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上田いろいろ
『どうすればよかったのか』(上田映劇・長野県上田市) 2024/4/26
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統合失調症の姉を持つ家族の一人としての記録の映画。が、姉以外も含めた問題をはらんだ家族と早々にわかる。
とかく、タイトルの『どうすればよかったのか』が、ジワジワ来る。
ある意味、状況としての決着はついている。私にしてみれば、ちゃんと関わろうとしており、粘り強く働きかけられていると思う。最善の対応を出来ているように見える。あの両親の現実を見ない、もしくは子供に見せようとしない様が身内に重なる。あれを子供の側でどうこう出来る訳がない、無理を通せば代わりの何かを壊してくるだろうし、それこそ責任をこちらに向けてくるのだろうし。個人的には壊れたままを是とするしかない状況があるのだと思う。逃げて然るべきである。
そう思う。
それでも尚、行動を起こせたからこそ、その前を向いた矢先だからこそ、ある種の終わりを迎えてしまったからこそ、あの問いがタイトルになるのだと思う。
映像は特別なの演出があるわけでもなく、事実を誠実に紡がれているように感じた。パンフレットにはそれなりの葛藤もあったようだけど、間違いなくあったことと感じたことなんだろうという存在感みたいなのに不思議な有り難さを感じた。
医学が進歩して、福祉もあって、情報を開示する手段もある。いい世の中になったと思う。だからと言って全てが解決するわけでもない。正しいとは思えない状況に甘んじ、耐え、変化を待つしかないこともあると思う。それも一つの誠実さだと思う。受け入れたからこその『次』もある。
この映画が開示する状況の存在はそれを癒し、励ますような気がした。
一つの家族に、それと誠実に向き合った存在に。感謝。
とかく、タイトルの『どうすればよかったのか』が、ジワジワ来る。
ある意味、状況としての決着はついている。私にしてみれば、ちゃんと関わろうとしており、粘り強く働きかけられていると思う。最善の対応を出来ているように見える。あの両親の現実を見ない、もしくは子供に見せようとしない様が身内に重なる。あれを子供の側でどうこう出来る訳がない、無理を通せば代わりの何かを壊してくるだろうし、それこそ責任をこちらに向けてくるのだろうし。個人的には壊れたままを是とするしかない状況があるのだと思う。逃げて然るべきである。
そう思う。
それでも尚、行動を起こせたからこそ、その前を向いた矢先だからこそ、ある種の終わりを迎えてしまったからこそ、あの問いがタイトルになるのだと思う。
映像は特別なの演出があるわけでもなく、事実を誠実に紡がれているように感じた。パンフレットにはそれなりの葛藤もあったようだけど、間違いなくあったことと感じたことなんだろうという存在感みたいなのに不思議な有り難さを感じた。
医学が進歩して、福祉もあって、情報を開示する手段もある。いい世の中になったと思う。だからと言って全てが解決するわけでもない。正しいとは思えない状況に甘んじ、耐え、変化を待つしかないこともあると思う。それも一つの誠実さだと思う。受け入れたからこその『次』もある。
この映画が開示する状況の存在はそれを癒し、励ますような気がした。
一つの家族に、それと誠実に向き合った存在に。感謝。
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