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1.婚約破棄された上に島流しにあった
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「ファルナル王国第一王子、私、ビヌール・ファング・ファルナルよりみなの者に布告する」
王家主催のパーティ。
わたしは豪華なお料理に遠慮がちに手をつけながら、その言葉を聞いていた。
ガルムに漬けたお肉がおいしい。もぐもぐ。
王子は公爵令嬢であるわたしの婚約者だ。
わたしは「婚約の発表だな――」と、思った。
それ以外無いから。
「私は、ここにターメタル男爵家令嬢、ルーミア・ターメタルとの婚約を発表する」
ガーン!とわたしの背後に大きな下記文字が出るくらいのショック。
なんで?
なんで?
え――ッ、わたしが婚約者で「アリシア、愛している」って言ってくれたのにッ――!
と、わたしはパニくる思いで愕然とするわけだった。
「あのぉ―― 王子……」
「黙れ! この悪女! 毒婦めが! 身分が上なことをいいことに、純情可憐なルーミアに陰湿ないじめを繰り返し、許せん! アリシア、おまえとの婚約は破棄だ!」
「えー!!」
超ショック。
そして、ショックのあまり脳内に走った電撃のような物が、わたしの前世を思い出させた。
(あ…… これ、いわゆる乙女ゲーの世界だ。でもって、わたしは悪役令嬢なんだぁ……)
と、現況を把握したまではよかったが、ここに至っては、何かの対抗措置をすることもできないのだった。
しかも、わたしは、前世では女でなく「男」だった。
いや、もうなんというか、なんで王子に惚れていたのか?
今となっては謎以外なんでもない。
(ああ、しかしこりゃ、王子も惚れるわ……)
と、改めて新しい婚約者となった男爵令嬢・ルーミアを見た。
美人だ。それも嫌味がない美形。
「私、殿方のことはよくわからないけど、一生懸命尽くします」ってな感じなので、こりゃ王子もイチコロだろうなぁとは、思う。
思うけど、わたしが婚約破棄されるのはどうかと思うわけですよ。
前世のことを思い出した今となっては、確かに、王子と結婚するのは抵抗あるけども、それ以外に生きる道があるかというと、見つけられそうにない。
そもそも、乙女ゲームのことなど、良くしらんのだから。
「あ―― で、婚約破棄だけで処分は終わりでしょうか?」
わたしは遠慮がちに言った。
それで済むなら結果オーライといえなくもない。
余生はひきこもり公爵令嬢として生きていくという方法もあるからだ。
「いや! オマエには罪がある。穢れなきルーミアを陰湿な虐めで追い詰めたこと。万死に値する!」
王子はビシッとわたしを指さした。
あ―― まずいのかなぁ。そういえば、なんか流れにのって苛めていた記憶があるようなないような。
この乙女ゲーの流れに身をまかせ自由意志もなく、悪役令嬢という仮面をかぶり、その役割を果たしていたような気もするのだけど、それはわたしのせいじゃなく、この世界の予定調和的なにかが、原因じゃないかな――と、思うわけですよ。
助けてください。マジで。
「わたしはそんな……」
「うるさい、言い訳はいい。死罪だ! 斬首だ!」
「マジで! えーー!!」
何で苛めたくらいで死刑?
行為に対する量刑があまりにアンバランスであり得ない。
死をもって償うようなことした?
トイレに入っているルーミアに水をかけたり、持ち物を隠したし、みんなで無視するとかしかしてないんだけど……
いや、記憶にはあるんだけど、実際当事者であったという感覚がずっぽり抜け落ちている。
ざわめくパーティ会場。
そりゃ、あまりに厳罰でのぞめば、貴族のみなさんも動揺するわけですよ。
ちょっとした間違いは誰でもあるわけですから。
「まぁ、死罪はいきすぎか……」
「そうですよね!!」
「うーん。じゃあ流刑だなぁ」
王子は浮き浮きするかのように言った。
◇◇◇◇◇◇
というわけで、わたし(元公爵令嬢となった)は船に乗せられて、流刑の地に向かっている。
流刑の地は南海の孤島だ。
この異世界は文明程度が、ルネサンス程度かなという感じ。
外洋航行船は海難事故の可能性も大きく、嵐にでも遭おうものなら死の確率がめちゃくちゃ高い。
でもって、重要なのは魔物がいて、全くもって世界は剣呑きわまりない。
街の中は比較的安全にせよ、一歩外に出れば、怪物、盗賊、山賊のたぐいがゴロゴロいて、エンカウント不可避なのである。
「あー、知っているかい? お嬢様のいく、島のこと。ひひひひ」
一緒に流刑になった中年の男がべたつく視線とともに話しかけてくる。
「あ―― 全然知らんですわ。おほほほ」
「まず、島には女がいね――」
「え?」
「男ばっかの島だ。なんでそんな島に流されたんだい? お嬢さん。げへへへへ」
男がいないということは、非常にまずいのではないか?
これは輪姦、陵辱、蹂躙コースではないか?
いや、この世界で公爵令嬢だったわたしは完全無欠の処女であり、そのような乱れた性の暴風雨のような環境セクハラを超えた島で生きている気がしない。
「凶悪な。モンスターも多いらしいからなぁ」
「えー」
もはや絶望しかない。
「おらぁ、罪人ども無駄口たたくな!」
役人が鞭を振り回して叫ぶ。
わたしは黙った。
(これは死ぬのか、完全に死亡フラグが立っているではないか?)
常闇の底にへばりつく様なあり得ない絶望につつまれた公爵令嬢だったわたしは、しくしくと泣くしかなかった。
◇◇◇◇◇◇
船が着いた。
島は結構大きいようだ。
密林の面積が大きいようであるが――
「あのぉ?」
「ん? なんだ」
わたしは役人に恐る恐る聞いた。
一応、公爵令嬢で、それなりに美貌を誇り、社交界のバラとよばれていたのだ。
端的にいって隙のない美人顔である。
おまけに金髪縦ロール。なにをしても自然にそうなるドリルのような髪型だ。
「あれはなんですか?」
「あれ?」
役人は私の指差すほうを見た。
でっかい塔のような物がっているのけど――
「ああ、古代の遺跡らしいなぁ。よく知らんが」
役人が言った後も、わたしはその塔を見つめる。
緑のツタが絡みつき、相当な経年劣化をしていることが分かる。
が、私には見覚えがありすぎた。
これは……
(ビルじゃないかぁ。しかもRCの超高層ビルだよ)
なぜか知らんが、流刑の島には廃墟のような超高層ビルがあった。
王家主催のパーティ。
わたしは豪華なお料理に遠慮がちに手をつけながら、その言葉を聞いていた。
ガルムに漬けたお肉がおいしい。もぐもぐ。
王子は公爵令嬢であるわたしの婚約者だ。
わたしは「婚約の発表だな――」と、思った。
それ以外無いから。
「私は、ここにターメタル男爵家令嬢、ルーミア・ターメタルとの婚約を発表する」
ガーン!とわたしの背後に大きな下記文字が出るくらいのショック。
なんで?
なんで?
え――ッ、わたしが婚約者で「アリシア、愛している」って言ってくれたのにッ――!
と、わたしはパニくる思いで愕然とするわけだった。
「あのぉ―― 王子……」
「黙れ! この悪女! 毒婦めが! 身分が上なことをいいことに、純情可憐なルーミアに陰湿ないじめを繰り返し、許せん! アリシア、おまえとの婚約は破棄だ!」
「えー!!」
超ショック。
そして、ショックのあまり脳内に走った電撃のような物が、わたしの前世を思い出させた。
(あ…… これ、いわゆる乙女ゲーの世界だ。でもって、わたしは悪役令嬢なんだぁ……)
と、現況を把握したまではよかったが、ここに至っては、何かの対抗措置をすることもできないのだった。
しかも、わたしは、前世では女でなく「男」だった。
いや、もうなんというか、なんで王子に惚れていたのか?
今となっては謎以外なんでもない。
(ああ、しかしこりゃ、王子も惚れるわ……)
と、改めて新しい婚約者となった男爵令嬢・ルーミアを見た。
美人だ。それも嫌味がない美形。
「私、殿方のことはよくわからないけど、一生懸命尽くします」ってな感じなので、こりゃ王子もイチコロだろうなぁとは、思う。
思うけど、わたしが婚約破棄されるのはどうかと思うわけですよ。
前世のことを思い出した今となっては、確かに、王子と結婚するのは抵抗あるけども、それ以外に生きる道があるかというと、見つけられそうにない。
そもそも、乙女ゲームのことなど、良くしらんのだから。
「あ―― で、婚約破棄だけで処分は終わりでしょうか?」
わたしは遠慮がちに言った。
それで済むなら結果オーライといえなくもない。
余生はひきこもり公爵令嬢として生きていくという方法もあるからだ。
「いや! オマエには罪がある。穢れなきルーミアを陰湿な虐めで追い詰めたこと。万死に値する!」
王子はビシッとわたしを指さした。
あ―― まずいのかなぁ。そういえば、なんか流れにのって苛めていた記憶があるようなないような。
この乙女ゲーの流れに身をまかせ自由意志もなく、悪役令嬢という仮面をかぶり、その役割を果たしていたような気もするのだけど、それはわたしのせいじゃなく、この世界の予定調和的なにかが、原因じゃないかな――と、思うわけですよ。
助けてください。マジで。
「わたしはそんな……」
「うるさい、言い訳はいい。死罪だ! 斬首だ!」
「マジで! えーー!!」
何で苛めたくらいで死刑?
行為に対する量刑があまりにアンバランスであり得ない。
死をもって償うようなことした?
トイレに入っているルーミアに水をかけたり、持ち物を隠したし、みんなで無視するとかしかしてないんだけど……
いや、記憶にはあるんだけど、実際当事者であったという感覚がずっぽり抜け落ちている。
ざわめくパーティ会場。
そりゃ、あまりに厳罰でのぞめば、貴族のみなさんも動揺するわけですよ。
ちょっとした間違いは誰でもあるわけですから。
「まぁ、死罪はいきすぎか……」
「そうですよね!!」
「うーん。じゃあ流刑だなぁ」
王子は浮き浮きするかのように言った。
◇◇◇◇◇◇
というわけで、わたし(元公爵令嬢となった)は船に乗せられて、流刑の地に向かっている。
流刑の地は南海の孤島だ。
この異世界は文明程度が、ルネサンス程度かなという感じ。
外洋航行船は海難事故の可能性も大きく、嵐にでも遭おうものなら死の確率がめちゃくちゃ高い。
でもって、重要なのは魔物がいて、全くもって世界は剣呑きわまりない。
街の中は比較的安全にせよ、一歩外に出れば、怪物、盗賊、山賊のたぐいがゴロゴロいて、エンカウント不可避なのである。
「あー、知っているかい? お嬢様のいく、島のこと。ひひひひ」
一緒に流刑になった中年の男がべたつく視線とともに話しかけてくる。
「あ―― 全然知らんですわ。おほほほ」
「まず、島には女がいね――」
「え?」
「男ばっかの島だ。なんでそんな島に流されたんだい? お嬢さん。げへへへへ」
男がいないということは、非常にまずいのではないか?
これは輪姦、陵辱、蹂躙コースではないか?
いや、この世界で公爵令嬢だったわたしは完全無欠の処女であり、そのような乱れた性の暴風雨のような環境セクハラを超えた島で生きている気がしない。
「凶悪な。モンスターも多いらしいからなぁ」
「えー」
もはや絶望しかない。
「おらぁ、罪人ども無駄口たたくな!」
役人が鞭を振り回して叫ぶ。
わたしは黙った。
(これは死ぬのか、完全に死亡フラグが立っているではないか?)
常闇の底にへばりつく様なあり得ない絶望につつまれた公爵令嬢だったわたしは、しくしくと泣くしかなかった。
◇◇◇◇◇◇
船が着いた。
島は結構大きいようだ。
密林の面積が大きいようであるが――
「あのぉ?」
「ん? なんだ」
わたしは役人に恐る恐る聞いた。
一応、公爵令嬢で、それなりに美貌を誇り、社交界のバラとよばれていたのだ。
端的にいって隙のない美人顔である。
おまけに金髪縦ロール。なにをしても自然にそうなるドリルのような髪型だ。
「あれはなんですか?」
「あれ?」
役人は私の指差すほうを見た。
でっかい塔のような物がっているのけど――
「ああ、古代の遺跡らしいなぁ。よく知らんが」
役人が言った後も、わたしはその塔を見つめる。
緑のツタが絡みつき、相当な経年劣化をしていることが分かる。
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