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三章 〜半年が経って〜
十八話 『魔石の効果』
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あの女が落としていったもの――と、言った瞬間にみんなの顔付きが変わった。
……あの石、何か凄いものだったのね。あんなに三人が血相を変えるなんて相当だと思うんだけど……?
「この魔石は闇魔法を操るのに使えるのよ!あの女は間抜けね!私の目の前まで来てこんなものを落とすなんて!」
得意げにそう言ったナタリー・アルディに他のみんなはため息を吐く。……そういや、私がナタリー・アルディに転生……いや憑依……したときに、授業で先生がそんなことを言っていた気がする。
確か……魔石に祈りを込め、その魔石を砕いて相手にぶつけることで、相手の感情をコントロールすることができるとかなんとか……それってかなり危険じゃない!? と、授業中に思った記憶があるから覚えていたことだが。
「闇魔法の魔石か……。厄介だな」
レオン様が苦虫を噛み潰したような顔をして呟いた。この魔石を使えば、簡単に人の心を操れるわけだから、確かに危険な代物よね……
「それで?どうやって使うというの?魔石はそんなに簡単に使えるものじゃないし、イザベラに使うとしても……」
アシュリーが眉間にシワを寄せながらそう言うと、ナタリー・アルディは勝ち誇ったように笑みを浮かべながら、こう言い放ったのだ。
「ええ、もちろん簡単ではないわ。でも、みんなが協力してくれればきっとできるはずよ?」
そう言ってナタリー・アルディはにっこりと微笑んだ。その顔を見たアシュリーが嫌そうな顔をしている。
……協力って、一体何をすればいいの? と、思っているとレオン様が口を開いた。
「はぁ……この闇魔石が関わってる以上、協力せざるおえないだろうな。で?具体的に何をすればいいんだ?」
レオン様が渋々と言った感じでそう言うと、ナタリー・アルディは嬉しそうに微笑みながら、こう言ったのだ。
「簡単なことです。この闇魔石であの女の本音を引きずり出せばいいのですよ!」
堂々宣言したナタリー・アルディに全員が目を丸くしていた。いや、だって……
「ナタリー、この魔石は闇属性の人しか使えないんだ……そしてこの場所に闇属性を扱えるやつなんて……」
ニコラス様の言葉に、スティブーン様が嫌そうな顔をする。……ん?もしかしてスティブーン様って――。
「…スティブーン様って……確か闇属性の魔法も使えましたよねー」
リリィが思い出したように呟くと、スティブーン様はため息を零す。
…でもスティブーン様って確か……魔法属性って火だったような……?
「え?スティブーン様って二刀流なんですか?」
ローラが驚いたようにそう言うと、スティブーン様は頷く。
「あぁ……そうだぞ。俺が二刀流なのも闇魔法を使えるのは本当だ。ただ……闇魔法は正直おまけみたいなもんだ。火魔法の方が俺に向いてるし……」
「スティブーン様!お願いします。あの女――イザベラ・ディグルムに闇魔法で本音を引きずり出して欲しいのです!」
ナタリー・アルディが真剣な表情でスティブーン様に頼み込んでいる。……それは嫌だな……という顔。……面倒ごとに関わりたくないのがビンビンと伝わってくるわね。
しかし――。
「スティブーン様ー?協力しないと言うのならあのこと皆さんにバラしますよー」
リリィが脅迫するような口調で言うと、スティブーン様はぎょっ、とした表情を浮かべて慌てて口を開いた。
……ん?あのことってなんだ?皆そう疑問に思ったのか、不思議そうな表情を浮かべている。
「ま、待ってくれ!アレをバラすのは反則だろ!……ああ、もう分かった!協力すればいいんだろ!協力すれば!」
スティブーン様が慌ててそう言うと、リリィは満足げに微笑んだ。
……あの石、何か凄いものだったのね。あんなに三人が血相を変えるなんて相当だと思うんだけど……?
「この魔石は闇魔法を操るのに使えるのよ!あの女は間抜けね!私の目の前まで来てこんなものを落とすなんて!」
得意げにそう言ったナタリー・アルディに他のみんなはため息を吐く。……そういや、私がナタリー・アルディに転生……いや憑依……したときに、授業で先生がそんなことを言っていた気がする。
確か……魔石に祈りを込め、その魔石を砕いて相手にぶつけることで、相手の感情をコントロールすることができるとかなんとか……それってかなり危険じゃない!? と、授業中に思った記憶があるから覚えていたことだが。
「闇魔法の魔石か……。厄介だな」
レオン様が苦虫を噛み潰したような顔をして呟いた。この魔石を使えば、簡単に人の心を操れるわけだから、確かに危険な代物よね……
「それで?どうやって使うというの?魔石はそんなに簡単に使えるものじゃないし、イザベラに使うとしても……」
アシュリーが眉間にシワを寄せながらそう言うと、ナタリー・アルディは勝ち誇ったように笑みを浮かべながら、こう言い放ったのだ。
「ええ、もちろん簡単ではないわ。でも、みんなが協力してくれればきっとできるはずよ?」
そう言ってナタリー・アルディはにっこりと微笑んだ。その顔を見たアシュリーが嫌そうな顔をしている。
……協力って、一体何をすればいいの? と、思っているとレオン様が口を開いた。
「はぁ……この闇魔石が関わってる以上、協力せざるおえないだろうな。で?具体的に何をすればいいんだ?」
レオン様が渋々と言った感じでそう言うと、ナタリー・アルディは嬉しそうに微笑みながら、こう言ったのだ。
「簡単なことです。この闇魔石であの女の本音を引きずり出せばいいのですよ!」
堂々宣言したナタリー・アルディに全員が目を丸くしていた。いや、だって……
「ナタリー、この魔石は闇属性の人しか使えないんだ……そしてこの場所に闇属性を扱えるやつなんて……」
ニコラス様の言葉に、スティブーン様が嫌そうな顔をする。……ん?もしかしてスティブーン様って――。
「…スティブーン様って……確か闇属性の魔法も使えましたよねー」
リリィが思い出したように呟くと、スティブーン様はため息を零す。
…でもスティブーン様って確か……魔法属性って火だったような……?
「え?スティブーン様って二刀流なんですか?」
ローラが驚いたようにそう言うと、スティブーン様は頷く。
「あぁ……そうだぞ。俺が二刀流なのも闇魔法を使えるのは本当だ。ただ……闇魔法は正直おまけみたいなもんだ。火魔法の方が俺に向いてるし……」
「スティブーン様!お願いします。あの女――イザベラ・ディグルムに闇魔法で本音を引きずり出して欲しいのです!」
ナタリー・アルディが真剣な表情でスティブーン様に頼み込んでいる。……それは嫌だな……という顔。……面倒ごとに関わりたくないのがビンビンと伝わってくるわね。
しかし――。
「スティブーン様ー?協力しないと言うのならあのこと皆さんにバラしますよー」
リリィが脅迫するような口調で言うと、スティブーン様はぎょっ、とした表情を浮かべて慌てて口を開いた。
……ん?あのことってなんだ?皆そう疑問に思ったのか、不思議そうな表情を浮かべている。
「ま、待ってくれ!アレをバラすのは反則だろ!……ああ、もう分かった!協力すればいいんだろ!協力すれば!」
スティブーン様が慌ててそう言うと、リリィは満足げに微笑んだ。
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