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一章 〜始まり〜
八話 『相談内容』
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あれから数日が経った。私とローラは友達になり、一緒にお茶をしたりしている。そして今日もローラと一緒にお菓子を食べながらおしゃべりをしていた。
最初こそ緊張していたローラだが、今ではすっかり慣れて、リラックスして話せるようになった。
そして、ローラは相変わらず可愛い。もう天使。尊すぎる。主人公兼ヒロインなので当たり前だが。
そして最近、困ったことがある。それは――、
「リリィ。相談があるの。いいかしら?」
「何でしょうか?ナタリー様」
黙々と、片付けをしながら答えるリリィ。彼女はいつも通り冷静沈着だ。
しかし――、
「ローラのことで相談があるんだけど……」
「ローラ様のことですか?何についてお聞きしたいんです?」
ローラのことになるとものすごーーく、早口になることだ。多分、他の人が見たら別人だと思うだろう。それほどまでに豹変するのだ。
だからこそ、この話をするか迷っていた。しかし、言わなくてはいけないだろう。このままだと、ローラが可哀想だ。
意を決して、私はリリィに相談することにした。
「リリィはローラのこと大好き……よね?」
「え?あ、はい。もちろんです。何、当然な質問しているのですか?ナタリー様」
「そうね。本当にローラのこと大好きだもんね?でもね……その、リリィ……」
「どうしたんですか?そんな深刻そうな顔して」
首を傾げながら私を見つめるリリィ。私は深呼吸をして、彼女に告げた。
「ローラね、リリィに嫌われている……と思っているみたいなの」
「…………」
フリーズした。まるで時が止まったかのように固まってしまった。
数秒経って、リリィは再び動き出した。
その顔には焦りと戸惑いの色が見える。
「あ、あの……そ、それはどういうことなんでしょうか……!?」
「そのまんまの意味だよ。リリィ、あなたがローラのことを嫌いだって思っているの」
そう言うと、リリィは顔を青ざめさせた。ことの発端は――まさに今日、ローラから聞いたことだった。
『あ、あの……ナタリー様、少し相談いいですか?』
今日もいつものようにお茶会を開いていたときだった。突然、ローラの方から話を振ってくれた。いつもは私の方が話しかけていたのだが……。それだけで嬉しかったし、とても驚いた。
そして、その内容というのが――まさかの悩み事である。
『あの……ナタリー様の専属メイドさんであるリリィさんのことについてなんですけど』
『えっ?リリィのこと?』
何だろ。私が知らないところで何かあったんだろうか……まさか、リリィが失礼なことを、ローラにしたの?!と聞いたら、
『い、いいえ!そういうわけではありません。ただ……ちょっと……私、リリィさんに嫌われているんじゃないかって思っていまして……』
『……え?』
思わず素の声が出てしまうほど衝撃的であった。ローラ曰く、話しかけても塩対応だったり、冷たい目で見られることが多いらしい。
それに、最近は避けられているという。そのことを本人に伝えると、
「え……?ローラ様が私のことを嫌われていると思ってる……?え……?」
思考停止しちゃった………うん、分かるよ。ショックだよね……でも、受け入れて?これが現実だ。
「もちろん、私は言ったのよ?リリィがローラのことを嫌っているはずないって……フォローはしたわ。だけど、なかなか信じてくれなくて……」
「……」
「だから、一度ちゃんと話し合ってみた方がいいと思うの。それで解決するならそれが一番だし……」
「…………そう、ですね。分かりました。では、早速明日ローラ様と話をしてきます!」
そう言って拳を握りしめるリリィを見て思ったことは一つ。
「(頑張れよ………!)」
という応援しか今の私には出来なかった。
△▼△▼
遠くから見守るのは慣れていない。しかし、あの場に私がいたらリリィもローラも話しにくいだろうと思い、こうして陰ながら二人の様子を伺うことにしたのだ。
伺うことにしたのはいいのだが――。
「(二人とも無言じゃね!?気まずいにも程があるだろ!!)」
心の中で叫ぶ。二人はお互いの顔色を見ながら黙々とお菓子を食べ続けている。しかし、全く会話がないのだ。遠くから見ても二人の様子がおかしいことが分かるくらいだ。
「(これどうすればいいんだ?!私が出て行ったら最悪余計に悪化してしまう気がするし……)」
「………ナタリー・アルディ?どうしたんだ?そんなところで」
不意に声をかけられたため振り返るとそこにはレオン様が立っていた。すごく、怪訝そうな顔をしている。
まぁ、草むらに隠れた状態でずっと見ていたらそりゃ不審がられるだろうな……。
「………あそこにいるのはローラと……お前のメイドじゃないか。何をしている?」
ヤバいーーー!せっかく、あの疑惑が晴れたのに、ここでまた疑われるようなことなんて出来ないよ……!
「………ま、何をしているかは知らんがあまり覗きはよくないぞ」
「え………?あ…はい。すみません」
まさかの注意されてしまった。でも確かにそうだよね……盗み聞きはあまりよくないことだもんね。それは反省しよう。しかし――。
「でも、あの二人、会話がないんですよ!このままだと、いつまで経ってもローラはリリィのことを勘違いしたままですし……何とかしないと」
「……なるほどな……」
そう言いながら、じっとレオン様はあの奇妙なお茶会に視線を向けていた。そして、しばらくすると口を開いた。
「……行くぞ」
「………え?どこにですか?」
「決まってるだろう?あそこだよ。ローラとメイドのところにだよ」
淡々とそう告げるレオン様。私は呆然としながら彼を見つめていた。レオン様の目には嫉妬の炎が燃え盛っていた。
ま、まさかレオン様……リリィに嫉妬してるの……?
「あ、あの……レオン様……?」
恐る恐る声をかけるが、彼は何も言わずに歩き出した。ヤバい、これは嫉妬してるな……。
私は慌てて彼を追いかけたが、すでに遅し。
「おい。お前達」
「あ……」
「えっ……?」
私達の姿を見たローラとリリィが目を丸くしてこちらを見つめている。その顔は驚きに染まっていた。
「あ、あの……レオン様……どうしてここに……?」
「……何か、ナタリー・アルディが怪しい行動をしていたので声をかけたらお前らの奇妙なお茶会しているのが見えた。ナタリー・アルディも何か焦ってたしな。それで、何をしているのかと思えば………無言でお互い気を遣って菓子を食っているだけだから、俺が割って入ったというわけだ」
まー、確かにレオン様が割って入ってきた方があの二人にとっては……好都合なのかな?私が言うより、彼が言った方がいいかもしれないし――。
「レオン様。……ありがとうございます。わざわざ、私のことで動いてくださって……」
「………別に、大したことはしていない」
レオン様、嬉しそうー。まぁ、惚れた女に感謝されているわけだし、嬉しいよね。
しかし、リリィだけは複雑そうな表情をしていた。まるでそれは――。
――ライバルの登場に焦りを感じているかのような……え?ローラガチ勢とはいえガチ恋じゃなかったよね?リリィさん……?
「……それで?一体何があったんだ?ローラとメイド。喧嘩した雰囲気じゃなさそうだったが……」
レオン様がそう言うと、ローラは俯き、リリィは少しだけ頬を引きつらせていた。リリィ曰く、緊張しすぎて上手く話せなかったらしい。ローラも、うまく話せないらしく。結局沈黙の時間だけが過ぎていったらしい。
「………なら、今度二人で話す機会を設けるといい。お互いの誤解を解くためにな」
れ、レオン様~~!あのときとは全く違って頼りになる~~~!
「え、えっと……分かりました。では、リリィさん、次の休みの日にでも話をしましょう?」
「え、ええ……ローラ様がよろしいのであれば……」
こうして、二人は仲を深めていくのであった。
いやはや、一時はどうなることかと思ったけど、無事に解決できてよかったよ……と、私は一安心した。
最初こそ緊張していたローラだが、今ではすっかり慣れて、リラックスして話せるようになった。
そして、ローラは相変わらず可愛い。もう天使。尊すぎる。主人公兼ヒロインなので当たり前だが。
そして最近、困ったことがある。それは――、
「リリィ。相談があるの。いいかしら?」
「何でしょうか?ナタリー様」
黙々と、片付けをしながら答えるリリィ。彼女はいつも通り冷静沈着だ。
しかし――、
「ローラのことで相談があるんだけど……」
「ローラ様のことですか?何についてお聞きしたいんです?」
ローラのことになるとものすごーーく、早口になることだ。多分、他の人が見たら別人だと思うだろう。それほどまでに豹変するのだ。
だからこそ、この話をするか迷っていた。しかし、言わなくてはいけないだろう。このままだと、ローラが可哀想だ。
意を決して、私はリリィに相談することにした。
「リリィはローラのこと大好き……よね?」
「え?あ、はい。もちろんです。何、当然な質問しているのですか?ナタリー様」
「そうね。本当にローラのこと大好きだもんね?でもね……その、リリィ……」
「どうしたんですか?そんな深刻そうな顔して」
首を傾げながら私を見つめるリリィ。私は深呼吸をして、彼女に告げた。
「ローラね、リリィに嫌われている……と思っているみたいなの」
「…………」
フリーズした。まるで時が止まったかのように固まってしまった。
数秒経って、リリィは再び動き出した。
その顔には焦りと戸惑いの色が見える。
「あ、あの……そ、それはどういうことなんでしょうか……!?」
「そのまんまの意味だよ。リリィ、あなたがローラのことを嫌いだって思っているの」
そう言うと、リリィは顔を青ざめさせた。ことの発端は――まさに今日、ローラから聞いたことだった。
『あ、あの……ナタリー様、少し相談いいですか?』
今日もいつものようにお茶会を開いていたときだった。突然、ローラの方から話を振ってくれた。いつもは私の方が話しかけていたのだが……。それだけで嬉しかったし、とても驚いた。
そして、その内容というのが――まさかの悩み事である。
『あの……ナタリー様の専属メイドさんであるリリィさんのことについてなんですけど』
『えっ?リリィのこと?』
何だろ。私が知らないところで何かあったんだろうか……まさか、リリィが失礼なことを、ローラにしたの?!と聞いたら、
『い、いいえ!そういうわけではありません。ただ……ちょっと……私、リリィさんに嫌われているんじゃないかって思っていまして……』
『……え?』
思わず素の声が出てしまうほど衝撃的であった。ローラ曰く、話しかけても塩対応だったり、冷たい目で見られることが多いらしい。
それに、最近は避けられているという。そのことを本人に伝えると、
「え……?ローラ様が私のことを嫌われていると思ってる……?え……?」
思考停止しちゃった………うん、分かるよ。ショックだよね……でも、受け入れて?これが現実だ。
「もちろん、私は言ったのよ?リリィがローラのことを嫌っているはずないって……フォローはしたわ。だけど、なかなか信じてくれなくて……」
「……」
「だから、一度ちゃんと話し合ってみた方がいいと思うの。それで解決するならそれが一番だし……」
「…………そう、ですね。分かりました。では、早速明日ローラ様と話をしてきます!」
そう言って拳を握りしめるリリィを見て思ったことは一つ。
「(頑張れよ………!)」
という応援しか今の私には出来なかった。
△▼△▼
遠くから見守るのは慣れていない。しかし、あの場に私がいたらリリィもローラも話しにくいだろうと思い、こうして陰ながら二人の様子を伺うことにしたのだ。
伺うことにしたのはいいのだが――。
「(二人とも無言じゃね!?気まずいにも程があるだろ!!)」
心の中で叫ぶ。二人はお互いの顔色を見ながら黙々とお菓子を食べ続けている。しかし、全く会話がないのだ。遠くから見ても二人の様子がおかしいことが分かるくらいだ。
「(これどうすればいいんだ?!私が出て行ったら最悪余計に悪化してしまう気がするし……)」
「………ナタリー・アルディ?どうしたんだ?そんなところで」
不意に声をかけられたため振り返るとそこにはレオン様が立っていた。すごく、怪訝そうな顔をしている。
まぁ、草むらに隠れた状態でずっと見ていたらそりゃ不審がられるだろうな……。
「………あそこにいるのはローラと……お前のメイドじゃないか。何をしている?」
ヤバいーーー!せっかく、あの疑惑が晴れたのに、ここでまた疑われるようなことなんて出来ないよ……!
「………ま、何をしているかは知らんがあまり覗きはよくないぞ」
「え………?あ…はい。すみません」
まさかの注意されてしまった。でも確かにそうだよね……盗み聞きはあまりよくないことだもんね。それは反省しよう。しかし――。
「でも、あの二人、会話がないんですよ!このままだと、いつまで経ってもローラはリリィのことを勘違いしたままですし……何とかしないと」
「……なるほどな……」
そう言いながら、じっとレオン様はあの奇妙なお茶会に視線を向けていた。そして、しばらくすると口を開いた。
「……行くぞ」
「………え?どこにですか?」
「決まってるだろう?あそこだよ。ローラとメイドのところにだよ」
淡々とそう告げるレオン様。私は呆然としながら彼を見つめていた。レオン様の目には嫉妬の炎が燃え盛っていた。
ま、まさかレオン様……リリィに嫉妬してるの……?
「あ、あの……レオン様……?」
恐る恐る声をかけるが、彼は何も言わずに歩き出した。ヤバい、これは嫉妬してるな……。
私は慌てて彼を追いかけたが、すでに遅し。
「おい。お前達」
「あ……」
「えっ……?」
私達の姿を見たローラとリリィが目を丸くしてこちらを見つめている。その顔は驚きに染まっていた。
「あ、あの……レオン様……どうしてここに……?」
「……何か、ナタリー・アルディが怪しい行動をしていたので声をかけたらお前らの奇妙なお茶会しているのが見えた。ナタリー・アルディも何か焦ってたしな。それで、何をしているのかと思えば………無言でお互い気を遣って菓子を食っているだけだから、俺が割って入ったというわけだ」
まー、確かにレオン様が割って入ってきた方があの二人にとっては……好都合なのかな?私が言うより、彼が言った方がいいかもしれないし――。
「レオン様。……ありがとうございます。わざわざ、私のことで動いてくださって……」
「………別に、大したことはしていない」
レオン様、嬉しそうー。まぁ、惚れた女に感謝されているわけだし、嬉しいよね。
しかし、リリィだけは複雑そうな表情をしていた。まるでそれは――。
――ライバルの登場に焦りを感じているかのような……え?ローラガチ勢とはいえガチ恋じゃなかったよね?リリィさん……?
「……それで?一体何があったんだ?ローラとメイド。喧嘩した雰囲気じゃなさそうだったが……」
レオン様がそう言うと、ローラは俯き、リリィは少しだけ頬を引きつらせていた。リリィ曰く、緊張しすぎて上手く話せなかったらしい。ローラも、うまく話せないらしく。結局沈黙の時間だけが過ぎていったらしい。
「………なら、今度二人で話す機会を設けるといい。お互いの誤解を解くためにな」
れ、レオン様~~!あのときとは全く違って頼りになる~~~!
「え、えっと……分かりました。では、リリィさん、次の休みの日にでも話をしましょう?」
「え、ええ……ローラ様がよろしいのであれば……」
こうして、二人は仲を深めていくのであった。
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