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今なの?今じゃないの?
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いつもの日曜日よりも早めに食事を終えて、
今夜は、お喋りタイムに突入する前に、アトランティーナも私もお風呂を
済ませてしまった。どうしてかって?お喋りタイムの後、
すぐに寝られるように。
そうしないと、また、寝るのが遅くなっちゃうからね(笑)
ということで、これからアトランティーナとのお喋りタイムが
開幕するところなんだ♪まずは、コーヒー淹れてって感じ。
「ねぇ、アトランティーナ、ご飯の後、お風呂を済ませちゃうって良いね。
これから、そうしようよ。そうすれば、落ち着いて、お喋りできるもん」
「そうね。これからは、そうしましょうか」
「うん、うん。そうしよう」
「何?ミウったら、楽しそうね」
「あとはもう寝るだけだって思ったら、なんか落ち着くっていうか、
気持ち的にのんびり出来て、ゆっくりアトランティーナと
お喋りできるなって思ったら、なんか、楽しくなってきちゃったの」
「いつもお喋りしているのに、変な子ね(苦笑)」
「アトランティーナとは、いくら喋っても足りないくらいで、
どんだけ喋っても楽しいの。私、変なのかな?」
「変ではないわよ。私の話を楽しく聞いてくれるのは、私も嬉しいわ。
それに、私の話から色々なことを気づいてくれて、今後に役立てて
くれているところも感心だしね」
「そう!それなんだよ!アトランティーナとのお喋りが楽しいのは!
新しい発見があって、それが、と~っても役に立つから、
いくらでも話してたいって思っちゃうんだよね」
「ミウのその向上心、素晴らしいと思うわ」
「やったー!褒められた(笑)」
「といっても、今夜は、明日のこともあるから、
早めに切り上げましょうね」
「は~い。ちょっと残念だけど・・・」
「何言ってるの!何か話したいことでもあるの?」
「別に、そういうワケじゃないけど、早めに切り上げるって、
ちょっと寂しいなって思っただけ(汗)」
「もう、仕方のない子ね。早めに切り上げるって言っても、結局は、
長くなっちゃうでしょ?いつものことよ」
「だよね!?なんか、嬉しい」
「もう、ミウったら・・・。そういえば、明日のプレゼンのことで、
確認しておきたいんだけど、良いかしら?」
「うん。な~に?」
「ミウは、明日のプレゼン、勝ちに行くつもりなのよね?」
「うん。そうだけど、なんで?」
「勝ちに走らないで欲しいなと思って」
「えっ?どうして?だって、勝つために準備して来たんだよ!」
「その準備だけど、準備中は楽しかった?」
「うん、もちろん、楽しかったよ!メンバー内のチームワークっていうか、
結束力っていうか、それも強くなったし、チームが1つになった感じがして
嬉しかったし、それに伴って、内容もどんどん進化していって、
最初に考えてたのより、ずっと良いものが出来上がったって思ってるよ。
っていうか、最初は、ここまで出来るなんて、想像もしてなかったから、
私もだけど、チームのみんなもビックリしてたもん」
「そう。それは良かったわ。勝ちに走らないで欲しいって言ったのは、
負けてきなさいって言っているのではないの」
「じゃ、どういうこと?」
「いつも言っているけど、苦しんだり、辛い思いをして手に入れたものは、
嬉しくないものなの。楽しくて、嬉しくて、ドキドキ、ワクワクしながら
手に入れたものは、いつまでも残るし、本当に手に入れるものなのね。
だから、勝つことにこだわって、楽しいとか、嬉しいとか、そういう気持ちを
失くしてほしくないのよ。楽しみながらチャレンジして、
もし、願い通りにならなかったとしても、悔やんで欲しくないしね。
だから、勝つことにこだわらないで欲しいと思ったの」
「な~んだ、そういうことね。それだったら大丈夫だよ。
