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執行猶予編
人形は残酷な夢を見た-11
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「う、うわぁ、スゲッ!!・・・た、滝?」
輝かしい光に包まれた恭華から歓声が漏れる。
地下駐車場の薄暗さから一変、キラキラと輝くシャンデリアに照らされ、白昼よりも明るさを感じるホールのようなエントランス。
本当の正面入口にはフロントが構えている。その正面入口の左側に位置する、地下駐車場からの入口の正面には大理石でできたウォールから流れる滝のオブジェがあった。
水飛沫を派手に散らし、ただただ広い空間に、ザーザーと水の打たせ音が響いている。その様子を見ているだけでもマイナスイオンの中に身を投じたような気になり、恭華の心を少なからず癒した。
キツネが歩くとコツコツと小気味よい音を鳴らす床も一面大理石でできていて、素足で生活をしても一切の汚れが付着しない程にピカピカに磨き上げられていた。
「お帰りなさいませ、キツネ様」
非常に落ち着いた安心感のある声。
滝に釘付けとなっていた恭華の視線が、声の元をたどる。
フロントには女性が一人。
ホテルのフロントのようにビシッと制服を着こなした黒髪が肩まで伸びる綺麗な女性だ。
この流水音が響く、『静』の情緒を感じさせる場にふさわしい、物静かな女性。身長は小さいが、それを感じさせない存在感がある。
お辞儀や姿勢が美しく、和服を着ても間違いなく映えるであろうその姿勢は、じっと恭華を見つめていた。
「おや、お揚げ、もう終わったのですか?」
「はい、何の滞りもなく終了致しました」
「流石、お揚げですね。仕事が早く助かります。頼りにしていますよ」
キツネがお揚げと呼ぶ女。お揚げ・・・どこかで・・・
そうだ、裏路地でキツネが電話をしていた相手だと思い当たる。
「恭華さん、こちら揚羽といいます。稲荷のお姉さんです」
紹介したキツネが、静かに恭華を下ろす。
「えっ!?稲荷の?」
稲荷の顔立ちはどちらかと言えばハーフのように濃い顔。
大きめのたれ目は優男を連想させ、ふわふわな手触りを連想させる薄い茶色の髪は染めているのではなく、地毛であろう。
だからこそ、恭華は驚いた。
揚羽と紹介された女性は日本人そのもの。
本当の姉弟か?
「フフッ、そうです。お揚げ、こちら恭華さんですよ」
キツネに紹介された恭華が、揚羽の目を見てビクリとする。
「な、何だよ?」
まるで仇を見つめるかのような目で、物凄い形相で睨んでいるのだ。
キツネに見せていた穏やかな表情とは打って変わって、射殺すような目つきで。
美人が睨みつけると迫力はそれはそれは物凄い。
女性からそのような目を向けられることなど殆ど経験がない恭華は、怯んで後退る。
「(お・ま・え・か!)」
「え?」
鋭い双眼のまま、声を出さずに揚羽の口がパクパクと動く。
声は出ていなかったが、確かに彼女は「お前か」とそう言った。
それより彼女の殺気が物凄い。
稲荷の姉ということはこんなに綺麗で華奢なこの女性も人殺し・・・。
まあでも、それも頷ける。この殺気なら。
「それよりお揚げ、明日のことで少しご相談が・・・よろしいですか?」
「はい。もちろんでございます、キツネ様」
揚羽はパッと顔を上げ、すぐにキツネに満面の笑みを見せる。
恭華は余りの豹変ぶりに目を疑いつつも、静かに一歩、また一歩と下がっていく。
二人が図面を見ながら話しに集中しているこの時なら。
正面入り口まで150m前後。このマンションがいかに広大であるかが窺える。
全力で駆け抜けたとしてもあっさりとキツネに捕えられるだろう。
もう少し、あと少し。こうして徐々に下がって行けば・・・
ゆっくり、ゆっくりと、二人から目を離さずに、息も極力潜め、歩みを進める。額からも掌からも滲んでくる汗を感じながら。
ようやくエントランスの中央手前までたどり着いた。
だがまだだ。まだ遠い。
足音がよく響くこの床で、音を立てないように注意しながらすり足で下がっていく。
この先、入口までは何も障害がないことを確認した背中に、不意に何かが当たり息を呑む。
恭華がぶつかったモノを認識する前に、背後から両肩にポンッと手が置かれる。
「駄目だよ、恭華ちゃん。戻って?」
息が止まりそうな程に驚き、ヒュッと短く喉が鳴る。
振り向くと困ったような笑みを浮かべる稲荷がいた。
「い、稲荷!?」
こそこそとキツネに気付かれないように喋る稲荷に合わせ、声を落とす。
クッソ、もう少しだったのに!
落胆と共に舌打ちが出そうになる。
「恭華ちゃん、足まで失いたくないでしょ?」
「で、でも俺・・・こ、怖い・・・」
従来から、怖いなど正直に口にできる性格ではない。怖いと思うことなども殆どない。
兄がいたらきっとこんな感じなのだろう。不思議と稲荷には恥など感じることなく本音が漏れてしまう。弱音がこぼれてしまう。
何もキツネを怒らせたくて、ひどい目に遭いたくて逃げようとしている訳ではない。
怖い・・・怖くて仕方がない。だからいつでも逃れられる隙を探してしまう。
「それは分かる。でも逃げたらもっと怖いよ?いい?恭華ちゃんは今までの生贄とは比べようがないくらいに気に入られてんだよ?だからキツネさんに逆らわなければ(あんまり)酷い目に遭わされないから(多分)。ほら、戻ろう?」
恭華の背中を稲荷が優しく支える。
「気に入られてる?ウソだっ!!」
自分がヒソヒソ話していたことも忘れ、興奮のあまり思わず声の音量が上がってしまった。
気に入っている奴の腕折るか?
気に入っている奴の足に刃物突き刺すか?その傷口を抉るか?
気に入っている奴の肋骨を簡単に何本も折るか?
いや、しない。普通それはしない。可愛がるだろう?大切にするだろう?
「本当だよ?参考までにね、キツネさんと出会ってから今までの生贄の最大寿命は5日だよ。もちろん、キツネさんの手料理なんか食べた子いないから」
稲荷の言葉に恭華の顔が引き攣る。ではあれは、やはりあいつの手料理だったのかと・・・。
「そ、そうなのか?でも俺もやっぱり・・・もうすぐ殺されんだよな」
恭華の表情が曇る。
「・・・今までなら確実にそうだけど、恭華ちゃんならあるいは・・・」
表情を暗くする恭華につられ、稲荷の目も伏し目がちとなる。確信はない。だが本当に恭華なら殺されないかもしれない。
「も、もう少しなんだ・・・このまま俺を見逃してくれないか?」
泣きそうに恭華の顔が歪んでいく。口がへの字に曲がり、キュッと結んで何かを堪えるようにプルプルしている。
キツネに並ばないまでも、恭華よりは身長のある稲荷を見上げる恭華の瞳が、捨て犬のそれと重なり、稲荷が『うっ』と良心の呵責に苛まれる。
「恭華ちゃん・・・本気で逃げられると思ってる?恭華ちゃんは知ってるか分かんないけど、キツネさんは読めるからね?」
だから何を考え、何をしているのかは丸見えとなっていると、稲荷が告げる。
ん?
今この人、あっさり凄いこと言わなかったか?
「は?何が読めるって?」
字か?本か?新聞か?
「だからね、人の心だって」
「ああ、人の心ね。・・・って、なるかよ!!お前、いい年なんだからもっとリアルに生きろよ」
そうか稲荷は二次元に生きている人であったか、と恭華が頷く。
「あ、うん、まあそうだよね。普通の人の反応だ。いや、そうじゃなくて本当にね、特殊能力っていうの?感じたことない?この人、考えていることが読めるのか?って・・・まあ、今は信じなくてもいいけど」
信じるとは思っていない、信じて欲しいとも。普通の人は受け入れないのだ。人間は人間ができることが人間の全てであると信じて疑わないのだから。
あくまで空想、妄想、幻想の世界であると、そう割り切るのだから。
「ああ!た、確かに読めんのか?って何度も思った!信じるよ、稲荷」
真っ直ぐな眼で恭華が真剣に頷く。
そんな恭華に稲荷は驚きに目を見開いた。普通出会って間もない人間の、それも途方もなく現実離れした話を信じるか、と。
だが殺人鬼が作った得体の知れない料理を口にしてしまう恭華ならあり得ると、稲荷が納得したように優しく微笑んだ。
「ね?恭華ちゃんが逃げようと後退ってたことも気付いているよ。知ってて試してるんだ・・・ほら、戻ろう?」
恭華の手をキュッと握り、足取りを重くする恭華をキツネの元へと連れていく。
「あ、それと俺はリアルな女の子が好きだから」
後は自らキツネに歩み寄るようにとでも言うのか、キツネより数m手前で手を放し、恭華の耳元でボソッと呟く。
「あとね、恭華ちゃん、65階に連れていかれたらやっぱり特別ってことだから」
稲荷は片目をつぶり、恭華の背中を軽くトンっと押す。
10分程度かけてここまで来たのに、たった数十秒程度で連れ戻される。その虚しさとキツネに対する恐怖から背中を押されても足が動かない。
