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執行猶予編
人形は残酷な夢を見た-16
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「フフッ、普段の貴方と全然違いますね。恭華さんは女性の前でも食べ物のことになるとこんなにも幼くなるんですか?」
ターキーをナイフで切り分け、恭華に手渡す。
「え?何、お前・・・俺の事なら何でも知ってんじゃなかったのか?」
これぞイジメっ子というような顔でニヤッと笑う。
鬼の首を取ったかのように勝ち誇り、ドヤ顔でターキーを口に運ぶ。
優越に浸りながら飲む赤ワインは心なしか大変美味しく感じる。
「フフッ、そうですね。貴方との会話を楽しみたかっただけなんですけど。もちろんよく、それはよく存じていますよ。高級レストランに連れていかれることも多々ありますもんね。教え込まれたテーブルマナーを身に付けたけれども、目の前の料理を一刻も早く食べたくて、マナーを無視して女性に怒られることもしばしばありますもんね。ああ、女性の手料理に正直な感想を言って怒られたこともありましたね・・・」
ペラペラと語り出すキツネに恭華の顔色が変わり、ダーッと口からワインを垂れ流す。
「おや、恭華さんたら垂らしていますよ❤」
口から垂れ流れるワインをキツネが舐め上げる。
「お、お前は!!ナプキンやタオルで拭くとかあるだろ?何でいつもいつもいつも舐めるんだよ、気持ち悪いからやめろ!!」
キツネの顔をググッと押し返す。
「僕の好物ですから、恭華さんは。仕方ありませんよ。恭華さんは本当に甘くて美味しいですよ❤」
押しやられた顔を恭華の足に移したキツネが、ベロリと舐め上げていく。
「ふっ!ふざけんなっ!!きもっ!!」
足先を舐め上げられた気色の悪さから、ブルッと身震いをする。
咄嗟に足を引こうとするが、しっかり掴まれていた足はソファへ引き上がらなかった。
こいつをこのまま蹴り上げたい!!
だが蹴り上げた後、どうなるかが怖い。
今までその後どうなるかなど、考えて行動しなければならないことなどなかった。暴力沙汰となっても、それ以上の力でねじ伏せることなど余裕でできた。
だがこのキツネの前では考えなければならないことを学んだ。暴力沙汰になった時、どうにもならないことがあることを、その後に訪れる恐怖を知ってしまったから。
怖いとは思えども、酒の力と目の前の料理が恭華の心を大きくした。
足の指の間まで舌先を伸ばしているキツネを思い切り蹴り上げる。
ただし、舐められている方は動かないことが分かっていたため、もう一方の足で。
「ヤメロッつってんだろっ!!!」
キツネのこめかみあたりを目掛け、足を振り上げ振り回す。
ガンッ!!!!
「痛っ!」
避けられると思っていた蹴りは見事にキツネの横っ面にヒットした。
それも加減なく、一撃で沈める勢いで打ち込んだのだ。
だがキツネが吹き飛ぶことはなく、倒れさえしなかった。それどころか、恭華の足の骨がビーンと振動し、鈍い痛みを走らせた。
痛みに顔を歪めるが、キツネに何の反応もないことが気になる。
何も動じていない、頭から流血している様子もない。だが、キツネから何も声が発せられない。
「キ、キツネ?」
打った本人である恭華が心配そうにキツネの様子をうかがう。
だが、恭華の足の指をしゃぶっていたキツネの頭はうなだれていて、顔を覗き込むことができない。
まさかこのまま気を失ったか?
「キ、」
「酷いですねぇ、突然蹴り上げるなんて・・・それも頭蓋を割る気で蹴りましたよね?・・・・恭華さん、何をされても文句は言えませんよ?足を失いたいようですね」
頭を垂れているキツネの口元がニヤリと歪んでいく様が、辛うじて恭華からも認められた。
バッとキツネの顔から足を引くが、掴まれている方の足が動かない。
キツネがターキーを切り分けていたナイフを静かに恭華の足にあてる。
「やっ!!!・・・待っ、キ、キツネ、ご、ごめ・・・」
ガタガタと無理に足を引こうとする恭華の足首に、スッと一筋、薄皮を切るようにナイフを引いていく。
「っ!!や、やめっ!お、お願い・・・き、切らない、で・・・」
足首に滲み出した血に怯える。
「切られるのは嫌なんですね?では引きちぎりましょうか?それとも腕と同じく折りますか?」
「どれも嫌だ!キ、キツネた、頼む・・・」
引きちぎる?引きちぎるって何だ?どんな怪力だよ?つーか人間引きちぎるってもう化け物だろ・・・
もう・・・もう嫌だ・・・もしも本格的にこの男に監禁されたら、毎日、いや数時間、いや数十分、数分おきにこんな恐怖に対面しなきゃならないのか・・・
ビクビクして嫌なことを嫌だと言えずに、我慢しなきゃならないのか・・・
ダメだ・・・泣きそうだ。この男の前で泣きたくない。もう何度も泣かされているが、それは肉体的苦痛による生理的な涙。
そして今恭華が瞳を潤ませ零さないように堪えているのは精神的なものだ。
それだけは、それだけはこの男に見せたくない。
気持ちは強く唇を噛み締めれば噛み締めるだけ、感情は昂り、涙への近道となった。
ポロリと頬を伝って零れてしまった涙は、もう瞳の中に戻すことはできない。
毛足の長い絨毯が吸い取った水滴は色を変えていった。
一粒零してしまった涙を、もう堰き止めることはできず、後から後からポロポロ溢れさせる。
「いやだ・・・もう、いやだ・・・」
いやだとだけ繰り返し呟き、力なく首を振り続ける恭華に、キツネの溜息が下から届く。
「恭華さん、今のは完全に恭華さんが悪い。恭華さんが先に手を出した、それは分かりますね?」
キツネの悠長な問いかけに、恭華が首を振る。
「俺、悪くないっ!足舐めるのヤメロって言ったのにやめなかったお前が悪いだろっ!!」
泣きながら叫ぶように訴える。
「その理屈でいきますと、抵抗するなと言ったのに抵抗した恭華さんが悪い、だから足癖の悪い足を切る。となりますよ?」
そうだ、その通りだ。そんな不条理で不合理で理不尽な話があるかと思っても、嘆いても、そもそも対等ではないのだから。
大前提として逆らってはいけないとあるのだから。
そこから考えれば足を舐めるのをヤメロという訴え自体、逆らったことになるのだから。
もうダメだ。また泣きそうだ。
本格的に嗚咽を漏らし、大声を上げて泣きそうだ。
卒業後を考えると真っ暗だ。
どこまでいっても絶望しかない。
「恭華さんが悪いことをしたと反省し、謝るというのであれば許しましょう。今日はパーティーですしね」
足にあてがわれたナイフが離れ、そっとテーブルにナイフが置かれる。
恭華の思考が読めるキツネとしては、かなり恭華が追い詰められている様が見て取れる。ここが落としどころと、ちょっとした優しさを垣間見せた結果だ。
だがそのニヤリと笑うキツネの笑顔が、恭華には暗闇にボヤっと浮かぶ面のように見える。笑顔だけが張り付き、表情が殺された面のように。
いやだ。
これからもそうやって謝り倒して生きていくのか?
徐々に身体の、心のパーツを失いながら・・・
いやだ。
「俺、決めた・・・。お前には捕まらない。だから・・・」
キツネがテーブルに置いたナイフを拾い上げる。
恭華の足元に跪いているキツネは視線だけでそれを追う。
「だから・・・」
震える手で刃先をキツネに向けるが、手の震えに反して恭華の目には力が宿っていた。
雲が晴れたような光が宿っていた。
「ここで・・・・・・・・お別れだ!!」
ギュッと目を閉じた恭華はキツネに向けていた刃先を自らの喉目がけて一気に突き刺す。
ターキーをナイフで切り分け、恭華に手渡す。
「え?何、お前・・・俺の事なら何でも知ってんじゃなかったのか?」
これぞイジメっ子というような顔でニヤッと笑う。
鬼の首を取ったかのように勝ち誇り、ドヤ顔でターキーを口に運ぶ。
優越に浸りながら飲む赤ワインは心なしか大変美味しく感じる。
「フフッ、そうですね。貴方との会話を楽しみたかっただけなんですけど。もちろんよく、それはよく存じていますよ。高級レストランに連れていかれることも多々ありますもんね。教え込まれたテーブルマナーを身に付けたけれども、目の前の料理を一刻も早く食べたくて、マナーを無視して女性に怒られることもしばしばありますもんね。ああ、女性の手料理に正直な感想を言って怒られたこともありましたね・・・」
ペラペラと語り出すキツネに恭華の顔色が変わり、ダーッと口からワインを垂れ流す。
「おや、恭華さんたら垂らしていますよ❤」
口から垂れ流れるワインをキツネが舐め上げる。
「お、お前は!!ナプキンやタオルで拭くとかあるだろ?何でいつもいつもいつも舐めるんだよ、気持ち悪いからやめろ!!」
キツネの顔をググッと押し返す。
「僕の好物ですから、恭華さんは。仕方ありませんよ。恭華さんは本当に甘くて美味しいですよ❤」
押しやられた顔を恭華の足に移したキツネが、ベロリと舐め上げていく。
「ふっ!ふざけんなっ!!きもっ!!」
足先を舐め上げられた気色の悪さから、ブルッと身震いをする。
咄嗟に足を引こうとするが、しっかり掴まれていた足はソファへ引き上がらなかった。
こいつをこのまま蹴り上げたい!!
だが蹴り上げた後、どうなるかが怖い。
今までその後どうなるかなど、考えて行動しなければならないことなどなかった。暴力沙汰となっても、それ以上の力でねじ伏せることなど余裕でできた。
だがこのキツネの前では考えなければならないことを学んだ。暴力沙汰になった時、どうにもならないことがあることを、その後に訪れる恐怖を知ってしまったから。
怖いとは思えども、酒の力と目の前の料理が恭華の心を大きくした。
足の指の間まで舌先を伸ばしているキツネを思い切り蹴り上げる。
ただし、舐められている方は動かないことが分かっていたため、もう一方の足で。
「ヤメロッつってんだろっ!!!」
キツネのこめかみあたりを目掛け、足を振り上げ振り回す。
ガンッ!!!!
「痛っ!」
避けられると思っていた蹴りは見事にキツネの横っ面にヒットした。
それも加減なく、一撃で沈める勢いで打ち込んだのだ。
だがキツネが吹き飛ぶことはなく、倒れさえしなかった。それどころか、恭華の足の骨がビーンと振動し、鈍い痛みを走らせた。
痛みに顔を歪めるが、キツネに何の反応もないことが気になる。
何も動じていない、頭から流血している様子もない。だが、キツネから何も声が発せられない。
「キ、キツネ?」
打った本人である恭華が心配そうにキツネの様子をうかがう。
だが、恭華の足の指をしゃぶっていたキツネの頭はうなだれていて、顔を覗き込むことができない。
まさかこのまま気を失ったか?
「キ、」
「酷いですねぇ、突然蹴り上げるなんて・・・それも頭蓋を割る気で蹴りましたよね?・・・・恭華さん、何をされても文句は言えませんよ?足を失いたいようですね」
頭を垂れているキツネの口元がニヤリと歪んでいく様が、辛うじて恭華からも認められた。
バッとキツネの顔から足を引くが、掴まれている方の足が動かない。
キツネがターキーを切り分けていたナイフを静かに恭華の足にあてる。
「やっ!!!・・・待っ、キ、キツネ、ご、ごめ・・・」
ガタガタと無理に足を引こうとする恭華の足首に、スッと一筋、薄皮を切るようにナイフを引いていく。
「っ!!や、やめっ!お、お願い・・・き、切らない、で・・・」
足首に滲み出した血に怯える。
「切られるのは嫌なんですね?では引きちぎりましょうか?それとも腕と同じく折りますか?」
「どれも嫌だ!キ、キツネた、頼む・・・」
引きちぎる?引きちぎるって何だ?どんな怪力だよ?つーか人間引きちぎるってもう化け物だろ・・・
もう・・・もう嫌だ・・・もしも本格的にこの男に監禁されたら、毎日、いや数時間、いや数十分、数分おきにこんな恐怖に対面しなきゃならないのか・・・
ビクビクして嫌なことを嫌だと言えずに、我慢しなきゃならないのか・・・
ダメだ・・・泣きそうだ。この男の前で泣きたくない。もう何度も泣かされているが、それは肉体的苦痛による生理的な涙。
そして今恭華が瞳を潤ませ零さないように堪えているのは精神的なものだ。
それだけは、それだけはこの男に見せたくない。
気持ちは強く唇を噛み締めれば噛み締めるだけ、感情は昂り、涙への近道となった。
ポロリと頬を伝って零れてしまった涙は、もう瞳の中に戻すことはできない。
毛足の長い絨毯が吸い取った水滴は色を変えていった。
一粒零してしまった涙を、もう堰き止めることはできず、後から後からポロポロ溢れさせる。
「いやだ・・・もう、いやだ・・・」
いやだとだけ繰り返し呟き、力なく首を振り続ける恭華に、キツネの溜息が下から届く。
「恭華さん、今のは完全に恭華さんが悪い。恭華さんが先に手を出した、それは分かりますね?」
キツネの悠長な問いかけに、恭華が首を振る。
「俺、悪くないっ!足舐めるのヤメロって言ったのにやめなかったお前が悪いだろっ!!」
泣きながら叫ぶように訴える。
「その理屈でいきますと、抵抗するなと言ったのに抵抗した恭華さんが悪い、だから足癖の悪い足を切る。となりますよ?」
そうだ、その通りだ。そんな不条理で不合理で理不尽な話があるかと思っても、嘆いても、そもそも対等ではないのだから。
大前提として逆らってはいけないとあるのだから。
そこから考えれば足を舐めるのをヤメロという訴え自体、逆らったことになるのだから。
もうダメだ。また泣きそうだ。
本格的に嗚咽を漏らし、大声を上げて泣きそうだ。
卒業後を考えると真っ暗だ。
どこまでいっても絶望しかない。
「恭華さんが悪いことをしたと反省し、謝るというのであれば許しましょう。今日はパーティーですしね」
足にあてがわれたナイフが離れ、そっとテーブルにナイフが置かれる。
恭華の思考が読めるキツネとしては、かなり恭華が追い詰められている様が見て取れる。ここが落としどころと、ちょっとした優しさを垣間見せた結果だ。
だがそのニヤリと笑うキツネの笑顔が、恭華には暗闇にボヤっと浮かぶ面のように見える。笑顔だけが張り付き、表情が殺された面のように。
いやだ。
これからもそうやって謝り倒して生きていくのか?
徐々に身体の、心のパーツを失いながら・・・
いやだ。
「俺、決めた・・・。お前には捕まらない。だから・・・」
キツネがテーブルに置いたナイフを拾い上げる。
恭華の足元に跪いているキツネは視線だけでそれを追う。
「だから・・・」
震える手で刃先をキツネに向けるが、手の震えに反して恭華の目には力が宿っていた。
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