ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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人生に不要なもの

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毎日の生活の中で、ちょっとだけ視点を変えただけで、今まで慣れ親しんで
きたのとは違う日常に変わっていくのって、面白いし、楽しいよね?
それで、人生までもが違う方向に、もちろん、自分にとって良い方向に
動き出したら、こんなにラッキーなことってないと思うんだよね。

しかも、大きく変わるんじゃなくて、小さなこと、些細なことが変わるだけで
スタートしていくんだよ!スゴイことだと思わない?こうやって、少しずつ
だけど、私自身の意識も変わって、今までは避けてきた幸せも受け容れられる
ようになっていく過程が、なんだかとても愛おしくて、嬉しいんだ。

幸せになることを求めていたのにも関わらず、心のどこかで、幸せになる
ことを退けてきたっていうか、避けてきたっていうか、目を背けてきた
のにね(苦笑)それも、自分から、そうしていたことにも気づかないで
いたなんて、今、思うとちょっと怖いよね(汗)もしかしたら、他にも
自分は求めてるつもりなのに、実は、自分自身で避けちゃってることって
あるのかもしれない。

<自分が幸せになることを許可してあげましょう>っていうの、聞いたこと
ない?あれ、ずっと『何言ってるんだろう?』って思ってたんだよね(苦笑)
だって、『自分が幸せになる許可って何!?みんな、幸せになりたいに
決まってるじゃん!』って思わない?

でもさ、自分から避けてるっていうか、自分でも気づかないうちに、
『自分は幸せになっちゃいけない』とか、『自分は、幸せになる価値なんて
ない』って思ってる可能性は否定できないなって気づいたんだ(苦笑)
だから、自分が幸せになる許可って大事なんだなって、今は思ってる。

人の価値って、何なんだろうね。っていうか、価値のない人なんて居ないって
思ってる割には、自分の価値については、無頓着だったりしない?
無頓着だったら、まだ良い方で、価値がないって思ってたりもするでしょ?

命の価値は認めてるのに、自分には価値がないって思うのって、
おかしいよね?だって、自分の命は軽んじてるってことになるでしょ?
命の価値を認めてるのなら、自分にも価値があるって思っても良いんじゃ
ないかな。

命があるのは、人だけじゃない。人間以外の動物も、植物も、鉱石も、
宇宙も、海も、何もかも、この世にあるものには、全て命がある。
その一つ一つの命の重さを尊重することが出来るようになると、森羅万象を
味方につけることが出来ると思うだ。

でも、まず味方につける必要があるのは、他の何ものでもなく、自分自身
なんだよね。自分自身さえ、味方につけることが出来たら、あとは、自然と
みんな味方になってくれるんだと思う。だって、自分自身が自分の味方に
なってくれたら最強だからね(笑)そのために必要なことは、ただ、自分を
信じて、愛せば良いだけ。言葉にすると簡単だけど、これがなかなか(汗)
私は今もまだ完全には出来なくて、苦戦してるんだけどね(苦笑)

結局、アトランティーナのお手伝いをしようと思ってたのに、来た時には
もう終わっちゃってて、結局、お喋りしただけで、何も出来なかった(汗)
アトランティーナって、本当にスゴイよね。

もし、私が来るのが間に合って、お手伝いしてたとしても、たぶん、
お喋りしちゃってたと思う(汗)でも、アトランティーナは、お喋りしながら
でも、しっかり手を動せるんだよね。

それに対して私は、喋り出すと手が止まっちゃう(汗)こういうところも
アトランティーナを見習いたいって、いつも思うんだ。

でも、アトランティーナは、そんな私を叱ることもなく、私が気づいたこと、
感じたことを優しく聞いてくれて、アドバイスしてくれて、私の中に根づく
ために協力をしてくれる。ホント、有り難いよね。私は、幸せ者だなって思う。
こうして、アトランティーナの深い愛情を感じる度に、アトランティーナの
中には、たくさんの愛があって、その愛が私にも与えられてるんだなって思う。

だから、私も内側をいっぱいの愛で満たして、周りの人たちにも愛を与えられる
存在になりたいって思うんだよね。だって、ステキじゃない?そういう光景を
思い浮かべただけで、ドキドキ、ワクワクしちゃうんだよね(笑)

「アトランティーナ、お手伝いするって言ってたのに、結局、私が来た時には
終わっちゃってて、ただ、お喋りしに来ただけになっちゃったね(苦笑)
ごめんね」

「いいのよ。元々、ミウにお手伝いしてもらおうって思っていなかったから。
大丈夫よ。気にしないで。でも、デザートを食べる時、コーヒーは挿れて
もらおうかしらね」

「うん!それはもちろん、私が淹れるよ。でもさ、弦ちゃん、和菓子とか
買って来たりしないよね?(苦笑)」

「それは、分からないわよ。でも、和菓子でも美味しければ、私は良いと
思うけど。ミウは、和菓子はイヤなの?」

「別にイヤってワケじゃないけど、和菓子だったら、コーヒーは合わない
かなと思って。やっぱり和菓子には、薄茶が合うじゃない?」

「そうね、でも、ウチにはお抹茶はないから、その時は、緑茶とか、
ハーブティーにすれば良いんじゃない?それより、まだ起こってもいない
ことで、心配するのは止めたほうが良いわ。起こった時に、対処すれば
良いだけのことでしょ?それもミウの改善したいクセよね(苦笑)

取り越し苦労は、百害あって一利なし。取り越し苦労をすることで、
不安になるから、望んでいないことを招くことにもなるでしょ?人生に
おいて、取り越し苦労ほど、不要なものはないわね」

「確かにそうだね。でもまだ、そのクセ、抜けないんだよね(苦笑)抜けた
つもりでいても、こういう、ちょっとした時に顔を出すんだもんね(汗)」

「ま、何十年もそうしてきたんだし、一朝一夕では変わらないかもしれない
わよね」

「でも、結構、気にしてきたつもりなんだけどなぁ・・・。だって、変わる
時は一瞬なんでしょ?」

「そうよ。でも、その一瞬を迎えるまでには、時間がかかるかもしれない
わね。だから、焦る必要はないのよ。ミウにとって、一番良いタイミングで、
その一瞬は必ず訪れるから。だから、諦めないで、ミウが良いと思うことを
続けていけば良いの。ただ、それだけのことよ」

「は~い、腐らずに、心を折らずに精進しま~す」

「大変よろしい(笑)そろそろ11時ね。そろそろ弦夜が来るかも
しれないから、いつ来ても良いようにしておこうかしらね、ミウも」

「えっ、ご飯の用意を始めるってこと?」

「ご飯の用意は、弦夜が来てからで良いでしょ。下ごしらえは済んでいる
から、あとは火を通せば良いだけだし。温かいものは、温かい状態で
出した方が良いでしょ?そうじゃなくて、ミウ、化粧直しはしておかなくても
良いの?服装のチェックは?しておいた方が良いなら、今のうちよ」

「えっ、そんなに気合い入ってないよ(苦笑)」

「そう?それなら良いんだけど(笑)」

「なんか、アトランティーナが変なこと言うから、ちょっと緊張して
きちゃったじゃん!」

「あらあら、初々しいわね。こんなミウを見ることが出来るなんて、
私も嬉しいわ」

「もう、そうやって、すぐからかうんだから!」

「うふふ、だって、あまりにもミウが可愛くて、つい、ね(笑)」

アトランティーナにからかわれて、頬が少し赤くなったタイミングで、
部屋のチャイムが鳴った。なんてタイミングで来るんだろう!タイミングが
良いのか、悪いのかは、分かんないけどね。だって、ここでチャイムが
鳴らなかったら、アトランティーナにもっとからかわれてたかも
しれないし(汗)

「ほら、噂をすればって感じじゃない?ちょっとだけ、外で待たせて
おく?(笑)」

「もう!そういう意地悪はしないの!は~い!」

玄関のドアを開けると、弦ちゃんがちょっとだけ緊張した面持ちで
立ってたんだ。そんな弦ちゃんの緊張が、私にも伝わってきて、私もまた、
ちょっと緊張してきちゃった(汗)


<次回へ続く>
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