輝かしい光に包まれた恭華から歓声が漏れる。
地下駐車場の薄暗さから一変、キラキラと輝くシャンデリアに照らされ、白昼よりも明るさを感じるホールのようなエントランス。
本当の正面入口にはフロントが構えている。その正面入口の左側に位置する、地下駐車場からの入口の正面には大理石でできたウォールから流れる滝のオブジェがあった。
水飛沫を派手に散らし、ただただ広い空間に、ザーザーと水の打たせ音が響いている。その様子を見ているだけでもマイナスイオンの中に身を投じたような気になり、恭華の心を少なからず癒した。
キツネが歩くとコツコツと小気味よい音を鳴らす床も一面大理石でできていて、素足で生活をしても一切の汚れが付着しない程にピカピカに磨き上げられていた。
「お帰りなさいませ、キツネ様」
非常に落ち着いた安心感のある声。
滝に釘付けとなっていた恭華の視線が、声の元をたどる。
フロントには女性が一人。
ホテルのフロントのようにビシッと制服を着こなした黒髪が肩まで伸びる綺麗な女性だ。
この流水音が響く、『静』の情緒を感じさせる場にふさわしい、物静かな女性。身長は小さいが、それを感じさせない存在感がある。
お辞儀や姿勢が美しく、和服を着ても間違いなく映えるであろうその姿勢は、じっと恭華を見つめていた。
「おや、お揚げ、もう終わったのですか?」
「はい、何の滞りもなく終了致しました」
「流石、お揚げですね。仕事が早く助かります。頼りにしていますよ」
キツネがお揚げと呼ぶ女。お揚げ・・・どこかで・・・
そうだ、裏路地でキツネが電話をしていた相手だと思い当たる。
「恭華さん、こちら揚羽といいます。稲荷のお姉さんです」
紹介したキツネが、静かに恭華を下ろす。
「えっ!?稲荷の?」
稲荷の顔立ちはどちらかと言えばハーフのように濃い顔。
大きめのたれ目は優男を連想させ、ふわふわな手触りを連想させる薄い茶色の髪は染めているのではなく、地毛であろう。
だからこそ、恭華は驚いた。
揚羽と紹介された女性は日本人そのもの。
本当の姉弟か?
「フフッ、そうです。お揚げ、こちら恭華さんですよ」
キツネに紹介された恭華が、揚羽の目を見てビクリとする。
「な、何だよ?」
まるで仇を見つめるかのような目で、物凄い形相で睨んでいるのだ。
キツネに見せていた穏やかな表情とは打って変わって、射殺すような目つきで。
美人が睨みつけると迫力はそれはそれは物凄い。
女性からそのような目を向けられることなど殆ど経験がない恭華は、怯んで後退る。
「(お・ま・え・か!)」
「え?」
鋭い双眼のまま、声を出さずに揚羽の口がパクパクと動く。
声は出ていなかったが、確かに彼女は「お前か」とそう言った。
それより彼女の殺気が物凄い。
稲荷の姉ということはこんなに綺麗で華奢なこの女性も人殺し・・・。
まあでも、それも頷ける。この殺気なら。
「それよりお揚げ、明日のことで少しご相談が・・・よろしいですか?」
「はい。もちろんでございます、キツネ様」
揚羽はパッと顔を上げ、すぐにキツネに満面の笑みを見せる。
恭華は余りの豹変ぶりに目を疑いつつも、静かに一歩、また一歩と下がっていく。
二人が図面を見ながら話しに集中しているこの時なら。
正面入り口まで150m前後。このマンションがいかに広大であるかが窺える。
全力で駆け抜けたとしてもあっさりとキツネに捕えられるだろう。
もう少し、あと少し。こうして徐々に下がって行けば・・・
ゆっくり、ゆっくりと、二人から目を離さずに、息も極力潜め、歩みを進める。額からも掌からも滲んでくる汗を感じながら。
ようやくエントランスの中央手前までたどり着いた。
だがまだだ。まだ遠い。
足音がよく響くこの床で、音を立てないように注意しながらすり足で下がっていく。
この先、入口までは何も障害がないことを確認した背中に、不意に何かが当たり息を呑む。
恭華がぶつかったモノを認識する前に、背後から両肩にポンッと手が置かれる。
「駄目だよ、恭華ちゃん。戻って?」
息が止まりそうな程に驚き、ヒュッと短く喉が鳴る。
振り向くと困ったような笑みを浮かべる稲荷がいた。
「い、稲荷!?」
こそこそとキツネに気付かれないように喋る稲荷に合わせ、声を落とす。
クッソ、もう少しだったのに!
落胆と共に舌打ちが出そうになる。
「恭華ちゃん、足まで失いたくないでしょ?」
「で、でも俺・・・こ、怖い・・・」
従来から、怖いなど正直に口にできる性格ではない。怖いと思うことなども殆どない。
兄がいたらきっとこんな感じなのだろう。不思議と稲荷には恥など感じることなく本音が漏れてしまう。弱音がこぼれてしまう。
何もキツネを怒らせたくて、ひどい目に遭いたくて逃げようとしている訳ではない。
怖い・・・怖くて仕方がない。だからいつでも逃れられる隙を探してしまう。
「それは分かる。でも逃げたらもっと怖いよ?いい?恭華ちゃんは今までの生贄とは比べようがないくらいに気に入られてんだよ?だからキツネさんに逆らわなければ(あんまり)酷い目に遭わされないから(多分)。ほら、戻ろう?」
恭華の背中を稲荷が優しく支える。
「気に入られてる?ウソだっ!!」
自分がヒソヒソ話していたことも忘れ、興奮のあまり思わず声の音量が上がってしまった。
気に入っている奴の腕折るか?
気に入っている奴の足に刃物突き刺すか?その傷口を抉るか?
気に入っている奴の肋骨を簡単に何本も折るか?
いや、しない。普通それはしない。可愛がるだろう?大切にするだろう?
「本当だよ?参考までにね、キツネさんと出会ってから今までの生贄の最大寿命は5日だよ。もちろん、キツネさんの手料理なんか食べた子いないから」
稲荷の言葉に恭華の顔が引き攣る。ではあれは、やはりあいつの手料理だったのかと・・・。
「そ、そうなのか?でも俺もやっぱり・・・もうすぐ殺されんだよな」
恭華の表情が曇る。
「・・・今までなら確実にそうだけど、恭華ちゃんならあるいは・・・」
表情を暗くする恭華につられ、稲荷の目も伏し目がちとなる。確信はない。だが本当に恭華なら殺されないかもしれない。
「も、もう少しなんだ・・・このまま俺を見逃してくれないか?」
泣きそうに恭華の顔が歪んでいく。口がへの字に曲がり、キュッと結んで何かを堪えるようにプルプルしている。
キツネに並ばないまでも、恭華よりは身長のある稲荷を見上げる恭華の瞳が、捨て犬のそれと重なり、稲荷が『うっ』と良心の呵責に苛まれる。
「恭華ちゃん・・・本気で逃げられると思ってる?恭華ちゃんは知ってるか分かんないけど、キツネさんは読めるからね?」
だから何を考え、何をしているのかは丸見えとなっていると、稲荷が告げる。
ん?
今この人、あっさり凄いこと言わなかったか?
「は?何が読めるって?」
字か?本か?新聞か?
「だからね、人の心だって」
「ああ、人の心ね。・・・って、なるかよ!!お前、いい年なんだからもっとリアルに生きろよ」
そうか稲荷は二次元に生きている人であったか、と恭華が頷く。
「あ、うん、まあそうだよね。普通の人の反応だ。いや、そうじゃなくて本当にね、特殊能力っていうの?感じたことない?この人、考えていることが読めるのか?って・・・まあ、今は信じなくてもいいけど」
信じるとは思っていない、信じて欲しいとも。普通の人は受け入れないのだ。人間は人間ができることが人間の全てであると信じて疑わないのだから。
あくまで空想、妄想、幻想の世界であると、そう割り切るのだから。
「ああ!た、確かに読めんのか?って何度も思った!信じるよ、稲荷」
真っ直ぐな眼で恭華が真剣に頷く。
そんな恭華に稲荷は驚きに目を見開いた。普通出会って間もない人間の、それも途方もなく現実離れした話を信じるか、と。
だが殺人鬼が作った得体の知れない料理を口にしてしまう恭華ならあり得ると、稲荷が納得したように優しく微笑んだ。
「ね?恭華ちゃんが逃げようと後退ってたことも気付いているよ。知ってて試してるんだ・・・ほら、戻ろう?」
恭華の手をキュッと握り、足取りを重くする恭華をキツネの元へと連れていく。
「あ、それと俺はリアルな女の子が好きだから」
後は自らキツネに歩み寄るようにとでも言うのか、キツネより数m手前で手を放し、恭華の耳元でボソッと呟く。
「あとね、恭華ちゃん、65階に連れていかれたらやっぱり特別ってことだから」
稲荷は片目をつぶり、恭華の背中を軽くトンっと押す。
10分程度かけてここまで来たのに、たった数十秒程度で連れ戻される。その虚しさとキツネに対する恐怖から背中を押されても足が動かない。
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