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三章 〜半年が経って〜
十七話 『何この状況……』
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状況は全く分からないまま部屋から出た私達は応接室へと入って行くとそこには……
「レオン様!」
パァッと顔を明るくなっているナタリー・アルディと、 無表情のアシュリーにオロオロしているローラと……
「……はぁ……何でこんな地獄みたいな空気の中に俺はいなきゃいけないんだよ……帰りたいんだけど……」
死んだ目をしているスティブーン様がいた。……いや、本当にどういう状況?何これ。私も帰りたいよ!
「レオン様が戻ってきてくれて嬉しいですわ!私……レオン様がいないと……」
ウルウルと目を潤ませながらレオン様に近づいて行くナタリー・アルディ。うへぇ……気持ち悪い。
レオン様は面倒くさそうに顔を歪めているし。……これをローラがしたら絶対に赤面するんだろうな……
「……鬱陶しいからやめてくれないか?」
「まぁ!レオン様ったら照れていらっしゃるのですね!」
ポジティブすぎひん?こいつ……流石悪役令嬢……図太い精神を持っていらっしゃるわ……
レオン様は大きなため息をつくとナタリー・アルディの手を振り払ったのと同時に……
「………悪い。遅くなった」
何と、ニコラス様まで入ってきた。何だこのカオスな空間は……?こんなに大勢で何をするつもりなんだ……?ナタリー・アルディは……!
「……ところで。リリィ。その女は誰ですの?こんな女、アルディ家に入れたつもりはありませんわ」
ナタリー・アルディはギロリと鋭い目つきで私を見る。うわ……怖いわー!こんな顔されたら余計怖いんですけどぉ……!
「ナタリー様。この方は気にしなくて大丈夫です」
リリィは淡々とそう言ったが、ナタリー・アルディはそれが気に食わなかったのか、 ギロリとリリィを睨みつけてから、 私を睨みつける。……凄い迫力だ……!流石、悪役令嬢をやっているだけある! 私が怯んでいると、リリィは私の前に立って私を庇いながら、
「そんなことより!ナタリー様、こんなにたくさんの人達を呼び出して何をするおつもりなんですか?」
リリィはナタリー・アルディに問い詰めた。……流石リリィ!頼りになるわ……すると、ナタリー・アルディは勝ち誇ったようにニヤリと笑いながら答える。
「ええ!それよ!やっとあの女の尻尾を掴んだのよ!だからみんなに集まってもらったのですわ!」
協力して欲しいってことなのだろうか……?とゆうか、リリィはともかく、他の人が協力するとは思えないけど……スティブーン様もレオン様もアシュリーもニコラス様でさえ、嫌な顔をしているし……
しかし、
「そ、それで……私たちに何を手伝って欲しいのですか……?」
ローラだけは協力する素振りを見ている。聖人すぎひん?しかし、ナタリー・アルディは嫌そうな顔をしながら……
「何で、こいつがここにいるのよっ!私呼んでないわよ!?」
ギリギリ、と歯ぎしりをしながらナタリー・アルディはローラを睨みつけている。唯一、気が乗っているのローラだけなのに!?
「ローラは私と一緒にいたとき貴方に連絡を貰ったんですよ。本当は来る気なんてなかったですけど……」
アシュリーがジト目でナタリー・アルディを見ながら言う。その様子だとローラに何かを言われて来たようだ。……一体何を言われたんだ?気になる……!
「あの女ってイザベラ・ディグルムのことだよねぇ……俺、あの子と関わりたくないんだけど」
スティブーン様が顔を顰めながらボソッと呟いている。ニコラス様も嫌そうな顔をしながらも頷いているし……レオン様も嫌そうな顔をしているし……男性陣全滅やん……!
「……私は、イザベラ様に興味があるので協力しますよ」
リリィは目を細めながらナタリー・アルディに問う。すると、ナタリー・アルディはニヤリと笑いながら……
「流石、リリィね!分かっているじゃない!」
と、リリィを褒めているが、アシュリーは不満そうに 顔を顰めている。…そういや、イザベラって確か……闇魔法を使って令嬢たちをそそのかした犯人候補だったんだよなぁ……いろんなことがあってすっかり忘れていたけど。
「それで、私たちは何をすればいいのでしょうか?」
リリィが真剣そうな顔をしながら聞くが、ローラとリリィ以外の人は乗り気ではなさそうだけど……いいのか?とゆうか、リリィはともかく、ローラが乗り気なのも可笑しな話なんだよなぁ……どんだけ優しいんだよ……。
すると、ナタリー・アルディは自信満々にこう言った。
「これを見なさい」
ナタリー・アルディが取り出したのは黒色の石だった。……え?何これ……宝石の類いかな?
「こ、これは……!」
「おい!待って!ナタリー・アルディ!お前、それをどこで手に入れたんだ!?」
「ナタリー!お前……!」
ナタリー・アルディが取り出した瞬間……スティブーン様とレオン様とニコラス様が血相を変えて詰め寄っている。先まであんなに嫌そうな顔をしていたのは嘘みたいだ。
アシュリーもローラも目を見開いているし。どうやら、この石は相当凄いものらしい。ナタリー・アルディは得意げな顔をしながら……
「ああ!三人共やっと興味を持ってくれたのね!」
うっとりと、恍惚とした表情で三人を見つめながら、ナタリー・アルディはこう言った。
「これは、あの女が落としたものよ。あの女が私に喧嘩を売ってきたときに落としていったの!」
と、ナタリー・アルディはそう言った。
「レオン様!」
パァッと顔を明るくなっているナタリー・アルディと、 無表情のアシュリーにオロオロしているローラと……
「……はぁ……何でこんな地獄みたいな空気の中に俺はいなきゃいけないんだよ……帰りたいんだけど……」
死んだ目をしているスティブーン様がいた。……いや、本当にどういう状況?何これ。私も帰りたいよ!
「レオン様が戻ってきてくれて嬉しいですわ!私……レオン様がいないと……」
ウルウルと目を潤ませながらレオン様に近づいて行くナタリー・アルディ。うへぇ……気持ち悪い。
レオン様は面倒くさそうに顔を歪めているし。……これをローラがしたら絶対に赤面するんだろうな……
「……鬱陶しいからやめてくれないか?」
「まぁ!レオン様ったら照れていらっしゃるのですね!」
ポジティブすぎひん?こいつ……流石悪役令嬢……図太い精神を持っていらっしゃるわ……
レオン様は大きなため息をつくとナタリー・アルディの手を振り払ったのと同時に……
「………悪い。遅くなった」
何と、ニコラス様まで入ってきた。何だこのカオスな空間は……?こんなに大勢で何をするつもりなんだ……?ナタリー・アルディは……!
「……ところで。リリィ。その女は誰ですの?こんな女、アルディ家に入れたつもりはありませんわ」
ナタリー・アルディはギロリと鋭い目つきで私を見る。うわ……怖いわー!こんな顔されたら余計怖いんですけどぉ……!
「ナタリー様。この方は気にしなくて大丈夫です」
リリィは淡々とそう言ったが、ナタリー・アルディはそれが気に食わなかったのか、 ギロリとリリィを睨みつけてから、 私を睨みつける。……凄い迫力だ……!流石、悪役令嬢をやっているだけある! 私が怯んでいると、リリィは私の前に立って私を庇いながら、
「そんなことより!ナタリー様、こんなにたくさんの人達を呼び出して何をするおつもりなんですか?」
リリィはナタリー・アルディに問い詰めた。……流石リリィ!頼りになるわ……すると、ナタリー・アルディは勝ち誇ったようにニヤリと笑いながら答える。
「ええ!それよ!やっとあの女の尻尾を掴んだのよ!だからみんなに集まってもらったのですわ!」
協力して欲しいってことなのだろうか……?とゆうか、リリィはともかく、他の人が協力するとは思えないけど……スティブーン様もレオン様もアシュリーもニコラス様でさえ、嫌な顔をしているし……
しかし、
「そ、それで……私たちに何を手伝って欲しいのですか……?」
ローラだけは協力する素振りを見ている。聖人すぎひん?しかし、ナタリー・アルディは嫌そうな顔をしながら……
「何で、こいつがここにいるのよっ!私呼んでないわよ!?」
ギリギリ、と歯ぎしりをしながらナタリー・アルディはローラを睨みつけている。唯一、気が乗っているのローラだけなのに!?
「ローラは私と一緒にいたとき貴方に連絡を貰ったんですよ。本当は来る気なんてなかったですけど……」
アシュリーがジト目でナタリー・アルディを見ながら言う。その様子だとローラに何かを言われて来たようだ。……一体何を言われたんだ?気になる……!
「あの女ってイザベラ・ディグルムのことだよねぇ……俺、あの子と関わりたくないんだけど」
スティブーン様が顔を顰めながらボソッと呟いている。ニコラス様も嫌そうな顔をしながらも頷いているし……レオン様も嫌そうな顔をしているし……男性陣全滅やん……!
「……私は、イザベラ様に興味があるので協力しますよ」
リリィは目を細めながらナタリー・アルディに問う。すると、ナタリー・アルディはニヤリと笑いながら……
「流石、リリィね!分かっているじゃない!」
と、リリィを褒めているが、アシュリーは不満そうに 顔を顰めている。…そういや、イザベラって確か……闇魔法を使って令嬢たちをそそのかした犯人候補だったんだよなぁ……いろんなことがあってすっかり忘れていたけど。
「それで、私たちは何をすればいいのでしょうか?」
リリィが真剣そうな顔をしながら聞くが、ローラとリリィ以外の人は乗り気ではなさそうだけど……いいのか?とゆうか、リリィはともかく、ローラが乗り気なのも可笑しな話なんだよなぁ……どんだけ優しいんだよ……。
すると、ナタリー・アルディは自信満々にこう言った。
「これを見なさい」
ナタリー・アルディが取り出したのは黒色の石だった。……え?何これ……宝石の類いかな?
「こ、これは……!」
「おい!待って!ナタリー・アルディ!お前、それをどこで手に入れたんだ!?」
「ナタリー!お前……!」
ナタリー・アルディが取り出した瞬間……スティブーン様とレオン様とニコラス様が血相を変えて詰め寄っている。先まであんなに嫌そうな顔をしていたのは嘘みたいだ。
アシュリーもローラも目を見開いているし。どうやら、この石は相当凄いものらしい。ナタリー・アルディは得意げな顔をしながら……
「ああ!三人共やっと興味を持ってくれたのね!」
うっとりと、恍惚とした表情で三人を見つめながら、ナタリー・アルディはこう言った。
「これは、あの女が落としたものよ。あの女が私に喧嘩を売ってきたときに落としていったの!」
と、ナタリー・アルディはそう言った。
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