4 / 26
4.言いたいの 言えないの
しおりを挟む
「授業、終わったよ~」
うん。
「ほら、のどか、ゴハン食べに行くよ~」
うん。わかった。
「聞いてる~? 行くよ~」
聞いてるって――アダッ!
ポコンと頭に落ちた教科書の角。髪の毛防御があってもそれなりに痛い。
「かなちゃん……」
「『かなちゃん……』じゃないわよ。ホラ、サッサと行かないと、学食、席無くなっちゃうよ? あっちの学食、メチャ混むんだからさ」
「あ、うん。そうだね」
ヨッコラショと、席を立つ。
かなちゃんの言う学食は、こっちの文学部や国際学部が使う学食じゃなくて、工学部や生物学部の学生が使う学食。男子の割合が多いせいか、学食利用率が高くて、いつも満員、席の争奪戦。
というか、いつの間に授業終わってたの?
知らない間に終わった日本文学史Ⅰの授業。教壇にいたはずの先生の姿はなく、教室に残ってたのは、あたしとかなちゃんぐらい。
「どうした。またなんかヘンな妄想にでも取り憑かれてたの?」
「へっ、ヘンなっ!?」
いくらなんでも、それは失礼じゃないかね?
並んで歩く友達、かなちゃんの言い方に、少しムッとする。
「アンタ、いっつもそういうことばっか話してるじゃん。干してた洗濯物が志乃さまのベランダに飛んでっちゃって~とか、志乃さまが『醤油貸してください』って部屋に来るとか」
うわお。
「そ、そんなこと、言ったっけ?」
「言ってた。そのために、とっときの高級しょう油を買っといたって言ってた」
うおお。
そういえば、そんなこと言ったわ。
なんなら、オシャレにオリーブオイルも取り揃えておいた。なんだって貸して差し上げましてよ状態。
「で、なに? そんなのホケッとポエ~ってしてるってことは、起きたわけ? 『しょう油貸してください』が」
どうなの?
ずいっと、かなちゃんがこちらに身を寄せてくる。
「ない! それはない! それだけはない!」
「じゃあ、『ちょっと作りすぎたのでおすそ分けです』でもあったの?」
「ないないないないない!」
あたし、そんな妄想までしてたっけ?
「じゃあ、どうしたっての? いつもなら『シノさまが~』、『志乃さまに~』ってうるさいのにさ。今日はずっと黙ったままじゃん」
ゔ。
というか。
「あたし、そんなに言ってる?」
「言ってる言ってる。『今日のシノさま』。ゲームかリアルか知らないけど。妄想の暴走具合、すごいよ?」
そう……なんだろうか。ちょっとショック。
「なんか悩んでるのなら、話、聴くよ?」
立ち止まって、あたしの顔をのぞきこんだかなちゃん。
「う、ううん。大丈夫、大丈夫だから! 心配してくれてありがとう!」
その優しさに、抱えた教科書をギュッと抱きしめる。
「まあ、なんでもいいけど。早く行かないと、麗しのシノさまが見れなくなるよ?」
「あ、待ってよ!」
軽く走り出したかなちゃんを追いかけるように、あたしも走り出す。
かなちゃん、本当は弁当持参だから必要ないのに、あたしが「遠くから志乃さまを眺める」ために、つき合ってくれてる。それも遠い理系用の学食まで。
ズバズバ言ってくるし、からかってもくるけど、とっても大事なあたしの友達。
だから。だから、ホントは相談したい。
あのね、実はあたし猫になっちゃってさあって相談したい。昨日、志乃さまに助けられて、一緒に寝ちゃったんだけど~って相談したい。
王様の耳はロバの耳。
あたしの口は、そこに穴があったら、大声で叫びたい。相談っていうより、思ってることを思いっきり吐き出したい。吐き出す内容は、もう喉より前、口のなかでモゴモゴ溢れてる。でも。
(言えるわけないじゃん!)
ドロップ舐めたら猫になったんだよねって、誰に言えるってのよ! 誰にも言えないわよ! ドン引きされるか、「はいはい、いい夢見まちたでちゅね~」で終わるわよ!
自分でも信じられない、とんでもないことが起きたって思ってるんだから。
志乃さまの部屋に入ったとか、一緒に寝ちゃったとか、そういうことじゃなくて。
ドロップ舐めたら猫になるってナニ?
どういう仕組よ。どういう仕様よ。
つーか、あのドロップはどこから来たわけ? いつから、あたしのポケットに入ってたの?
ドロップをもらった、ポケットに入れた経緯が全然わかんない。
あたしに飴ちゃんをくれるような友達って、かなちゃんしかいないけど。
(でも、もらった記憶ない)
もちろん、自分で購入した覚えもない。
(ってことは、やっぱり「いい夢見まちたでちゅね~」なのかな)
ちょっとロングロングすぎて、生々しい夢。
人型では経験できそうにないことを、これでもかとモリモリに盛りつけた夢。
でも。
(志乃さまのメモ、入ってたし)
あれは夢じゃない。
登校前に何度も確認した、志乃さまのくださったメモ。
〝猫、預かってます。 佐保宮志乃〟
郵便受けの中から見つけた時は、思わず「ウォン家宝!」って叫んじゃったけど。
とにかく。
とにかく、手書きサイン入りヒャッホイ♪ じゃない。お宝ムッフー♡ でもない。
このメモは、志乃さまが猫になったあたしを預かってくれた動かぬ証拠。あたしが猫で、彼に拾われた証。
今は、大事に部屋に(家宝認定で)置いてきたけど、あれがある限り、猫化は夢じゃなかったんだ。
猫化も。志乃さまに拾われたことも。志乃さまに~~見られたことも!
「おっ、噂をすれば」
急に立ち止まったかなちゃん。追いかけてたあたしは、止まりきれずにボフッと彼女に激突。鼻、痛い。
「相変わらずキラキラしてるね~、麗しの志乃さまは」
学食に向かう人混み。高校と違って、いろんな私服の人で溢れてガチャガチャしてるのに、その中から簡単に見つけ出せてしまう。
カッコいいから? 背が高いから? それとも持ってるオーラが違うから?
絶対モブに紛れてしまわない、志乃さまのお姿。
それに比べてあたしは、こうやってかなちゃんの背中に隠れて埋もれちゃうし――っ!
「のどか? どうした?」
「ああ、あのっ、かなちゃん! 今日は、庭で食べよう! うん、そうしよう!」
グイグイとかなちゃんの服を引っ張る。今日の志乃さまウォッチングは中止!
「庭で? 雨降ってるのに?」
「じゃ、じゃあ、あっちの学食! あっちの日替わり定食が食べたくなった!」
「はあ? 私、こっちのBランチが食べた、ちょっ、押さない! 行く! 行くから!」
かなちゃんが顔をしかめる。
ゴメン、かなちゃん。ワガママ言った。
一瞬? バッチリ? 志乃さまと視線が合っちゃったのよ! なんかあたしを見て「あ!」みたいなの。多分、猫を預かったこととか、急にその猫がいなくなったこととか。そういうことを話そうとしてくださってるんだろうけど。
(今のあたしに、それを受け止めるだけの心構えがないの!)
志乃さまと目が合うだけでもハードルメチャ高なのに、猫のことを(というか自分のことを)つらつら話すのは無理!
あの猫はあたしの飼い猫なんです~、ご迷惑をおかけしました~。
それだけのことだけど、それだけのことがどれだけ大変か。
「やっぱ、今日ののどか、ヘン」
今来た道を戻ることに従ってくれたかなちゃんが、口を尖らせブーたれる。
うん。ヘンでいいわよ、ヘンで。
今のあたし、テンパって頭んなかグールグルだから。
うん。
「ほら、のどか、ゴハン食べに行くよ~」
うん。わかった。
「聞いてる~? 行くよ~」
聞いてるって――アダッ!
ポコンと頭に落ちた教科書の角。髪の毛防御があってもそれなりに痛い。
「かなちゃん……」
「『かなちゃん……』じゃないわよ。ホラ、サッサと行かないと、学食、席無くなっちゃうよ? あっちの学食、メチャ混むんだからさ」
「あ、うん。そうだね」
ヨッコラショと、席を立つ。
かなちゃんの言う学食は、こっちの文学部や国際学部が使う学食じゃなくて、工学部や生物学部の学生が使う学食。男子の割合が多いせいか、学食利用率が高くて、いつも満員、席の争奪戦。
というか、いつの間に授業終わってたの?
知らない間に終わった日本文学史Ⅰの授業。教壇にいたはずの先生の姿はなく、教室に残ってたのは、あたしとかなちゃんぐらい。
「どうした。またなんかヘンな妄想にでも取り憑かれてたの?」
「へっ、ヘンなっ!?」
いくらなんでも、それは失礼じゃないかね?
並んで歩く友達、かなちゃんの言い方に、少しムッとする。
「アンタ、いっつもそういうことばっか話してるじゃん。干してた洗濯物が志乃さまのベランダに飛んでっちゃって~とか、志乃さまが『醤油貸してください』って部屋に来るとか」
うわお。
「そ、そんなこと、言ったっけ?」
「言ってた。そのために、とっときの高級しょう油を買っといたって言ってた」
うおお。
そういえば、そんなこと言ったわ。
なんなら、オシャレにオリーブオイルも取り揃えておいた。なんだって貸して差し上げましてよ状態。
「で、なに? そんなのホケッとポエ~ってしてるってことは、起きたわけ? 『しょう油貸してください』が」
どうなの?
ずいっと、かなちゃんがこちらに身を寄せてくる。
「ない! それはない! それだけはない!」
「じゃあ、『ちょっと作りすぎたのでおすそ分けです』でもあったの?」
「ないないないないない!」
あたし、そんな妄想までしてたっけ?
「じゃあ、どうしたっての? いつもなら『シノさまが~』、『志乃さまに~』ってうるさいのにさ。今日はずっと黙ったままじゃん」
ゔ。
というか。
「あたし、そんなに言ってる?」
「言ってる言ってる。『今日のシノさま』。ゲームかリアルか知らないけど。妄想の暴走具合、すごいよ?」
そう……なんだろうか。ちょっとショック。
「なんか悩んでるのなら、話、聴くよ?」
立ち止まって、あたしの顔をのぞきこんだかなちゃん。
「う、ううん。大丈夫、大丈夫だから! 心配してくれてありがとう!」
その優しさに、抱えた教科書をギュッと抱きしめる。
「まあ、なんでもいいけど。早く行かないと、麗しのシノさまが見れなくなるよ?」
「あ、待ってよ!」
軽く走り出したかなちゃんを追いかけるように、あたしも走り出す。
かなちゃん、本当は弁当持参だから必要ないのに、あたしが「遠くから志乃さまを眺める」ために、つき合ってくれてる。それも遠い理系用の学食まで。
ズバズバ言ってくるし、からかってもくるけど、とっても大事なあたしの友達。
だから。だから、ホントは相談したい。
あのね、実はあたし猫になっちゃってさあって相談したい。昨日、志乃さまに助けられて、一緒に寝ちゃったんだけど~って相談したい。
王様の耳はロバの耳。
あたしの口は、そこに穴があったら、大声で叫びたい。相談っていうより、思ってることを思いっきり吐き出したい。吐き出す内容は、もう喉より前、口のなかでモゴモゴ溢れてる。でも。
(言えるわけないじゃん!)
ドロップ舐めたら猫になったんだよねって、誰に言えるってのよ! 誰にも言えないわよ! ドン引きされるか、「はいはい、いい夢見まちたでちゅね~」で終わるわよ!
自分でも信じられない、とんでもないことが起きたって思ってるんだから。
志乃さまの部屋に入ったとか、一緒に寝ちゃったとか、そういうことじゃなくて。
ドロップ舐めたら猫になるってナニ?
どういう仕組よ。どういう仕様よ。
つーか、あのドロップはどこから来たわけ? いつから、あたしのポケットに入ってたの?
ドロップをもらった、ポケットに入れた経緯が全然わかんない。
あたしに飴ちゃんをくれるような友達って、かなちゃんしかいないけど。
(でも、もらった記憶ない)
もちろん、自分で購入した覚えもない。
(ってことは、やっぱり「いい夢見まちたでちゅね~」なのかな)
ちょっとロングロングすぎて、生々しい夢。
人型では経験できそうにないことを、これでもかとモリモリに盛りつけた夢。
でも。
(志乃さまのメモ、入ってたし)
あれは夢じゃない。
登校前に何度も確認した、志乃さまのくださったメモ。
〝猫、預かってます。 佐保宮志乃〟
郵便受けの中から見つけた時は、思わず「ウォン家宝!」って叫んじゃったけど。
とにかく。
とにかく、手書きサイン入りヒャッホイ♪ じゃない。お宝ムッフー♡ でもない。
このメモは、志乃さまが猫になったあたしを預かってくれた動かぬ証拠。あたしが猫で、彼に拾われた証。
今は、大事に部屋に(家宝認定で)置いてきたけど、あれがある限り、猫化は夢じゃなかったんだ。
猫化も。志乃さまに拾われたことも。志乃さまに~~見られたことも!
「おっ、噂をすれば」
急に立ち止まったかなちゃん。追いかけてたあたしは、止まりきれずにボフッと彼女に激突。鼻、痛い。
「相変わらずキラキラしてるね~、麗しの志乃さまは」
学食に向かう人混み。高校と違って、いろんな私服の人で溢れてガチャガチャしてるのに、その中から簡単に見つけ出せてしまう。
カッコいいから? 背が高いから? それとも持ってるオーラが違うから?
絶対モブに紛れてしまわない、志乃さまのお姿。
それに比べてあたしは、こうやってかなちゃんの背中に隠れて埋もれちゃうし――っ!
「のどか? どうした?」
「ああ、あのっ、かなちゃん! 今日は、庭で食べよう! うん、そうしよう!」
グイグイとかなちゃんの服を引っ張る。今日の志乃さまウォッチングは中止!
「庭で? 雨降ってるのに?」
「じゃ、じゃあ、あっちの学食! あっちの日替わり定食が食べたくなった!」
「はあ? 私、こっちのBランチが食べた、ちょっ、押さない! 行く! 行くから!」
かなちゃんが顔をしかめる。
ゴメン、かなちゃん。ワガママ言った。
一瞬? バッチリ? 志乃さまと視線が合っちゃったのよ! なんかあたしを見て「あ!」みたいなの。多分、猫を預かったこととか、急にその猫がいなくなったこととか。そういうことを話そうとしてくださってるんだろうけど。
(今のあたしに、それを受け止めるだけの心構えがないの!)
志乃さまと目が合うだけでもハードルメチャ高なのに、猫のことを(というか自分のことを)つらつら話すのは無理!
あの猫はあたしの飼い猫なんです~、ご迷惑をおかけしました~。
それだけのことだけど、それだけのことがどれだけ大変か。
「やっぱ、今日ののどか、ヘン」
今来た道を戻ることに従ってくれたかなちゃんが、口を尖らせブーたれる。
うん。ヘンでいいわよ、ヘンで。
今のあたし、テンパって頭んなかグールグルだから。
2
あなたにおすすめの小説
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
煙草屋さんと小説家
男鹿七海
キャラ文芸
※プラトニックな関係のBL要素を含む日常ものです。
商店街の片隅にある小さな煙草屋を営む霧弥。日々の暮らしは静かで穏やかだが、幼馴染であり売れっ子作家の龍二が店を訪れるたびに、心の奥はざわめく。幼馴染としてでも、客としてでもない――その存在は、言葉にできないほど特別だ。
ある日、龍二の周囲に仕事仲間の女性が現れ、霧弥は初めて嫉妬を自覚する。自分の感情を否定しようとしても、触れた手の温もりや視線の距離が、心を正直にさせる。日常の中で少しずつ近づく二人の距離は、言葉ではなく、ささやかな仕草や沈黙に宿る。
そして夜――霧弥の小さな煙草屋で、龍二は初めて自分の想いを口にし、霧弥は返事として告白する。互いの手の温もりと目の奥の真剣さが、これまで言葉にできなかった気持ちを伝える瞬間。静かな日常の向こうに、確かな愛が芽吹く。
小さな煙草屋に灯る、柔らかく温かな恋の物語。
花嫁御寮 ―江戸の妻たちの陰影― :【第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞】
naomikoryo
歴史・時代
名家に嫁いだ若き妻が、夫の失踪をきっかけに、江戸の奥向きに潜む権力、謀略、女たちの思惑に巻き込まれてゆく――。
舞台は江戸中期。表には見えぬ女の戦(いくさ)が、美しく、そして静かに燃え広がる。
結城澪は、武家の「御寮人様」として嫁いだ先で、愛と誇りのはざまで揺れることになる。
失踪した夫・宗真が追っていたのは、幕府中枢を揺るがす不正金の記録。
やがて、志を同じくする同心・坂東伊織、かつて宗真の婚約者だった篠原志乃らとの交錯の中で、澪は“妻”から“女”へと目覚めてゆく。
男たちの義、女たちの誇り、名家のしがらみの中で、澪が最後に選んだのは――“名を捨てて生きること”。
これは、名もなき光の中で、真実を守り抜いたひと組の夫婦の物語。
静謐な筆致で描く、江戸奥向きの愛と覚悟の長編時代小説。
全20話、読み終えた先に見えるのは、声高でない確かな「生」の姿。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あやかし警察おとり捜査課
紫音みけ🐾書籍発売中
キャラ文芸
※第7回キャラ文芸大賞にて奨励賞を受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
【あらすじ】
二十三歳にして童顔・低身長で小中学生に見間違われる青年・栗丘みつきは、出世の見込みのない落ちこぼれ警察官。
しかしその小さな身に秘められた身体能力と、この世ならざるもの(=あやかし)を認知する霊視能力を買われた彼は、あやかし退治を主とする部署・特例災害対策室に任命され、あやかしを誘き寄せるための囮捜査に挑む。
反りが合わない年下エリートの相棒と、狐面を被った怪しい上司と共に繰り広げる退魔ファンタジー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
大正ロマン恋物語 ~将校様とサトリな私のお試し婚~
菱沼あゆ
キャラ文芸
華族の三条家の跡取り息子、三条行正と見合い結婚することになった咲子。
だが、軍人の行正は、整いすぎた美形な上に、あまりしゃべらない。
蝋人形みたいだ……と見合いの席で怯える咲子だったが。
実は、咲子には、人の心を読めるチカラがあって――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる