俺の彼女がグレた。「だから、俺はお前の彼女でも女でもねぇから!」

ステルススター

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第一章 彼女じゃない。女でもない。

-part16-目と目が合ったら

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 「(この時間に家を出れば、晴人と会うことはないだろ)」

 昨日は散々な目に会った。
 朝ぐらいは、一人でゆっくり学校に向かいたい。
 そう思い、普段より一時間早く家を出た。

 「ちょっと、待て」
 
 「はい?!」

 角を曲がった所で女性に声をかけられた。

 「えっと。何でしょうか?」

 「私と目が合ったな。なら、バトルだ」

 あっ。これは関わっちゃいけない危ない人だ。 
 
 トゥルルルルル・・・・
 
 どこからか、聞き覚えのあるBGMが聞こえる。 
 分かった。多分、世界間違えてる。ポ〇モ〇の世界の人だ。

 「私は晴人様ファンクラブNo.132。ヨーヨー使いの真紀まき。私が勝ったら晴人様と別れてもらうからね」

 危ない人に関わってしまった。
 こんな時、することは一つ。

 「あっ。晴人」

 「うそ。晴人様?!どこに」

 俺が指さしたのは、たまたま通りかかったお爺さん。

 「晴人様どこにいるのよ・・・って、逃げんなー!!」

 逃げるが勝ち。
 
 「はぁはぁはぁ・・・ちょっと・・・ねぇ。待ってよ」

 待ってと言われて誰が待つものか。
 俺は日ごろ、晴人の壁ドンなどを避け続けてかなりの俊敏性を手に入れる事ができた。
 長距離は体力に自信がないが短距離だったら負ける気がしない。
 学校はこの角を曲がってすぐ。
 角を勢いよく曲がると昨日まではなかった壁が立っていた。

 「目が会ったらわね。晴人様ファンクラブ会員No.628。相撲の眞子」

 「右に同じく、会員No629。花子」

 「左に同じく、会員No.630。柑奈」

 壁に見えたのは3人の女性だった。
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