10 / 12
消失
警告
しおりを挟む
「彩香!その怪我どうしたの!」
ある日の保健室。偶然来た優奈ちゃんに、手当て中の肩の怪我を見られてしまった。
「それが……よくわからなくて……」
嘘は言ってない。本当にわからないのだ。気がついた時には、肩から血を流して廊下に立っていた。家に帰った記憶もない。
「やっぱり最近の彩香、おかしいよ。なんだか昔に戻ったみたい」
そういえば昔の私はだいぶ暗い娘だった。
そして、優奈ちゃんのおじいちゃんが死んでから━━死んでから?なんでだろう。その辺りの記憶が無い。とても衝撃的だったのは覚えてるけど……
「ほら、応急処置も終わったし、早く教室に戻りなさい」
おっと、保健室の先生に怒られてしまった。気づけば授業開始5分前だ。
この話については、授業中に考えよう。
一限の最中、1人の女子高校生が肩から大量に出血し、病院に運ばれた━━
ある日の保健室。偶然来た優奈ちゃんに、手当て中の肩の怪我を見られてしまった。
「それが……よくわからなくて……」
嘘は言ってない。本当にわからないのだ。気がついた時には、肩から血を流して廊下に立っていた。家に帰った記憶もない。
「やっぱり最近の彩香、おかしいよ。なんだか昔に戻ったみたい」
そういえば昔の私はだいぶ暗い娘だった。
そして、優奈ちゃんのおじいちゃんが死んでから━━死んでから?なんでだろう。その辺りの記憶が無い。とても衝撃的だったのは覚えてるけど……
「ほら、応急処置も終わったし、早く教室に戻りなさい」
おっと、保健室の先生に怒られてしまった。気づけば授業開始5分前だ。
この話については、授業中に考えよう。
一限の最中、1人の女子高校生が肩から大量に出血し、病院に運ばれた━━
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる