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執行猶予編
人形は残酷な夢を見た-25
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輝かしいばかりに陽の光を取り込み、寝台全体を明るく照らしている。
空を見上げれば真っ青な空が綺麗に広がることが間違いない穏やかな朝に、似つかわしくない程に荒く乱れた息遣いが部屋内に響く。
「恭華さん、そろそろ起きないと間に合いませんよ?11時に待ち合わせでしたよね?」
眉を八の字にし、苦悶の表情を浮かべた決して穏やかとは言えない恭華の肩をキツネが叩く。
「うっ・・・・」
眉間に寄った皺が深くなり、キツネの声が届いていることを示唆していた。
キツネの声は聞こえる。
起きなくてはという意識もある。
だが覚醒までに時間がかかり、瞼が重くて上がらない。
「恭華さん、恭華さんっ!!」
「っ・・・・っ痛てー・・・」
目を開けた恭華が真っ先にそう呟き、顔をしかめた。
どこが痛いか・・・考えるだけ無駄だろう。全身くまなく痛いのだから。
体に力が入らない。
「き、気持ち悪い・・・」
「大丈夫ですか?吐きますか?」
「違うっ!!お前の唾液や精液が乾燥してべったり張り付いて気持ち悪いって言ってんだ!!痛っ・・・」
声を張り上げたせいで全身に痛みが走り、恭華が苦痛に呻く。
「クソっ!最低限、後処理ぐらいしろよっ!」
全くマナーのない奴だと、怒りを抑え切れない恭華が、感情に任せてキツネを罵倒する。
「すみませんでした・・・いつも相手が生きていないもので・・・」
今後はきちんと処理します、とキツネが恭華の言葉を真摯に受け止める。
「シャワー浴びますよね?お連れしますね」
少し当惑したキツネが恭華を抱えようと屈みこむ。
「いい。自分でやる!」
体は怠くとも、この男に触れられたくないという思いから、ノロノロと己の力で立ち上がる。
「ッ・・・・」
体を起こした途端に目の前が暗くなり、不本意ながらドサッとベッドに帰っていく。
「恭華さん、昨日よりも熱が上がってしまったみたいですね」
恭華の額に手を当てたキツネがニヤニヤとした笑みを浮かべ、何故か嬉しそうに告げる。
この男はそれが自分のせいだという自覚や自責の念はないのか?とキツネを恨めしそうに見つめる。
納得した。全身が痛いだけではなく、倦怠いのは熱によるものだったのか。
「今日、お出かけするのやめますか?」
「はぁ?ふざけんなっ!!行くに決まってんだろっ!」
この部屋から出られるチャンスなんてもう来ないかもしれない。
それに今日は楽しみにしていた智輝との買い物だ。何が何でも行く。
だいたい、何のために恥を忍んでお願いしたと思っているのだ。
立てなくなるまでしないで、と。
結局立てないではないか!!
恭華のイライラは募るばかりだった。
「そうですか。早くしないと遅れてしまいますよ?僕は朝食の支度をしてきますから、ごゆっくりどうぞ。バスルームはトイレの隣ですよ。広い方がよければリビングルームを出て突き当りにありますから」
では、と言ってキツネが立ちあがる。
「ちょ、・・・ちょっと・・・」
立ち去ろうとするキツネを咄嗟に止める。
「何ですか?」
絵に描いたようににんまりと口が弧を描き、振り向く。
まるで鼠を捕え、誇らしげに口に銜える狐のように。
背を向けていたためそのキツネの表情の変化は恭華には見えなかった。
「・・・」
目をキツネから逸らし、黙り込む。
呼び止めたはいいものの、言いたくない。立てないから手伝って欲しいなどと・・・。
それにさっき自分でやると断ってしまった手前、非常にお願いしづらい。
きっと意地悪を言うに決まっている。
察してはくれないだろうか?
今まさに一人では起き上がることができない現状を目の当たりにしたのだから。
「何です?何もないなら僕行きますね?」
ニヤニヤ笑みを浮かべたまま、再び恭華に背を向ける。
そんなキツネも全裸だ。綺麗に筋肉が付いてはいるが、ボディービルダーのようにムキムキとは言えない。
さほど恭華と変わらないように見える。
だが、あの力の差は何なのだろう。
「ぁ!・・・ちょ・・・あ、あのっ!お、俺シャワー浴びたくて・・・」
こんなに汗や精液に塗れた体で出かける訳にはいかない。
「ええ、ですからバスルーム使ってください」
間延びした悠長なキツネの声が憎らしく部屋に響く。
「くっ!そ、そうじゃなくて・・・」
苛立ちと恥ずかしさから徐々に恭華の顔が紅くなる。
自分でも頬の温度が上がっていくのが分かっているが、止められない。
「そうじゃなくて?」
先程と全く変わらない悠長な声がそう告げる。
きっと皆まで言わないとキツネは動かない。
鈍いのか、狙ってのことなのか恭華には判断がつかないが、忌々しいことに変わりはない。
だいたい、こうなった原因は全て、そう何から何まで全てこの男のせいなのだ。
怒りをぶつけてやりたいが、そんな立場にないことは分かっている。
さっきの後処理ぐらいしろ発言だって、恭華自身、そんな権限がないことぐらい分かっている。キツネがやらなければならない義務もない。
恋人同士でも夫婦でも何でもなく、キツネにとって恭華はいずれ壊してしまうただの玩具に過ぎないのだから。
それは分かっている。
だが・・・
「何で分からないんだよっ!どう考えても一人でシャワーとか無理だろう!?連れてけ、手伝えって言いたいんだよ!それぐらい察しろよっ!」
悔しさを滲ませた顔を見られまいと片手で覆い隠す。
「ええ、僕もそう思いましたよ?ですから先程申し出ましたのに、恭華さんから断りましたよね?それ、俗に言う逆ギレってやつですよ?」
器用に眉を下げながらも、ニヤリと歪んだ口は変わらない。
キツネの悪意さえ感じられる意地悪な言葉に、恭華がうーっと言葉を詰まらせる。
「はいはい、そうですよっ、言いました!俺が悪かったですよ!助けてください、手伝ってください!!」
口をへの字に曲げ、じわりと滲む涙を堪え、投げやりに言い放つ。
「フフッ、仕方ありませんねぇ。恭華さんの頼みですから、お手伝いさせていただきますよ」
ふわりと恭華を抱え上げ、バスルームへと足を運ぶ。
「あ、ありがと・・・あ!あと起こしてくれてありがと・・・」
どうしても行きたかったのだ。あのまま眠っていたら間違いなく夕方に目覚める、もしくは翌日に目覚めるコースだっただろう。
それでも律儀にお礼を述べるのが恭華。育ってきた環境から、人の優しさを当たり前には絶対にしない。軽んじない。
照れくささを隠すようにキュッとキツネの首に巻きつく。
「フフッ、恭華さんのためならば僕は人も殺せそうです❤」
頬に軽くチュッと口づけする。
すかさず恭華が迷惑そうにゴシゴシと頬を拭く。
「お前は俺のためじゃなくても人殺せるだろ。つーか殺すだろ!」
「フフッ、そうでしたね」
恭華を抱えたまま、キツネがシャワーの温度を確認している。こういうところ、気を遣えるんだよな、と恭華が純粋に評価する。
「なあ・・・俺のためだったら・・・殺さない選択もできるのか?」
自信がない表れが、声の大きさに如実に反映される。
大きく響く浴室で、シャワーの音に掻き消されるほどの小さい声は、キツネに届くことなく湯気と共に立ち上っていった。
「恭華さん、お湯加減いかがですか?」
「え?ああ・・・ちょうどいい・・・」
そうですかと満足そうに頷くと、普段の凶暴さからは考えられない程の優しさで頭を洗い始めた。
「上手だな・・・」
自然と恭華の口から零れる。
頭を洗われる心地良さに目を細め、身をゆだねている間にウトウト船をこぎ始める。
「フフッ、眠っていてもいいですよ・・・ってもう寝ていらっしゃいますね」
スースーと寝息を立てている恭華を見て、クスッと自然な笑みを漏らす。
そんな自分に驚き一瞬、その細い目を見張る。
「不思議ですね、本当に貴方は・・・」
殺人にしか、人の恐怖する姿にしか喜びを、興味を持てなかったキツネが、こうして人の面倒を見ることに楽しさを感じている。
実に不思議な感覚だ。
だが・・・
「フフッ、恭華さん、それでも僕は殺人をやめられないんですよ。それが僕の存在価値ですから。いずれきっと・・・貴方さえも殺すんですよ?」
フフフフフッと不気味な笑みを浮かべながらも、キツネの顔が真顔に変わる。
ほんの一瞬、細い眼を伏せた後、いつものニヤついた顔に戻った。
恭華の中に吐き出した精液もきちんと掻き出し、恭華を綺麗に洗い上げると、抱えてバスルームを後にした。
髪を乾かし、傷の手当てを行い、服を着せていく。
ここまでなすがままにされているのに、恭華は全く起きない。
体力が落ち、身体の調子も良くないため、弱っているのだろう。
恭華をベッドに寝かせると、キツネは朝食を作るべく、鼻歌交じりにキッチンへと向かっていった。
空を見上げれば真っ青な空が綺麗に広がることが間違いない穏やかな朝に、似つかわしくない程に荒く乱れた息遣いが部屋内に響く。
「恭華さん、そろそろ起きないと間に合いませんよ?11時に待ち合わせでしたよね?」
眉を八の字にし、苦悶の表情を浮かべた決して穏やかとは言えない恭華の肩をキツネが叩く。
「うっ・・・・」
眉間に寄った皺が深くなり、キツネの声が届いていることを示唆していた。
キツネの声は聞こえる。
起きなくてはという意識もある。
だが覚醒までに時間がかかり、瞼が重くて上がらない。
「恭華さん、恭華さんっ!!」
「っ・・・・っ痛てー・・・」
目を開けた恭華が真っ先にそう呟き、顔をしかめた。
どこが痛いか・・・考えるだけ無駄だろう。全身くまなく痛いのだから。
体に力が入らない。
「き、気持ち悪い・・・」
「大丈夫ですか?吐きますか?」
「違うっ!!お前の唾液や精液が乾燥してべったり張り付いて気持ち悪いって言ってんだ!!痛っ・・・」
声を張り上げたせいで全身に痛みが走り、恭華が苦痛に呻く。
「クソっ!最低限、後処理ぐらいしろよっ!」
全くマナーのない奴だと、怒りを抑え切れない恭華が、感情に任せてキツネを罵倒する。
「すみませんでした・・・いつも相手が生きていないもので・・・」
今後はきちんと処理します、とキツネが恭華の言葉を真摯に受け止める。
「シャワー浴びますよね?お連れしますね」
少し当惑したキツネが恭華を抱えようと屈みこむ。
「いい。自分でやる!」
体は怠くとも、この男に触れられたくないという思いから、ノロノロと己の力で立ち上がる。
「ッ・・・・」
体を起こした途端に目の前が暗くなり、不本意ながらドサッとベッドに帰っていく。
「恭華さん、昨日よりも熱が上がってしまったみたいですね」
恭華の額に手を当てたキツネがニヤニヤとした笑みを浮かべ、何故か嬉しそうに告げる。
この男はそれが自分のせいだという自覚や自責の念はないのか?とキツネを恨めしそうに見つめる。
納得した。全身が痛いだけではなく、倦怠いのは熱によるものだったのか。
「今日、お出かけするのやめますか?」
「はぁ?ふざけんなっ!!行くに決まってんだろっ!」
この部屋から出られるチャンスなんてもう来ないかもしれない。
それに今日は楽しみにしていた智輝との買い物だ。何が何でも行く。
だいたい、何のために恥を忍んでお願いしたと思っているのだ。
立てなくなるまでしないで、と。
結局立てないではないか!!
恭華のイライラは募るばかりだった。
「そうですか。早くしないと遅れてしまいますよ?僕は朝食の支度をしてきますから、ごゆっくりどうぞ。バスルームはトイレの隣ですよ。広い方がよければリビングルームを出て突き当りにありますから」
では、と言ってキツネが立ちあがる。
「ちょ、・・・ちょっと・・・」
立ち去ろうとするキツネを咄嗟に止める。
「何ですか?」
絵に描いたようににんまりと口が弧を描き、振り向く。
まるで鼠を捕え、誇らしげに口に銜える狐のように。
背を向けていたためそのキツネの表情の変化は恭華には見えなかった。
「・・・」
目をキツネから逸らし、黙り込む。
呼び止めたはいいものの、言いたくない。立てないから手伝って欲しいなどと・・・。
それにさっき自分でやると断ってしまった手前、非常にお願いしづらい。
きっと意地悪を言うに決まっている。
察してはくれないだろうか?
今まさに一人では起き上がることができない現状を目の当たりにしたのだから。
「何です?何もないなら僕行きますね?」
ニヤニヤ笑みを浮かべたまま、再び恭華に背を向ける。
そんなキツネも全裸だ。綺麗に筋肉が付いてはいるが、ボディービルダーのようにムキムキとは言えない。
さほど恭華と変わらないように見える。
だが、あの力の差は何なのだろう。
「ぁ!・・・ちょ・・・あ、あのっ!お、俺シャワー浴びたくて・・・」
こんなに汗や精液に塗れた体で出かける訳にはいかない。
「ええ、ですからバスルーム使ってください」
間延びした悠長なキツネの声が憎らしく部屋に響く。
「くっ!そ、そうじゃなくて・・・」
苛立ちと恥ずかしさから徐々に恭華の顔が紅くなる。
自分でも頬の温度が上がっていくのが分かっているが、止められない。
「そうじゃなくて?」
先程と全く変わらない悠長な声がそう告げる。
きっと皆まで言わないとキツネは動かない。
鈍いのか、狙ってのことなのか恭華には判断がつかないが、忌々しいことに変わりはない。
だいたい、こうなった原因は全て、そう何から何まで全てこの男のせいなのだ。
怒りをぶつけてやりたいが、そんな立場にないことは分かっている。
さっきの後処理ぐらいしろ発言だって、恭華自身、そんな権限がないことぐらい分かっている。キツネがやらなければならない義務もない。
恋人同士でも夫婦でも何でもなく、キツネにとって恭華はいずれ壊してしまうただの玩具に過ぎないのだから。
それは分かっている。
だが・・・
「何で分からないんだよっ!どう考えても一人でシャワーとか無理だろう!?連れてけ、手伝えって言いたいんだよ!それぐらい察しろよっ!」
悔しさを滲ませた顔を見られまいと片手で覆い隠す。
「ええ、僕もそう思いましたよ?ですから先程申し出ましたのに、恭華さんから断りましたよね?それ、俗に言う逆ギレってやつですよ?」
器用に眉を下げながらも、ニヤリと歪んだ口は変わらない。
キツネの悪意さえ感じられる意地悪な言葉に、恭華がうーっと言葉を詰まらせる。
「はいはい、そうですよっ、言いました!俺が悪かったですよ!助けてください、手伝ってください!!」
口をへの字に曲げ、じわりと滲む涙を堪え、投げやりに言い放つ。
「フフッ、仕方ありませんねぇ。恭華さんの頼みですから、お手伝いさせていただきますよ」
ふわりと恭華を抱え上げ、バスルームへと足を運ぶ。
「あ、ありがと・・・あ!あと起こしてくれてありがと・・・」
どうしても行きたかったのだ。あのまま眠っていたら間違いなく夕方に目覚める、もしくは翌日に目覚めるコースだっただろう。
それでも律儀にお礼を述べるのが恭華。育ってきた環境から、人の優しさを当たり前には絶対にしない。軽んじない。
照れくささを隠すようにキュッとキツネの首に巻きつく。
「フフッ、恭華さんのためならば僕は人も殺せそうです❤」
頬に軽くチュッと口づけする。
すかさず恭華が迷惑そうにゴシゴシと頬を拭く。
「お前は俺のためじゃなくても人殺せるだろ。つーか殺すだろ!」
「フフッ、そうでしたね」
恭華を抱えたまま、キツネがシャワーの温度を確認している。こういうところ、気を遣えるんだよな、と恭華が純粋に評価する。
「なあ・・・俺のためだったら・・・殺さない選択もできるのか?」
自信がない表れが、声の大きさに如実に反映される。
大きく響く浴室で、シャワーの音に掻き消されるほどの小さい声は、キツネに届くことなく湯気と共に立ち上っていった。
「恭華さん、お湯加減いかがですか?」
「え?ああ・・・ちょうどいい・・・」
そうですかと満足そうに頷くと、普段の凶暴さからは考えられない程の優しさで頭を洗い始めた。
「上手だな・・・」
自然と恭華の口から零れる。
頭を洗われる心地良さに目を細め、身をゆだねている間にウトウト船をこぎ始める。
「フフッ、眠っていてもいいですよ・・・ってもう寝ていらっしゃいますね」
スースーと寝息を立てている恭華を見て、クスッと自然な笑みを漏らす。
そんな自分に驚き一瞬、その細い目を見張る。
「不思議ですね、本当に貴方は・・・」
殺人にしか、人の恐怖する姿にしか喜びを、興味を持てなかったキツネが、こうして人の面倒を見ることに楽しさを感じている。
実に不思議な感覚だ。
だが・・・
「フフッ、恭華さん、それでも僕は殺人をやめられないんですよ。それが僕の存在価値ですから。いずれきっと・・・貴方さえも殺すんですよ?」
フフフフフッと不気味な笑みを浮かべながらも、キツネの顔が真顔に変わる。
ほんの一瞬、細い眼を伏せた後、いつものニヤついた顔に戻った。
恭華の中に吐き出した精液もきちんと掻き出し、恭華を綺麗に洗い上げると、抱えてバスルームを後にした。
髪を乾かし、傷の手当てを行い、服を着せていく。
ここまでなすがままにされているのに、恭華は全く起きない。
体力が落ち、身体の調子も良くないため、弱っているのだろう。
恭華をベッドに寝かせると、キツネは朝食を作るべく、鼻歌交じりにキッチンへと向かっていった。
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