34 / 35
第7章
不吉を呼ぶ男(5)
しおりを挟む
手術室のランプが消灯した。
手術着を着たクロが徐ろにドアを開けて出てくると、待合室でまんじりともせずに座っていたタイトとツグミが立ち上がるのが見えた。
「クロ――」と、タイト。
「手術は?」
「終わったよ。手術そのものはそれほど難しくはなかった。やるべきことは完璧に済ませたよ。あとは――」
彼女はタイトを見つめた。
「きみの〈ユニット〉がうまく動作してくれるかどうか、だな」
タイトはその言葉に頷いて見せた。
その顔にはいつものように無表情な仮面が貼りついているだけで、かれの心がどこにあるのかはわからなかったが、少なくとも手放しで安心しているようには見えなかった。
「不安なのか?」
「ええ」
「そうか。きみが私の腕を不安視することはないだろうから〈ユニット〉の方だな? 理論的には問題がないとは云え、何せラピスだからな。思ったようにならないのがラピスでもある。ところで――」
彼女はつかつかとタイトに歩み寄るとかれの首に腕を回し、耳許で小声で訊ねた。
「少佐はどうした?」
「それは――」と、タイト。
「消しました。こいつが〈炎月〉の同期モードで機動メカごと蒸発させてしまいました」
タイトが顎でツグミを示した。
ツグミは、てへへ、と笑いながら頭を掻いている。
「ふむ。消したか。なかなか過激なことをするな。相手は仮にも連邦軍の少佐だと云うのに――。まあ、あんな奴が死んだところでどうと云うこともないが」
クロは物騒な感想を述べる。
とても連邦の重要人物とは思えない台詞ではあるが、彼女はそう云う類の人間なのだ。
だが――。
「とは云え、さすがに手向けの花くらい供えてやらんとな」
呟く。
「手向けの花?」と、タイト。
「知り合いだったのですか?」
「ん? ああ。そう云えば云ってなかったな。奴、ランベールは私の元ダンナだよ」
彼女は皮肉っぽく笑って見せた。
「え?」
「えええ?」
驚いたのはタイトよりもむしろツグミの方だった。
「え、え? ドクター・クロ? 今、何て? 元、ダンナ?」
「ああ、そうだ。昔のことだがな」
それからクロは目を細めてツグミを見つめた。
「つまりおまえは私の元いい人を蒸発させてしまった訳だな」
ツグミはその言葉に数歩、後ずさる。
その顔面は蒼白であった。
涙目であった。
「あ、あ、あの……」
「何をそんな怯えた顔をしているんだ? 具合でも悪いんじゃないか? また『診察』が必要そうだな、子狐娘?」
「ぎゃ、ぎゃあああ」
ツグミは廊下を一目散に逃げ出した。
それを見送りながらクロが大笑いをする。
彼女はひとしきり笑った後、ふう、と、溜息をついた。
「さて、小娘をからかうのはほどほどにして、だ」
クロはタイトに向き直った。
「私は着替えてシャワーでも浴びるとしよう。また『きみたち』のスイートルームを借りるぞ。この診療所は無人仕様だからそう云った施設が何もないのが困りものだな」
「クロ……、今の話は本当ですか?」
「ん?」
クロは微笑を浮かべたままで首を傾げる。
「今の話?」
「その……、ランベールが元ダンナ、と云うのは」
「ああ、それか。本当さ。もっともほんの一時のことだ。気の迷いって奴さ」
タイトは少しの間彼女の顔を見つめた後、黙って頭を下げた。
「何、気にするな」
彼女は少しだけ寂しそうな笑顔を作った。
それから、もうその話は終わりだ、と云うように手を振ると踵を返した。
ちょうどそこへロード神父がトーコをストレッチャーに乗せて現れた。
眠っているトーコを病室に運んで行くところだった。
ロード神父はそこに佇んでいるタイトを、ちらり、と見て、かすかに頭を下げて見せる。
タイトもそれに反射的に頷いて見せたが、ロード神父のその会釈の意味はきっとわかっていないだろう。
その様子を見てクロが目を細めた。
まったくどいつもこいつも、とんだセンチメンタリズムだな、と、彼女は苦々しく呟く。
「タイト、ちょっと神父と話がある」
彼女は云い捨てるとロード神父とトーコを追って病室に入って行った。
「軍曹――」
病室に入り後ろ手にドアを閉めると、クロは神父に声をかけた。
かれは、一瞬、ぎくり、としたように緊張すると振り向き、黙り込んでしばらくクロのその目をじっと見つめた。
それから――。
「ドクター、わ、私は……」
