ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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些細な違いが大きな違い!?

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また、新しい発見があった。好きだと思う気持ちで、
星が活かされて力を発揮してくれるなんて、なんか新鮮だし、
嬉しくなった。

『なんで嬉しいんだろう?』って考えた時、さっき、
アトランティーナに言った、<星も私たちと同じなんだって思ったら、
なんか、親近感が湧いてきて・・・>って言葉を思い出したんだ。

さっきは、ちょっとボゥ~っとしてたような感じだったから、
何も考えてなかったんだよね(笑)それで出てきた言葉だから、
私の深いところが感じたことなんだと思う。

前にアトランティーナがこの世にあるものには、全て命があって、
みんな生きてるって話してくれたことも思い出したの。

そっか、だから、宇宙も生きてるんだって。宇宙だって、この世に
あるものでしょ?みんな、生きてて、何かしらで繋がってて、支え合って、
助け合って、生きてるんだなって思ったら、もっと色々なことに
感謝したくなった。みんな、誰もでも、どんなものでも独りでは
生きていけないんだよね。当たり前なんだけど、なんかね、実感した。
今更なんだけど(苦笑)

「アトランティーナ、私、やっぱり星の勉強して良かったと思う」

「どうしたの?何か発見でもあったのかしら?」

「さっき、好きな気持ちが、星を活かすって、私、言ったじゃない?
あの時は、ちょっとボゥ~っとしてて、半ば無意識状態で発した言葉なのね。
それを改めて考えた時、自分でも良い発見だったなって思ったんだ(笑)

前に、アトランティーナが、この世にあるものには、全て命があって、
みんな生きてるって話してくれたことがあるじゃない?その意味も
実感レベルで分かったような気がしたんだ。

宇宙も生きてて、宇宙だけじゃないけど、この世に存在する全てのものが、
何かしらで繋がってて、支え合って、助け合って、生きてるんだなって思ったら、
もっと色々なことに感謝したくなったの。

それとね、当たり前のことなのかもしれないけど、みんな、誰でも、
どんなものでも、独りでは生きていけないんだってことも実感レベルで
分かったような気がする。今更って感じなんだけどね(苦笑)」

「そう。でも、とても大切な発見ね。植物だって、動物だって、自分たち
だけでは生きていけない。例えば、道端に生えている雑草も、どんなに生命力が
強くても、太陽の熱や雨がなければ、枯れてしまうものね。

自然の力って、災害が起きた時にだけ意識を向けられることが多いけど、
そうじゃないのよね。日常的にたくさんのエネルギーを私たちに
与えてくれているのよ。そして、私たちが感謝することで、そのパワーは
膨らんでいくの。それを、もっとたくさんの人が知って、理解して、
感謝を捧げられるようになったら、もしかしたら、自然災害も減るかも
しれないわよね」

「ホントにそうだよね!草の根運動じゃないけど、まずは、私から始めて
みようって思った。今までも、感謝してたけど、これからは
もっと、心を込めて、ちゃんと感謝したいって思った!」

「何度も言うけど、ミウの、その素直さ、本当に素晴らしいと思うわ。
それに、私はミウの素直なところが大好きよ」

「ありがとう、アトランティーナ!私、何があっても、この素直さだけは
手放さないようにするね」

「そうね。幾つになっても素直でいるということは、もしかしたら難しいこと
なのかもしれないけど、その素直さは、これから先も、きっとミウを
助けてくれると思うわよ」

「うん!どんなに歳を重ねても素直でいる!ね、アトランティーナ、
ずっと私の傍に居て、私から素直さがなくならないように見張っててよ」

「そうきましたか!(笑)」

「そうきましたよ(笑)私、アトランティーナが傍に居てくれたら、
ずっと素直なままで居られる気がするんだよね。もちろん、私のことだから、
アトランティーナに依存するつもりはないんだけど、ずっと傍に居て、
これからも色々なことを私に教えて欲しいって思ってる」

「ありがとう、ミウ。鋭意検討してみるわ(笑)」

「もうっ!すぐ、そうやって誤魔化すんだから!(笑)」

「じゃ、ココアを飲みながら、最後の4つの星座について、始める?」

「うん、そうだね。まだ、あと4個の惑星が残ってるんだもんね」

「そうよ~(笑)じゃ、射手座から魚座まで、始めるわよ」

「は~い!お願いします」

「じゃ、射手座から始めるわね。射手座は、理想が高くて、まだ見たことが
ない世界への好奇心を強く持つ星座。夢や目標に向かっていく行動力と
スピードは、射手座の大きな特徴と言って良いわね。

視野が広くて、小さい枠の中で落ち着くことがないから、グローバルに
活躍する人が多いのも特徴かしら。

射手座は、9番目の星座。蠍座では他者との深い一体感を求めたでしょ?
射手座は、そこから空高く飛び上がって、私たちが生きるこの社会の中で、
自分がどうやって調和して生きていくのかを探し求めるの。

一回、一体感を味わった後、そこから飛び出して、高いところから見下ろす
という感じかしら。前にも話したでしょ?上空から見ると地上にいた時には
見えなかったものが見えてくるって、あのイメージね。

旅に出て、自分が今まで見たこともない世界を訪れたり、会ったことが
ない人々との出会いを通して、様々な文化や価値観があることを知ったり、
その中で、いかに自分の理想とする生き方を見つけられるかを射手座は
求め続けるの。上空からだけでなく、様々な角度から人生を眺めてみる、
それが射手座ね。

はい、次は山羊座。山羊座は、社会的なステイタスを重んじる人が多いわね。
これは、責任感の強さとコツコツと着実に努力を重ねていける山羊座の特徴が
表れているからと言えるわ。古き良きものを大切にして、地に足の着いた人生を
好むのも特徴ね。

困難を前にしても、それを上回る忍耐力を持っていて、時間がかかっても
乗り越えていこうとする粘り強さもあるのが山羊座。

こう言うと蠍座と似ていると思うかもしれないけど、蠍座と山羊座では、
目的というか、意図が違うの。蠍座は、精神論的な理由や意図が多いんだけど、
山羊座は、野心的な理由がほとんどね。キャリアアップするためとか、
上に昇り詰めるためとか。そこが大きな違いかしら。

山羊座は、10番目の星座。射手座では自分が生きる社会における理想や役割を
見出すけど、山羊座では、その役割を引き受けて、社会の中で責任を持って、
果たしていこうとするの。あと、山羊座は、自分が何を達成したかによって、
自分とは何者かを表現しようともするわね。

だから、自分が達成したことの結果として得られる成果や社会的ステイタスを
重んじていて、そういうものを求めようとするのが山羊座。

次は水瓶座。水瓶座は、自分らしさやオリジナリティーを大切にするの。
自由な発想力とユニークなアイデアを持ち合わせているから、斬新な意見を
提案することもできる。対人関係でも、あまり境界線を持たなくて、
フレンドリーに接するから、打ち解けるのも早い方ね。サッパリした性格の人が
多いのも特徴よ。

水瓶座は、11番目の星座。山羊座では、社会に中における自分の役割や
責任を果たすことで、自分らしさを発揮しようとするけど、水瓶座では、
そんな社会全体を眺めて、きちんと機能しているか、個々にとって
役立つものかどうかを見極めようとするの。だから、水瓶座は、
自分に対するこだわりや私利私欲がとても少ない星座とも言えるわね。

自分が所属している組織や集団、社会が求めるものを優先させようと
するから、あらゆる人と分け隔てなく、平等に接しようともする星座よ。
ただ、その集団の中で、自分らしさをどうやって表現するかを常に迷って
いて、学びながら、試しながら生きてもいるかしらね。

水瓶座が、斬新でユニークな発想や表現をするのは、集団の中に自分自身が
埋没してしまうことへの抵抗からでもあると言われているわ。

はい、では最後の星座、魚座。魚座は、奉仕の精神に溢れていて、
困っている人を見過ごすことが出来ないの。

そして、自分の大切な人との時間をきちんと確保できることが魚座の喜びに
なるのよ。名誉やお金に人生の意味を見出していないから、そういったものを
求めることもなければ、溺れてしまこともないわ。

魚座は、最初に言ったように最後の、12番目の星座。
水瓶座では、組織や社会が求めるものを把握して、実現しようとするんだけど、
魚座は、組織や社会と一体化しようとするの。

根っこのところでは、私たちは、全て繋がっていて、一つの存在なのだと
いうことを感じようとするの。相手も私も同じ存在だという考え方から、
魚座の優しさや思いやりが生まれてくるのね。

魚座は、【自分らしさの表現】なんて言われると困ってしまうかもしれない。
どちらかというと、自分で自分のことを輝かそうとするよりも、相手のことを
考えて、助けようとすることで、自分が輝く人でもあるから。

乙女座も他者へ奉仕して、自分のとった行動や行為が相手のために
役に立ったという実感を感じたいと強く願っていると話したけど、
乙女座は、あくまで実務的に役に立ちたいと思うんだけど、魚座は、実務では
なくて、感情的に助けたいと思うのね。

だから、依存症の人を惹きつけやすいし、自分も相手にどっぷりハマってしまうと
いうことも大いにあり得るのが魚座なの。乙女座は、依存症とは、
無縁の星座だから、そこが大きく違うところと言えるわね。

ふぅ~、これで、太陽が居た場合の12星座が終わったけど、
何か質問はあるかしら?」

「ううん。大丈夫。今回は、似たような意味を持つ星座の違いも話して
くれたでしょ?山羊座と蠍座とか、今の魚座と乙女座みたいな感じで。
とっても分かりやすかった。ありがとう。同じような意味でも、微妙に違ってて、
その、一見、ほんの少しの違いみたいなものが、実は、大きな違いなんだって
ことも分かった。

星座に限らず、ほんの些細な違いが、実は、よ~く見てみると大きな違いって
こと、あるよなぁって、発展的に考えられて、星以外のことに関しても、
すっごく勉強になったよ。ありがとう、アトランティーナ」

「それは、ミウが拡大解釈をしてくれたからね。こちらこそ、ありがとう、ミウ。
じゃ、少し休憩して、次の惑星、月の12星座に入りましょうね」

「うん!月も面白そうだよね。なんか、楽しみ~♪」

「楽しみって思いながら勉強するのって、良いわよね。嫌々、勉強したり、
無理矢理やらされて勉強しても、入ってこないけど、自分が楽しんで
勉強していると不思議とどんどん入ってくるものだから。

ここまで勉強してもイヤにならないって、ミウは、本当に星のことを好きなのね。
というか、ミウのスピリット、本質が、星と共鳴しているということなのよね」

「へぇ~、なんかそれ、嬉しい!だって、星と共鳴してるってことは、
宇宙と共鳴してるってことでしょ?」

「そうね。ねぇ、ミウ、こういうことは今までなかった?
なんとなく、何かをしようとしたら、宇宙で、惑星が何年、何十年ぶりに
動くタイミングだったとか」

「あ~、それね。結構あるよ。後付で知って、『へぇ~、そうだったんだ!』
って、自分でビックリしたこと、あったもん。前は、ただの偶然って思ったり、
『私って勘が良いな』って思ったりしてたんだけど、今、思うと、
ちゃんと宇宙からのメッセージを無意識下で受け取ってたのかなって思う」

「その通りね。ミウの無意識下では、今でも宇宙と交信しているのかも
しれないわね」

「だったら嬉しいな。私、小さい頃から星が大好きだったの。
でもね、天文学的な感じじゃないんだけどね。もっと神秘的な意味合いで、
好きだったの。いつだったか、正確なことは覚えてないんだけど、
たぶん、小学校低学年くらいの時ね、1回だけ、星が線で繋がって、
星座として見えたことがあるんだよね。

めっちゃ不思議だったけど、空から目が離せなくなって、ずっと空を見上げ
ながら、ワクワクしたこと、今でもハッキリと覚えてるの。だからきっと、
星も私のことが好きなんだろうなって、子供の頃、勝手に思ってた(笑)」

「そう、そんなことがあったの。それは、ミウと宇宙の間に何かしらの関係性が
あることの証だと思うわ。ミウは、地球以外の惑星にも居たことがあるのよ」

「えっ!?そうなの?そういえば、星が線で繋がって見えたくらいの時ね、
夕方、金星に向かって、呪文を唱えてたこともあったよ(笑)
なんて言ってたのか、覚えてないんだけどね(苦笑)金星って、明けの明星、
宵の明星って呼ばれてるでしょ?夕方、日が暮れる前、南西の空に
輝く一等星だよね?だから、子供でも見つけやすかったのを覚えてる」

「じゃ、金星とご縁が深いのかもしれないわね。だから、サナト・クマラとも
出会っていたのね。もしかしたら、ミウも彼の下で地球防衛軍の一員だったのかも
しれないわね。ミウのことだから、一軍人ではなく、彼をサポートする役割を
担っていたのかもしれなわ。だから、今でも彼は、ミウに絶大な信頼を
寄せているのね」

「えっ、そうなのかなぁ?申し訳ないくらい、全然、覚えてないけどね(笑)」

「そういうものだから、それは気にすることないわよ。
じゃ、今度は、何を飲む?」

「飲むっていうか、リンゴあるじゃん。リンゴ剥いて食べようよ。
剥いたリンゴの上にヨーグルトとハチミツかけるの。美味しそうでしょ?」

「それは、良いわね。じゃ、どっちがリンゴを剥くの?」

「今回は、私がやるので、アトランティーナは、ゆっくり休んでてください」

「ありがとう、ミウ!じゃ、お言葉に甘えて、ゆっくり休ませて頂きます(笑)」

「はい、ど~ぞ(笑)」


<次回へ続く>
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