ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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ちょっと不安になってきたかも・・・

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藤崎さんのオススメだけあって、ハンバーグ、めっちゃ美味しかった!
ハンバーグの上に細かく刻んだ白いチーズが乗ってたんだけど、それだけ
じゃなくて、中にもチーズクリームが入ってて、めちゃくちゃ濃厚なの。
でもね、不思議としつこくなくて、3個ぐらい続けて食べられそうな
感じだった(笑)

お肉もジューシーで、切った時に肉汁が出なかったから、『あれっ?』って
思ったんだけど、口の中に入れるとジュワーッと肉汁が出て、お肉の味も
しっかり味わえて、『こんなに美味しいハンバーグ食べたの初めて!』って
感動しちゃった(笑)

子供の頃に食べた思い出のハンバーグも好きだけど、今日のハンバーグも好き。
今日のハンバーグは、大人のハンバーグって感じかもしれない。ハンバーグ
なんだけど、ちょっとステーキっぽい感じもしたから。お肉の味をしっかり
味わえるから、そう感じたのかもしれない。

「藤崎さん、ハンバーグ美味しいですね!ハンバーグって子供が好きなメニュー
って思われがちですけど、ここのハンバーグは大人のハンバーグ感じ。
ステーキっぽいっていうか、お肉の味を味わえて、ホントに美味しい!チーズも
上にも中にもいっぱい入ってるのに、アッサリしてるし。ステキなお店に連れて
来てくださって、本当にありがとうございます!」

「喜んでもらえて良かったです。ところで、一つ相談なんですが、僕は早々に
久遠さんじゃなくて、ミウさんって呼ぶようにしたじゃないですか。ミウさんは、
僕のことを藤崎さんって言い続けるんですか?」

「えっ、じゃ、なんとお呼びしたら良いでしょう?」

「会社の人間以外で、僕のことを苗字で呼ぶ人っていないんですよ」

「あっ、確かに・・・。レオンくんもアトランティーナもチェリーも弦夜って
呼んでますね」

「えっ、チェリーって、ピンクドラゴンのチェリーですか!?」

「ええ、そうですけど・・・」

「うわぁ、懐かしいなぁ!もしかして、ミウさんの家にピンクドラゴンが
居るんですか?」

「いえ、チェリーは、姿は現しません。ただ、毎朝、会社に行く時、
電車の中で色々な話をするだけです。あっ、そっか!藤崎さんは、
チェリーのお気に入りだったってアトランティーナが言ってました!
今もチェリーは、藤崎さんのことが好きみたいですよ。もちろん、
変な意味じゃなくて(笑)」

「そうですか!久しぶりに会いたいなって思ったんですけど、さすがに
それは無理か・・・」

「あの・・・アトランティーナなら、ウチにいますよ」

「えっ、そうなんですか!?」

「はい。少し前に阿刀田蘭子という名前で、ウチの部長もしてましたし(苦笑)」

「相変わらず、豪快ですね(笑)ってことは、今、ミウさんはアトランティーナと
一緒に暮らしているということですか?じゃ、レオンもアトランティーナと
会ったりしているんですか?」

「今、私はアトランティーナと一緒に暮らしてます。レオンくんも
アトランティーナに会いたいって言ってましたけど、ウチに来たことはないです」

「へぇ~、そうなんだ。じゃ、今夜、ミウさんが僕と一緒に居るということを
アトランティーナは知っているってことですか?」

「はい。実は、今日着ている服もアトランティーナと一緒に買いに行ったんです」

「えっ、今日のために服を新しく買ってくれたんですか!?」

「ええ・・・。アトランティーナが着るものは大事だからって。でも、確かに
そうだなって思いました。今日の服、本当に気に入ったんですよ!
こんなに気に入った服は、今まで無かったっていうくらいに。

そうすると、たったそれだけのことで、心が弾むっていうか、本当に楽しくて、
嬉しくて。アトランティーナが言うように、着るものって大事なんだなって、
初めて知りました」

「そうですか。それは良い経験をしましたね。ということは、いつもは夕飯は
アトランティーナと一緒に食べているんですか?」

「はい、そうです。いつもアトランティーナがご飯を作ってくれてますよ」

「へぇ~、そうですか。じゃ、こっちでも姉妹みたいなんですね」

「そうですね。アトランティーナは、私にとって、お母さんであり、
お姉さんであり、先生であり、先輩であり、友人であり、仲間でありっていう
感じです」

「良い関係ですね。ところで、ミウさん、明日は会社お休みですよね?」

「ええ、そうですけど、藤崎さんは、仕事なんですか?」

「あっ、また藤崎さんって言った。そうだ、チェリーの話から、どんどん話が
逸れちゃったんだ!ま、それは後で良いか。明日は、僕も休みです。
ミウさん、明日、何か予定はありますか?」

「いいえ、特にはありませんけど」

「あっ、また話が逸れちゃいますけど、ハヤトとテルには会ったんですか?」

「はい、会いました。ハヤトくんはカフェで働いてて、テルさんは、
少し前まで週一で英語研修の講師をしてくれていましたよ。今は、
念願の海外赴任が決まって、海外にいらっしゃいますけど」

「そうでしたか・・・。ハヤトとテルとは、仲良くなれました?」

「ハヤトくんに会ったのは1回だけです。その後、週末デートに
誘われたんですけど、ちょうどアトランティーナに教えてもらうことがあって、
土日は、そのレッスンで時間を作れないって言ってたら、そのうち連絡が
来なくなりました(苦笑)

テルさんは、英語研修で毎週、会社に来てくれてましたけど、特に個人的に
話すことがないまま、海外に行かれましたね(笑)」

「なるほど・・・。じゃ、ミウさんとよく話しているのはレオンだけって
ことですね」

「まぁ・・・そうですね」

「あっ、明日なんですけど、お家に遊びに行っても良いですか?」

「へっ!?あっ、変な声が出ちゃった。すみません(汗)明日ですか?」

「ええ、アトランティーナにも会いたいし、ミウさんとおつきあいする
ことになった報告もしたいので、ダメですか?」

「いや・・・ダメってことはないですけど、一応、アトランティーナにも
聞いてみないと」

「じゃ、聞いてみてください」

「今ですか?」

「はい!アトランティーナ、メールとかはしないんですか?」

「メールは・・・見ないかもしれないですね(苦笑)」

「じゃ、お店を出たら、電話して聞いてみてもらえますか?」

「は、はい。っていうか、藤崎さんって、意外と積極的なんですね(汗)」

「もしかして、星の勉強とかしました?」

「えっ、あ、はい」

「そうですよね。星を見ると僕は、受け身だし、自分から積極的に動く
ようには見えませんよね?もし僕が、元守護天使ではなくて、
ずっと人間だったら、そうなのかもしれません。でも、僕の場合、
少し違うので、星の通りにはならないこともあるんですよね。すみません」

「いいえ、謝ることではないので」

「じゃ、お店を出た時に覚えていたら、ということで良いですか?」

「はい!でも、藤崎さん、忘れないですよね?(笑)」

「さぁ、それはどうでしょう?(笑)ミウさん、お腹の具合はどうですか?
このお店、ハンバーグも美味しいですけど、デザートも美味しいんですよ。
もし、お腹に余裕があるなら、デザートも食べませんか?」

「はい!デザート、食べたいです!正直、お腹はいっぱいなんですけど、
デザートは別腹ですから(笑)」

「分かりました!じゃ、メニューもらいますね」

「はい、お願いします!」

それにしても、藤崎さんって、よく話が飛ぶなぁ(汗)なんか、双子座みたい
だよね(苦笑)それにガンガン押してくる感じは・・・火のエレメントって
感じ?でもさ、ガンガン押してくる割には、厚かましさがないっていうか、
ジェントルな感じがするのは、やっぱり魚座が根底にあるからなのかな?

全体的な雰囲気が優しいっていうか、全身から優しさが漂ってるっていうか、
例えるなら、みんなのペット的な?(笑)それはやっぱり、魚座パワーって言って
良いと思うんだよね。って、藤崎さんをサンプルにして、私は星の勉強を
してるのか?いやいや、そうじゃないでしょう(苦笑)

なんかさ、終始押されっぱなしで、思考をどこかに飛ばさないと、私のバランスが
崩れちゃいそうなんだよね(苦笑)私、つきあうことにOKしたけど、
本当に大丈夫なのかな?ちょっと不安になってきたかも(汗)


<次回へ続く>
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