もちろん、勝ちたいっていう気持ちはあるけど、一生懸命に取り組んで、
今の私たちのベストをぶつけるだけだって思ってる。それでもし、負けてしまった
としても悔いはないし、まだ、そのタイミングじゃないんだって思うから」
「ミウ!本当に成長したわね!感動しちゃうわ。私が言いたかったのは、
それなの!こんなに一生懸命に取り組んだのに負けたってなったら、
ミウは悲しいんじゃないかなって。でも、ミウの言う通りで、
もし、望んだ結果が得られなかったとしても、それは、誰のせいでもなくて、
ただ単に、今ではないということだから、それを伝えたかったのよ」
「大丈夫。たくさんアトランティーナに色々なことを教わってるから、
そのくらいは分かってるよ。だって、ここまで来られたのも奇跡だしね。
こんな大型プレゼンが出来るなんて、今まで思ったことなかったもん。
ずっと捕まらなかった部長を出かける直前に捕まえることが出来たのも奇跡だし、
そのまま会う約束が出来たのも、また奇跡。それで、プレゼンの機会を得られた
ことなんて、奇跡どころか、魔法!?って感じだったもん(笑)
このままお城とかにも住めちゃうんじゃないの!?って感じだったよね(爆)
それで、そのプレゼンをチームのメンバーがみんな受けてくれたこと、
ここまで、みんなで楽しみながら頑張って準備できて、
更にプロダクションの人たちも協力してくれて、楽しいだけでなくて、
嬉しかったし、チームだけじゃなくて、周りもみんな巻き込んで
1つになった感じ、もう、堪んなかった。この感覚を味わえただけでも充分、
勝利に値すると思ってるよ。
だから、もちろん、プレゼンには勝ちたいけど、例え負けたとしても、
私には、おそらく、チームのメンバーやプロダクションの人たちも
悔いはないと思う。だって、これ以上のことは、今の私たちには出来ないもん。
でも、もう少し時間が経ったら、もしかしたら、今以上のことが
出来るかもしれないけどね(笑)」
「ミウ・・・大きくなったわね。これで、何の心配もなく、
明日、送り出せるわ」
「ありがとう、アトランティーナ。もし、負けたとして、チームのメンバーが
落ち込んだとしても、ちゃんと慰めるっていうか、これで良かったんだって
話そうって思ってたしね。でも、負ける気はしてないのも事実。
なんか、こう、自信っていうか、イケそうな予感っていうの?
それがあるんだよね。根拠のない自信って、こんな感じなのかなって(笑)」
「そう。その予感は当たるかもしれないわね」
「うん。もし、当たらなかったとしても、凹んだりしないと思う。
『あ~、楽しかった!』って思って、次に進めそうな気がするんだ。
だって、今回のプレゼン準備で、今までやったことがなかったこと、
いっぱいしたからね(汗)なんで、今までやらなかったんだろう?って
自分の怠慢を思い知ったから(苦笑)だから、今回のことを踏まえて、
これからは、ジャンジャン挑戦して行こうって思ってるよ」
「スゴイわね、ミウ!さっき、ゼラニウムのことをスゴイって言っていたけど、
今のミウも本当にスゴイと思うわ!ルナもビックリするわよ」
「えっ、ホントに!?やったね。でもね、私の中にあった気持ちとか、
思いではあったんだけど、今こうしてアトランティーナに話したことで、
また、より強く、覚悟っていうか、決意っていうか、固まった気がする。
ありがとう、アトランティーナ。明日、今までやったことを全部、
ぶつけてくるよ!」
「ええ。楽しみにしているわ。素晴らしい決意表明を聞けて、安心した。
ところで、結果は、いつになるって聞いている?」
「ううん。結果をいつもらえるのかは聞いてないんだ。結果にあんまり興味が
なかったのかもね(笑)」
「チームのメンバーからは聞かれなかったの?」
「うん。みんなも興味ないのかも(笑)だって、準備してる時、私もだけど、
メンバーのみんなもめっちゃ楽しそうだったもん。それに、私だけじゃなくて、
みんなも<こんなことも出来るんだね、私たち!>って感じで、
盛り上がってたから(笑)みんな、楽しかったし、やり切った感もあるし、
良かったと思うよ。団結力もついたしね」
「それが一番ね。部にあるチームの中で、頭1つ出た感じがするわね」
「そうだね。でも、そうじゃないと困るよ。だって、これから海外にも
進出していくんだもん。ね、そうでしょ?阿刀田部長」
「もう、止めてよ、その呼び方(苦笑)私というより、真田部長が
引っ張った道筋なんだから。でも、真田部長としても喜ばしいことよね。
結果云々よりもミウたちの成長がね」
「そうなのかなぁ?おそらく、部長は、プレゼンがいつなのかも
覚えてないと思うよ」
「それはね、ミウや私が今、思っていることと真田部長も同じことを
思っているからよ。結果ではなくて、プレゼンまで持ち込んで、
準備を進めていく中で、ミウたちがどんどん成長して行っているのを
目の当たりにしたんだもの。今は、それで満足なんじゃないかしらね」
「もし、そうなら、今までの部長とは違うね。どの部長も自分は何もしないのに、
結果ばっかりにこだわってたからね(苦笑)」
「もちろん、仕事だから、結果も大事。でも、結果以上に大事なことも
あるということに気づかない人が多いのよ。今回が、もしダメだったとしても、
ミウたちが培ったものは、決してなくなることはないのだから、
次に繋がっていくものね。そして、いつの日か、そう遠くない未来に、
また大型プレゼンにチャレンジして、その時は、勝てると思うしね」
「ね、アトランティーナ、明日のプレゼンは、負けると思ってるの?」
「ううん。負けるだなんて思っていないわよ」
「え~、だって、さっきから負けた前提で話してるじゃん!」
「ふくれないの。そうじゃなくて、仮に負けたとしてもっていう、仮の話を
しているのよ。だって、勝つか負けるか、フィフティーフィフティーでしょ?
でも、勝ったら、何かお祝いしましょうね」
「うん!なんか、美味しいもの食べよう!デザートにちょっと贅沢なケーキとか、
買ってくるから」
「どこかに食べに行くのではないのね(苦笑)」
「だって、お家の方が落ち着くし、楽しいんだもん」
「はいはい、分かりました。じゃ、明日、プレゼンが終わったら、
連絡くれる?どんな感じだったのか、私も気になるから。
ミウが帰ってくるまでなんて、待てそうにないもの(笑)」
「結果は、明日じゃないかもしれないのに?」
「そう!手応えとか、どんな感じだったのかとか、気になるじゃない」
「なんか、過保護なママみたいだね(笑)」
「言ったわね!でも、過保護なママでもなんでも良いわ。
とにかく、終わったら一度、連絡をちょうだいね」
「は~い!忘れずに連絡しま~す」
「じゃ、待ってま~す(笑)」
「・・・でもさ、勝ち負けには、こだわらないとは言ったけど、
やっぱり、<勝ったよ!>って言いたいよね(汗)もし、負けたとしたら、
今がタイミングじゃなかっただけってことは分かるんだよ。
でも、やっぱり負けるのはイヤだなって、今、思っちゃった(苦笑)
もし、負けちゃったら、『今じゃなかったら、いつなんだよ!』って
心の中で叫んじゃいそうな気がする(苦笑)」
「そうねぇ・・・。ま、心配しても始まらないし・・・。
最善を尽くすってことで良いんじゃない?あとは、どれだけ楽しめるか。
これが全てでしょう。大丈夫よ。
チーフが弱気になってどうするのよ!自分を信じなさい。イケそうな気がするって
言っていたじゃない。根拠のない自信、今が発揮時よ!」
「うん!そうだった!今夜は、ゆっくり寝て、良い夢見るよ!」
「そう!その意気よ!夢の中で勝利を先取りして、寝ながら
笑っちゃうくらいの気持ちでね」
「何それ?可笑しいでしょ(笑)」
「いいのよ。少しくらいブッ飛んでるくらいがちょうど良いの!」
「アトランティーナが壊れた(笑)でも、ありがとう!
