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或る書曰く
一、百重なす心 思へど(一)
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「……おっと」
仰向けに倒れてきた幼い体を抱きとめる。とっさに伸ばした腕に、受け止めた体の重みが伝わった。
「大丈夫?」
腕の中にスッポリ収まった子に問いかける。倒れる直前にちゃんと受け止めたから、どこかぶつけたりはしていないはずだけど。
「あ、はい。ありがとう……ございます」
受け止めたのは女の子。自分が倒れかけたこと、そしてどこにもぶつけてないことに驚いているのかもしれない。その黒目がちの瞳を縁取るまつげが、パチパチとまばたきをくり返す。
「くぉらっ、志貴っ!!」
聞こえた怒声に、彼女と二人視線を向ける。
怒っているのは、友人川島。叱られているのは、彼の末の異母弟、志貴。兄に首根っこを引っつかまれ、宙に浮いたまま足をジタバタさせている。
「お前、あんなことして!! 怪我でもしたらどうするんだっ!! 危ないだろ!!」
川島の言うことは、真っ当。
先程まで志貴は、彼女に肩車してもらい、そこにある木の上に手を伸ばしていた。志貴は、わずか九歳、まだ美豆良髪の子どもとはいえ、年相応に重く大きく育っている。同じような年格好の女の子が肩車をするのは大変だっただろう。自分たちが見かけた時にはすでにグラグラと揺れていて、均衡を崩し倒れかけたところを、すんでのところでどちらも受け止めた。
おかげで、彼女も志貴も怪我をしなかったのだけど。
「大変だね。あんなやんちゃな子を主に持つと」
思わず同情する。
木に向かって何をしようとしてたのかはわからないけれど、どうせ志貴がふざけて自分の女嬬に肩車を要求したのだろう。
志貴は、淡海の祖父の末子。戦の後もずっと淡海で母親とともに暮らしていた。だから今回、帝に招かれ、遠く吉野まで来たことで、少しぐらいはっちゃけたくなる気持ちもわからないでもないけれど。
「浮かれてるのはわかるが、遊びで来てるわけじゃないんだから、もう少し大人しくしてろ!!」
川島が正論を並べ、弟を叱りつける。
普段、散々遊びたくってる川島に言われても、説得力にかける。いっつもフラフラしてて高市に叱られ、「そんなことで政に参与できるのか」と嘆かれているというのに。
「ごめんなさい、異母兄上。でも……」
「『でも』も『くそ』もない!!」
ピシャリと川島が言い訳を封じる。
久しぶりに弟に会って、珍しく兄貴面できるのがうれしいのか。それとも、兄として本気で心配しているのか。だが、その言葉遣いは悪いぞ。
「あの、異母兄さま、違うんです!!」
怒り続ける川島に、腕の中の少女が動いた。――兄さま?
「志貴は、わたくしの願いをきいてくれただけです。そこの木の根元に、雛鳥が落ちていたので、巣に戻してあげようと。でも、わたくしでは手が届かなくって、それで志貴にお願いしたんです!!」
だから、志貴は悪くない。悪いのは自分。そう彼女は訴え続ける。
「山辺……」
川島がいくらか声を鎮める。――って、え? 山辺?
驚き動けなくなった自分の腕から、彼女がするりと抜け出す。
「ごめんなさい、異母兄さま」
「あ、うん。いや、まあ……。今度からは、舎人かなんかに手伝ってもらえ。お前たちだけで無茶するな」
異母妹にしおらしく謝られた川島が、削がれた勢いのやり場に困り、頭を掻いて志貴を下ろす。
「それで? 雛は元に戻してやれたのか?」
「ううん。まだ」
志貴が幼い手を開いて川島に雛を見せる。大事に包まれていた、小さな雛。
「――貸してみろ」
雛を受け取った川島が、「よっ」と背を伸ばし、枝の上に作られていた巣に雛を戻す。志貴たちでは難しかった巣も、二十歳をすぎた川島にかかれば、ちょっと手を伸ばせば簡単に届く。しばらくすると、周りで雛を案じて飛び回っていた親鳥が、巣へと戻っていった。
「よかった……」
隣で見上げていた少女がホッと息を漏らす。力を抜き、かすかに微笑んだ頬に朱が戻る。
「なあ、川島、彼女は……」
「ああ、オレの異母妹、山辺皇女だ。今回、帝に呼ばれて淡海からやって来たんだ」
やっぱり。
「そっか、お前は会うの久しぶりだったな」
「あー、うん」
戦の前、淡海で暮らしていた時、祖父の子たちには何度か会っている。川島など、年が近いからと、一緒に机を並べ学んだ仲だ。だけど、そうして共に過ごしたのは似た年頃の従兄弟たちばかり。川島の異母姉妹、御名部皇女や阿閉皇女とは親しくしていたが、その弟妹となると、顔を合わしたことがあるかどうか程度。志貴はここへ来る途中、馬に乗っていたから面識があったが、輿で訪れていただろう山辺皇女とは、実に七年ぶりの対面だった。
(大きくなったな……)
女性としてはまだまだ幼く、小さいのだけれど、それでも記憶の中にある彼女の姿からしてみれば、充分に大きくなった。
生前の祖父が彼女のことを、「阿閉と二人、足して割ることが出来たらちょうどいいのに」とこぼしていたことを思い出す。元気が良すぎて、異母兄の川島や自分にすら食ってかかる阿閉。阿閉のことは「あれが男子だったらよかったのに。あれでは妹背を見つけることが難しい」と嘆いていた。彼女はその阿閉と真逆の性格なのだろう。あの頃は、よく母親の裳裾につかまって隠れているような子だった。一緒に遊んだことはない。
「お久しぶりです。大津さま」
彼女が、頭を下げる。あの頃と違って、長く豊かに伸ばした髪が、肩から流れ落ちた。
「えっと、うん。久しぶり。大きくなったね」
素直な感想が口をついてでた。
「先程は危ないところをお助けいただき、ありがとうございました」
あ、えっと。いや……。
今度は言葉に詰まる。感謝されるのは悪くないけど、自分も彼女に謝ったほうがいいのだろうか。「女嬬と勘違いしてごめんね」と。
でも、そうしたら彼女に恥をかかせることにならないか? 女嬬に見間違えるほど貧弱、地味、皇女らしくないと言っているようなものだ。
「では、異母兄さま、大津さま、わたくしたちはこれで失礼いたします」
もう一度頭を下げて、山辺が志貴の手を取り去っていく。
「おう、またな」
軽く手を上げ、川島が見送る。
「――どうした、大津」
弟の手を引く、幼い姉の凛とした後ろ姿。黙って見送っていたら、川島が肩に肘を載せてきた。なぜかニヤニヤと笑い出す。
「ははーん。お前、惚れたな?」
「いや、いくらなんでも。そりゃあ、可愛い子だなとは思ったけどさ」
だからって、四つ五つ年下の、年端もいかない少女を色恋の対象として見るつもりはない。
「隠すな、隠すな。お前、顔に書いてあるぞ~。オレの妹に惚れちゃいました~。山辺を妻にして、自分好みの女に育てたいで~すってな」
「書いてないし、思ってない!!」
「そうか、そうか。山辺は母親に似て美人になりそうだからな~。お前がそう思っちゃうのも仕方ないよな~」
ウンウン頷く川島。
「だから、勝手に決めつけるなよ!!」
「文武に優れ、才ある人物って官人から崇められてるお前がなあ。その本性は意外とスケベだったんだな……って、こら、ちょっと待てよぉ、大津~」
足早に立ち去ろうとした僕に、すがるように追いかけてきた川島。コイツのせいで、山辺との再会への感慨も申し訳なさも薄れ、台無しになっていく。
吉野で再会した、幼い従姉妹、山辺皇女。蘇我赤兄の血を引く、祖父淡海帝の娘。
己卯の年、五月。春。
それは、僕に訪れた新しい縁。
仰向けに倒れてきた幼い体を抱きとめる。とっさに伸ばした腕に、受け止めた体の重みが伝わった。
「大丈夫?」
腕の中にスッポリ収まった子に問いかける。倒れる直前にちゃんと受け止めたから、どこかぶつけたりはしていないはずだけど。
「あ、はい。ありがとう……ございます」
受け止めたのは女の子。自分が倒れかけたこと、そしてどこにもぶつけてないことに驚いているのかもしれない。その黒目がちの瞳を縁取るまつげが、パチパチとまばたきをくり返す。
「くぉらっ、志貴っ!!」
聞こえた怒声に、彼女と二人視線を向ける。
怒っているのは、友人川島。叱られているのは、彼の末の異母弟、志貴。兄に首根っこを引っつかまれ、宙に浮いたまま足をジタバタさせている。
「お前、あんなことして!! 怪我でもしたらどうするんだっ!! 危ないだろ!!」
川島の言うことは、真っ当。
先程まで志貴は、彼女に肩車してもらい、そこにある木の上に手を伸ばしていた。志貴は、わずか九歳、まだ美豆良髪の子どもとはいえ、年相応に重く大きく育っている。同じような年格好の女の子が肩車をするのは大変だっただろう。自分たちが見かけた時にはすでにグラグラと揺れていて、均衡を崩し倒れかけたところを、すんでのところでどちらも受け止めた。
おかげで、彼女も志貴も怪我をしなかったのだけど。
「大変だね。あんなやんちゃな子を主に持つと」
思わず同情する。
木に向かって何をしようとしてたのかはわからないけれど、どうせ志貴がふざけて自分の女嬬に肩車を要求したのだろう。
志貴は、淡海の祖父の末子。戦の後もずっと淡海で母親とともに暮らしていた。だから今回、帝に招かれ、遠く吉野まで来たことで、少しぐらいはっちゃけたくなる気持ちもわからないでもないけれど。
「浮かれてるのはわかるが、遊びで来てるわけじゃないんだから、もう少し大人しくしてろ!!」
川島が正論を並べ、弟を叱りつける。
普段、散々遊びたくってる川島に言われても、説得力にかける。いっつもフラフラしてて高市に叱られ、「そんなことで政に参与できるのか」と嘆かれているというのに。
「ごめんなさい、異母兄上。でも……」
「『でも』も『くそ』もない!!」
ピシャリと川島が言い訳を封じる。
久しぶりに弟に会って、珍しく兄貴面できるのがうれしいのか。それとも、兄として本気で心配しているのか。だが、その言葉遣いは悪いぞ。
「あの、異母兄さま、違うんです!!」
怒り続ける川島に、腕の中の少女が動いた。――兄さま?
「志貴は、わたくしの願いをきいてくれただけです。そこの木の根元に、雛鳥が落ちていたので、巣に戻してあげようと。でも、わたくしでは手が届かなくって、それで志貴にお願いしたんです!!」
だから、志貴は悪くない。悪いのは自分。そう彼女は訴え続ける。
「山辺……」
川島がいくらか声を鎮める。――って、え? 山辺?
驚き動けなくなった自分の腕から、彼女がするりと抜け出す。
「ごめんなさい、異母兄さま」
「あ、うん。いや、まあ……。今度からは、舎人かなんかに手伝ってもらえ。お前たちだけで無茶するな」
異母妹にしおらしく謝られた川島が、削がれた勢いのやり場に困り、頭を掻いて志貴を下ろす。
「それで? 雛は元に戻してやれたのか?」
「ううん。まだ」
志貴が幼い手を開いて川島に雛を見せる。大事に包まれていた、小さな雛。
「――貸してみろ」
雛を受け取った川島が、「よっ」と背を伸ばし、枝の上に作られていた巣に雛を戻す。志貴たちでは難しかった巣も、二十歳をすぎた川島にかかれば、ちょっと手を伸ばせば簡単に届く。しばらくすると、周りで雛を案じて飛び回っていた親鳥が、巣へと戻っていった。
「よかった……」
隣で見上げていた少女がホッと息を漏らす。力を抜き、かすかに微笑んだ頬に朱が戻る。
「なあ、川島、彼女は……」
「ああ、オレの異母妹、山辺皇女だ。今回、帝に呼ばれて淡海からやって来たんだ」
やっぱり。
「そっか、お前は会うの久しぶりだったな」
「あー、うん」
戦の前、淡海で暮らしていた時、祖父の子たちには何度か会っている。川島など、年が近いからと、一緒に机を並べ学んだ仲だ。だけど、そうして共に過ごしたのは似た年頃の従兄弟たちばかり。川島の異母姉妹、御名部皇女や阿閉皇女とは親しくしていたが、その弟妹となると、顔を合わしたことがあるかどうか程度。志貴はここへ来る途中、馬に乗っていたから面識があったが、輿で訪れていただろう山辺皇女とは、実に七年ぶりの対面だった。
(大きくなったな……)
女性としてはまだまだ幼く、小さいのだけれど、それでも記憶の中にある彼女の姿からしてみれば、充分に大きくなった。
生前の祖父が彼女のことを、「阿閉と二人、足して割ることが出来たらちょうどいいのに」とこぼしていたことを思い出す。元気が良すぎて、異母兄の川島や自分にすら食ってかかる阿閉。阿閉のことは「あれが男子だったらよかったのに。あれでは妹背を見つけることが難しい」と嘆いていた。彼女はその阿閉と真逆の性格なのだろう。あの頃は、よく母親の裳裾につかまって隠れているような子だった。一緒に遊んだことはない。
「お久しぶりです。大津さま」
彼女が、頭を下げる。あの頃と違って、長く豊かに伸ばした髪が、肩から流れ落ちた。
「えっと、うん。久しぶり。大きくなったね」
素直な感想が口をついてでた。
「先程は危ないところをお助けいただき、ありがとうございました」
あ、えっと。いや……。
今度は言葉に詰まる。感謝されるのは悪くないけど、自分も彼女に謝ったほうがいいのだろうか。「女嬬と勘違いしてごめんね」と。
でも、そうしたら彼女に恥をかかせることにならないか? 女嬬に見間違えるほど貧弱、地味、皇女らしくないと言っているようなものだ。
「では、異母兄さま、大津さま、わたくしたちはこれで失礼いたします」
もう一度頭を下げて、山辺が志貴の手を取り去っていく。
「おう、またな」
軽く手を上げ、川島が見送る。
「――どうした、大津」
弟の手を引く、幼い姉の凛とした後ろ姿。黙って見送っていたら、川島が肩に肘を載せてきた。なぜかニヤニヤと笑い出す。
「ははーん。お前、惚れたな?」
「いや、いくらなんでも。そりゃあ、可愛い子だなとは思ったけどさ」
だからって、四つ五つ年下の、年端もいかない少女を色恋の対象として見るつもりはない。
「隠すな、隠すな。お前、顔に書いてあるぞ~。オレの妹に惚れちゃいました~。山辺を妻にして、自分好みの女に育てたいで~すってな」
「書いてないし、思ってない!!」
「そうか、そうか。山辺は母親に似て美人になりそうだからな~。お前がそう思っちゃうのも仕方ないよな~」
ウンウン頷く川島。
「だから、勝手に決めつけるなよ!!」
「文武に優れ、才ある人物って官人から崇められてるお前がなあ。その本性は意外とスケベだったんだな……って、こら、ちょっと待てよぉ、大津~」
足早に立ち去ろうとした僕に、すがるように追いかけてきた川島。コイツのせいで、山辺との再会への感慨も申し訳なさも薄れ、台無しになっていく。
吉野で再会した、幼い従姉妹、山辺皇女。蘇我赤兄の血を引く、祖父淡海帝の娘。
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