ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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日常の小さなことから

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いつも髪の毛を乾かすのに、めっちゃ時間がかかっちゃうんだけど、
まずは、ここから始めてみようかな。『驚くぐらい、早く髪を乾かす
ことが出来る!』って思って、やってみよう。いつもより早く乾かせるかな?

でも、それをプレッシャーにしちゃダメ。プレッシャーにしちゃうと無駄に
力が入って、逆に遅くなっちゃうからね。『私は出来る!』って思うこと、
信じることが何よりも重要。では、早速、チャレンジ開始!

どんな小さなことでも楽しみながらやるのがコツ。髪の毛を乾かすのだって
同じだ。いつもは、『面倒臭いなぁ・・・』って思いながら乾かしてるけど、
今日は、楽しみながらやってみよう。鼻歌でも歌いながら、やってみるのも
良いかもね。何の歌にしようかなぁ。あっ、歌は何でも良いか(笑)

そんなことを考えながら髪の毛を乾かしてたら、あら不思議。あっという間に
乾いちゃった。えっ、こんなことってある!?いつも30分くらいかかってたと
思う。でも、今日は、なんと半分以下の時間で乾いちゃった!

昼間だから?気温の関係?いや、夏でも30分くらいかかるのは変わらないから、
気温は関係ないと思う。そう考えると、やっぱり、どんな気持ちで取り組むかって
ことだよね。いつもと違うのは、それだけだから。

へぇ~、スゴイね!また、新しい発見だ!髪の毛を乾かすなんて日常のこと
だから、特に意識を向けたことなんてなかったけど、思いや考え、気持ちが
変わると、こんな変化があるんだ!じゃ、化粧もそうかもしれないね。

いつも化粧は10分くらいで終わるけど、時間はそのままで、いつもよりも
良い仕上がりになるって意図してみよう。そうしたら、何かが変わるかも
しれない。なんか、楽しくなってきた!

では、早速、化粧に取り掛かってみよう。いつもは、アイシャドーとかも
つけないし、チークもつけなかったりするけど、今日は、つけてみちゃおうかな。
持ってるんだから、使わないと勿体ないよね(笑)

ってことで、いつもしないことをしてみたりしたけど、『よしっ!出来た!』って
思った瞬間、時計を見てみたら・・・。いつもよりも少しだけ手をかけたのに、
かかった時間は、いつもと同じ10分くらい。えっ、これってスゴくない!?

やっぱり、全ての始まりは思いや考えっていうの、間違ってないんだね。思いや
考え、気持ちで先に決めると、その通りになる。何度も経験してることだけど、
改めて感動。だって、こんな日常の小さなことまで意図したりしないもんね。

でもさ、日常の小さなことだからこそ、意図した方が良いのかもしれない。
だって、毎日やることだから、少ない時間で、満足のいく結果を得られるのって、
もの凄く大きいよね?しかも、先に意図してからするのって、なんかゲームしてる
みたいで楽しい。

楽しくて、時間も短縮できて、しかも結果も良いなんて、至れり尽くせりって
感じじゃない?これは、やらない手はないでしょ!弦ちゃんのお陰で、
また新しい発見があった。ありがとう、弦ちゃん!

髪の毛も乾かして、化粧もして、いつもの部屋着じゃなくて、ちょっとだけ
キレイめの服に着替えてから、アトランティーナのお手伝いに向かった。
そしたら、アトランティーナもビックリしたんだよね(笑)

「ミウ、もう終わったの?いつもより早くない?」

「でしょう。実はね、意図してからやってみたの。髪の毛を乾かすのも化粧を
するのも、いつもはなんとなくやってたんだけど、どんなことでも最初に
あるのは、思いや考え、気持ちだってことを思い出したからね」

「そうなの?それで、結果を出したってことかしら?」

「そう!スゴイよね!もうビックリだし、感動だよ!なんかさ、日常的な
ことって、流れでやっちゃうっていうか、意図するとかしないじゃない?
でも、本当は、こういう日常的な小さなことこそ、意図するのって大事なんだと
思った。だって、毎日のことだし、こういう小さなことが効率良く出来て、
しかも満足することが出来たら、きっと、もっと毎日が楽しくなるよね」

「ホント、ミウの言う通りね。毎日のさりげないこと、ルーティーンになっている
ことこそ、意図してから取り組むと良いのかもしれないわね。最初のスタートは、
日常生活の中でルーティーンになっていること。これを徹底させると良いのかも
しれない。万が一、上手くいかなかったとしても、それほどショックではない
だろうし、良い練習になるわね」

「そうそう、仮に上手くいかなかったとしても、それで止めてしまうんじゃ
なくて、どうして上手くいかなかったのかを検証して、次の日は、ちょっと
変えてみるとかすれば良いんだもん。そうやってるうちに、自分のクセって
いうか、どんなふうに思ったり、考えたりすれば良いのかが分かるように
なるからね。

ひと言で意図するって言っても、やっぱり人によって、違いがあると思うし。
自分なりの意図の仕方とかを覚えるには、日常的なことが一番だと思う。
こういう、叶っても叶わなくても大勢に影響がないことで試してみるのはアリだと
思った。今ね、めっちゃ満足してるんだ。

髪の毛乾かすのとかって、いつも『面倒臭いなぁ・・・』って思ってたのが、
今日は、なんかゲーム感覚で、めっちゃ楽しかったの。どんなことでも
楽しみながらやるっていうのは、実は、こういうことだったんじゃないかなって、
初めて気がついた気がする。今日、ウチに遊びに来るって言った弦ちゃんに
感謝だなって思った。

もちろん、どんなことでも楽しみながら取り組むと結果が変わるってことを
最初に教えてくれたアトランティーナにも感謝してるけどね。ありがとう、
アトランティーナ」

「いいえ、どういたしまして。そうやって、あらゆるモノやコト、人に感謝する
ことが出来るのは、ミウの強みよ。その強み、大切にしてね。感謝することが
出来るっていうのは、最強の強みでもあるから」

「えっ、そうなの!?だって、感謝なんて、簡単だし、誰にでも出来ること
でしょ?それが最強の強みって、なんか不思議な感じだね(苦笑)」

「それは、ミウが当たり前のように感謝することが出来るから、そう思う
だけで、誰もがみんな、感謝することが出来るとは限らないのよ」

「あっ、そっか!10人いたら10個の個性があるっていう、アレだね(汗)
ってことは、人にも、モノにも、コトにも感謝することが出来ない人もいるって
ことだ!なんか、そっちの方が不思議」

「感謝することが出来るミウにとっては、そうかもしれないけど、感謝することが
出来ない人にとっては、何にでも感謝するミウのことを不思議に思うと思うわよ」

「確かにそうかもね。でも、私の周りには、感謝することが出来ない人なんて
いないから、感謝することが出来ない人の気持ちが分かんないや(苦笑)」

「それもまた、引き寄せの法則ね。似た者同士が引き合うということ。
感謝することが出来る人の周りには、感謝することが出来る人が集まるし、
感謝することが出来ない人の周りには、感謝することが出来ない人が集まる。
だから、自分とは違う人のことが分からないのよ。あまり見たことがないし、
接する機会も少ないだろうからね」

「なるほど!どんなことにも引き寄せの法則、宇宙の法則は当てはまるって
ことだね。なんかさ、おっきなことばっかりに目が行っちゃうけど、ホント、
小さなこと、些細なことにまで、法則は適用されるんだね。なんか、改めて
スゴイなって思っちゃう」

「だからこそ、身の回りの小さなこと、些細なことから変えていく必要が
あるのよ。そういう小さなことや些細なことが変わり始めたら、人生が
大きく動き始めるからね」

「確かにそうだよね。小さなことや些細なことが変わり始めたら、他の部分にも
影響が出て、大きく変わっていきそうだもん。私もそうだったしね。
最初は、小さなこと、些細なことに目を向けていくと良いんだね」

「その通りよ、ミウ。でも、ホント、弦夜が来てくれることになって良かった
わね。お陰で、身を持って理解を深めることが出来たんだもの。こうして、今日、
弦夜がウチに来るっていうのも宇宙の計画だったのかもしれないわね」

「宇宙の計画も日常的っていうか、小さなこと、些細なことにまで至って
るんだね。マジで、宇宙ってスゴイ!ホント、リスペクトしちゃう!(笑)」

「きっと、今のミウの言葉を聞いて、宇宙も喜んでいると思うわよ(笑)」


<次回へ続く>
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