めっちゃ元気が出た!じゃ、明日、終わったら、連絡するね」
「はい。待ってるわよ」
「うん。おやすみなさい」
「おやすみ、ミウ」
<次回へ続く>
今夜は、お喋りタイムに突入する前に、アトランティーナも私もお風呂を
済ませてしまった。どうしてかって?お喋りタイムの後、
すぐに寝られるように。
そうしないと、また、寝るのが遅くなっちゃうからね(笑)
ということで、これからアトランティーナとのお喋りタイムが
開幕するところなんだ♪まずは、コーヒー淹れてって感じ。
「ねぇ、アトランティーナ、ご飯の後、お風呂を済ませちゃうって良いね。
これから、そうしようよ。そうすれば、落ち着いて、お喋りできるもん」
「そうね。これからは、そうしましょうか」
「うん、うん。そうしよう」
「何?ミウったら、楽しそうね」
「あとはもう寝るだけだって思ったら、なんか落ち着くっていうか、
気持ち的にのんびり出来て、ゆっくりアトランティーナと
お喋りできるなって思ったら、なんか、楽しくなってきちゃったの」
「いつもお喋りしているのに、変な子ね(苦笑)」
「アトランティーナとは、いくら喋っても足りないくらいで、
どんだけ喋っても楽しいの。私、変なのかな?」
「変ではないわよ。私の話を楽しく聞いてくれるのは、私も嬉しいわ。
それに、私の話から色々なことを気づいてくれて、今後に役立てて
くれているところも感心だしね」
「そう!それなんだよ!アトランティーナとのお喋りが楽しいのは!
新しい発見があって、それが、と~っても役に立つから、
いくらでも話してたいって思っちゃうんだよね」
「ミウのその向上心、素晴らしいと思うわ」
「やったー!褒められた(笑)」
「といっても、今夜は、明日のこともあるから、
早めに切り上げましょうね」
「は~い。ちょっと残念だけど・・・」
「何言ってるの!何か話したいことでもあるの?」
「別に、そういうワケじゃないけど、早めに切り上げるって、
ちょっと寂しいなって思っただけ(汗)」
「もう、仕方のない子ね。早めに切り上げるって言っても、結局は、
長くなっちゃうでしょ?いつものことよ」
「だよね!?なんか、嬉しい」
「もう、ミウったら・・・。そういえば、明日のプレゼンのことで、
確認しておきたいんだけど、良いかしら?」
「うん。な~に?」
「ミウは、明日のプレゼン、勝ちに行くつもりなのよね?」
「うん。そうだけど、なんで?」
「勝ちに走らないで欲しいなと思って」
「えっ?どうして?だって、勝つために準備して来たんだよ!」
「その準備だけど、準備中は楽しかった?」
「うん、もちろん、楽しかったよ!メンバー内のチームワークっていうか、
結束力っていうか、それも強くなったし、チームが1つになった感じがして
嬉しかったし、それに伴って、内容もどんどん進化していって、
最初に考えてたのより、ずっと良いものが出来上がったって思ってるよ。
っていうか、最初は、ここまで出来るなんて、想像もしてなかったから、
私もだけど、チームのみんなもビックリしてたもん」
「そう。それは良かったわ。勝ちに走らないで欲しいって言ったのは、
負けてきなさいって言っているのではないの」
「じゃ、どういうこと?」
「いつも言っているけど、苦しんだり、辛い思いをして手に入れたものは、
嬉しくないものなの。楽しくて、嬉しくて、ドキドキ、ワクワクしながら
手に入れたものは、いつまでも残るし、本当に手に入れるものなのね。
だから、勝つことにこだわって、楽しいとか、嬉しいとか、そういう気持ちを
失くしてほしくないのよ。楽しみながらチャレンジして、
もし、願い通りにならなかったとしても、悔やんで欲しくないしね。
だから、勝つことにこだわらないで欲しいと思ったの」
「な~んだ、そういうことね。それだったら大丈夫だよ。
もちろん、勝ちたいっていう気持ちはあるけど、一生懸命に取り組んで、
今の私たちのベストをぶつけるだけだって思ってる。それでもし、負けてしまった
としても悔いはないし、まだ、そのタイミングじゃないんだって思うから」
「ミウ!本当に成長したわね!感動しちゃうわ。私が言いたかったのは、
それなの!こんなに一生懸命に取り組んだのに負けたってなったら、
ミウは悲しいんじゃないかなって。でも、ミウの言う通りで、
もし、望んだ結果が得られなかったとしても、それは、誰のせいでもなくて、
ただ単に、今ではないということだから、それを伝えたかったのよ」
「大丈夫。たくさんアトランティーナに色々なことを教わってるから、
そのくらいは分かってるよ。だって、ここまで来られたのも奇跡だしね。
こんな大型プレゼンが出来るなんて、今まで思ったことなかったもん。
ずっと捕まらなかった部長を出かける直前に捕まえることが出来たのも奇跡だし、
そのまま会う約束が出来たのも、また奇跡。それで、プレゼンの機会を得られた
ことなんて、奇跡どころか、魔法!?って感じだったもん(笑)
このままお城とかにも住めちゃうんじゃないの!?って感じだったよね(爆)
それで、そのプレゼンをチームのメンバーがみんな受けてくれたこと、
ここまで、みんなで楽しみながら頑張って準備できて、
更にプロダクションの人たちも協力してくれて、楽しいだけでなくて、
嬉しかったし、チームだけじゃなくて、周りもみんな巻き込んで
1つになった感じ、もう、堪んなかった。この感覚を味わえただけでも充分、
勝利に値すると思ってるよ。
だから、もちろん、プレゼンには勝ちたいけど、例え負けたとしても、
私には、おそらく、チームのメンバーやプロダクションの人たちも
悔いはないと思う。だって、これ以上のことは、今の私たちには出来ないもん。
でも、もう少し時間が経ったら、もしかしたら、今以上のことが
出来るかもしれないけどね(笑)」
「ミウ・・・大きくなったわね。これで、何の心配もなく、
明日、送り出せるわ」
「ありがとう、アトランティーナ。もし、負けたとして、チームのメンバーが
落ち込んだとしても、ちゃんと慰めるっていうか、これで良かったんだって
話そうって思ってたしね。でも、負ける気はしてないのも事実。
なんか、こう、自信っていうか、イケそうな予感っていうの?
それがあるんだよね。根拠のない自信って、こんな感じなのかなって(笑)」
「そう。その予感は当たるかもしれないわね」
「うん。もし、当たらなかったとしても、凹んだりしないと思う。
『あ~、楽しかった!』って思って、次に進めそうな気がするんだ。
だって、今回のプレゼン準備で、今までやったことがなかったこと、
いっぱいしたからね(汗)なんで、今までやらなかったんだろう?って
自分の怠慢を思い知ったから(苦笑)だから、今回のことを踏まえて、
これからは、ジャンジャン挑戦して行こうって思ってるよ」
「スゴイわね、ミウ!さっき、ゼラニウムのことをスゴイって言っていたけど、
今のミウも本当にスゴイと思うわ!ルナもビックリするわよ」
「えっ、ホントに!?やったね。でもね、私の中にあった気持ちとか、
思いではあったんだけど、今こうしてアトランティーナに話したことで、
また、より強く、覚悟っていうか、決意っていうか、固まった気がする。
ありがとう、アトランティーナ。明日、今までやったことを全部、
ぶつけてくるよ!」
「ええ。楽しみにしているわ。素晴らしい決意表明を聞けて、安心した。
ところで、結果は、いつになるって聞いている?」
「ううん。結果をいつもらえるのかは聞いてないんだ。結果にあんまり興味が
なかったのかもね(笑)」
「チームのメンバーからは聞かれなかったの?」
「うん。みんなも興味ないのかも(笑)だって、準備してる時、私もだけど、
メンバーのみんなもめっちゃ楽しそうだったもん。それに、私だけじゃなくて、
みんなも<こんなことも出来るんだね、私たち!>って感じで、
盛り上がってたから(笑)みんな、楽しかったし、やり切った感もあるし、
良かったと思うよ。団結力もついたしね」
「それが一番ね。部にあるチームの中で、頭1つ出た感じがするわね」
「そうだね。でも、そうじゃないと困るよ。だって、これから海外にも
進出していくんだもん。ね、そうでしょ?阿刀田部長」
「もう、止めてよ、その呼び方(苦笑)私というより、真田部長が
引っ張った道筋なんだから。でも、真田部長としても喜ばしいことよね。
結果云々よりもミウたちの成長がね」
「そうなのかなぁ?おそらく、部長は、プレゼンがいつなのかも
覚えてないと思うよ」
「それはね、ミウや私が今、思っていることと真田部長も同じことを
思っているからよ。結果ではなくて、プレゼンまで持ち込んで、
準備を進めていく中で、ミウたちがどんどん成長して行っているのを
目の当たりにしたんだもの。今は、それで満足なんじゃないかしらね」
「もし、そうなら、今までの部長とは違うね。どの部長も自分は何もしないのに、
結果ばっかりにこだわってたからね(苦笑)」
「もちろん、仕事だから、結果も大事。でも、結果以上に大事なことも
あるということに気づかない人が多いのよ。今回が、もしダメだったとしても、
ミウたちが培ったものは、決してなくなることはないのだから、
次に繋がっていくものね。そして、いつの日か、そう遠くない未来に、
また大型プレゼンにチャレンジして、その時は、勝てると思うしね」
「ね、アトランティーナ、明日のプレゼンは、負けると思ってるの?」
「ううん。負けるだなんて思っていないわよ」
「え~、だって、さっきから負けた前提で話してるじゃん!」
「ふくれないの。そうじゃなくて、仮に負けたとしてもっていう、仮の話を
しているのよ。だって、勝つか負けるか、フィフティーフィフティーでしょ?
でも、勝ったら、何かお祝いしましょうね」
「うん!なんか、美味しいもの食べよう!デザートにちょっと贅沢なケーキとか、
買ってくるから」
「どこかに食べに行くのではないのね(苦笑)」
「だって、お家の方が落ち着くし、楽しいんだもん」
「はいはい、分かりました。じゃ、明日、プレゼンが終わったら、
連絡くれる?どんな感じだったのか、私も気になるから。
ミウが帰ってくるまでなんて、待てそうにないもの(笑)」
「結果は、明日じゃないかもしれないのに?」
「そう!手応えとか、どんな感じだったのかとか、気になるじゃない」
「なんか、過保護なママみたいだね(笑)」
「言ったわね!でも、過保護なママでもなんでも良いわ。
とにかく、終わったら一度、連絡をちょうだいね」
「は~い!忘れずに連絡しま~す」
「じゃ、待ってま~す(笑)」
「・・・でもさ、勝ち負けには、こだわらないとは言ったけど、
やっぱり、<勝ったよ!>って言いたいよね(汗)もし、負けたとしたら、
今がタイミングじゃなかっただけってことは分かるんだよ。
でも、やっぱり負けるのはイヤだなって、今、思っちゃった(苦笑)
もし、負けちゃったら、『今じゃなかったら、いつなんだよ!』って
心の中で叫んじゃいそうな気がする(苦笑)」
「そうねぇ・・・。ま、心配しても始まらないし・・・。
最善を尽くすってことで良いんじゃない?あとは、どれだけ楽しめるか。
これが全てでしょう。大丈夫よ。
チーフが弱気になってどうするのよ!自分を信じなさい。イケそうな気がするって
言っていたじゃない。根拠のない自信、今が発揮時よ!」
「うん!そうだった!今夜は、ゆっくり寝て、良い夢見るよ!」
「そう!その意気よ!夢の中で勝利を先取りして、寝ながら
笑っちゃうくらいの気持ちでね」
「何それ?可笑しいでしょ(笑)」
「いいのよ。少しくらいブッ飛んでるくらいがちょうど良いの!」
「アトランティーナが壊れた(笑)でも、ありがとう!
めっちゃ元気が出た!じゃ、明日、終わったら、連絡するね」
「はい。待ってるわよ」
「うん。おやすみなさい」
「おやすみ、ミウ」
<次回へ続く>
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