殺人鬼と綺麗な人形はやがて手を取り涙する

なつみかん

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執行猶予編

人形は残酷な夢を見た-24 ★

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「可愛過ぎて殺されるかと思いました❤」

いやいや殺されるかと思ってるの俺だから!と叫びたい気持ちを抑え、沈黙を守る。

興奮冷めやらぬキツネが乱暴に恭華をベッドへと押し倒す。起き上がる間も与えられずにグッと脚をM字に全開にさせられ、苦しさに恭華が呻く。

そしてキツネが次に出た行動に、思わず恭華の顔が引き攣る。

「ちょ、ちょっと待て!!や、優しくするって言わなかったか?」

完全に勃ち上がり硬くなった先端を、恭華の入口に押し当てたのだ。もちろん前戯も慣らされてもいないそこは硬く閉ざされ、何の潤いもない。

こうもあっさりと前言を撤回したキツネに驚き、恭華が声を上げる。

「ええ、優しくしますよ❤大人しくしていれば、殴ったり、折ったり、切ったり、刺したり、撃ったりしませんよ?」
じゃあ挿れます、とグッと腰を進める。

そのキツネに対し、身体をすり上げ、キツネのグロテスクで自分のより遥に巨根な凶器から逃れる。

キツネの体が間に入り込んでいるせいで脚を閉じることができない。

「ま、待って!せ、せめてローションとか・・・」

本人も言っていたが、やはり恭華とキツネの『優しい』では全く意味が違っていた。

そもそも日常生活に天と地との差があるのだ。『人間』というものに対する価値観にも。
もはやそんな男から『優しくする』という言葉が出た、それだけで奇跡だ。

もう慣らせとかそんな高望みはしない。
だからせめて、せめてローションだけでも使って欲しい。

「恭華さん、逃げないでください。次はないですよ?それとすみません、ローションなんてものはありません。どうしましょう?・・・貴方の血をローションの代わりにしますか?」
困りましたねぇ、どこを切りますか?刺しますか?と、冗談でも嘲弄しているわけでもなく、本気で言っている。

それはそうだ。この男には無用の長物だ。使う相手がいないのだから。

あったとしても使用されずに埃を山盛りに積もらせるだけだ。

もうオリーブオイル、ボディソープ、ベビーオイル・・・いや、もういい。

「・・・いや、いい。突っ込んでくれ」
諦めきった恭華は覚悟を決め、キュッとシーツを握り締める。

「申し訳ありませんねぇ・・・用意しておきますね」
全く申し訳なさそうではない笑みを浮かべ、腰を進める。

「っ!!・・・・・・ぃっ!アアアアアッ!!」
メリメリと肛門に裂傷を与えながら、気遣うことなく強引に奥底まで納めていく。

「ん~っ!!やはり貴方の肉筒は最高ですねぇ❤締め付けがたまりません❤分かります?僕のがドクドクいってるの?」
久しぶりに味わう恭華にキツネが歓喜の声を上げる。

恍惚とした表情で天井を仰ぐキツネに対し、恭華も同じく見開かれた目で天井を仰ぐ。

背中は反り返り、後頭部で体を持ち上げる程に力が入る。

大きな目からは一筋の涙を流し、こめかみへと伝わせる。

「い、痛っ、ぬ、抜い・・・」
僅かに首を左右に振り、拒絶を伝える。

「まだ抜けませんよ。ああ、泣かないでください、酷いことをしたくなります」
はぁはぁと息を荒くしたキツネが恭華に遠慮することなく、腸壁を擦り上げていく。

キツネ以上に息を荒くし、懸命に男の肉棒を受け入れようと、苦痛に耐える。

挿入時に裂けた穴からは流血し、キツネの動きに合わせ、新たな血を溢れさせる。

「ぃっ、う、動かない・・・あぁっ!」
首を振り、キツネの動きを抑えようと、震える手でキツネの肩に触れるが、キツネは止まらない。

力尽きたようにすぐに腕がパタリとシーツに落ちる。
戻っていった腕同様に、パタパタと涙までシーツに零していく。
ゴリゴリと最奥を抉られ、痛みと苦しみから、吸い込まれても吸い込まれても新たな涙をシーツに流す。

「い、いた・・・」

声さえ出すことが困難で、開かれている脚をガクガクと震わせる。

「すみません、早くもイきそうです」
キツネがガツガツと腰を穿ち、中に熱が爆ぜるのを感じたが、キツネが退く気配はない。

「ふっ・・・ひ、ヒック・・・キ、キツ・・も、」
終わったならとっとと抜いてくれと、睫毛を震わせてキツネを見上げるが、キツネの顔がにんまりと歪んでいくのを目にした。

瞬間、恭華の顔が絶望に染まる。

恭華の足首を掴み、頭までまんぐり返す。

「いっ!!痛いっ!!キ、キツネッ!!は、腹っ!!」
ハッ、ハッと息遣いが短くなり、痛みを訴える。祈るような気持ちで。

もちろん腸内まで裂け目が入った肛門は痛い。

ガンガン加減なく穿たれ、砕けそうな腰も、直腸も痛い。

だが、容赦なく下半身を持ち上げられ、腹部を圧迫されることが、今の恭華にとって何より辛い。

折れている骨が歪んで内臓を抉られている感覚さえする。
痛みで気が遠のいていく、失神間近なことが恭華自身分かる。

「少し我慢してください。すぐに終わらせますよ」
ボロボロと涙を流す恭華の頬をキツネがなぞっていく。

嬉しそうに細い眼を細め、再びキツネが動き出す。

「カッ!・・・ハッ、ハッ・・・っ」
ただでさえ、呼吸と共に腹の痛みが走っていたのに、圧迫までされて殆ど息ができない。

浅く短く呼吸を懸命に繰り返すが、圧倒的に酸素が足りない。

「ぅぁ・・・ァ」
多くの酸素を取り入れようとした口は大きく開かれているが、溢れ出るのは二酸化炭素よりも唾液の量の方が多い。

恭華はガクガクと全身を震わせ限界を訴えるが、頬を紅潮させたキツネはその恭華の姿にさえ興奮を増す。

対して恭華の頬は白く白くなっていく。

ぐちゅぐちゅと乱暴に掻き混ぜられ、注がれた白い液が恭華の白い太腿を伝っていく。
先に流れていった血を上書きするようになぞられる生暖かい男の体液にゾクリと慄く。

ビクビクと締め付ける恭華の中にドクドクと新たな大量の精液が注がれていく。

まだキツネは退かない。

「ッ・・・ァッ」
苦痛しか感じないこの体勢を変えることなく、キツネが再び中で硬くなっていく。

クールダウンはたったの数秒。

性器まで化け物か、と心の中で毒づいたものの、意識は朦朧とし、視界は霞んできている。

「恭華さん、まだまだですよ?寝ないでください」
手の甲でペチペチと頬を叩き、恭華の意識を覚醒させる。

「ぅ・・・・ぁっ・・・・」
頬を張られているという感覚はあるものの、薄れゆく意識を呼び起こすことはできず、静かに目を閉じていった。

「おやおや仕方ありませんねぇ。ご主人様より先に寝てしまうなんて・・・まあ今日はいいです。僕一人で楽しみますから」

フフッと笑みを浮かべたキツネは、動かなくなった恭華の身体をいつまでも揺さぶっていた。
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