15 / 35
第4章
危険な一夜(2)
しおりを挟む
「へ~、あんた、動物、捌けるんだ?」
背後からタイトの手許を覗き込みながら感心したようにツグミは云った。
ツグミが森の中で捕まえて来た野うさぎのような小動物をタイトが手際よく解体しているところだった。
「もちろんだ。動物の解剖くらいは当然出来る」
「解剖って……。食欲がなくなるからその表現はやめてくれる?」
「何故だ? どう云っても同じことだろう?」
「そもそも手術用の手袋をしてメスを使って捌いてる時点で、食欲がなくなるんだからさあ」
もう、こいつは、と、ツグミが不満を洩らす。
「食欲がなくなるのはダイエットにいいんじゃないのか?」
「誰がダイエットしてるって云ったのよ?」
「何? してないのか?」
驚愕の表情――。
え? と、固まるツグミ。
「え? え? ちょ……ちょっと待ってよ。何、その反応? あの、あたしがダイエットしてるように見えるっての? あ、あたしにはダイエットが必要だって、そう思ってるの?」
「そうか。勘違いだったようだ。すまない」
タイトは解剖、でなく、獲物を捌く手を止めずに、至極冷静にそう云った。
「……ショック」と、お腹の肉を指でつまむツグミ。
(ふむ、本当にからかいがいのある奴だな)
完全に遊んでいた。
***
数分後、ふたりの前には捌かれた小動物の肉が並んでいた。几帳面に切り分けられ、ビーンズ型をした医療用の膿盆に並べられている。
「こ、これ……、タイト、あんた、ちょっと、他に皿がなかったの? これって手術とかで使う奴でしょ?」
「ああ。消毒してあるから問題ない。そもそもおれは医学は専門ではないから、人体解剖とかで使った訳ではないので安心しろ。新品を皿代わりにするために医療局の知人から分けてもらっただけだ」
「あ、あんた、わざとやってるでしょ?」
その言葉にタイトは、いつもよりもさらに無表情な顔で、ツグミを見た。
「……実は新品と云うのは嘘で死体置き場から掠めて来たのだ。おかげでいろいろと憑いているようで、ほら、皿の底に人の顔が浮かんで見えるだろう?」
「ひえええ!」
彼女は飛び上がると、近くの巨木にしがみついた。がたがたと慄えている。
「うむ。良い反応だ。怪談は苦手か?」
「う、う、う、うっさい!」
ツグミはまた泣いていた。
食事を終えると小屋の前に火を焚いて、満天の星空を眺めながらふたりは近くで見つけたアガベの樹液を飲んでいた。
多少青臭いがかすかな甘みととろみがありこの惑星では清涼飲料や蒸留酒などの原料となる樹木である。
「やはりおまえは面白い。怪談が苦手で傭兵が務まるのか?」
タイトがアガベの樹液を飲みながら口で云うほどは面白がっているふうでもなく、いつも通りの無表情で訊ねた。
「お、大きなお世話よ。傭兵の相手は人間なんだから。お化けじゃないんだからね」
ツグミが口を尖らせて答える。
「〈銀髪の狂戦士〉の名が廃るな」
「うるさい!」
「まあ、人には苦手なものもあるから仕方ない。それはそれで人間味がある」
「え? あ、う、うん」
何か嫌味でも云われるのかと思ったのに拍子抜けだ、と、ツグミは思った。
何だか優しい。
(おかしい……。男が急に優しくなるのは下心があるからだ、って、特務局の先輩女子に聞いたことがある)
ツグミは怪訝そうな視線でタイトを見る。
タイトにいつもと変わった様子はない。
(ああ、やっぱり、こいつ、考えてること、わかりにくい!)
「あ、あんたは苦手なもの、ないの?」
とりあえず話を続ける。
「苦手? 天才には苦手はない」
「ムカつく」
「と、云いたいところだが強いて云えば……、女性だな」
(え?)
何故か胸が、どきん、と鳴った。
「じょ、女性?」
「そうだ」
「そ、その割にはあたしにずいぶんなこと、してくれるじゃない?」
「ん? 何を云っている? 気づいてないのか?」
(え? 気づいてって……何?)
さらに胸がどきどきと高鳴る。
「そうだ。つまり」と、タイト。
ごくり、と、ツグミが唾を飲み込む。
「おまえのことは女性として見ていない、と、云うことだ」
「……!」
ツグミは手近の松ぼっくりをタイトに投げつけた。
「何をするんだ?」
「うっさい、バカ! もう寝る」
そしてツグミは立ち上がる。
いや、立ち上がろうとして、眩暈を憶えた。
(え?)
よろよろと手をついた。
(あれ? 何? 体が云うことを利かない?)
(ま、まさか?)
彼女は焚き火の向こうに座っているタイトを睨みつけた。
かれの姿が歪んで見えていた。
(ま、まさか、こいつ、あたしの食事に一服盛ったの……?)
「どうした?」
タイトが訊ねる。
「……あ、あんた」
「様子が変だぞ?」
「あんた、食事に何か、入れた……?」
「何?」
そのままその場に倒れこむ。
「おい、どうしたんだ?」
タイトが立ち上がって駆け寄って来たのが見えた。
意識が朦朧としている。かれが自分を抱えたのがわかった。
(ま、まずい……。油断、した……かも……)
そのまま抱え上げられる。
と、思いきや。
「重い。とてもおれの力では持ち上げられない」
(な、何? お、重い? 重いって?)
その一言で我に返った。少しだけ意識がはっきりする。
「し、し、失礼しちゃうわね! これでも平均体重……」
何とか声に出す。
「む? 意識はあるのか?」
「あ、あんた、食事に何か……盛ったわね?」
「何を云っている? 何故、そんな必要がある?」
「あ、あたしを……て、手篭めに……」
「バカかおまえは? そんなことしておれにどんなメリットがある?」
「え? メリットって……」
(えええ? 何かメリットがないとあたしには手篭めにする価値もないっての?)
「ともかくバカなことを云うヒマがあったら、肩くらいは貸してやるから小屋に入って横になれ」
(バ、バカなことって……それって、あんまりだし)
と、思いながらも、苦しさのあまり「う、うん」と答えるのがやっとのツグミだった。
背後からタイトの手許を覗き込みながら感心したようにツグミは云った。
ツグミが森の中で捕まえて来た野うさぎのような小動物をタイトが手際よく解体しているところだった。
「もちろんだ。動物の解剖くらいは当然出来る」
「解剖って……。食欲がなくなるからその表現はやめてくれる?」
「何故だ? どう云っても同じことだろう?」
「そもそも手術用の手袋をしてメスを使って捌いてる時点で、食欲がなくなるんだからさあ」
もう、こいつは、と、ツグミが不満を洩らす。
「食欲がなくなるのはダイエットにいいんじゃないのか?」
「誰がダイエットしてるって云ったのよ?」
「何? してないのか?」
驚愕の表情――。
え? と、固まるツグミ。
「え? え? ちょ……ちょっと待ってよ。何、その反応? あの、あたしがダイエットしてるように見えるっての? あ、あたしにはダイエットが必要だって、そう思ってるの?」
「そうか。勘違いだったようだ。すまない」
タイトは解剖、でなく、獲物を捌く手を止めずに、至極冷静にそう云った。
「……ショック」と、お腹の肉を指でつまむツグミ。
(ふむ、本当にからかいがいのある奴だな)
完全に遊んでいた。
***
数分後、ふたりの前には捌かれた小動物の肉が並んでいた。几帳面に切り分けられ、ビーンズ型をした医療用の膿盆に並べられている。
「こ、これ……、タイト、あんた、ちょっと、他に皿がなかったの? これって手術とかで使う奴でしょ?」
「ああ。消毒してあるから問題ない。そもそもおれは医学は専門ではないから、人体解剖とかで使った訳ではないので安心しろ。新品を皿代わりにするために医療局の知人から分けてもらっただけだ」
「あ、あんた、わざとやってるでしょ?」
その言葉にタイトは、いつもよりもさらに無表情な顔で、ツグミを見た。
「……実は新品と云うのは嘘で死体置き場から掠めて来たのだ。おかげでいろいろと憑いているようで、ほら、皿の底に人の顔が浮かんで見えるだろう?」
「ひえええ!」
彼女は飛び上がると、近くの巨木にしがみついた。がたがたと慄えている。
「うむ。良い反応だ。怪談は苦手か?」
「う、う、う、うっさい!」
ツグミはまた泣いていた。
食事を終えると小屋の前に火を焚いて、満天の星空を眺めながらふたりは近くで見つけたアガベの樹液を飲んでいた。
多少青臭いがかすかな甘みととろみがありこの惑星では清涼飲料や蒸留酒などの原料となる樹木である。
「やはりおまえは面白い。怪談が苦手で傭兵が務まるのか?」
タイトがアガベの樹液を飲みながら口で云うほどは面白がっているふうでもなく、いつも通りの無表情で訊ねた。
「お、大きなお世話よ。傭兵の相手は人間なんだから。お化けじゃないんだからね」
ツグミが口を尖らせて答える。
「〈銀髪の狂戦士〉の名が廃るな」
「うるさい!」
「まあ、人には苦手なものもあるから仕方ない。それはそれで人間味がある」
「え? あ、う、うん」
何か嫌味でも云われるのかと思ったのに拍子抜けだ、と、ツグミは思った。
何だか優しい。
(おかしい……。男が急に優しくなるのは下心があるからだ、って、特務局の先輩女子に聞いたことがある)
ツグミは怪訝そうな視線でタイトを見る。
タイトにいつもと変わった様子はない。
(ああ、やっぱり、こいつ、考えてること、わかりにくい!)
「あ、あんたは苦手なもの、ないの?」
とりあえず話を続ける。
「苦手? 天才には苦手はない」
「ムカつく」
「と、云いたいところだが強いて云えば……、女性だな」
(え?)
何故か胸が、どきん、と鳴った。
「じょ、女性?」
「そうだ」
「そ、その割にはあたしにずいぶんなこと、してくれるじゃない?」
「ん? 何を云っている? 気づいてないのか?」
(え? 気づいてって……何?)
さらに胸がどきどきと高鳴る。
「そうだ。つまり」と、タイト。
ごくり、と、ツグミが唾を飲み込む。
「おまえのことは女性として見ていない、と、云うことだ」
「……!」
ツグミは手近の松ぼっくりをタイトに投げつけた。
「何をするんだ?」
「うっさい、バカ! もう寝る」
そしてツグミは立ち上がる。
いや、立ち上がろうとして、眩暈を憶えた。
(え?)
よろよろと手をついた。
(あれ? 何? 体が云うことを利かない?)
(ま、まさか?)
彼女は焚き火の向こうに座っているタイトを睨みつけた。
かれの姿が歪んで見えていた。
(ま、まさか、こいつ、あたしの食事に一服盛ったの……?)
「どうした?」
タイトが訊ねる。
「……あ、あんた」
「様子が変だぞ?」
「あんた、食事に何か、入れた……?」
「何?」
そのままその場に倒れこむ。
「おい、どうしたんだ?」
タイトが立ち上がって駆け寄って来たのが見えた。
意識が朦朧としている。かれが自分を抱えたのがわかった。
(ま、まずい……。油断、した……かも……)
そのまま抱え上げられる。
と、思いきや。
「重い。とてもおれの力では持ち上げられない」
(な、何? お、重い? 重いって?)
その一言で我に返った。少しだけ意識がはっきりする。
「し、し、失礼しちゃうわね! これでも平均体重……」
何とか声に出す。
「む? 意識はあるのか?」
「あ、あんた、食事に何か……盛ったわね?」
「何を云っている? 何故、そんな必要がある?」
「あ、あたしを……て、手篭めに……」
「バカかおまえは? そんなことしておれにどんなメリットがある?」
「え? メリットって……」
(えええ? 何かメリットがないとあたしには手篭めにする価値もないっての?)
「ともかくバカなことを云うヒマがあったら、肩くらいは貸してやるから小屋に入って横になれ」
(バ、バカなことって……それって、あんまりだし)
と、思いながらも、苦しさのあまり「う、うん」と答えるのがやっとのツグミだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~
あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。
彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。
剣も魔法も得意ではない主人公は、
最強のメイドたちに守られながら生きている。
だが彼自身は、
「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。
自分にできることは何か。
この世界で、どう生きていくべきか。
最強の力を持つ者たちと、
何者でもない一人の青年。
その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。
本作は、
圧倒的な安心感のある日常パートと、
必要なときには本格的に描かれる戦い、
そして「守られる側の成長」を軸にした
完結済み長編ファンタジーです。
シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。
最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。
【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
※2026年半ば過ぎ完結予定。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる