3 / 22
第3話 一人ミステリー探偵(気分)。
しおりを挟む
「やあ、ティーナ。よく来たね」
王都に着いたアタシを出迎えてくれたのは、40代後半の紳士。黒髪に茶色の瞳という、奥さまによく似た容貌。貫禄ある体つき。
「初めまして、グレッグ・ボードウィン卿」
アタシが「叔父さま」と呼ぶのはなんとなく気が引けたので、彼の名を呼ぶ。
だって。叔父といっても、それはお兄さまの母方の叔父であって、異母妹のアタシとは血のつながりはない。
「いや、叔父で構わないよ、ティーナ」
威厳ある顔つきなのに、笑うと柔らかい印象になる。おそらくは、口元のえくぼのせいか。
「ローランドの妹なら、私にとっても姪だ。私のことも実の叔父と思ってくれたまえ」
……それでいいのかな。
ボードウィン卿の妹、亡き奥さまは、アタシを絶対何が何でも「娘」と認めなかったけど。
「ローランドのことは、……私も悲しく思ってるよ」
伏目がちに語られる。
「若い者が、先立つほど悲しいことはない。しかし、今は悲しんでるだけじゃだめなんだ。わかるね、ティーナ」
「はい」
「領地を、爵位を、キミが受け継ぐ。子爵家を絶やしてはいけない」
あらためて告げられると、身が引き締まる。
「キミが成人し、よき伴侶を得るまで、私が後見人を務めるよ。キミは、ローランドに代わって、子爵家を盛り立てていけるように努力してほしい」
「はい」
出来るのだろうか。アタシに。庶子で、令嬢としての経験もない、寮でしか暮らしたことのないアタシに。
「ああ、心配はいらない。何も特別なことじゃないんだ。キミはただ、社交界に出て伴侶となる男性を見つければいい」
伴侶!? 見つかるの!?
子爵令嬢という肩書は持っていても、しょせんは庶子。まっとうな貴族なら相手にもしてくれないだろう。よくてどこかの貴族の次男以下か、新興の成金か。子爵という肩書ほしさに寄ってくるような連中しかいないんじゃない?
まあ、それでも寄ってきてくれればいいほうなんだけど。
「キミをここに呼んだのは、その伴侶を見つけてほしいというのもあるが、領地に帰ると、そもそもの相続に文句をつける輩がいるからなんだ」
領地には、遠い血縁となったとはいえ、正しい結婚で生まれた血脈の者がたくさんいる。庶子な上に女子であるアタシに子爵家を持っていかれるぐらいならと、自分の正統性を主張する者がいるということだろう。
「もちろん、私はキミが子爵家の主だと思っている。私が後見人である限り、彼らは手出しできないと思うが……」
卿が言葉尻を濁す。
領地に帰れば、王都にいる卿の目は届かない。
事故に見せかけて、アタシを消すことだって出来る。領地は彼らの本拠地であり、目が届かないのだから、なんとでも言い訳が出来てしまう。
つまり、ここにアタシを呼び寄せたのは、伴侶探しもあるが、アタシを危険から遠ざけるためでもあるらしい。
……なるほど。
「わかりました。では、しばらくこちらで滞在させていただきます」
と言っても、今いるこのホテルじゃない。
子爵家の街屋敷。領地にも領地屋敷があるけど、王都にだって滞在するための屋敷が存在する。訪れたことはないけど、子爵家なんだから、それなりに立派なものがあるはず。
「それがね……、ティーナ」
卿が言いにくそうに眉根を寄せた。
「街屋敷は、今、入ることが出来なくなっております」
「え!?」
卿の代わりに答えたのは、執事のキース。
「つい先日、軽いボヤ騒ぎがございまして。修復の最中で、お嬢さまが住まわれるには不適格かと」
「ボヤ?」
「ああ、たいしたことはございません。一か月ほどしたら、修理も終わりますのでそちらに移っていただくこともできるかと」
アタシの無言を、不安の表れだと思ったらしい。
けど、アタシが黙ったのは、不安だからじゃない。
(タイミング、よすぎない!?)
異母兄が急死した。後継者に指名され、王都に呼び出された。そして、フラフラと遠回りして王都に来るまでの間に起きたボヤ騒ぎ。
これが全部偶然!? 不幸ってそんなに重なる!?
不幸って、そんな雪だるま式に転がって増えてくもんなの!?
もし、街屋敷のボヤが仕組まれたことだとしたら、それは何のために!?
アタシを街屋敷に入れないため? こうしてホテル暮らしをさせるため?
ホテルなら生命を狙いやすい? でも、自分の息のかかった者をそろえておけば、街屋敷でもアタシを狙うことは可能だ。他人の目があるホテルより、街屋敷の方がいっそやりやすい気がする。やられたくないけど。
(この件にも、この執事、関わっているの!?)
まさか、コイツが火を点けた……なんてことはないと思う。ボヤの時は、アタシと一緒に旅をしてたわけだし。そんな離れた場所に放火に行くなんてことは出来はしない。
ただ、執事の仲間が火を点けた可能性はある。つまり、アタシを狙うのは、コイツだけじゃなく、複数の仲間がいるってこと。
(用心しなくっちゃ)
誰が黒幕で、どうつながっているのかわからない以上、警戒を怠ってはならない。
「到着早々、不安なことばかりですまないね」
「ああ、いえ…」
「とにかく、街屋敷の修復は急がせている。キミは、自分の人生を預けられるステキな伴侶を見つけることだけ考えてくれればいい」
「……ありがとうございます」
それでいいのかな、と思わないでもないけれど。今は用心しつつも次の手を探すしかないから黙っておく。
「ここでの生活の世話、私への連絡。キミのことは、すべてこのキースにまかせるつもりだ」
(げっ)
卿の言葉に、頬が引きつる。
コイツが!? 全部!?
この怪しさ満載、不審百パーセントの執事が!?
「キースはね、ローランドにも仕えていたという、優秀な執事だよ。私の手の回らないようなところでも、きっとキミをサポートしてくれるだろう」
「よろしくお願いいたします。マイ・レディ」
執事っぽく、キースが頭を下げる。
その仕草は、優雅。洗練された物腰、完璧なまでのキングスイングリッシュ。
上級使用人……というより、「サー」と呼びかけたくなるようなかんじだけど。
(この怪しすぎ執事と、ここでも一緒にいなきゃいけないの?)
そんなの、船の上とかわらないじゃない。
でも、卿の決めたことに理由もなく反論は出来ない。
「よろしくね、キース」
ぎこちなくも、ヤツに笑いかける。
「ええ、精一杯、お世話させていただきます」
けぶるような金の髪、深い青紫色の瞳。主より少し流行遅れの燕尾服。でも、なんか洗練された物腰で、古臭くもくたびれても見えない。このまま主の代わりに舞踏会に出ても怪しまれないんじゃない? むしろ、そっちのほうがしっくりきそう。
(ダメよ、ダメダメ)
一見、貴族にも見えるその容姿にだまされちゃいけない。
今、アタシの近くで、一番の危険人物はコイツなんだから。
王都に着いたアタシを出迎えてくれたのは、40代後半の紳士。黒髪に茶色の瞳という、奥さまによく似た容貌。貫禄ある体つき。
「初めまして、グレッグ・ボードウィン卿」
アタシが「叔父さま」と呼ぶのはなんとなく気が引けたので、彼の名を呼ぶ。
だって。叔父といっても、それはお兄さまの母方の叔父であって、異母妹のアタシとは血のつながりはない。
「いや、叔父で構わないよ、ティーナ」
威厳ある顔つきなのに、笑うと柔らかい印象になる。おそらくは、口元のえくぼのせいか。
「ローランドの妹なら、私にとっても姪だ。私のことも実の叔父と思ってくれたまえ」
……それでいいのかな。
ボードウィン卿の妹、亡き奥さまは、アタシを絶対何が何でも「娘」と認めなかったけど。
「ローランドのことは、……私も悲しく思ってるよ」
伏目がちに語られる。
「若い者が、先立つほど悲しいことはない。しかし、今は悲しんでるだけじゃだめなんだ。わかるね、ティーナ」
「はい」
「領地を、爵位を、キミが受け継ぐ。子爵家を絶やしてはいけない」
あらためて告げられると、身が引き締まる。
「キミが成人し、よき伴侶を得るまで、私が後見人を務めるよ。キミは、ローランドに代わって、子爵家を盛り立てていけるように努力してほしい」
「はい」
出来るのだろうか。アタシに。庶子で、令嬢としての経験もない、寮でしか暮らしたことのないアタシに。
「ああ、心配はいらない。何も特別なことじゃないんだ。キミはただ、社交界に出て伴侶となる男性を見つければいい」
伴侶!? 見つかるの!?
子爵令嬢という肩書は持っていても、しょせんは庶子。まっとうな貴族なら相手にもしてくれないだろう。よくてどこかの貴族の次男以下か、新興の成金か。子爵という肩書ほしさに寄ってくるような連中しかいないんじゃない?
まあ、それでも寄ってきてくれればいいほうなんだけど。
「キミをここに呼んだのは、その伴侶を見つけてほしいというのもあるが、領地に帰ると、そもそもの相続に文句をつける輩がいるからなんだ」
領地には、遠い血縁となったとはいえ、正しい結婚で生まれた血脈の者がたくさんいる。庶子な上に女子であるアタシに子爵家を持っていかれるぐらいならと、自分の正統性を主張する者がいるということだろう。
「もちろん、私はキミが子爵家の主だと思っている。私が後見人である限り、彼らは手出しできないと思うが……」
卿が言葉尻を濁す。
領地に帰れば、王都にいる卿の目は届かない。
事故に見せかけて、アタシを消すことだって出来る。領地は彼らの本拠地であり、目が届かないのだから、なんとでも言い訳が出来てしまう。
つまり、ここにアタシを呼び寄せたのは、伴侶探しもあるが、アタシを危険から遠ざけるためでもあるらしい。
……なるほど。
「わかりました。では、しばらくこちらで滞在させていただきます」
と言っても、今いるこのホテルじゃない。
子爵家の街屋敷。領地にも領地屋敷があるけど、王都にだって滞在するための屋敷が存在する。訪れたことはないけど、子爵家なんだから、それなりに立派なものがあるはず。
「それがね……、ティーナ」
卿が言いにくそうに眉根を寄せた。
「街屋敷は、今、入ることが出来なくなっております」
「え!?」
卿の代わりに答えたのは、執事のキース。
「つい先日、軽いボヤ騒ぎがございまして。修復の最中で、お嬢さまが住まわれるには不適格かと」
「ボヤ?」
「ああ、たいしたことはございません。一か月ほどしたら、修理も終わりますのでそちらに移っていただくこともできるかと」
アタシの無言を、不安の表れだと思ったらしい。
けど、アタシが黙ったのは、不安だからじゃない。
(タイミング、よすぎない!?)
異母兄が急死した。後継者に指名され、王都に呼び出された。そして、フラフラと遠回りして王都に来るまでの間に起きたボヤ騒ぎ。
これが全部偶然!? 不幸ってそんなに重なる!?
不幸って、そんな雪だるま式に転がって増えてくもんなの!?
もし、街屋敷のボヤが仕組まれたことだとしたら、それは何のために!?
アタシを街屋敷に入れないため? こうしてホテル暮らしをさせるため?
ホテルなら生命を狙いやすい? でも、自分の息のかかった者をそろえておけば、街屋敷でもアタシを狙うことは可能だ。他人の目があるホテルより、街屋敷の方がいっそやりやすい気がする。やられたくないけど。
(この件にも、この執事、関わっているの!?)
まさか、コイツが火を点けた……なんてことはないと思う。ボヤの時は、アタシと一緒に旅をしてたわけだし。そんな離れた場所に放火に行くなんてことは出来はしない。
ただ、執事の仲間が火を点けた可能性はある。つまり、アタシを狙うのは、コイツだけじゃなく、複数の仲間がいるってこと。
(用心しなくっちゃ)
誰が黒幕で、どうつながっているのかわからない以上、警戒を怠ってはならない。
「到着早々、不安なことばかりですまないね」
「ああ、いえ…」
「とにかく、街屋敷の修復は急がせている。キミは、自分の人生を預けられるステキな伴侶を見つけることだけ考えてくれればいい」
「……ありがとうございます」
それでいいのかな、と思わないでもないけれど。今は用心しつつも次の手を探すしかないから黙っておく。
「ここでの生活の世話、私への連絡。キミのことは、すべてこのキースにまかせるつもりだ」
(げっ)
卿の言葉に、頬が引きつる。
コイツが!? 全部!?
この怪しさ満載、不審百パーセントの執事が!?
「キースはね、ローランドにも仕えていたという、優秀な執事だよ。私の手の回らないようなところでも、きっとキミをサポートしてくれるだろう」
「よろしくお願いいたします。マイ・レディ」
執事っぽく、キースが頭を下げる。
その仕草は、優雅。洗練された物腰、完璧なまでのキングスイングリッシュ。
上級使用人……というより、「サー」と呼びかけたくなるようなかんじだけど。
(この怪しすぎ執事と、ここでも一緒にいなきゃいけないの?)
そんなの、船の上とかわらないじゃない。
でも、卿の決めたことに理由もなく反論は出来ない。
「よろしくね、キース」
ぎこちなくも、ヤツに笑いかける。
「ええ、精一杯、お世話させていただきます」
けぶるような金の髪、深い青紫色の瞳。主より少し流行遅れの燕尾服。でも、なんか洗練された物腰で、古臭くもくたびれても見えない。このまま主の代わりに舞踏会に出ても怪しまれないんじゃない? むしろ、そっちのほうがしっくりきそう。
(ダメよ、ダメダメ)
一見、貴族にも見えるその容姿にだまされちゃいけない。
今、アタシの近くで、一番の危険人物はコイツなんだから。
0
あなたにおすすめの小説
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
無自覚人たらしマシュマロ令嬢、王宮で崇拝される ――見た目はぽっちゃり、中身は只者じゃない !
恋せよ恋
ファンタジー
富豪にして美食家、オラニエ侯爵家の長女ステファニー。
もっちり体型から「マシュマロ令嬢」と陰口を叩かれる彼女だが、
本人は今日もご機嫌に美味しいものを食べている。
――ただし、この令嬢、人のオーラが色で見える。
その力をひけらかすこともなく、ただ「気になるから」と忠告した結果、
不正商会が摘発され、運気が上がり、気づけば周囲には信奉者が増えていく。
十五歳で王妃に乞われ、王宮へ『なんでも顧問』として迎えられたステファニー。
美食を愛し、人を疑わず、誰にでも礼を尽くすその姿勢は、
いつの間にか貴族たちの心を掴み、王子たちまで惹きつけていく。
これは、
見た目はぽっちゃり、されど中身は只者ではないマシュマロ令嬢が、
無自覚のまま王宮を掌握していく、もっちり系・人たらし王宮譚。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 エール📣いいね❤️励みになります!
🔶表紙はAI生成画像です🤖
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる