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第三章 許婚
-part36-気を利かせる
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「なんでこっちに連れて来たんだよ」とは、今にも泣きそうな、咲良さんの前では言えなかった。
「さぁ。祐翔。二人で、咲良さんを学校案内しよう」
何言ってるんだ。
「何言いてるんだ」
俺が思っていた事を、晴人が代わりに言ってくれた。
「祐翔は俺といるから暇はない」
「馬鹿。そんな訳あるか!」
慌ててツッコミを入れたが、悪手だった。
「へぇ。じゃあ祐翔、暇だよね。一緒に学校案内行けるよね」
ニコッと笑う芽里さん。
「はぁ。分かったよ。でも、その前に、咲良・・・さん。いいの?」
元々、俺が助けた方がいいって言ったのだから、学校案内くらい付いて行ってもいい。だが、その前に確認をしておきたかった。
「えっと。何がでしょうか?」
「その。晴人じゃなくて」
自分なりに気を利かせ、俺ではなく許嫁である、晴人と一緒に行く方が、咲良さんも気が楽なんかじゃないかと思ったんだ。
なのに、晴人はあからさまに嫌そうな顔をしていた。
「さぁ。祐翔。二人で、咲良さんを学校案内しよう」
何言ってるんだ。
「何言いてるんだ」
俺が思っていた事を、晴人が代わりに言ってくれた。
「祐翔は俺といるから暇はない」
「馬鹿。そんな訳あるか!」
慌ててツッコミを入れたが、悪手だった。
「へぇ。じゃあ祐翔、暇だよね。一緒に学校案内行けるよね」
ニコッと笑う芽里さん。
「はぁ。分かったよ。でも、その前に、咲良・・・さん。いいの?」
元々、俺が助けた方がいいって言ったのだから、学校案内くらい付いて行ってもいい。だが、その前に確認をしておきたかった。
「えっと。何がでしょうか?」
「その。晴人じゃなくて」
自分なりに気を利かせ、俺ではなく許嫁である、晴人と一緒に行く方が、咲良さんも気が楽なんかじゃないかと思ったんだ。
なのに、晴人はあからさまに嫌そうな顔をしていた。
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