沈痛な表情で言葉を絞り出す。
それをクロは手で制した。
「黙っておけ。結果的にはうまくおさまった。おまえもなかなかどうして、まだ腕は衰えていないようだな。『神の御子』としては殺生するのは抵抗があっただろうが――。それにどうやらランベールの奴もあの能天気なふたり組に始末されたようだし」
彼女は、クロが病室に入ったのに気づいて戻って来たらしいツグミとタイトが待合室で何事か云い合っている声を聞きながら、かすかに笑みを浮かべたが、それは手術用のマスクに隠れてロード神父には見えなかった。
「まあ、例の件をタイトに話すかどうかはおまえ次第だが、話したところでタイトは、そうなのか、とか、そんな反応しかしないと思う。今となっては奴の興味はトーコの体が元に戻るかどうか、それだけだからな」
「し、しかし……、私はかれの両親をこの手で……」
「トーコにはおまえが必要だ。かれはそう云うふうに考える。おまえが思っている以上に論理的だよ、かれは。死んだ人間に義理立てて生きた人間をないがしろにするような選択はしない。私がそう云うふうに仕込んだ」
それは冷酷なまでの言葉であった。
それが科学者なのか、と、神父は身震いした。
クロはストレッチャーの上で麻酔が効いて寝息を立てているトーコを見た。
「それを知れば彼女も傷つくだろう。今までの良好な関係を崩す必要もなかろう」
手術着を着たクロが徐ろにドアを開けて出てくると、待合室でまんじりともせずに座っていたタイトとツグミが立ち上がるのが見えた。
「クロ――」と、タイト。
「手術は?」
「終わったよ。手術そのものはそれほど難しくはなかった。やるべきことは完璧に済ませたよ。あとは――」
彼女はタイトを見つめた。
「きみの〈ユニット〉がうまく動作してくれるかどうか、だな」
タイトはその言葉に頷いて見せた。
その顔にはいつものように無表情な仮面が貼りついているだけで、かれの心がどこにあるのかはわからなかったが、少なくとも手放しで安心しているようには見えなかった。
「不安なのか?」
「ええ」
「そうか。きみが私の腕を不安視することはないだろうから〈ユニット〉の方だな? 理論的には問題がないとは云え、何せラピスだからな。思ったようにならないのがラピスでもある。ところで――」
彼女はつかつかとタイトに歩み寄るとかれの首に腕を回し、耳許で小声で訊ねた。
「少佐はどうした?」
「それは――」と、タイト。
「消しました。こいつが〈炎月〉の同期モードで機動メカごと蒸発させてしまいました」
タイトが顎でツグミを示した。
ツグミは、てへへ、と笑いながら頭を掻いている。
「ふむ。消したか。なかなか過激なことをするな。相手は仮にも連邦軍の少佐だと云うのに――。まあ、あんな奴が死んだところでどうと云うこともないが」
クロは物騒な感想を述べる。
とても連邦の重要人物とは思えない台詞ではあるが、彼女はそう云う類の人間なのだ。
だが――。
「とは云え、さすがに手向けの花くらい供えてやらんとな」
呟く。
「手向けの花?」と、タイト。
「知り合いだったのですか?」
「ん? ああ。そう云えば云ってなかったな。奴、ランベールは私の元ダンナだよ」
彼女は皮肉っぽく笑って見せた。
「え?」
「えええ?」
驚いたのはタイトよりもむしろツグミの方だった。
「え、え? ドクター・クロ? 今、何て? 元、ダンナ?」
「ああ、そうだ。昔のことだがな」
それからクロは目を細めてツグミを見つめた。
「つまりおまえは私の元いい人を蒸発させてしまった訳だな」
ツグミはその言葉に数歩、後ずさる。
その顔面は蒼白であった。
涙目であった。
「あ、あ、あの……」
「何をそんな怯えた顔をしているんだ? 具合でも悪いんじゃないか? また『診察』が必要そうだな、子狐娘?」
「ぎゃ、ぎゃあああ」
ツグミは廊下を一目散に逃げ出した。
それを見送りながらクロが大笑いをする。
彼女はひとしきり笑った後、ふう、と、溜息をついた。
「さて、小娘をからかうのはほどほどにして、だ」
クロはタイトに向き直った。
「私は着替えてシャワーでも浴びるとしよう。また『きみたち』のスイートルームを借りるぞ。この診療所は無人仕様だからそう云った施設が何もないのが困りものだな」
「クロ……、今の話は本当ですか?」
「ん?」
クロは微笑を浮かべたままで首を傾げる。
「今の話?」
「その……、ランベールが元ダンナ、と云うのは」
「ああ、それか。本当さ。もっともほんの一時のことだ。気の迷いって奴さ」
タイトは少しの間彼女の顔を見つめた後、黙って頭を下げた。
「何、気にするな」
彼女は少しだけ寂しそうな笑顔を作った。
それから、もうその話は終わりだ、と云うように手を振ると踵を返した。
ちょうどそこへロード神父がトーコをストレッチャーに乗せて現れた。
眠っているトーコを病室に運んで行くところだった。
ロード神父はそこに佇んでいるタイトを、ちらり、と見て、かすかに頭を下げて見せる。
タイトもそれに反射的に頷いて見せたが、ロード神父のその会釈の意味はきっとわかっていないだろう。
その様子を見てクロが目を細めた。
まったくどいつもこいつも、とんだセンチメンタリズムだな、と、彼女は苦々しく呟く。
「タイト、ちょっと神父と話がある」
彼女は云い捨てるとロード神父とトーコを追って病室に入って行った。
「軍曹――」
病室に入り後ろ手にドアを閉めると、クロは神父に声をかけた。
かれは、一瞬、ぎくり、としたように緊張すると振り向き、黙り込んでしばらくクロのその目をじっと見つめた。
それから――。
「ドクター、わ、私は……」
沈痛な表情で言葉を絞り出す。
それをクロは手で制した。
「黙っておけ。結果的にはうまくおさまった。おまえもなかなかどうして、まだ腕は衰えていないようだな。『神の御子』としては殺生するのは抵抗があっただろうが――。それにどうやらランベールの奴もあの能天気なふたり組に始末されたようだし」
彼女は、クロが病室に入ったのに気づいて戻って来たらしいツグミとタイトが待合室で何事か云い合っている声を聞きながら、かすかに笑みを浮かべたが、それは手術用のマスクに隠れてロード神父には見えなかった。
「まあ、例の件をタイトに話すかどうかはおまえ次第だが、話したところでタイトは、そうなのか、とか、そんな反応しかしないと思う。今となっては奴の興味はトーコの体が元に戻るかどうか、それだけだからな」
「し、しかし……、私はかれの両親をこの手で……」
「トーコにはおまえが必要だ。かれはそう云うふうに考える。おまえが思っている以上に論理的だよ、かれは。死んだ人間に義理立てて生きた人間をないがしろにするような選択はしない。私がそう云うふうに仕込んだ」
それは冷酷なまでの言葉であった。
それが科学者なのか、と、神父は身震いした。
クロはストレッチャーの上で麻酔が効いて寝息を立てているトーコを見た。
「それを知れば彼女も傷つくだろう。今までの良好な関係を崩す必要もなかろう」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~
あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。
彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。
剣も魔法も得意ではない主人公は、
最強のメイドたちに守られながら生きている。
だが彼自身は、
「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。
自分にできることは何か。
この世界で、どう生きていくべきか。
最強の力を持つ者たちと、
何者でもない一人の青年。
その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。
本作は、
圧倒的な安心感のある日常パートと、
必要なときには本格的に描かれる戦い、
そして「守られる側の成長」を軸にした
完結済み長編ファンタジーです。
シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。
最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。
【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
※2026年半ば過ぎ完結予定。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる