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届け俺のメッセージ
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SED:キリト
『大変申し訳ないですが、キリトという名を使ってこのような行為をするのは非常に遺憾です。通報まではしませんが、これ以上このようなことが続くようであれば、通報もやむを得ないと思っています。』
「んえ……?」
三日も悩んで送ったDMの返事がようやく返ってきたと思ったら、まさかの通報警告。脳がフリーズする。
「……えーーっ!? 本物ですよっ、トナリさん! 俺、キリトです!!」
画面越しに叫んだところで伝わるわけもないが、言わずにはいられなかった。
「あーっ待って、待ってトナリさんっ、『違います本人です通報しないでください本当です俺キリトです!!!!』送信っ!」
だが、返事はない。まだ二分も経っていないのに、永遠みたいに長く感じる。
たまらず、再びDMを打つ。
「『信じてもらえてないですよね? 本当なんです……どうしたら信じてもらえますか……』」
……と言ったはいいが、俺は顔出しもしていない。ただの文字で証明なんかできるわけがない。
「……あっ、そうだ!」
ひらめいた俺は、即座に送信。
「『あの、俺今日生配信するんで、見てください! そん時に本人だって証明します!』」
だが、その後も返事はなかった。夕方になっても、夜になっても。
――完全に、偽物だと思われたんだろうか。
「配信で証明するって言ってもな……配信で名前を出すのはマナー違反だし……うーん……」
悩んでいると、通知音が鳴った。
「あ、トナリさんが呟いてる……!『本日の夕飯はコンビニの唐揚げ弁当。寂しくなんかないやい』えー……寂しいなら言ってくれれば、一緒に食べるのに……」
……ん? “夕飯”? 今、家にいる……?
「今じゃん!!!」
名推理だとばかりに、急いでトナリさんにこれから配信を始めることをDMを送り、配信準備を始める。
そしてカウントダウンの数字がゼロになる。配信が始まった。
「はい、こんばんわー、キリトですー。 本日はこのゲーム『メルダンリング』やっていきます!」
チャット欄をずっと見つめながら、ひたすらトナリさんの名前を探す。でも、見当たらない。
俺の声も、想いも、届いてないのかもしれない。どうしたら信じてもらえるのか、そもそも見てくれてるのか――考えれば考えるほど不安だけが増していく。
「あぁぁぁ……もうダメかもぉ……いやさ、仲良くなりたい人がいてさ……思い切ってDMしたんだよ。そしたら、めっちゃ疑われて……」
名前は出していない。けど、これで少しでも伝わればと思って話す。
「信じてほしくて、配信見に来てって送ったんだけど……あ、男の人ね!女性じゃないよ!……返事来なくてさ。さっきも配信前にもう一回送ったけど、それも返ってこなくて……もう一回送ってみようかな」
コメント欄がざわつく。
『あんまり送りすぎるのはやめた方が……』『キリトからDM来たらビビる(笑)』『それブロックされてない?』
「ぶ、ブロック……!? いや、もしそうだったら、俺……」
動揺して言葉が出ない。そんな中、ミュートにしていたスマホが震える。
「っ!」
画面を見ると、送信者は――トナリさん。
『あーーーーーーーーー!!!! 返事きた!!! 返事きたぁ!!!! やべっ、見る!!』
画面を開くと、DMの文面が表示される。
『今、キリトさんの配信を見ています。が、本当に本人か確認したいので、西山ダディダディを歌ってもらえますか?』
「えっ……西山……ダディ……? あ、ああああ!!!」
その言葉で記憶が一気に蘇る。
「西山ダディダディ!! どすこいわっしょいピーポーピーポー!! 西山ダディダディーっ!!」
カメラもないのに、なぜか振り付きで全力で歌ってしまった。配信を見ている視聴者たちはザワついている。
そんな中、再びスマホが震える。
『ごめんなさい、本当にすみません。本人だとは思っていなくて……変なことさせてしまって、本当にごめんなさい。すみません、ほんとに……!』
スライディング土下座が目に浮かぶような謝罪メッセージに、思わず吹き出してしまう。
「あ~! みんな! 信じてもらえたよ~!!」
チャット欄が一気に沸き立つ。
『おめでとう!』『キリト頑張ったな!』『確認のチョイスが西山ダディダディは草』
「ほんとそれな! でも……」
俺は画面の向こうにいるトナリさんに向かって、そっと語りかける。
「……信じてもらえるなら、なんでもやりますよ。大丈夫です!」
ようやく“本人”として認識してもらえた喜びを噛みしめながら、ニマニマと笑みがこぼれる。 明日、改めてもう一度ちゃんと連絡してみよう。そう心の中でそっと予定を立てた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうちょっとだけ、キリト視点続くかと。
『大変申し訳ないですが、キリトという名を使ってこのような行為をするのは非常に遺憾です。通報まではしませんが、これ以上このようなことが続くようであれば、通報もやむを得ないと思っています。』
「んえ……?」
三日も悩んで送ったDMの返事がようやく返ってきたと思ったら、まさかの通報警告。脳がフリーズする。
「……えーーっ!? 本物ですよっ、トナリさん! 俺、キリトです!!」
画面越しに叫んだところで伝わるわけもないが、言わずにはいられなかった。
「あーっ待って、待ってトナリさんっ、『違います本人です通報しないでください本当です俺キリトです!!!!』送信っ!」
だが、返事はない。まだ二分も経っていないのに、永遠みたいに長く感じる。
たまらず、再びDMを打つ。
「『信じてもらえてないですよね? 本当なんです……どうしたら信じてもらえますか……』」
……と言ったはいいが、俺は顔出しもしていない。ただの文字で証明なんかできるわけがない。
「……あっ、そうだ!」
ひらめいた俺は、即座に送信。
「『あの、俺今日生配信するんで、見てください! そん時に本人だって証明します!』」
だが、その後も返事はなかった。夕方になっても、夜になっても。
――完全に、偽物だと思われたんだろうか。
「配信で証明するって言ってもな……配信で名前を出すのはマナー違反だし……うーん……」
悩んでいると、通知音が鳴った。
「あ、トナリさんが呟いてる……!『本日の夕飯はコンビニの唐揚げ弁当。寂しくなんかないやい』えー……寂しいなら言ってくれれば、一緒に食べるのに……」
……ん? “夕飯”? 今、家にいる……?
「今じゃん!!!」
名推理だとばかりに、急いでトナリさんにこれから配信を始めることをDMを送り、配信準備を始める。
そしてカウントダウンの数字がゼロになる。配信が始まった。
「はい、こんばんわー、キリトですー。 本日はこのゲーム『メルダンリング』やっていきます!」
チャット欄をずっと見つめながら、ひたすらトナリさんの名前を探す。でも、見当たらない。
俺の声も、想いも、届いてないのかもしれない。どうしたら信じてもらえるのか、そもそも見てくれてるのか――考えれば考えるほど不安だけが増していく。
「あぁぁぁ……もうダメかもぉ……いやさ、仲良くなりたい人がいてさ……思い切ってDMしたんだよ。そしたら、めっちゃ疑われて……」
名前は出していない。けど、これで少しでも伝わればと思って話す。
「信じてほしくて、配信見に来てって送ったんだけど……あ、男の人ね!女性じゃないよ!……返事来なくてさ。さっきも配信前にもう一回送ったけど、それも返ってこなくて……もう一回送ってみようかな」
コメント欄がざわつく。
『あんまり送りすぎるのはやめた方が……』『キリトからDM来たらビビる(笑)』『それブロックされてない?』
「ぶ、ブロック……!? いや、もしそうだったら、俺……」
動揺して言葉が出ない。そんな中、ミュートにしていたスマホが震える。
「っ!」
画面を見ると、送信者は――トナリさん。
『あーーーーーーーーー!!!! 返事きた!!! 返事きたぁ!!!! やべっ、見る!!』
画面を開くと、DMの文面が表示される。
『今、キリトさんの配信を見ています。が、本当に本人か確認したいので、西山ダディダディを歌ってもらえますか?』
「えっ……西山……ダディ……? あ、ああああ!!!」
その言葉で記憶が一気に蘇る。
「西山ダディダディ!! どすこいわっしょいピーポーピーポー!! 西山ダディダディーっ!!」
カメラもないのに、なぜか振り付きで全力で歌ってしまった。配信を見ている視聴者たちはザワついている。
そんな中、再びスマホが震える。
『ごめんなさい、本当にすみません。本人だとは思っていなくて……変なことさせてしまって、本当にごめんなさい。すみません、ほんとに……!』
スライディング土下座が目に浮かぶような謝罪メッセージに、思わず吹き出してしまう。
「あ~! みんな! 信じてもらえたよ~!!」
チャット欄が一気に沸き立つ。
『おめでとう!』『キリト頑張ったな!』『確認のチョイスが西山ダディダディは草』
「ほんとそれな! でも……」
俺は画面の向こうにいるトナリさんに向かって、そっと語りかける。
「……信じてもらえるなら、なんでもやりますよ。大丈夫です!」
ようやく“本人”として認識してもらえた喜びを噛みしめながら、ニマニマと笑みがこぼれる。 明日、改めてもう一度ちゃんと連絡してみよう。そう心の中でそっと予定を立てた。
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もうちょっとだけ、キリト視点続くかと。
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