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犬生活編
人形は哀しみに諦めをおぼえた-2 ◆
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カチャリと腕に重さを感じ、違和感に目を覚ます。
そして地面に面している右肩が痛い。床が硬いようだ。
腕同様に重い瞼をゆっくりと持ち上げる。
「っ・・・ケホ、ケホッ・・・」
上半身を持ち上げようとした際、胸の痛みを感じ、咽せ込んだ。
「・・・ん?」
口を拭おうとして初めて腕が自由に動かないことに気がついた。
腕が背中側に回され手錠がはめられているようだ。そこから鎖が伸びている。
何だよこれ・・・と鎖をたどる。鎖は壁から出ているようだ。
ここはリビングへ続く廊下の一角。廊下とはいえ、軽く十畳以上はある。そこにポツンと恭華はいる。
この部屋の壁から鎖が出てくる仕様だったなんて驚きだ。
口を開け、壁を見つめる恭華に声がかかる。
「おはようございます。本日より貴方はここで生活していただきます」
突然後ろからかけられたキツネの声に、ビクッと恭華の肩が鎖と共に揺れる。
「キ、キツネ・・・ここって・・・」
言われて恭華が周囲を見回す。
廊下の一角にはビニールシートが敷かれている。その三畳程の大きさのシートの上に、鎖に繋がれている恭華はいた。
言うまでもなく全裸だ。
「それとこれから許可のない発言を禁止します。さあ、ごはんですよ」
恭華に話す隙を与えず、威圧的にキツネが言う。
身長の高い男が、座り込んでいる恭華の前に立つ、それだけで強圧的だ。
キツネの言葉を理解できずに閉口していた恭華が、キツネの手元の”ごはん”とやらに驚き開口する。
“ごはん”?それは自分に差し出しているのだろうか?
「ごはんって・・・・そ、それ?」
キツネが手にしているのはドッグフードを入れ、犬に差し出すような器。
そこに白米とハンバーグと野菜が一緒くたに載っている。
まさかそれを恭華に差し出しているのだろうか?
キッと鋭い視線をキツネにぶつけてやろうとした時、パーンっと乾いた音と共に視界が揺れた。
「ッ!!」
咄嗟に頬を押えたかったが、腕が自由に動かない。
何をされたのか分からなかったが、次第に帯びる頬の痛みに、思い切り張られたのだと理解した。
頬がじんじんするだけではなく、口の中で鉄の味が滲んでくる。
切れたらしい。
「んな!?何す」
パーンッ!!
突然何をするのだと怒鳴り散らそうと声を上げたが、途中で強制停止させられた。
再びキツネに殴られたのだ。
「っ!・・・」
「僕は先ほど貴方に自由に喋る権利はない、そう申し上げたのですよ」
ニンマリと口元に笑みを浮かべ、目をどす黒く濁らせているキツネが、頬を殴られるままに茫然と横を向いている恭華のもとに器を置く。
「どうぞ」
召し上がれと、手のひらを差し出す。
「・・・」
手錠が背中に回されている恭華は、もはや何から非難すればいいのか分からない。
犬みたいな扱いをするな?
こんな飯食えるか?
どうやって食べろと言うんだ?
手錠外せよ・・・
困惑しながらも、徐々に湧き上がる憤怒に耐え切れず、恭華が懲りずに口を開く。
「ふざけんなよっ、クソギツネっ!!逃げた訳じゃないって言ってんだろ!?話ちゃんと聞けよ!!」
パシーン、パーンっとキツネが往復で殴打する。
「痛っ!!」
キーンと耳の奥から耳鳴りがして、自分の声が遠い。
何度も張られた頬は赤く腫れてきていた。
口も数カ所切れている。
「召し上がり方が分かりませんか?」
ニンマリと笑うキツネの纏う空気は常に冷たい。
「遠慮なさらず、犬のようにどうぞ」
恭華の頭を押さえつけると、器に顔を叩きつける。
ベシャッとハンバーグとご飯が潰れる音が響き、顔に感じる気持ち悪さから反射的に恭華が頭を上げようとする。
与えられた”ごはん”は幸いにも冷めていて、熱さを感じることはなかったが、不快極まりない。
「ンンッ!!」
キツネに押さえつけられた顔は持ち上がらず、潰れた食物が呼吸を塞ぐ。
背中の鎖をカチャカチャと鳴らし、苦しさを訴える。
「食べ終えるまでこのままですよ?」
ガタガタと頭を動かそうとする恭華を嘲笑うかのように押さえつけ、冷たく告げる。
確かに口にできなくはない。
だがこんな状態で与えられた餌など、口にしたくはない。
悔しさにギリッと奥歯を噛み締める。
鼻から野菜のソースが入ってくる。逃れるために口を開ければ圧力に負けた白米が否応なしに入ってくる。
咄嗟に目を瞑ったものの、ハンバーグのソースが目に染みる。
顔全体が器に埋め込まれたため、目尻から零れた涙はいい調味料となっていった。
普段ならものの10分程度で完食できる量を、1時間程度要し、ようやく食べ終え解放された。
汚れきった顔は拭われないまま、食料と同じ要領で水も与えられる。
「では、僕は仕事に行って参ります。ご承知とは思いますが、稲荷や揚羽はもちろん、九尾やポチもここには来ませんよ」
キツネの冷酷な事実に、諦めを帯びたような驚きに揺れた瞳が、しかとキツネを見つめる。
キツネはニンマリと笑うと恭華の鎖を引いた。
痛みを訴える恭華を無視し、立ち上がらせた。
キツネがリモコン操作をすると、何の音も立てずに静かに鎖が巻かれ、壁へと吸い込まれていく。
何という静音設計!と感心して見つめていた恭華だったが、短くなった鎖に引かれ、そうも静観していられなくなった。
「ぅわっ!!」
キリキリと巻き上げられる鎖に、恭華の姿勢は壁から生えたトビウオのようになった。
これでは中腰であることを強要され、膝を付くことができない。
「イイコにしているんですよ?」
クルッと恭華に背中を向け、足音も立てずに静かに去ろうとする。
「ま、待ってっ!!ト、トイレどうすんだよっ!?」
恭華の詰まるような声に、キツネが振り向きツカツカと大股で歩み寄る。
それだけで圧迫感が半端ない。
恭華のソースに濡れた頬を片手でギュッと押し潰すように掴むと悠長に告げた。
「貴方は・・・一体何度言えば分かるんですかねぇ?ニワトリ頭でしょうか?いえ、三歩も歩いていない訳ですから、鳥さん以下ですねぇ」
人を殺すような冷たい目に見つめられ、初めて恭華が自分の過ちに気が付く。
あっ、と。
「で、でもこれは・・・」
仕方がない、圧によりヒヨコのような口になった恭華が小さく呟いた時、やはり平手が打たれた。
「っ!!・・・」
キッと睨み返してやりたいところだが、その気力や度胸さえも奪われていく。
目を逸らし、涙を滲ませながら俯く。
「でもまぁ、そうでしたね。すっかり失念していました。ここでお願いします」
ここにとキツネが取り出したのは、犬用のトイレシート。
恭華が用を足せる位置にシートを敷いた。
「ぇ?」
涙の膜でぼやける恭華にもシートが敷かれる様子がしっかり目に映る。
「いいですか、粗相をしてはいけませんよ?きちんとトイレの位置を学ぶんですよ」
犬にトイレを躾けるそれのように、恭華に言って聞かせる。
「それと、貴方が意識を失えば、良くて肩の脱臼、悪くて肩の根本から骨折と、力を失った腕の裂傷・・・つまり引き千切れますから」
絶望に染まる恭華に言い捨て、キツネは去って行った。
そして地面に面している右肩が痛い。床が硬いようだ。
腕同様に重い瞼をゆっくりと持ち上げる。
「っ・・・ケホ、ケホッ・・・」
上半身を持ち上げようとした際、胸の痛みを感じ、咽せ込んだ。
「・・・ん?」
口を拭おうとして初めて腕が自由に動かないことに気がついた。
腕が背中側に回され手錠がはめられているようだ。そこから鎖が伸びている。
何だよこれ・・・と鎖をたどる。鎖は壁から出ているようだ。
ここはリビングへ続く廊下の一角。廊下とはいえ、軽く十畳以上はある。そこにポツンと恭華はいる。
この部屋の壁から鎖が出てくる仕様だったなんて驚きだ。
口を開け、壁を見つめる恭華に声がかかる。
「おはようございます。本日より貴方はここで生活していただきます」
突然後ろからかけられたキツネの声に、ビクッと恭華の肩が鎖と共に揺れる。
「キ、キツネ・・・ここって・・・」
言われて恭華が周囲を見回す。
廊下の一角にはビニールシートが敷かれている。その三畳程の大きさのシートの上に、鎖に繋がれている恭華はいた。
言うまでもなく全裸だ。
「それとこれから許可のない発言を禁止します。さあ、ごはんですよ」
恭華に話す隙を与えず、威圧的にキツネが言う。
身長の高い男が、座り込んでいる恭華の前に立つ、それだけで強圧的だ。
キツネの言葉を理解できずに閉口していた恭華が、キツネの手元の”ごはん”とやらに驚き開口する。
“ごはん”?それは自分に差し出しているのだろうか?
「ごはんって・・・・そ、それ?」
キツネが手にしているのはドッグフードを入れ、犬に差し出すような器。
そこに白米とハンバーグと野菜が一緒くたに載っている。
まさかそれを恭華に差し出しているのだろうか?
キッと鋭い視線をキツネにぶつけてやろうとした時、パーンっと乾いた音と共に視界が揺れた。
「ッ!!」
咄嗟に頬を押えたかったが、腕が自由に動かない。
何をされたのか分からなかったが、次第に帯びる頬の痛みに、思い切り張られたのだと理解した。
頬がじんじんするだけではなく、口の中で鉄の味が滲んでくる。
切れたらしい。
「んな!?何す」
パーンッ!!
突然何をするのだと怒鳴り散らそうと声を上げたが、途中で強制停止させられた。
再びキツネに殴られたのだ。
「っ!・・・」
「僕は先ほど貴方に自由に喋る権利はない、そう申し上げたのですよ」
ニンマリと口元に笑みを浮かべ、目をどす黒く濁らせているキツネが、頬を殴られるままに茫然と横を向いている恭華のもとに器を置く。
「どうぞ」
召し上がれと、手のひらを差し出す。
「・・・」
手錠が背中に回されている恭華は、もはや何から非難すればいいのか分からない。
犬みたいな扱いをするな?
こんな飯食えるか?
どうやって食べろと言うんだ?
手錠外せよ・・・
困惑しながらも、徐々に湧き上がる憤怒に耐え切れず、恭華が懲りずに口を開く。
「ふざけんなよっ、クソギツネっ!!逃げた訳じゃないって言ってんだろ!?話ちゃんと聞けよ!!」
パシーン、パーンっとキツネが往復で殴打する。
「痛っ!!」
キーンと耳の奥から耳鳴りがして、自分の声が遠い。
何度も張られた頬は赤く腫れてきていた。
口も数カ所切れている。
「召し上がり方が分かりませんか?」
ニンマリと笑うキツネの纏う空気は常に冷たい。
「遠慮なさらず、犬のようにどうぞ」
恭華の頭を押さえつけると、器に顔を叩きつける。
ベシャッとハンバーグとご飯が潰れる音が響き、顔に感じる気持ち悪さから反射的に恭華が頭を上げようとする。
与えられた”ごはん”は幸いにも冷めていて、熱さを感じることはなかったが、不快極まりない。
「ンンッ!!」
キツネに押さえつけられた顔は持ち上がらず、潰れた食物が呼吸を塞ぐ。
背中の鎖をカチャカチャと鳴らし、苦しさを訴える。
「食べ終えるまでこのままですよ?」
ガタガタと頭を動かそうとする恭華を嘲笑うかのように押さえつけ、冷たく告げる。
確かに口にできなくはない。
だがこんな状態で与えられた餌など、口にしたくはない。
悔しさにギリッと奥歯を噛み締める。
鼻から野菜のソースが入ってくる。逃れるために口を開ければ圧力に負けた白米が否応なしに入ってくる。
咄嗟に目を瞑ったものの、ハンバーグのソースが目に染みる。
顔全体が器に埋め込まれたため、目尻から零れた涙はいい調味料となっていった。
普段ならものの10分程度で完食できる量を、1時間程度要し、ようやく食べ終え解放された。
汚れきった顔は拭われないまま、食料と同じ要領で水も与えられる。
「では、僕は仕事に行って参ります。ご承知とは思いますが、稲荷や揚羽はもちろん、九尾やポチもここには来ませんよ」
キツネの冷酷な事実に、諦めを帯びたような驚きに揺れた瞳が、しかとキツネを見つめる。
キツネはニンマリと笑うと恭華の鎖を引いた。
痛みを訴える恭華を無視し、立ち上がらせた。
キツネがリモコン操作をすると、何の音も立てずに静かに鎖が巻かれ、壁へと吸い込まれていく。
何という静音設計!と感心して見つめていた恭華だったが、短くなった鎖に引かれ、そうも静観していられなくなった。
「ぅわっ!!」
キリキリと巻き上げられる鎖に、恭華の姿勢は壁から生えたトビウオのようになった。
これでは中腰であることを強要され、膝を付くことができない。
「イイコにしているんですよ?」
クルッと恭華に背中を向け、足音も立てずに静かに去ろうとする。
「ま、待ってっ!!ト、トイレどうすんだよっ!?」
恭華の詰まるような声に、キツネが振り向きツカツカと大股で歩み寄る。
それだけで圧迫感が半端ない。
恭華のソースに濡れた頬を片手でギュッと押し潰すように掴むと悠長に告げた。
「貴方は・・・一体何度言えば分かるんですかねぇ?ニワトリ頭でしょうか?いえ、三歩も歩いていない訳ですから、鳥さん以下ですねぇ」
人を殺すような冷たい目に見つめられ、初めて恭華が自分の過ちに気が付く。
あっ、と。
「で、でもこれは・・・」
仕方がない、圧によりヒヨコのような口になった恭華が小さく呟いた時、やはり平手が打たれた。
「っ!!・・・」
キッと睨み返してやりたいところだが、その気力や度胸さえも奪われていく。
目を逸らし、涙を滲ませながら俯く。
「でもまぁ、そうでしたね。すっかり失念していました。ここでお願いします」
ここにとキツネが取り出したのは、犬用のトイレシート。
恭華が用を足せる位置にシートを敷いた。
「ぇ?」
涙の膜でぼやける恭華にもシートが敷かれる様子がしっかり目に映る。
「いいですか、粗相をしてはいけませんよ?きちんとトイレの位置を学ぶんですよ」
犬にトイレを躾けるそれのように、恭華に言って聞かせる。
「それと、貴方が意識を失えば、良くて肩の脱臼、悪くて肩の根本から骨折と、力を失った腕の裂傷・・・つまり引き千切れますから」
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