16 / 35
第4章
危険な一夜(3)
しおりを挟む
小屋の中で横になっても、ツグミの意識はまだ朦朧としていた。
タイトがオトマタさんに装備してあった救急セットと彼女の旅人マントを持ってくる。
しかし――。
「う~ん、絆創膏の他にはキ〇カンとセイロ〇ンしか入ってない」
「お、おばあちゃんの救急箱かい?」
ツッコミを入れたら、また、ふらついた。
「発熱しているようだな」
タイトがツグミにマントをかけてくれた。
マントから少し埃臭い匂いがした。
そう云えばしばらく洗濯もしてなかったことを思い出す。
食事もタイトに作ってもらったし、女子力低いな、あたし、と、こんな時に思いながら、ツグミはタイトに訊ねた。
「あんたじゃ……ないの?」
「何がだ?」
「食べ物に何かを……」
「見損なうな。そんなことをするはずがないだろう。本当にバカだな。おまえは大事な護衛なのだぞ」
「そうか……。ごめん」
「わかればいい」と、タイト。
「それよりもおれの知らないところで何かあったのではないか? 毒虫に刺されたり、何かを口にしたり……」
判然としない意識の中でツグミは考えた。
そして。
「思い出した」
「何をした?」
「さっき、狩りに行くときに……」
タイトが頷く。
「道端に、オレンジ色に水玉模様の可愛いキノコがあったんで……思わず食べた」
「……」
「もしかして、それ?」
「……」
「ねえ、タイトってば……」
「……」
「こ、答えてよ。不安じゃない?」
タイトは長い長い、誠に雄弁な溜息をひとつ。
「……初めてキノコを見た人間でさえ毒キノコだとわかるような代物を、どうしてサバイバルに長けている傭兵が口にするんだ?」
普段、無表情のタイトの目が本気で怒っていることに、ツグミは気づいた。
彼女が初めて見る感情的なタイトだった。
ツグミの目に見る見る涙が溢れる。
「ご、ごめんなさい……」
タイトは今度はあきれ顔を見せた。
それも彼女が初めて見るタイトの表情。
「バカにつける薬はないと云うが」と、タイト。
「とりあえずキノコが原因だとすれば注射一本で中和出来るだろう」
「注射? だってさっきキ〇カンと……セイロ〇ンしかない、って……」
「ああ。仕方ないのでキ〇カンを注射する」
「えええ?」
「冗談だ。おまえは騙されやすいな。あるいは、からかい甲斐がある、と云ってもいいが、どちらがいい?」
「どっちも……イヤ」
「じゃ適当に使い分けることにしよう。おまえが気に入らなそうな方をその時々で選ぶようにする」
そしてタイトは救急箱から取り出した薬をツグミに注射した。
どうやらキ〇カンとセイロ〇ンしかない、と云うのもタイトの得意なわかりにくい冗談だったようだ。
「ありがと」
少しすると薬が効いて来たようで、ツグミの体は随分と楽になってきた。
タイトが注射したのは即効性の有機毒用解毒剤のようであった。
「頼りない護衛だ」
薬の効果があったことを認めると、タイトがぽつりと云う。
「ごめんなさい」と、ツグミ。それから――。
「タイト……、優しいね?」
「よせ。褒めても何も出ない」
くすっ、と、ツグミが笑う。
「照れてる?」
「馬鹿馬鹿しい」
ツグミがさらに、くすくすと笑い声を上げる。
タイトは黙って小屋の中の囲炉裏に薪をくべる。
「タイト……」
「何だ? 薬が効いてくれば落ち着くからさっさと眠ってしまえ」
「うん。じゃ、何かお話してよ」
「はあ? 子供か、おまえは?」
「いいじゃん。具合が悪いときくらい」
「自業自得だ」
冷たいなぁ、と、ツグミ。
当然だ、と、タイト。
「あのさ……。タイトって好きな人、いるの?」
「おまえはおれにどんな返事を期待している? 子供の時から研究所で研究の日々を送っていたと云っただろう」
「だって女性が苦手だって、さっき云ったよね?」
「もう忘れた」
話が続かないなあ、もう、と、ツグミ。
「じゃあさ。夢ってある?」
「夢?」
「うん。大きくなったら何になる、みたいな」
「……キノコの毒が脳に回ったのか?」
「ひどいよ、それ」
「おれはそう云う人間だ。おまえみたいな奴と話すのに慣れてない」
「毒舌は十分過ぎるよ。……じゃ、会話じゃなくていい。ただ喋ってくれれば」
「おれはBGMか?」
「まあ、それくらいのつもりで話してくれれば、それでいいよ」
それくらいのつもり、の意味がよくわからんが仕方ないな、と、タイトは呟く。
「夢、と云うのかどうかはわからないが」と、かれは話し始めた。
「〈賢者の石〉、ラピスの話をしただろう? ラピスと云うのはまさしく様々な可能性を秘めたものだ。連邦でも最重要機密であるからその応用技術はごく一部を除いて一般の研究者には届かないが、それでもいろいろな分野で活用が期待されている。だが現時点ではその活用は主にエネルギー分野と兵器に限られている。おれはラピスにはもっと違う可能性があるのではないか、とそう思っているのだ」
「何か、眠くなるというよりは、頭が痛くなるような話だね?」
「じゃ、やめるか?」
「ううん。いいよ。続けて。で、違う可能性って?」
「ああ。それは特に医療分野での話なんだが、さっき説明した〈精神同期〉もそのひとつ。それを応用すれば精神障害、特に先の大戦からの帰還兵たちだ。かれらの多くは心的外傷後ストレス障害、いわゆるPTSDを抱えているが、この技術はその治療などに役立つのではないか、と考えている。
他にも事故などで途切れてしまった神経回路を復旧させたり、〈生体換装〉での生体とのリンクを補完したり、と、そんなことも考えられるのだ。
ともすればエネルギー結晶としての価値ばかりに注目されているが、むしろラピスはそちらの方面での応用に期待が高い、と、おれは思っている。もっともそれには連邦が今までの研究成果や情報を開示することが前提となるのだが……」
そこでタイトは、ツグミがいつの間にか寝息を立てていることに気づいた。
「なんだ? もう眠ってしまったのか? 本来ならば金を払ってでも聞いておくべき話だと云うのに、天才の言葉を何だと思っているのだ、この娘は?」
かれは不愉快そうにツグミの寝顔を見下ろす。
それから彼女のトレードマークの銀髪を優しく撫でてやった。
「優しくするのはこれっきりだ。おれは気紛れで気難しい〈錬金術師〉なのだからな」
***
朝の光が森に差し込んでいた。ふたりが一泊した小屋から少し離れた場所。そこでツグミはフォン端末に耳を傾けていた。
『……それでターゲットの様子はどうだ? 記憶は戻っているのか?』
少佐の冷徹な声であった。
「まだ断定できませんが、一部の記憶が残っていることは間違いありません」
と、ツグミはやはり抑揚のない声で答える。
『そうか』
「ただ完全に回復しているのではないようです。ターゲット自身も戸惑っている様子が見受けられます。それから……」
『それから?』
そこでツグミは口を閉ざした。
タイトが語るラピスの話をかれに報告した方が良いのかどうか、と、一瞬、ためらった。
別人格が前面に出ている今の状態でそんなふうにためらうこと自体が不思議だった。
少しばかりの逡巡の後、結局彼女はそのことに触れるのを止めた。
「……いえ、それだけです」
そう答える。
その様子を特に気にしたふうもなく、少佐は続けた。
『わかった。――私はサイトンの村で合流することになりそうだ』
「はい。それまでには判断材料は揃うかと思われます」
『頼むぞ。期待している』
「了解しました。では」
通話はそこで終わった。
ツグミの意識表層に浮かび上がっていたエージェントとしての人格が嘘のように消えて行く。
(いつもながらにこの感覚はしんどいなぁ……)
(まあ、それはそれとして……)
と、彼女は小屋に戻りながら考えていた。
特務局では要注意人物として位置づけられているターゲット。通称〈錬金術師〉。
だが実際のタイトはそんな前情報とは似て非なる人物だった。
多くの兵器を開発し、多くの機密をその頭脳に蓄積し、そしてそれらをあっさりと捨ててしまった男。
記憶を失うこと、知識を失うことを恐れなかった男。
そして医療に貢献することこそが必要だ、と、無表情な目で力説する男――。
天才の考えていることはわからない、とはよく聞く言葉ではあったが、少なくともツグミにはタイトが連邦に害することをするとは、どうしても思えなかった。
タイトがオトマタさんに装備してあった救急セットと彼女の旅人マントを持ってくる。
しかし――。
「う~ん、絆創膏の他にはキ〇カンとセイロ〇ンしか入ってない」
「お、おばあちゃんの救急箱かい?」
ツッコミを入れたら、また、ふらついた。
「発熱しているようだな」
タイトがツグミにマントをかけてくれた。
マントから少し埃臭い匂いがした。
そう云えばしばらく洗濯もしてなかったことを思い出す。
食事もタイトに作ってもらったし、女子力低いな、あたし、と、こんな時に思いながら、ツグミはタイトに訊ねた。
「あんたじゃ……ないの?」
「何がだ?」
「食べ物に何かを……」
「見損なうな。そんなことをするはずがないだろう。本当にバカだな。おまえは大事な護衛なのだぞ」
「そうか……。ごめん」
「わかればいい」と、タイト。
「それよりもおれの知らないところで何かあったのではないか? 毒虫に刺されたり、何かを口にしたり……」
判然としない意識の中でツグミは考えた。
そして。
「思い出した」
「何をした?」
「さっき、狩りに行くときに……」
タイトが頷く。
「道端に、オレンジ色に水玉模様の可愛いキノコがあったんで……思わず食べた」
「……」
「もしかして、それ?」
「……」
「ねえ、タイトってば……」
「……」
「こ、答えてよ。不安じゃない?」
タイトは長い長い、誠に雄弁な溜息をひとつ。
「……初めてキノコを見た人間でさえ毒キノコだとわかるような代物を、どうしてサバイバルに長けている傭兵が口にするんだ?」
普段、無表情のタイトの目が本気で怒っていることに、ツグミは気づいた。
彼女が初めて見る感情的なタイトだった。
ツグミの目に見る見る涙が溢れる。
「ご、ごめんなさい……」
タイトは今度はあきれ顔を見せた。
それも彼女が初めて見るタイトの表情。
「バカにつける薬はないと云うが」と、タイト。
「とりあえずキノコが原因だとすれば注射一本で中和出来るだろう」
「注射? だってさっきキ〇カンと……セイロ〇ンしかない、って……」
「ああ。仕方ないのでキ〇カンを注射する」
「えええ?」
「冗談だ。おまえは騙されやすいな。あるいは、からかい甲斐がある、と云ってもいいが、どちらがいい?」
「どっちも……イヤ」
「じゃ適当に使い分けることにしよう。おまえが気に入らなそうな方をその時々で選ぶようにする」
そしてタイトは救急箱から取り出した薬をツグミに注射した。
どうやらキ〇カンとセイロ〇ンしかない、と云うのもタイトの得意なわかりにくい冗談だったようだ。
「ありがと」
少しすると薬が効いて来たようで、ツグミの体は随分と楽になってきた。
タイトが注射したのは即効性の有機毒用解毒剤のようであった。
「頼りない護衛だ」
薬の効果があったことを認めると、タイトがぽつりと云う。
「ごめんなさい」と、ツグミ。それから――。
「タイト……、優しいね?」
「よせ。褒めても何も出ない」
くすっ、と、ツグミが笑う。
「照れてる?」
「馬鹿馬鹿しい」
ツグミがさらに、くすくすと笑い声を上げる。
タイトは黙って小屋の中の囲炉裏に薪をくべる。
「タイト……」
「何だ? 薬が効いてくれば落ち着くからさっさと眠ってしまえ」
「うん。じゃ、何かお話してよ」
「はあ? 子供か、おまえは?」
「いいじゃん。具合が悪いときくらい」
「自業自得だ」
冷たいなぁ、と、ツグミ。
当然だ、と、タイト。
「あのさ……。タイトって好きな人、いるの?」
「おまえはおれにどんな返事を期待している? 子供の時から研究所で研究の日々を送っていたと云っただろう」
「だって女性が苦手だって、さっき云ったよね?」
「もう忘れた」
話が続かないなあ、もう、と、ツグミ。
「じゃあさ。夢ってある?」
「夢?」
「うん。大きくなったら何になる、みたいな」
「……キノコの毒が脳に回ったのか?」
「ひどいよ、それ」
「おれはそう云う人間だ。おまえみたいな奴と話すのに慣れてない」
「毒舌は十分過ぎるよ。……じゃ、会話じゃなくていい。ただ喋ってくれれば」
「おれはBGMか?」
「まあ、それくらいのつもりで話してくれれば、それでいいよ」
それくらいのつもり、の意味がよくわからんが仕方ないな、と、タイトは呟く。
「夢、と云うのかどうかはわからないが」と、かれは話し始めた。
「〈賢者の石〉、ラピスの話をしただろう? ラピスと云うのはまさしく様々な可能性を秘めたものだ。連邦でも最重要機密であるからその応用技術はごく一部を除いて一般の研究者には届かないが、それでもいろいろな分野で活用が期待されている。だが現時点ではその活用は主にエネルギー分野と兵器に限られている。おれはラピスにはもっと違う可能性があるのではないか、とそう思っているのだ」
「何か、眠くなるというよりは、頭が痛くなるような話だね?」
「じゃ、やめるか?」
「ううん。いいよ。続けて。で、違う可能性って?」
「ああ。それは特に医療分野での話なんだが、さっき説明した〈精神同期〉もそのひとつ。それを応用すれば精神障害、特に先の大戦からの帰還兵たちだ。かれらの多くは心的外傷後ストレス障害、いわゆるPTSDを抱えているが、この技術はその治療などに役立つのではないか、と考えている。
他にも事故などで途切れてしまった神経回路を復旧させたり、〈生体換装〉での生体とのリンクを補完したり、と、そんなことも考えられるのだ。
ともすればエネルギー結晶としての価値ばかりに注目されているが、むしろラピスはそちらの方面での応用に期待が高い、と、おれは思っている。もっともそれには連邦が今までの研究成果や情報を開示することが前提となるのだが……」
そこでタイトは、ツグミがいつの間にか寝息を立てていることに気づいた。
「なんだ? もう眠ってしまったのか? 本来ならば金を払ってでも聞いておくべき話だと云うのに、天才の言葉を何だと思っているのだ、この娘は?」
かれは不愉快そうにツグミの寝顔を見下ろす。
それから彼女のトレードマークの銀髪を優しく撫でてやった。
「優しくするのはこれっきりだ。おれは気紛れで気難しい〈錬金術師〉なのだからな」
***
朝の光が森に差し込んでいた。ふたりが一泊した小屋から少し離れた場所。そこでツグミはフォン端末に耳を傾けていた。
『……それでターゲットの様子はどうだ? 記憶は戻っているのか?』
少佐の冷徹な声であった。
「まだ断定できませんが、一部の記憶が残っていることは間違いありません」
と、ツグミはやはり抑揚のない声で答える。
『そうか』
「ただ完全に回復しているのではないようです。ターゲット自身も戸惑っている様子が見受けられます。それから……」
『それから?』
そこでツグミは口を閉ざした。
タイトが語るラピスの話をかれに報告した方が良いのかどうか、と、一瞬、ためらった。
別人格が前面に出ている今の状態でそんなふうにためらうこと自体が不思議だった。
少しばかりの逡巡の後、結局彼女はそのことに触れるのを止めた。
「……いえ、それだけです」
そう答える。
その様子を特に気にしたふうもなく、少佐は続けた。
『わかった。――私はサイトンの村で合流することになりそうだ』
「はい。それまでには判断材料は揃うかと思われます」
『頼むぞ。期待している』
「了解しました。では」
通話はそこで終わった。
ツグミの意識表層に浮かび上がっていたエージェントとしての人格が嘘のように消えて行く。
(いつもながらにこの感覚はしんどいなぁ……)
(まあ、それはそれとして……)
と、彼女は小屋に戻りながら考えていた。
特務局では要注意人物として位置づけられているターゲット。通称〈錬金術師〉。
だが実際のタイトはそんな前情報とは似て非なる人物だった。
多くの兵器を開発し、多くの機密をその頭脳に蓄積し、そしてそれらをあっさりと捨ててしまった男。
記憶を失うこと、知識を失うことを恐れなかった男。
そして医療に貢献することこそが必要だ、と、無表情な目で力説する男――。
天才の考えていることはわからない、とはよく聞く言葉ではあったが、少なくともツグミにはタイトが連邦に害することをするとは、どうしても思えなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~
あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。
彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。
剣も魔法も得意ではない主人公は、
最強のメイドたちに守られながら生きている。
だが彼自身は、
「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。
自分にできることは何か。
この世界で、どう生きていくべきか。
最強の力を持つ者たちと、
何者でもない一人の青年。
その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。
本作は、
圧倒的な安心感のある日常パートと、
必要なときには本格的に描かれる戦い、
そして「守られる側の成長」を軸にした
完結済み長編ファンタジーです。
シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。
最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。
【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
※2026年半ば過ぎ完結予定。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる