムも、たぶん、他の花と自分を比べたり
してないもんね(苦笑)」
「その通り!よく話していることだけど、未だにミウの中に浸透して
いないみたいだから、何度でも話してあげるわよ。自信を持つことが
何よりも大事なの。
それにしても、私だけで良いの?ミウのことを可愛いと思っているのは、
おそらく、私だけじゃなくて、他にもいると思うわよ」
「え~っ、そうかな?」
「ええ。きっと、いるわよ。
何事にも一生懸命に取り組んでいる姿は、誰が見ても美しいものよ」
「そうだと嬉しいね」
「じゃ、化粧品作りも終わったし、少し休んだら、夕飯の準備を
始めましょうか。明日は、大切な日なんだから、
寝不足で、本領発揮できなかったなんてことになったら、悔しいものね」
「うん、そうだね。っていうか、明日、プレゼンだってこと、
すっかり忘れてた(笑)」
「そのくらいの方が良いのかもしれないわね」
<次回へ続く>
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