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ヒロインの狂気と地獄のお茶会
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次の日、私は学園に着いてすぐリリーに話しかけた
「ごきげんようリリーさん。先日頂いた手紙の事なんですけど…本などを調べてもあの言葉を翻訳できなくて読めなかったんです。ごめんなさい」
私はそう言いながら手紙をリリーの前に差し出した
リリーは受け取りながら、私のこの言葉に目を見開いて小さな声で「ありえない…」と呟いた
そして次の瞬間私の手を掴んで、早歩きで歩き始めた
そうして裏庭に着いた途端……とてもヒロインとは、言い難い顔で怒鳴った
「貴方転生者でしょう?そうじゃないならバグよ!?この世界は、私が中心なのそれなのに……あぁでもそうだった。私が中心なら…一人くらい人を殺しても大丈夫よね?それにバグなんていらないものねブツブツ」
もう最後の方からは何を言っているか聞こえなかった
ただ一つ分かった事は、リリーの中で私はこの世の異端者だと、決められているそれは間違いない
それでも私は、リリーの言葉を理解出来ないとでも言いたげな表情と声で言った
「えっとリリーさん?失礼なのですが"てんせいしゃ"やら"ばぐ"とは?それとこの世界の中心は四神では無いのですか?」
四神それは
春のフローラ、夏のオーシャン、秋のメープル、冬のスノーこの四柱の神のことだ
この神達は季節の神だけでなく、創世の神とも呼ばれている
もちろん、この世界には前世で言う宗教のようなものは基本は、一つしか存在しない
だからこそ、この世界には宗教による差別などはないし、神はこの四神だけと決められている
なので普通の人ならこの世界の中心は四神だと言う
だが、転生者でありヒロインのリリーは違う
この世界の中心は自分であり、四神ではない。そういう考えの持ち主だ
そんなリリーに誰もが知っている常識を言った所で…意味が無いだろう
「は?私がこの世界の中心に決まっているじゃない。あぁでも貴方には理解できないわね…。まぁ貴方でもわかるように言うなら…そうね世界が決めている常識が、私をこの世界の中心と言っているのよ」
傍から見れば大変痛い人である
前世でも、今世でもあった事の無い人種で正直対応に困る
私が困惑した表情で見ている事に気づいたリリーは、イラついた様子で捨て台詞を吐き去っていった
「もういいわ!話の通じない人と話してる暇はないから」
その際ドスンドスンと音を鳴らしていて、つい呟いてしまった
「…お相撲さん?」
リリーとの話が終わり私は教室に戻った。まだ入学二日目のこともあって半日で終わり帰ろうとした所、悪役令嬢に捕まりお茶会に連れてかれた
それからゾロゾロと人が集まってきて、40人くらい集まった所でお茶会が始まった
始まってから数時間後、私は今…悪口大会となったお茶会に参加している
それも私の悪口をシュリの取り巻きが言い、シュリの機嫌を取ると言う……本当になんの為に呼ばれたのか分からないお茶会だ
ただ一つ私から言いたい事がある、私の悪口を言っている令嬢方…私が公爵令嬢であることを知ってます?
これがもし、私の家族にバレたら社会的に潰されますよ?
私がそう思いながら表情を変えず会場の椅子に座り紅茶を飲んでいたら、一人の令嬢にバシャッと、突然紅茶を浴びせられた
「あら、すいません。影が薄すぎて見えませんでしたわ」
途中チラチラと私の顔色を伺い変化を見ているのに気づいていたが、ついに表情が変わらない事に焦って手まで出してきたか
「あははっハイーナ嬢やりすぎよ」
そう取り巻きが醜悪な笑みを浮かべながら言い、そしてシュリもこの行動には気に入ったのか笑顔で言った
「いい働きをしたわねハイーナ」と
私はポタポタと紅茶が制服やネックレスに垂れるのを見て………ブチ切れた
普段私はそこまで切れることはない。何故ならどうでもいいから
けれど大切な人から貰った物を、くだらない理由で汚されるのは心底不愉快だった
私が怒りで震えていると、私が泣いていると勘違いしたのかシュリが口角が上がりきらない、邪悪な笑みで言った
「私の王子様に手を出した自分を憎む事ね」
その言葉に私が言い返そうとした時…男性の叱責するような声が聞こえた
「何をしている?」
シュリはその声の持ち主の方を向き…目を見開いた
「リ、リアム様!」
シュリは、我に返った途端リアムの名前を呼びながら抱きつ…こうとした
「抱きつくのはやめてくれないかシュリ嬢。そして私は何をしている?と聞いたのだが?」
その言葉にシュリは妖艶な笑みを浮かべ言った
「何もしてませんわよ?あれは洗礼ですし、私は何もやっていないもの」
シュリの言葉にリアムが言った
「…なら、誰がやったんだ?もちろんシエル嬢がスファルニア公爵の愛娘だと知っていての行動だろう?」
王太子殿下であるリアムの言葉に、分かりやすくハイーナの顔が真っ青になった
それに気づいたリアムは無情にも言い放った
「この事はシエル嬢の父親…スファルニア現当主に報告させてもらうよ」
それを聞きハイーナは真っ青になり頭を下げ叫んだ
「申し訳ありません王太子殿下。それだけは…」
リアムはハイーナの方を向きニコリと美しい笑顔で言った
「シュリ嬢に助けてもらったらどうだい?」
私はそれを見ていて思った。やっぱり王太子殿下って腹黒だなと。シュリ嬢がハイーナ嬢の事を助けない事を分かっていてそう言っているのだから
けれどなりふり構っていられないハイーナは助けを求めた
「シュリ様助けてください。お願いします」
そんなハイーナをシュリはまるでゴミを見るような目で言った
「無理よ」
その言葉にハイーナは絶望的な顔で崩れ落ちた
私がその一部始終を見ているといきなり体が浮かび上がった
「わっ」
「暴れないでくれ。今から救護室に行くから」
「え、王太子殿下!?」
なんと私の事を持ち上げたのはリアムだった
そんなリアムは、どこかムスッという表情をしている
「私の事はリアムと呼んでくれと言っただろう?」
「え!?でも私も呼べませんと言いました」
私がそう返すとニヤッと笑った
「では私の事をリアムと呼んでくれないのなら…このまま教室に行こうかな」
私はその発言に真っ青になった。リアムにお姫様抱っこで皆の前に出たら下手すると、第一婚約者候補に認定される可能性がある。もしそうならなかったとしても王太子殿下は、スファルニアの天使にご執心だとか言われたら…精神的に色々と死ぬ
「………リアム様」
私がしぶしぶそう呼ぶとリアムはにこりと笑い
「まあ一応合格」と笑いながら言った
そんなリアムを見て私は思った。これが━━の言っていたインパクトの強いイベントか、と
「ごきげんようリリーさん。先日頂いた手紙の事なんですけど…本などを調べてもあの言葉を翻訳できなくて読めなかったんです。ごめんなさい」
私はそう言いながら手紙をリリーの前に差し出した
リリーは受け取りながら、私のこの言葉に目を見開いて小さな声で「ありえない…」と呟いた
そして次の瞬間私の手を掴んで、早歩きで歩き始めた
そうして裏庭に着いた途端……とてもヒロインとは、言い難い顔で怒鳴った
「貴方転生者でしょう?そうじゃないならバグよ!?この世界は、私が中心なのそれなのに……あぁでもそうだった。私が中心なら…一人くらい人を殺しても大丈夫よね?それにバグなんていらないものねブツブツ」
もう最後の方からは何を言っているか聞こえなかった
ただ一つ分かった事は、リリーの中で私はこの世の異端者だと、決められているそれは間違いない
それでも私は、リリーの言葉を理解出来ないとでも言いたげな表情と声で言った
「えっとリリーさん?失礼なのですが"てんせいしゃ"やら"ばぐ"とは?それとこの世界の中心は四神では無いのですか?」
四神それは
春のフローラ、夏のオーシャン、秋のメープル、冬のスノーこの四柱の神のことだ
この神達は季節の神だけでなく、創世の神とも呼ばれている
もちろん、この世界には前世で言う宗教のようなものは基本は、一つしか存在しない
だからこそ、この世界には宗教による差別などはないし、神はこの四神だけと決められている
なので普通の人ならこの世界の中心は四神だと言う
だが、転生者でありヒロインのリリーは違う
この世界の中心は自分であり、四神ではない。そういう考えの持ち主だ
そんなリリーに誰もが知っている常識を言った所で…意味が無いだろう
「は?私がこの世界の中心に決まっているじゃない。あぁでも貴方には理解できないわね…。まぁ貴方でもわかるように言うなら…そうね世界が決めている常識が、私をこの世界の中心と言っているのよ」
傍から見れば大変痛い人である
前世でも、今世でもあった事の無い人種で正直対応に困る
私が困惑した表情で見ている事に気づいたリリーは、イラついた様子で捨て台詞を吐き去っていった
「もういいわ!話の通じない人と話してる暇はないから」
その際ドスンドスンと音を鳴らしていて、つい呟いてしまった
「…お相撲さん?」
リリーとの話が終わり私は教室に戻った。まだ入学二日目のこともあって半日で終わり帰ろうとした所、悪役令嬢に捕まりお茶会に連れてかれた
それからゾロゾロと人が集まってきて、40人くらい集まった所でお茶会が始まった
始まってから数時間後、私は今…悪口大会となったお茶会に参加している
それも私の悪口をシュリの取り巻きが言い、シュリの機嫌を取ると言う……本当になんの為に呼ばれたのか分からないお茶会だ
ただ一つ私から言いたい事がある、私の悪口を言っている令嬢方…私が公爵令嬢であることを知ってます?
これがもし、私の家族にバレたら社会的に潰されますよ?
私がそう思いながら表情を変えず会場の椅子に座り紅茶を飲んでいたら、一人の令嬢にバシャッと、突然紅茶を浴びせられた
「あら、すいません。影が薄すぎて見えませんでしたわ」
途中チラチラと私の顔色を伺い変化を見ているのに気づいていたが、ついに表情が変わらない事に焦って手まで出してきたか
「あははっハイーナ嬢やりすぎよ」
そう取り巻きが醜悪な笑みを浮かべながら言い、そしてシュリもこの行動には気に入ったのか笑顔で言った
「いい働きをしたわねハイーナ」と
私はポタポタと紅茶が制服やネックレスに垂れるのを見て………ブチ切れた
普段私はそこまで切れることはない。何故ならどうでもいいから
けれど大切な人から貰った物を、くだらない理由で汚されるのは心底不愉快だった
私が怒りで震えていると、私が泣いていると勘違いしたのかシュリが口角が上がりきらない、邪悪な笑みで言った
「私の王子様に手を出した自分を憎む事ね」
その言葉に私が言い返そうとした時…男性の叱責するような声が聞こえた
「何をしている?」
シュリはその声の持ち主の方を向き…目を見開いた
「リ、リアム様!」
シュリは、我に返った途端リアムの名前を呼びながら抱きつ…こうとした
「抱きつくのはやめてくれないかシュリ嬢。そして私は何をしている?と聞いたのだが?」
その言葉にシュリは妖艶な笑みを浮かべ言った
「何もしてませんわよ?あれは洗礼ですし、私は何もやっていないもの」
シュリの言葉にリアムが言った
「…なら、誰がやったんだ?もちろんシエル嬢がスファルニア公爵の愛娘だと知っていての行動だろう?」
王太子殿下であるリアムの言葉に、分かりやすくハイーナの顔が真っ青になった
それに気づいたリアムは無情にも言い放った
「この事はシエル嬢の父親…スファルニア現当主に報告させてもらうよ」
それを聞きハイーナは真っ青になり頭を下げ叫んだ
「申し訳ありません王太子殿下。それだけは…」
リアムはハイーナの方を向きニコリと美しい笑顔で言った
「シュリ嬢に助けてもらったらどうだい?」
私はそれを見ていて思った。やっぱり王太子殿下って腹黒だなと。シュリ嬢がハイーナ嬢の事を助けない事を分かっていてそう言っているのだから
けれどなりふり構っていられないハイーナは助けを求めた
「シュリ様助けてください。お願いします」
そんなハイーナをシュリはまるでゴミを見るような目で言った
「無理よ」
その言葉にハイーナは絶望的な顔で崩れ落ちた
私がその一部始終を見ているといきなり体が浮かび上がった
「わっ」
「暴れないでくれ。今から救護室に行くから」
「え、王太子殿下!?」
なんと私の事を持ち上げたのはリアムだった
そんなリアムは、どこかムスッという表情をしている
「私の事はリアムと呼んでくれと言っただろう?」
「え!?でも私も呼べませんと言いました」
私がそう返すとニヤッと笑った
「では私の事をリアムと呼んでくれないのなら…このまま教室に行こうかな」
私はその発言に真っ青になった。リアムにお姫様抱っこで皆の前に出たら下手すると、第一婚約者候補に認定される可能性がある。もしそうならなかったとしても王太子殿下は、スファルニアの天使にご執心だとか言われたら…精神的に色々と死ぬ
「………リアム様」
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